ボルダリングの靴にはどんな種類がある?選び方やおすすめのまとめ

2019.02.20

オリンピック競技の仲間入りとなったボルダリングですが、その人気の理由には装備が少なく手軽に始められることも挙げられます。とはいえ、安全に楽しむためには靴に少しこだわる必要があるでしょう。ボルダリングの靴についての基本情報を紹介します。

ボルダリングの靴の種類

ボルダリングの靴には着脱のタイプに3種類、ソールタイプに3種類、つま先のタイプには2種類があります。それぞれをもう少し詳しく見ていきましょう。

着脱のタイプ

着脱のタイプには『ベルクロ』『スリッパ』『シューレース』の3種類があります。

ベルクロは、紐の代わりにマジックテープで留めるので、着脱がしやすく、フィット感も上々で初心者にも使いやすいのでおすすめです。ただ、紐靴のようにきつく締めるのには限界があります。

スリッパは履きこみ口両脇のゴムでフィットさせるタイプで、パーツが少なく軽量で履きやすいのが特徴です。ジムで靴の着脱頻度が多い人にも向いています。ゴムはテンションがかかり過ぎると劣化して伸びてしまうので、サイズ選びは要注意です。

シューレースは紐を自分の好み通りに締めたり緩めたりできるので、フィット感は申し分ありません。しかし、登っている途中でほどけてしまうリスクがあります。

ソールのタイプ

ソールタイプは、『フラット型』『ダウントゥ型』『船底型』の3種類です。

フラット型はいかなる場面でも通用する定番です。初心者はこれを選ぶのがよいでしょう。

ダウントゥ型はつま先部分がかぎ形になって下がっています。小さいホールドでもつま先で引っかけることができるので、ボルダリングがしやすくなります。しかし、着用感は少々不自然であるのは否めません。

船底型は前傾斜で使うのには向いていませんが、スメアリング(ホールドがついていない壁に足を乗せるときの置き方)に向いた型です。

つま先のタイプ

つま先のタイプは、『ストレート』『ターンイン』の2種類です。

ストレートは初心者にも使いやすくできている、バランスがとれたつま先です。

ターンインはつま先が親指の方に集中するような構造になっています。そのために、インサイドエッジ(つま先の親指側)は使いやすいのですが、アウトサイドエッジ(小指側)は少々使いにくいのが難点です。

ボルダリングの靴の選び方

ボルダリングをするにあたって、靴は非常に重要です。ダイレクトに登る能力の後押しにもなれば、選択を誤ると安全面での足枷にもなり得ます。靴の選び方の基準を確認しておきましょう。

基本は小さめ

ボルダリングの靴は普通の靴と異なり、つま先を少し曲げて履くことを前もって想定して作られています。よって、サイズを選ぶときには、少しきつめのものを選ぶのが妥当です。

長く履いているうちに伸びていき、履くひとの足に徐々にフィットしていきます。小さい方がつま先に力が伝わりやすい傾向があるので、若干小さめを選ぶとよいと言われています。

慣れていない初心者にとっては、小さめを選んでしまうと足が痛くなってしまうことがあります。そうなると、ボルダリングをするのが嫌になってしまうこともあるので、注意が必要です。

初心者はジャストサイズから

初心者はできるだけ、ジャストフィットのものを選びましょう。普段の靴よりも1cmほど、小さいサイズを目安とするのが一般的です。

ポイントは、まず痛みがないことが最優先です。ボルダリングはつま先で壁を登っていくスポーツなので、つま先立ちで5分間程度、我慢して立っていられるかどうかを基準に検討しましょう。

ビギナーの時点はジャストサイズを選び、だんだん慣れてきたら小さめを選ぶようにするのがよいパターンです。

知っておきたいポイント

ボルダリングの靴は種類がとても多いので、ビギナーにとってはどれが合うのかわからず、迷ってしまいます。すぐ買った方がよいのかどうか、レンタルはあるのか、痛くなったらどうすればよいのかなどの知っておきたいポイントを解説します。

お店でのレンタルや安い値段の靴で慣らす

ボルダリングの靴の価格帯は安いもので8000円ぐらいで、高いものは2万円を超えるものもあるので、おおむね1万円以上はするものと考えましょう。

ビギナー時点でいきなり靴を購入するのではなく、まずはボルダリングの靴のレンタルで様子を見てみましょう。どこのジムでも、300円程度で借りられます。実際に使ってみるなかで、自分に合う系統のものを探し当てましょう。

そして新しい靴を買ったら、慣らすための裏技があります。100均ショップで水切りネット、できればストッキング素材のものを購入します。これを履いてから靴を履いて慣らしていくのです。

一般的にビニール袋で慣らす方法も言われていますが、湿り気があるほうが馴染みやすくおすすめです。水切りネットは素足より滑りがよいので履きやすいうえに水分を通すので、早く靴を足の形に慣らすことができます。

1時間くらい使うと破れてきますが、100円で30枚くらい入っているのでどんどん使いましょう。水切りネットを10枚ほど使う頃には、素足でも靴を履けるようになります。

痛い時の対処法

普通の靴でも履いていると痛みが出てくる場合がありますが、当然ボルダリングでもそういうことは起こり得ます。そんな場合は安全性にも関わってきますのでちゃんと対処しないといけません。足の痛みの緩和法を紹介します。

痛い時に救世主になってくれのが、つま先が広がるタイプのストレッチャー型シューキーパーです。特に痛いところを大きく広げることができるキャップが付いたものがあるので、靴の痛い部位をピンポイントで伸ばすことができます。

この時注意点は、一気に伸ばさずに、あくまでも徐々に伸ばすようにしましょう。 少しずつ拡げていって、ある程度拡げたら一昼夜ほど放置すると、ちょうど良くなります。

その後、ジムで使ってみて、まだきつければ更に広げては放置を繰り返します。数回繰り返すころにはかなり良い状態になっているでしょう。

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おすすめの靴

特に初めてボルダリングにチャレンジするひとのために、ビギナーでも使いやすくて安全性も信頼できる、おすすめの靴を紹介します。

FIVE TEN ローグ ベルクロ

快適な足入れ感をもたらすこの靴は、足に馴染むレザーアッパー(甲革)を活かす快適設計がなされています。素直でクセが少ない操作性と優れたパフォーマンスで、ボルダリンやクライミングの最初の1足としても最適です。

  • 商品名:FIVE TEN(ファイブテン) ローグ ベルクロ 1400429 2018年モデル
  • 価格:9450円(税込)
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SCARPA オリジン

履き心地抜群で、汎用性が高いのが特長の新しい定番です。本革使用で足の馴染みもよく、形状にクセが少なくて素直な足形とフラットソールは、入門用としてもぴったりです。名前通り、原点となるような希望が込められた靴としておすすめできます。

  • 商品名:SCARPA(スカルパ) オリジン EU41(約26cm) アイアングレー
  • 価格:1万800円(税込)
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中見出し:Red Chili デュランゴVCR

何よりも履き心地の良さを重視し、ストレートで幅の広いラスト(木型)を使用しているので長時間の使用でも足に負担が少なく、痛みも緩和されて快適です。2本締めでも高いホールド力のあるベルクロが使われています。

  • 商品名:〔レッドチリ〕 Red Chili デュランゴVCR 1861049
  • 価格:1万260円(税込)
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キッズ向けのおすすめ

体幹やバランス感覚が鍛えられるうえに、考えることも要求されるので、子どもにボルダリングを習わせたいと思う親が増えています。実際にジムでのキッズ数は増加傾向です。

子どもは成長が早いので、購入するか迷うのがシューズです。現行のモデルはサイズ調整ができるものも多く、足のサイズアップに対してある程度幅を持たせているので、成長期でもそこそこ長く使えます。キッズ用のおすすめシューズを紹介します。

Five Ten ミニモック

素材はアッパー(甲革)にレザーを使用し、キッズ用にオープンなゴム使用のベルクロバンドで履きやすくなっています。ソールは薄めで、体重の軽いキッズも足裏感覚がきっちりとつかめます。

  • 商品名:〔ファイブテン(5.10)] ミニ・モック 1400199
  • 価格:2万7545円(税込)
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evolv ベンガ

子ども用のボルダリング用シューズの代表的なブランドの1つです。女子用で、脱着しやすく、しっかりホールドされる作りが安心です。

  • 商品名:イボルブ(イボルブ) ベンガ EVL0190 (黄緑/18.0/Lady’s)
  • 価格:1万296円(税込)
  • Amazon:商品ページ

Boreal ニンジャ ジュニア

子ども用を意識して、ベルクロが大きく開くので、素早く脱ぎ履きできるようになっています。さらに、くるぶしの部分のベルクロによって1足で2サイズをカバーでき、サイズの変化にも柔軟に対応します。

  • 商品名:Boreal(ボリエール)ニンジャ ジュニア 27-28 cm
  • 価格:7452円
  • Amazon:商品ページ

お気に入りの靴を見つけよう

ボルダリングの靴についての基本情報をお届けしました。初心者向きのものから、上級者向きまで様々な種類のものがあるので、自分はどんな靴が欲しいのか要望をまとめましょう。足の痛みに関しても予備知識があれば怖くありません。

さまざまなポイントを考慮し、自分のレベルに応じたお気に入りの靴を見つけて、安全にのびのびとボルダリングを楽しんでください。

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