カレーそばが食べられる東京の店6選。濃厚スープとこだわり麺に注目

2019.02.22

カレーそばは多くの人が好む食べ物であり、また多くの店が意匠を凝らして出す人気メニューです。東京は本来そば文化が発達していて、つゆや麺にこだわる店が多いですが、そのこだわりを活かした美味しいカレーそばが食べられる名店6選を紹介します。

東京で美味しいカレーそばを堪能しよう

東京には美味しい『カレーそば』を食べさせてくれる店が、たくさんあります。これから紹介するいろいろな店で、ぜひカレーそばを堪能しましょう。

カレー南蛮、カレーそばとは?

『カレー南蛮』と『カレーそば』の違いは何でしょう?カレー南蛮とはかつては『そばにカレー汁をかけたもの』を意味していました。最近ではカレー南蛮を注文すると、そばかうどんかを問われます。

要するにカレー南蛮がカレーそばとカレーうどんというふたつの品目の包括的な呼び方になっているようです。

具材をみると、カレー南蛮には長ネギが入っていて、カレーうどんはたまねぎが入っていることが多いという違いがあります。しかし最近は長ネギが入ったカレーうどんもあり、境界が曖昧になっているようです。

立ち食いで楽しめるカレー南蛮そば

江戸川橋駅から近い『立喰いそば 山吹』は、立ち食いでカレー南蛮そばが楽しめる店です。開店の午前6時から閉店するまで、たくさんの馴染み客が出入りする人気店です。

そばの味の良さとメニューの豊富さ、コストパフォーマンスに優れ、中でも名物が500円のカレー南蛮そば(うどん)です。注文を受けてから混ぜられるルーとつゆは豚肉たっぷりでコクがあり、そばと絶妙に絡みます。

手間をかけた一品で、多くの人は締めに80円の半ライスを追加で注文して楽しみます。ちなみにカレー南蛮が美味しいのですから、当然カレーライスもかなりのクオリティです。

  • 店舗名:立喰いそば 山吹(タチグイソバヤマブキ)
  • 住所:東京都新宿区山吹町265-6
  • 電話番号:03-5261-3022
  • 営業時間:月~土: 6:00〜9:30、11:10〜14:30(蕎麦がなくなり次第終了)、(立ち飲み)月~金: 17:30〜21:00(ラストオーダー)
  • 定休日:日曜日(不定休あり)

東京駅付近で食べられるカレーそば

東京駅付近には多くのそば屋があります。その中でも、特にカレーそばが美味しいと評判の店を紹介していきましょう。

日本橋 やぶ久のカレー南蛮

日本橋駅にほど近い『やぶ久』は創業が明治35年(1902年)の老舗です。足踏みでこねたそばはコシが強く、出汁に厚削りの本枯節(ほんかれぶし)を使用した濃口のつゆがトレードマークです。

そしてもうひとつの名物がカレー南蛮です。長時間にわたってカレー粉を炒めることによって、コクをともなった辛みが生まれます。豚・鶏、そば・うどん、辛口・普通のいずれかを選べます。

そば粉は茨城県産と北海道産をブレンド、麺は手ごねの機械打ち、つゆはスパイシーで辛め、コクがあります。1杯1000円の、手間暇かけた逸品です。

  • 店舗名:日本ばし やぶ久(ニホンバシヤブキュウ)
  • 住所:東京都中央区日本橋2-1-1
  • 電話番号:03-3271-0829
  • 営業時間:月~金:11:00~16:00、17:00~23:00、土:11:00~16:00、17:00~21:30
  • 定休日:日・祝
  • 公式HP

銀座 泰明庵のせりカレーそば

銀座駅から歩いてすぐの『泰明庵』は元は魚屋でした。お客さんに魚を煮て出した時にたいそう喜ばれたのがきっかけで、汁ものが欲しいと聞けばうどんを作り、やがて軽食も出すようになりました。

秋半ばから翌春にかけて名物メニューとして登場するのが『せりカレーそば』です。2代目店主が偶然そこにあった春の七草の『せり』を、持ち前の旺盛な探究心から入れてみたところ抜群の相性だと気づき、メニューに加えました。

そばとせり、そしてとろとろのカレーがよく絡み合い、いわばカレー餡ともいうべき食感です。出汁の濃厚な風味とせりのシャキシャキ感が、口の中で心地良くまじわります。せりカレーそばは1200円です。

  • 店舗名:泰明庵 (タイメイアン)
  • 住所:東京都中央区銀座6-3-14
  • 電話番号:03-3571-0840
  • 営業時間:月~金:11:30~21:00、土:11:30~15:00
  • 定休日:日・祝

銀座 いけたに

前述の泰明庵のほど近くにある『いけたに』は、古き良き時代を思わせる、天然木のぬくもりが包む癒し空間です。タイミング次第で店主がそばを手打ちする様子を見ることができます。

この店の『カレー南蛮そば』の具材は、鶏肉とたまねぎになります。丸一日かけて、じっくりと煮込んだカレールーはまろやかで優しい味と評判です。そば粉は茨城県産で麺が手打ち、つゆは甘めとなっています。

出汁の風味が活かされたカレー南蛮そばの香りに、鼻孔をくすぐられたが最後、無性に食べたくなってしまいます。カレー南蛮そばは1620円です。

  • 店舗名:そば処 銀座いけたに(ソバドコロ ギンザイケタニ)
  • 住所:東京都中央区銀座7-5-15 蒲田ビル 1F
  • 電話番号:03-3571-3471
  • 営業時間:月~金:18:00~翌2:30
  • 定休日:土・日・祝

笹塚 柳屋のキーマカレーそば

京王線笹塚駅から甲州街道を渡るとすぐに、十号通り商店街があります。この辺で有名な中華そば店『福寿』につながる路地に入ってすぐの右手に『柳屋そば店』があります。

ここはカウンター席のみの、こぢんまりした店です。古い造作でも清潔な店内で、白い壁に鮮やかな黄色の短冊のメニューがずらりと並んでいます。

この店の『キーマカレーそば』はちくわ天入りで結構な辛さが人気のメニューです。450円という素敵な価格もさることながら、カレールーが漆黒のつゆと混ざり合って辛さが際立ち、食欲をそそります。

  • 店舗名:柳屋 そば店 (ヤナギヤソバテン)
  • 住所:東京都渋谷区笹塚2-11-4
  • 電話番号:03-3376-5989
  • 営業時間:月~金:6:30~15:30
  • 定休日:土・日・祝

中目黒 朝松庵のカレー南蛮そば

中目黒駅から目黒銀座商店街を抜けると、左手に古風で渋い佇まいのそば屋があります。この店はカレー南蛮・カレー丼の、元祖の1つとも言われている『朝松庵』です。

自家製スパイスの存在感と強いとろみで最後まで熱アツ感が持続します。そば粉は北海道産で麺は手ごねの機械打ち、そば粉8に対して小麦粉2で、つゆはやや甘め、価格は700円です。

2代目店主が明治の終わりごろに大阪の支店でカレーという洋食の味を取り入れてメニューにし、当時は長葱しか入れなかった麺業界で『洋食』という部分にこだわって、初めてたまねぎを入れ、現在でもその味は引き継がれています。

  • 店舗名:朝松庵 (アサマツアン)
  • 住所:東京都目黒区上目黒2-42-12
  • 電話番号:03-3712-1807
  • 営業時間:月・水~日:11:30~15:00、17:00~20:30
  • 定休日:火曜日

浅草 翁そばのカレー南蛮そば

浅草六区の『いっぷく横丁』にある、今昔の芸人も通う名そば店が『翁そば』。人気メニューのひとつが『カレー南蛮そば』650円です。

オリジナルのカレールーは戦前からの味を引き継いでいる、わりと辛口のルーです。キレのあるつゆに辛口のカレーが入れられ、スパイシーな香りが店内に漂って食欲をそそります。

  • 店舗名:翁そば (オキナソバ)
  • 住所:東京都台東区浅草2-5-3
  • 電話番号:03-3841-4641
  • 営業時間: 月~土:11:45~15:00、16:30~19:30
  • 定休日:日曜日

カレーそばは元気が出るスタミナメニュー

東京のいろいろなそば屋さんが出すカレーそばを紹介しました。カレーそばは日本人の好みに合い、また食欲と元気が出てくるスタミナメニューと言ってよいでしょう。

ここで紹介した名店を巡りながら、さまざまなカレーそばを味わうと同時に、東京の庶民文化を楽しむのも素敵ではないでしょうか。

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