ドライフラワーに向く花材は?簡単な作り方や管理方法も紹介

2019.02.21

ドライフラワーのノスタルジックな趣きは、どんなインテリアにも映えるおしゃれな雰囲気を演出してくれます。とは言え、どんな花材でもきれいに作れるわけではありません。ドライフラワーに適した花材や簡単な作り方、管理方法の他に既製品を購入できる店も紹介します。

生花とは違うドライフラワーの魅力

花をいつまでも愛でていたい願望を叶えるべく、ドライフラワー文化は17世紀ごろ北欧で産ぶ声をあげたと言われています。食料や薬草の貯蔵のように、花がなくなる冬に部屋を飾るため、開花時に集めた花を乾燥させて貯蔵したのが始まりのようです。

生花よりも長く楽しめる

生花の寿命は数日から数週間で、長いものでも目安は1カ月程度です。一方のドライフラワーは、花の種類や管理方法にもよりますが、2〜3カ月の間は楽しめます。

花はドライフラワーになった時点から、少しずつ茶色味を帯びて刻々と色あせていき、そのうちに花びらが散り始めたりくすんだりしてきます。明らかに枯れていると思える時は、ドライフラワーの寿命がきたと考えましょう。

毎日の水替えが不要

ドライフラワーは、生花のように毎日水を替える必要はありません。だからと言って、全く手入れをしなくても良いというわけではなく、湿気やホコリなどには注意する必要があります。

ドライフラワーを湿度の高い場所に置いておくと、カビが発生しやすくなるので、できるだけ避けるようにしましょう。また、作る時点においても、花の中に水分が残らないよう念入りに乾燥させることが大切です。

ホコリは気がついたら溜まっているものですが、これもカビの発生原因になりますので、まめに除去するようにしましょう。

クールな表情は男部屋とも好相性

ドライフラワーは、シックでシンプルな男前のインテリアと意外に合うので、女性だけでなく、男性にも楽しんでほしいところです。男部屋に合う、おすすめアレンジを紹介しましょう。

まずは、空き瓶に無造作に挿す方法です。この時、選ぶなら個性的で形が面白いドライフラワーが良いでしょう。ちょっと癖のある形が、インテリアの中でさりげないアクセントになってくれます。

流木や古びて味わいがある木机などと、ウイスキーの瓶に挿したドライフラワーを合わせると、ラフでおしゃれな雰囲気を醸し出せます。

もし、一手間が面倒に感じる場合は、ドライフラワーとドライグリーンがセットになった花束などを購入すると良いでしょう。そのままの状態でカーテンレールに吊るすのも粋な飾りかたです。

その他、無造作に貼り合わせたものをフレームに飾るなど、いろいろな楽しみ方ができます。

ドライフラワーにおすすめの花材は

ドライフラワーにおすすめの花材は、『水分が少ない・花びらの数が多い(形状を保ちやすい)・変色しにくい』ものです。

バラ

ドライフラワーの定番とも言えるバラは、咲き進んでからだと花の色がきれいに出ないため、新鮮なうちに作業に入ることが大切です。とは言え、つぼみが固すぎる状態は早過ぎるので注意しましょう。目安は、つぼみが開き始める頃です。

バラはドライフラワーになった後、生花の時よりも色が濃くなる特徴があります。例えば、元が深紅だと黒っぽく、元がオレンジ色だと赤っぽくなります。ドライフラワーにする際は、元の色を考慮して選ぶと良いでしょう。

紫陽花

紫陽花の中でも梅雨の時期に開花したものは、きれいなドライフラワーになりにくく、向いているのは『秋色あじさい』です。

こちらは品種名ではなく、本来の開花時期の初夏に咲いた紫陽花が、気温の変化などの影響で徐々にアンティークカラーに変化した状態を指してこう呼ばれています。

私達が常識のように紫陽花の花びらと思っている部分は、実は『ガク』であることを知っていましたか?咲き始めのガクは柔らかいのですが、数カ月を経て厚みを増します。その時点でドライフラワーにすると、きれいに仕上がります。

ユーカリ

シルバーグリーンの色や香りが人気のグリーンハーブ、ユーカリもドライフラワーにおすすめです。葉っぱであり花ではありませんが、他の花材との組み合わせがしやすく、アレンジが楽しめます。

葉の形状が丸くて愛らしいユーカリは、清涼感がある香りを発散します。それは、ドライフラワーになった後も持続し、飾っているだけで部屋の空気が爽やかになるでしょう。

ユーカリはドライフラワーにしやすく、初心者でも作りやすい花材です。ただし、新芽が動いている頃にドライフラワーにしてしまうと、葉先が黒くなってしまう傾向があるので注意しましょう。

こんな花はドライフラワーにしにくい

自然乾燥させて作るドライフラワーは、どんな花を使っても良いかと言えばそうではありません。『花びらの厚みが薄い・水分が多い・変色が激しい花』は向かないので、作る前に知っておきましょう。

ユリ

ユリはとても瑞々しさのある美しい花ですが、それだけに水分を多く含みます。そのため、自然乾燥させると花びらが丸まってしまいます。

素敵な形状が変化してしまい、色もかなり茶色っぽくなるので、もっともドライフラワーに向いていない花の1つと言って良いでしょう。

ガーベラ

独特の可憐な美しさを持つガーベラは菊の仲間で、厚みのある花びらやふっくらした茎には多くの水分が含まれています。

ユリと同様に自然乾燥でドライフラワーにすると、花びらが細く丸まってしまって、ガーベラが持つ雰囲気をこわしてしまいます。また、ドライフラワーにした後に、花びらが抜けやすくなるのも特徴の1つです。

ユリやガーベラのように自然乾燥でドライフラワーにするには不向きでも、お気に入りの花をどうしても残したいという人もいるかもしれません。

その場合は、シリカゲルを使う方法もあります。花を切ってシリカゲルに埋める作り方で、茎ごと残せるわけではありませんが、自然乾燥によるドライフラワーが不向きな花材には適した方法です。

忙しくてもOK、ドライフラワーの作り方

多忙だけどドライフラワーを部屋に飾りたい…そんな人にぴったりの、忙しくてもできるドライフラワーの作り方を紹介します。

ハンギング法

その名の通り、吊るしておいて乾燥させ、ドライフラワーにするのが『ハンギング法』です。上手く作るポイントは3つあります。

1つは、フレッシュなうちに吊り下げてしまうことです。花のフレッシュな美しさを楽しんでからドライフラワーにしようとすると、既に劣化が進んでいるためきれいに仕上がりません。摘み取ってすぐぐらいの新鮮な花を使いましょう。

2つめは、水分が多そうな花や花束になっているものは単体で吊るすことです。束よりも単体で吊るす方が乾燥は早く進むため、仕上がりもきれいになります。

そして、3つめは風通しの良い日陰に吊るすことです。閉め切ったところだと乾燥に時間がかかります。また、日光が当たりすぎる場所だと変色するので、日陰になる場所を選らんで吊るしましょう。

ドライインウォーター法

きれいなうちにドライフラワーにするのは、少しもったいない気がするという人もいるかもしれません。その場合は、飾りながら花をドライフラワーにしてしまう『ドライインウォーター法』で作ると良いでしょう。

こちらは対象の花を少量の水に挿しておき、少しずつ水分を蒸発させていくことにより、花の水をじわじわと抜いていく方法です。花を逆さにしないで乾燥させられるので、丸さやふんわりした感じをさほど損ないません。

具体的なドライインウォーター法のやり方は、花瓶に1〜5cmほど水を入れて花を挿しておき、風通しの良い場所に置いておきます。少しずつ水が蒸発していき、1〜2週間ぐらいでドライフラワーの完成です。

上手く作れないなら店で買うのも一手

ドライフラワー作りに挑戦したけど、うまく作れないということもあるかもしれません。その場合は店で購入し、飾り方をアレンジして自分らしさを出しましょう。おすすめの店を、地域別にいくつか紹介します。

東京のドライフラワー花材販売店

『東京堂』は花に関するすべてのアイテムが揃う卸売の会社です。

オリジナルのアーティフィシャルフラワーが約5000アイテム、他にもベース・資材など幅広い品揃えです。

高品質なドライフラワーもカラードライフラワー・ナチュラルドライフラワー・晒(サラシ)他、幅広く揃えられています。

カラフルな色合いが明るい印象を生み出すカラードライフラワーは、色の組み合わせで様々なイメージが表現できます。また、着色しない自然本来の色味を生かしたナチュラルドライフラワーは、素朴で優しい色味で安らぎや癒しを与えてくれます。

  • 店舗名:東京堂 本店
  • 住所:東京都新宿区四谷2-13
  • 電話番号:03-3359-8787
  • 営業時間:9:30~17:20
  • 定休日:祝祭日・日曜(土曜不定休)
  • 公式HP

大阪のドライフラワー花材販売店

『ミルキーウェイ』はドライフラワー卸売専門店です。1986年に大阪市中央区の問屋街で創業して以来、品揃え日本一を自称する老舗として大阪に根付いています。

ドライフラワー関連商品の充実ぶりは、百貨店や専門店、装飾デザイナーやフラワーアレンジメント教室関係者などからの絶大な信頼を集めています。

現在、一部の商品がインターネットでも販売されており、リクエストに応えて順次、商品ラインアップを充実させる予定となっています。

  • 店舗名:Milky Way
  • 住所:大阪市中央区南久宝寺町1-7-16
  • 電話番号:06-6271-2788
  • 営業時間:10:00~18:00
  • 定休日:祝祭日・日曜
  • 公式HP

札幌のドライフラワー花材販売店

『Shelter cafe(シェルターカフェ)』は札幌の街の中にあって、観光やショッピングのついでに寄りやすく、天井一面にドライフラワーというフォトジェニックな店です。

花屋とカフェが併設された店内は、360度からお花のパワーを受けられる圧巻の作りとなっています。

ビルの地下1階にあり、階段の途中にも花やアートが飾られています。ドライフラワーの販売もされていて、花雑貨でDIY体験ができることでも人気です。

  • 店舗名:COCORONE DESIGN WORKS&SHELTER CAFE
  • 住所:北海道札幌市中央区大通り西6-6-9 BF1
  • 電話番号:011-213-0505
  • 営業時間:12:00〜20:00
  • 定休日:毎週火曜日、第2水曜日
  • 公式HP

広島のドライフラワー花材販売店

『デコプラス』は季節ごとに模様替えを欠かさないフラワーショップで、来店ごとに新しい花に出会えます。

1階では多くのアーティフィシャルフラワーやコンポーネント(器)、本などが展開されています。

そして、2階ではドライフラワーやプリザードフラワー、アーティフィシャルのグリーン、ウェディングの資材などが揃っており、ギフトにもぴったりな1品が見つかる店です。

  • 店舗名:デコプラス
  • 住所:広島県広島市中区舟入川口町14-1
  • 電話番号:082-298-2000
  • 営業時間:9:30~18:30
  • 定休日:日曜・祝祭日
  • 公式HP

ドライフラワーの世界にハマってみよう

ドライフラワーにするには向き不向きの花があり、せっかくなら適した花材でお気に入りのもの作ってみましょう。最初のフレッシュな美しさから、徐々に変化しゆく様も楽しめるのはドライフラワーの醍醐味です。

初心者でも簡単にできる作り方もありますが、できたドライフラワーを購入してアレンジを楽しんでみるのも良いでしょう。女性だけでなく、男性にもマッチするドライフラワーの奥深い世界にハマってみませんか?

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