洋楽の名曲、ロック編。60年代から現代までの名曲をご紹介

2019.02.25

ロックの始まりを知っていますか?様々なバンドによって進化を遂げ、今でこそロックというジャンルは世界に浸透していますが、実は黒人のブルースが始まりです。よりロックを楽しむために、その歴史とおすすめの洋楽を紹介します。

ロックンロールの始まり

ロックはもともと黒人のブルースから始まった音楽であり、今では誰でも知っているジャンルの一つになっています。なぜここまで世界的に広まったのでしょうか。

ロックの原点は黒人のダンス音楽だった

ロックスターは歴史上に数多くいますが、ロックの誕生を語る上でかかせない人物がいます。それが、アメリカのラジオDJであるアラン・フリードです。

彼は、ラジオで黒人が演奏していたリズム・アンド・ブルースを流していました。それを『ロックンロール』と称して、アメリカに放送していたのです。ここからロックが広まっていきました。

アラン・フリードはロックンロールの魅力に気づき、その後も世の中に広めるためにコンサートやライブの企画を次々にしていきます。

ただ、それらの活動をよく思わない人も当時はいました。人種差別が激しい時代、黒人の音楽を流すことを白人主義者が嫌がったのです。

ラジオやテレビ番組でロックを流すことを禁止し、彼の活動に圧力をかけられました。精神的に追い詰められたアラン・フリードは、お酒に溺れることになり、そのまま命を落とことになったのです。

しかし、彼の努力はムダではありませんでした。ラジオで流した音楽は、チャック・ベリーやレイ・チャールズなど、後のロックスターが誕生するきっかけになっていきます。

チャック・ベリーは後に、ロックンロールの創始者とも言われている人物となりました。アラン・フリードがいなければ、ロックンロールは始まっていなかったかもしれません。

ロックの革命を起こしたザ・ビートルズ

アラン・フリードによって広まったロックですが、それに革命を起こした存在がビートルズです。

音楽性のすばらしさもありますが、商業的にも歴史的な記録をいくつも塗り替えていったと言っても過言ではありません。

24時間連続でのラジオ放送や5万人規模のコンサートを次々に行い、イギリス出身のバンドとして初めてアメリカで成功しました。ある年には全米チャートで1位〜5位までを独占したほどです。

当時、メンバー全員が楽器を演奏しながら歌うのは、斬新なスタイルでした。今でこそ男性の長髪も浸透していますが、その時代ではなかなかお目にかからないヘアスタイルも特徴と言えるでしょう。

彼らの着ていた細身のスーツスタイルは、『モッズファッション』と呼ばれ、大流行を巻き起こすほどでした。憧れから真似る若者も多く、まさにカリスマ的存在だったのです。

60年代から70年代の名曲

60年代にはビートルズを筆頭にイギリス発祥のバンドが活躍し、世界にロック旋風が巻き起こりました。

名曲が多数誕生した年代でもあります。その中でもおすすめの3曲を紹介していきます。

名バラード Let It Be

『Let It Be(レット・イット・ビー)』は聞いたことがある人も多いかもしれません。1970年3月にザ・ビートルズがシングルとして発売した名曲です。

タイトルのLet It Beは『あるがままに』という意味があります。途方に暮れた主人公に、女神から『あるがままに生きなさい』とお告げをもらうシーンが歌詞にも登場します。

実は、このときのザ・ビートルズはメンバー同士の仲が悪く、バンドは解散寸前でした。この曲を作ったポール・マッカトニーは、そんな辛い気持ちを表したのではないかという説もあります。

ロックの象徴 Satisfaction

ビートルズと同じ時代に双璧をなしていたバンドが、ローリング・ストーンズです。

1965年に彼らが発表した『Satisfaction(サティスファクション)』は、ロックを象徴する曲だと言われています。

アメリカ・オーストリア・ドイツ・アイルランド・オランダ・ノルウェーなどの国のシングルチャートで1位を獲得しました。アメリカでは4週連続で1位を獲得するほどの人気ぶりでした。

クイーンの名曲 Killer Queen

『Killer Queen(キラー・クイーン)』はクイーンのヴォーカルであるフレディ・マーキュリーが、とある女性について書いた曲です。

クイーンが世界的に有名になるキッカケとなった曲で、ほぼ無名だったときにイギリスで2位、アメリカで12位にランクインしました。

Killer Queenは通常のバンド演奏だけでなく、ピアノの音をいくつも重ねたり、コーラスを4つ重ねたりと、様々な新しい試みがされている作品となっています。

80年代から90年代の名曲

80年代から90年代に入るとロックのジャンルも多様化し、様々な派生ジャンルが誕生しました。そして、世界的に大ヒットする曲がいくつも生まれていったのです。

MVとダンスにも魅了 Thriller

マイケルジャクソンのアルバム『Thriller(スリラー)』は、1億1000万枚の売上を誇り、『全世界で最も売れたアルバム』のギネスとして認定されています。

全米のビルボードチャートには、TOP10になんと80週も残りました。セールス的な記録は曲だけでありません。

Thrillerのミュージックビデオも900万本を売り上げているのです。この映像は20分以上の大作で、1億円以上が注ぎ込まれていると言われています。

女性ロック先駆者のバラード Alone

女性ロックの先駆者と言われているのが、Heart(ハート)というバンドです。ヴォーカルのアン・ウィルソンと、ギターのナンシー・ウィルソンの姉妹が中心となって活躍していました。

Heartがだした『Alone(アローン)』はアン・ウィルソンの力強い声が響くバラードです。セリーヌ・ディオンがカバーしたこともあり、現在でも名曲の一つとして愛されています。

カバー曲としても知られているBack In Black

80年代を代表するハードロックバンドと言えばAC/DC(エーシー・ディーシー)です。

1980年に発売された『Back In Black(バック・イン・ブラック)』は一時期、世界で2番目に売れたアルバムになりました。

様々なグループにカバーされ、映画『スクール・オブ・ロック』にも使用されています。

2000年代の名曲

2000年代以降は、電子楽器やパソコンの進化によって、さらに様々なロックが生まれました。動画サイトなどが一般に浸透し、よりロックに親しみを持つ人も増えたのでしょう。

レッチリの最高傑作 By The Way

Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ )は、今でも活躍しているアメリカが誇るロックバンドです。全世界で8000万枚以上を売り上げています。

映画デスノートの主題歌である『Dani California(ダニー・カリフォルニア)』を聴いたことがある方も多いかもしれません。

そんなRed Hot Chili Peppersの中でも最高傑作と言われているのが、『By The Way(バイ・ザ・ウェイ)』です。

今までのハードロックをおさえ、ポップ寄りで途中で曲調が変わるのが特徴と言えるでしょう。

美しすぎるメロディ Numb

世界で一番セールスをあげている音楽アーティストと言われているのが『Linkin Park(リンキン・パーク)』です。グラミー賞にも選ばれたことがあるアメリカを代表するバンドの1つでしょう。

Linkin Parkの『numb(ナム)』はBillboard Hot 100(ビルボード・ホット・100)にも入り、YouTubeでのミュージックビデオの再生回数は10億回を超えています。

CMで多く起用 It’s My Life

全米で大人気なハードロックバンドである『Bon Jovi(ボン・ジョヴィ)』が、2000年に発売した『It’s My Life(イッツ・マイ・ライフ)』は世界的ヒットになりました。

日本でもバラエティなどのテレビ番組にもよく起用されているので、知っている方も多いはずです。アサヒビールやNECのノートパソコンのCMにも起用されています。

名曲はいつまでも色あせない

ロックの歴史は黒人のブルースから始まりましたが、今や世界の誰もが知っている音楽ジャンルとなっています。

その証拠に今でもロックの名曲は広く聴かれていますし、テレビのCMなどにも起用されています。

また、日本で活躍しているバンドはロックスターに影響を受けて、曲を作っていることが多くあります。ここまで一般的に愛されている音楽は他にないでしょう。

これからロックを聴こうと思っている方は、お気に入りのアーティストの好きなロックスターの曲を聴いてみることから始めてみるといいかもしれません。

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