ビールの種類とスタイルを詳しく解説。味の特徴やおすすめ銘柄まで

2019.02.25

「とりあえずビール」という言葉があるように、居酒屋などでの最初の一杯目に選ばれることが多い飲み物がビールです。とはいえ、一口にビールと言っても、実は世界中で100種類以上が存在するほど。ここでは、ビールの種類をわかりやすく解説するとともに、プレゼントにおすすめの銘柄を紹介していきます。

押えておきたいビールの基礎

ビールの発祥は紀元前までさかのぼります。初期のメソポタミア文明を担ったシュメールにて、ビールの製造工程が描かれた粘土板が残されているためです。紀元前8000年から4000年あたりにはすでに作られていたと考えられています。

初期のビール造りは、乾燥させた麦を粉末状にしてから、パンを焼くことから始まります。焼きあがったパンを粉砕させたものと水を混ぜた後、発酵するのを待つことでビールを完成させていたようです。

ビールは4大原料と呼ばれる麦芽とホップ、酵母と水で造られています。その他、副原料として、米やトウモロコシ、でんぷん(スターチ)や糖類などを使用。でんぷん(スターチ)には、トウモロコシのコーンスターチの他、じゃがいも(馬鈴薯)やこうりゃん(穀物)などから採取されるものもあります。

ビールの種類は3種類。それぞれの特徴は?

ビールの種類は大きく分けて3種類です。ビールを造る際には、発酵が重要なポイントとなります。発酵によって、炭酸ガスとアルコールが生まれ、3種類のビールのうち、どの種類にカテゴライズされるのか?が決まるためです。ビールの3種類は以下の通りです。

  • 下面発酵の「ラガー」
  • 上面発酵の「エール」
  • 自然発酵などの「その他」

ラガー(下面発酵)

ラガーは、日本で最も親しまれているビールの種類です。実際に「ラガービール」という商品が販売されていることも、理由のひとつと言えるでしょう。特に日本のビールの多くは、ラガーの中の「ピルスナー」に含まれます。ピルスナーは、1842年にチェコスロバキアのピルセンにて誕生したビールです。

ラガー(下面発酵)のビールには、ドイツの「ドルトムンダー」や「ボック」や「シュバルツ」、アメリカの「ライト」や「アメリカビール」などがあります。発酵が進行するごとに、酵母がタンクの下の方に沈んでいくことから、ラガー(下面発酵)と呼ばれるようになりました。

エール(上面発酵)

エール(上面発酵)は、発酵の進行に合わせて麦汁の上側に酵母が浮かんでいくことが、名前の由来となっています。古代からの歴史を持つビールの製造法です。日本では、クラフトビールや地ビールなどで知られるようになりました。

代表的なエールには、イギリスの「エール」や「ポーター」、「スタウト」や「IPA」、ドイツの「アルト」や「ケルシュ」や「ヴァイツェン」があります。他にも、ベルギーの「トラピスト」もエールに分類されます。

その他(自然発酵など)

その他に分類されるビールとして、数少ないながらも、野生の酵母を使用した自然発酵などで造られているビールもあります。ベルギーの「ランビック」や「いわて蔵ビール」が代表的なビールです。

ビールにはスタイルがある

先程紹介したビールの3種類「ラガー」と「エール」と「その他」は、スタイルによって、より細かく分かれていきます。ここからは、それぞれの種類ごとのおすすめのスタイルの紹介です。

おすすめラガースタイル『ピルスナー』の特徴

なんといってもラガースタイルの中でおすすめしたいのは「ピルスナー」です。日本のピルスナーで有名な銘柄には、「アサヒスーパードライ」や「キリン一番搾り」、「サッポロ黒ラベル」や「エビスビール」などがあります。先ほども述べた通り、日本の主要銘柄は多くがこのピルスナーに分類されます。

ピルスナーはどちらかというと、夏の暑い日などに喉の渇きを潤すようにゴクゴクと飲まれることが多いかもしれません。爽やかな飲み口と適度な苦みが、どんな食事にも合わせやすいビールです。

おすすめエールスタイル『IPA』の特徴

エールスタイルのおすすめ 『IPA』は、「インディア・ペール・エール(India Pale Ale)」の略称です。18世紀にイギリスの植民地のインドに在住していた、イギリス人のために造られたことがきっかけとなっています。当時は防腐剤代わりとして使われたホップの使用量が多いことから、苦味と香りの強さが特徴です。

代表的なIPAには、サンクトガーレン「YOKOHAMA XPA」や、ブリュードッグ「パンク IPA」、ストーンブリューイング「ストーンIPA」があります。餃子や豚の角煮などの濃いめの味付けのものや、カレーなどのスパイスを効かせた料理に合うでしょう。

その他のおすすめスタイルと特徴

その他のおすすめスタイルには、ベルギーの『ランビック』があります。ランビックは、野生の酵母やバクテリアなどを使った発酵によって造られるビールです。

果物のような風味と酸味の強さが特徴であり、ビールというよりも、ワインやシャンパンに近いかもしれません。スパイスやハーブで味付けされたチーズと合わせると、互いの良さを引き立てます。

クラフトビールとは?

クラフトビールは、醸造所それぞれの個性に溢れているビールです。地域の町おこしの一環として造られる「地ビール」も、クラフトビールに含まれます。

一般的なクラフトビールの定義

クラフトビールは、アメリカの「ブルワーズ・アソシエーション(Brewers Association)」にて、次のように定義づけられています。

  • 年間製造量600万バレル(およそ7億リットル)以下
  • 独立した醸造所(醸造所の関係者以外の所有が25%以下)
  • 伝統に基づく原料や製法で造られている(麦芽100%がメイン)

これらの条件を満たしたビールだけが「クラフトビール」を名乗ることができるのです。

日本でいうクラフトビールとは?

日本の場合、アメリカのようなクラフトビールの定義はありません。地方の小規模な醸造所だけでなく、大手ビールメーカーもクラフトビールを製造しています。そのため、製造者のこだわりや好みなどを前面に出した、オリジナリティを持つビールと捉えた方が良いかもしれません。

プレゼントにおすすめのビール一覧

ここからは、全世界で100種類以上あるビールの中から、特にプレゼントにおすすめしたいビールを、日本国産とアメリカ産、そしてドイツ産に分けて紹介します。

おすすめの国産ビールの銘柄

まずは外せない、国産ビールの中でもおすすめの銘柄をお勧めします。

ヤッホーブルーイング「水曜日のネコ」

ビールに抵抗のある人にも飲みやすいと評判のビールです。コリアンダーやオレンジピールなどを使っているため、清涼感とビールらしからぬスイーツ感が魅力的。特に女性に試して欲しいビールです。

  • 商品名:水曜日のネコ 350ml×24本 オリジナルグラス付き
  • 価格:8,173円
  • 商品ページ

コエドブルワリー「コエド瑠璃(るり)」

本社所在地の埼玉県川越市を表す「小江戸」が名前の由来となっています。普段ラガータイプ(ピルスナー)を飲み慣れている人におすすめのビールです。爽快感と切れの良さを持ちながら、上品な味わいも兼ね備えています。

  • 商品名:COEDO コエドビール 瑠璃 350ml×12
  • 価格:4,246円
  • 商品ページ

おすすめのアメリカ産ビール銘柄

次に、アメリカのビールをご紹介します。

アンカースチーム

サンフランシスコに本社を持つクラフトビールです。ビールグラスに注ぐと、若干濃い目の琥珀色と泡の白さのコントラストを楽しむことができます。ラガータイプの酵母を、エールタイプの酵母のように、常温にて発酵させて造られているのが特徴です。そのため、ラガーとエールの良いところを併せ持つビールと言えるでしょう。

  • 商品名:アンカー スチームビール 355ml×6
  • 価格:2,456円
  • 商品ページ

ファウンダーズ ブレックファストスタウト

チョコレートやコーヒーが配合された秋冬限定のスタウトビール。スタウトならではの濃厚な味わいに、コーヒーの香りとチョコレートの甘味がプラスされた一品です。

シルキーな口当たりはごくごく飲むというよりもゆったりと落ち着いて味わう飲み方に最適。名前の通り、朝食に合わせてみてもよいかも?とすら思う逸品です。

  • 商品名:ファウンダーズ  ブレックファースト スタウト 355ml
  • 価格:864円
  • 商品ページ

おすすめのドイツ産ビール銘柄

最後に、ビールの本場・ドイツの銘柄をご紹介します。

ラーデベルガーピルスナー

ドイツのビールといえば、ラーデベルガーピルスナーを外すことはできません。名前の通り、ピルスナービールならではの爽快感の後に、確かなコクとキレが口の中に広がるでしょう。

  • 商品名:ラーデベルガー ピルスナー 330ml×6本
  • 価格:3,800円
  • 商品ページ

ケストリッツァー・シュヴァルツビア

「もっと光を!」の言葉で知られている、ドイツの詩人ゲーテが愛飲したビールとも言われています。マイルドな苦味とほんのりとした甘味、柔らかな泡の感触が、次の一杯を誘いそうな一品です。

  • 商品名:ケストリッツァー・シュヴァルツビア 330ml×6本
  • 価格:3,035円
  • 商品ページ

種類と銘柄を知ってビールライフをもっと楽しく

ビールは世界中で100種類以上が存在します。とはいえ日本国内で親しまれているのは、100種類の中でも、限られた一部の銘柄と言っても過言ではありません。普段飲み慣れているビールはもちろんのこと、新たなビールとの出会いを是非、体験してみてください。

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