ボールペンのインク汚れに試してほしい裏ワザ。素材別の落とし方とは?

2019.02.26

ボールペンのインク汚れで、焦った経験を持つ人は多いのではないでしょうか。ボールペンのインクの落とし方は、インクの種類や素材によって変わります。正しい落とし方を知り、いざというときにも慌てずに対処しましょう。

素材別のインクの落とし方

布・プラスチック・合皮・木などの素材にボールペンのインクが付いてしまったときには、どのように対処すれば良いのでしょうか。

それぞれの特性に合った対処法を選択して、ダメージを最小限に抑えながら、しつこいインクを落としましょう。

布の場合

布類にボールペンのインクが付いてしまったら、以下のものを用意しましょう。

  • 消毒用エタノールか除光液(プロピレングリコール類含有のもの)
  • 汚れてもいい布2枚(プリントのないもの。ティッシュでも可)
  • 汚れてもいいビニール(印刷のないもの)

まず、作業をする場所にビニールを敷いて保護します。その上に布を1枚置き、ボールペンのインクが付いてしまった箇所を下にして重ねます。

つぎに、エタノールか除光液を汚れ部分に垂らし、インクを下の布に吸収させるようにもう1枚の布で叩きます。以上の作業をインクが溶け出さなくなるまで繰り返しましょう。

完了後は、残った溶剤を落とすため、忘れずに洗濯をします。

衣類の素材によっては、衣類の柄が落ちてしまったり、生地にダメージを与えてしまったりすることがあります。作業前に目立たない箇所で試すと良いでしょう。

なお、エタノールや除光液には揮発性・引火性があるため、作業中の火気は厳禁です。作業中の換気を欠かさないようにしましょう。

プラスチックの場合

プラスチックは、比較的ボールペンのインク汚れを落としやすい素材です。

プラスチックをボールペンのインクで汚してしまったら、まずは『消しゴム』を試してみましょう。汚れ箇所をなぞるように擦ると、大抵のインク汚れは落とせます。

それでも落ちなければ、布類と同様にエタノールか除光液を使った作業が有効です。布類よりも簡単に綺麗にできます。

合皮素材の場合

合皮素材のボールペン汚れは、早い段階であれば『台所用中性洗剤』が有効です。時間が経てば経つほどに落ちにくくなってしまうため、汚れたらできるだけ早いタイミングで対処するようにしましょう。

台所用中性洗剤で落とせなければ、エタノールか除光液の出番です。まず、合皮に付いた皮脂や埃などの日常汚れを布で拭き取ります。その後、エタノールや除光液で軽く拭き取りましょう。

つぎに、キッチン用のクリームクレンザーを指に取り、やさしく円を描くように擦り、拭き取ります。

それでも落ちない場合には、キッチンや衣類用の漂白剤を使うという方法もあります。ただし、合皮の色にも影響を与えるため、濃い色の素材には向きません。

これらの作業をする際は、布類と同様に、あらかじめ目立たない場所で色落ちなどの確認をしておくと安心です。

木製机の場合

木製机をボールペンのインクで汚してしまったら、まずはみかんやオレンジなどの『柑橘類の実の皮』を試してみましょう。

柑橘類の皮には、『リモネン』という油脂を溶かす性質を持つ成分が含まれています。油性ボールペンのインクは、この皮の表面で汚れ箇所を擦ることで、驚くほどスムーズに落とせるのです。

柑橘類の皮以外には、『メラミンスポンジ』や『油』も木製机のインク汚れに効果があります。油を使う場合、キッチンペーパーに油をなじませ、汚れ箇所を10分ほどパックしましょう。その後、綺麗な布やティッシュなどで拭き取れば完了です。

水性ボールペンの落とし方

水性ボールペンの汚れも、油性と同じ工程で落とせるのでしょうか。また、もしできないのであれば、どんな作業が必要になるのでしょうか。

素材別に詳しく見ていきましょう。

水性ボールペンには水と石鹸を使う

水性のボールペンのインク汚れに必要な道具は、基本的に以下の2つです。

  • 石鹸(手洗い用や洗濯用)、または台所用中性洗剤

作業工程はシンプルで、汚れ箇所を水で濡らし、石鹸や台所用中性洗剤をなじませ、洗い流す(もしくは拭き取る)のみです。

汚れ箇所の素材によって適した石鹸も変わるため、落ちが悪いと感じたら色々な種類を試してみると良いでしょう。

なお、布類のようなインクがにじみやすい素材の場合は、汚れが広がってしまうことのないように、歯ブラシなどを使って少しずつ作業するのがおすすめです。

ゲルタイプも水性と同じ方法で

ゲルタイプのボールペンは、中性ボールペンとも言われ、油性ボールペンの『にじみにくさ』と水性ボールペンの『書き味のなめらかさ』をあわせ持つ商品として開発されたものです。

水性インクにゲル化剤を加えて作られているため、インク特性としては水性に分類されます。ゲルタイプのボールペンのインク汚れで困ったときも、基本的には水性ボールペンと同じ対処法が有効です。

落とすことが難しい素材

なかには、どれだけ手を尽くしてもボールペンのインク汚れを落とせない素材も存在します。

にもかかわらず、無理に落とそうとして素材を傷めてしまうようなことがないよう、落とすことが難しい素材についてあらかじめ確認しておきましょう。

革製品では素材を傷めるリスクあり

もともと、革製品はとても水に弱いものです。いったん濡れてしまうと、水染みが残ったり、カビが発生したりすることにもなりかねません。

濡らすことができない以上、インク汚れに対しても、ほかの素材のように水やエタノールなどを使った対処はできないということになります。

それでも、どうしてもボールペンのインク汚れを落としたいという場合は、皮革製品を取り扱っているクリーニング店に依頼するという方法があります。

プロの手で染み抜きや色修正を施してもらうことで、革本来の美しさを取り戻せるかもしれません。

紙はやはり難しい

紙に付いたボールペンのインクは、残念ながら元通りにするのはほとんど不可能です。無理に対処しようとすると、かえって汚れを広げてしまったり、紙を傷めたりする原因となるでしょう。

厚さのある紙であれば、カッターナイフの刃先で丁寧に削り取るなどの対処ができる場合もあります。しかし、穴を開けてしまうリスクと背中合わせの作業となるため、あまりおすすめはできません。

それでも挑戦するのであれば、リスクを覚悟して挑みましょう。

インクが付いたらタイプに分けて落とそう

ボールペンは、日常生活の中で出番の多い筆記具です。そのぶん、うっかり服や鞄、机などにインクを付けてしまうことが、誰しも簡単に起こりえます。

そんなとき、まず考えなければならないのが、インクの種類や汚れたものの素材です。それによって対処法が大きく変わるため、しっかりと確認するようにしましょう。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME