多肉植物の水やり方法のコツは?知っておきたい種類別の育て方

2019.02.22

多肉植物が好きな大人の男性のなかには、水やりのタイミングに悩んでいる人も多くいます。水やりを頻繁にしないでも育てられる手軽さも人気の理由の1つです。しかし、多肉植物は水やりの方法が種類ごとに違います。水やりの仕方を種類別に紹介します。

多肉植物の水やりの基本

『多肉植物』は、『水やり』が少なくても上手に育てられるため、手軽に育てられると人気があります。しかし、水を与えすぎても、与えなさ過ぎても枯れてしまうので、初心者にとって、正しい水やりの仕方やタイミングがわからずに、悩んでいる人も多くいます。

また、種類も豊富にあり、それぞれの種類・タイプによっても、正しい水やりの仕方が異なります。まずは、自分が栽培している種類・タイプを知ることが大切です。

ここでは、『多肉植物の水やりの基本』について解説します。

多肉植物は水を貯えることができる

多肉植物は、ぷくっとした葉が特徴的です。このぷくっとした葉の部分や肥大化した根の部分など、からだ全体に水を貯えているため、水やりをあまりしなくても大丈夫なのです。

そのため、水分が不足している状態では、葉の元気がなくなるなどやせ細っていきます。逆に、水分が足りている状態には厚みがあります。

水やりの量と頻度を守る

多肉植物は、土が乾燥し、葉の水分も少なくなってきたら水やりを行いましょう。必ず、水やりの前には、葉と土が乾燥していることを確認してから、水をたっぷりと与えます。

水やりの量の目安は、鉢底から水が流れ出る程度です。また、鉢底に受け皿を使用している人は、受け皿を取りのぞいて鉢から水がしっかりと流れ出るようにしてください。受け皿に水がたまると、湿度が高くなり、根腐れを起こしやすくなります。

また、多肉植物は高温多湿に弱いため、夏や冬には室内に入れ、風通しのよいところに置くなどの湿度管理をしっかりと行いましょう。

水の与えすぎに注意

多肉植物は、比較的乾燥に強いものが多いです。また、葉や茎など、からだ全体に水分を貯えています。そのため、土の表面が乾いているからと言って、毎回水を与えることで、水の与えすぎとなるので注意しましょう。

水を与えすぎると、植物が吸いきれない水分がたまってしまいます。その結果、鉢の土に水分が多くなることで、湿度が高くなる・根腐れを起こすなどの原因を作ることになるのであまり与えすぎないように、土と葉の状態をしっかりとチェックしましょう。

水やりの時間帯は朝?夜?

与えるタイミングは、季節によっても変わります。比較的暖かく過ごしやすい春と秋は、午前中に水やりを行います。

また、夏・冬の水やりのタイミングには気をつけましょう。夏の強い日差しの時間帯に葉水をすると、『葉焼け』を起こすので、夕方以降の日差しのない時間帯にたっぷりと水やりを行います。

また、冬の寒い時期は、昼間の暖かな時間帯に水やりを行いましょう。ただし、冬に水を与えすぎると植物のなかの水分が凍結する可能性があります。冬場も、乾燥が気になる場合には、日中の暖かい時間帯に葉水を与えるなどにとどめておきましょう。

多肉植物に水やりするときの道具

多肉植物を枯らさずに育てるために大事な『水やり』は、何を使えばよいでしょうか?

水やりは、特に専用のものがあるわけではありません。家にあるもの手軽に水やりが可能です。

ここでは、初めて育てる人のために、水やりで必要な道具をいくつか紹介します。

じょうろ、コップなど

多肉植物の水やりは、『たっぷりと水を与える』ことがポイントです。水をたっぷりと与えるためには、『じょうろ』などを使って、水が根の部分にまでしっかりと届き渡るようにしましょう。

万が一、家にじょうろが無くても問題ありません。普段使っている『コップ』でも、じょうろの代用として使えます。

霧吹きだけでは不十分

夏や冬などに葉水を与えるためには、『霧吹き』を使います。霧吹きは、あくまでも葉に負担をかけないように霧状の水を与えるために使うものです。

水やりに霧吹きを使うと、肝心な根まで水が届かないため、水やりには不十分です。また、それと同時に、葉に水がかかると葉やけや腐敗を起こす原因にもなってしまいます。

室内で育てる場合のエアコン乾燥対策

多肉植物を室内で育てる場合には、エアコンなどの空調によって乾燥しがちです。エアコンの風が直接当たらないような場所に置きましょう。また、乾燥が気になるようであれば、霧吹きで『葉水』を行うようにしてください。

それでも、水分が足りないようであれば、土の表面が少し湿る程度の水を与えてもOKです。

エケベリアなど春秋型の育て方

『春秋型』は、アメリカ・メキシコ・ヨーロッパなどに自生している多肉植物のタイプです。春と秋に生長が活発になるため春秋型と呼ばれます。ぷくっとした柔らかなスタイルで、鮮やかな色の種類が多く、多肉植物のなかでも人気があるタイプです。

代表的な種類には、花の形のロゼット型に育って赤く色づく『エケベリア』や、かわいく小さな花を咲かせる『クラッスラ』などが挙げられます。

ここでは、春秋型の多肉植物の育て方を紹介します。

生長期、休眠期は1年に2回ずつ

暑さにも寒さにもほどほどに強く、じょうぶなものが多い春秋型は、10~25℃でよく生長するため、春と秋が生長期です。また、暑い夏や、寒い冬の時期は休眠期に入ります。

春・秋は日当たりがよく、雨が当たらない風通しのよい場所に置きます。また、春秋型は、夏型に比べると直射日光や暑さに強くありません。そのため、直射日光を避けるためにレース越しの屋内に置くのがおすすめです。冬の期間においても、室内の日当たりのよい場所で管理しましょう。

春秋型は、生長期である春と秋にかけては、土が乾いたら水をたっぷり与えてください。土の表面が完全に乾いてから、2~3日後に水やりを繰り返し行います。

夏と冬は水の与えすぎに注意

夏型は、休眠期に入る夏と冬は水やりを控えます。夏場は月に3回程度を目安としましょう。『乾いた土を湿らせる程度』に水やりをしてください。

水の与えすぎは、『根腐れ』の原因になるので注意しましょう。

カランコエなど夏型の育て方

『夏型』の多肉植物は、熱帯地域が原産のものが多いです。そのため、日光をたくさん浴びさせてあげる必要があります。初心者でも育てやすいものが多いです。

代表的なものには、火傷にも効果があるとされるトゲトゲとした『アロエ』や、乾燥に強くきれいな花を咲かせる『カランコエ』などが挙げられます。

ここでは、夏型の多肉植物の育て方について解説します。

乾燥に強く、1年を通して水やり頻度は少なめ

熱帯地域が原産の『夏型』は、『乾燥に強い』のが特徴です。一方で、根腐れしやすいという性質があるため、水やりのしすぎに注意が必要です。生長期・休眠期ともに1年を通して、水やりの頻度は他のタイプよりも少なめにしましょう。

夏型は、20~30℃の夏の時期に最も生長します。また、休眠期は冬の時期のみです。休眠期には葉や茎の生長が鈍くなります。冬は室内の日当たりのよい場所で管理しましょう。

春から秋までは乾いたらたっぷりと

夏型は、夏に最も生長しますが、春から秋にかけてが生長期です。生長期には水をたっぷりと必要とする種類なので、春から秋までは、土が乾いたらたっぷりと水を与えてください。

ただし、休眠中の水やりは根腐れの原因となるので、できる限り控えるようにしましょう。特に12~2月までの寒い時期にはほとんど水を必要としないので、水を与える頻度は、1ヶ月に1回もしくは水を与えなくてもOKです。

コノフィツムなど冬型の育て方

『冬型』の多肉植物は、南アフリカの高地に自生している種類や、高山などの気温の低い地域に育つ種類です。ほかのタイプに比べて寒さに強く、暑さにとても弱い特性を持ちます。

冬型と言っても、5℃以下の環境下ではうまく育たずに枯れてしまいます。もともと多肉植物は、南国の植物なので日本の寒さには弱いので注意が必要です。また、湿度に気を付けながら管理するのもポイントです。

代表的な冬型の多肉植物には、緑やクリーム色・褐色の葉を持ち、年に1回脱皮をする『コノフィツム』や、『アオエニウム』などが挙げられます。

ここでは、冬型の多肉植物の育て方について解説します。

9月ごろから水を与える

冬型は、9月ごろから翌年の5月あたりまでが生長期です。この生長期には水やりを行いますが、特に、春と秋にはたっぷりと水を与えましょう。土が乾いたらたっぷりと水を与えるのがポイントです。そして、冬は月に3~4回程度の水やりで元気に育ちます。

生長期が真逆の夏型と比べてみると、とても寒さに強い植物です。しかし、すべての冬型が、寒さに強いというわけではないので、5℃以下になる真冬の寒い時期には、室内に入れて育てましょう。

11月下旬ころからは、窓際などの日当たりのよい場所に管理します。また、冬だけは直射日光にあたっても大丈夫です。生長期には、日光によく当てるように心がけましょう。

夏場の水やりは月に数回のみ

冬型は、夏には休眠期に入っているため水を必要としていません。そのため、月に数回のみでOKです。水を全く与えないから枯れてしまうのでは?と心配になる人もいますが、冬型は、夏場に水を与えなくても生長します。そのため、夏場の水やりは、土を少し湿らせる程度にしましょう。

また、日本の真夏は暑すぎるため、冬型は耐えられません。夏の暑い時期には、除湿の効いた室内に入れて扇風機などを使用して鉢を冷やすようにしましょう。

ポイントは生長期と休眠期

大切な多肉植物を上手に育てるためには、水やりが重要です。種類豊富な多肉植物は、種類によって生長期と休眠期があります。

生長期にはたっぷりと水を与え、休眠期には水を控えめにするのがポイントです。上手に育てて、枯らさないようにしましょう。

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