ボールペンのインクが服についたら。自分でもできる簡単な染み抜き方法

2019.02.20

ボールペンのペン先が、シャツやスーツの生地に触れてインクが付着してしまうことは、誰にでも経験がある失敗ではないでしょうか?インク染みは、とてもしつこくてなかなか落ちません。ボールペンの汚れがついたときの、簡単な染み抜き法を紹介します。

油性ボールペンの染み抜き方法

油性のボールペンの場合は、使用されているインクの保全性が高い分、衣類などについてしまうと、きれいに落とすのが難しいです。場合によっては、染みになってしまうこともあるでしょう。

クリーニング店や補修専門店に任せても、薄くなる程度までしか対処できない場合もあるのです。ここでは、油性ボールペンの汚れに対する、効き目のある染み抜き方法を紹介します。

油性ボールペンの特徴は?

油性ボールペンのインクの主成分は、油性の染料とアルコール系の溶剤です。水性インクと違って落ちにくくできています。

そのため、シャツやジャケットなどの衣類についた油性インクを、完全に落とすのは困難と言えるでしょう。しかし、目立たない程度には薄くすることが可能です。

簡単にできるインクの落とし方

油性ボールペンがついてしまった場合、落とすにはアルコール成分を含んだ『消毒用エタノール』か、『除光液』を使用します。プロピレングリコールという成分が入っているものなら、乳化作用で油性の汚れが落ちやすくなります。

染み抜きの方法は以下の通りです。

  1. あて布用のタオルを敷く
  2. タオルにインクの付着部分が当たるように汚れた衣類を置く
  3. 付着部分に消毒用エタノール、または除光液を少量垂らす
  4. 別のタオルか布でトントンたたく

あて布のタオルに汚れが移ったら、布を一度取りかえてみましょう。そして、同じ作業を繰り返します。あて布に色が移らなくなったら、衣類の方に汚れが残っていても、もう作業はそこまでで終わりです。

染み抜きしたあとには、わずかですが油分が残っています。固形石鹸あるいは弱アルカリ性洗剤でそこを手洗い、またはもう一度洗濯機で洗いましょう。

外出時などの対応方法

付着したての油性インクの汚れは、服の繊維の上に乗っかっている状態です。繊維の中まで汚れてしまうと、より染みが取れにくい状態になってしまうため、絶対に擦らないようにしましょう。

道具がない状態でできる応急処置は、乾いた布を汚れた部分に軽くつまむ感じであてておいて、汚れを浮かせておく方法です。後から除光液で汚れを落とし、洗濯します。

もし中性洗剤が使えるのであれば、汚れた箇所にほんの少しだけつけて、ティッシュで軽くたたいておきましょう。汚れが浮いてくるので、あとあと染み抜きをする際に落ちやすくなります。

水性ボールペンの染み抜き方法

水性ボールペンは油性ボールペンよりは染み抜きが簡単そうに思う人も多いかもしれません。実際、油性よりも落としやすい成分でできていますが、方法を間違えると、致命傷になる可能性もあります。

水性ボールペンの特徴と汚れの対処法を紹介します。

水性ボールペンの特徴は?

水性ボールペンのインクは、溶剤に水が使われています。そのため、油性ボールペンに比べると、インク汚れが落としやすいのです。

ただし、油性のインクほどではないにせよ、水性のインクもわずかに汚れが残るときがあります。

簡単にできるインクの落とし方

最も簡単にできるやり方は以下の通りです。

  1. インクで汚れた部分を水に濡らす
  2. その上にペーパータオル等を置いて、インクが浮き上がって来るのを待つ
  3. 汚れの程度に応じて、同じこと数回繰り返し、洗濯をする

そのほかに、水と石鹸を使う方法もあります。まず、汚れた部分に石鹸をつけて、水でもみ洗いをします。泡が汚れてきたら汚れが染み出してきたサインです。水で流してすすぎましょう。普通の手洗い石鹸でも洗濯石鹸でもOKです。

石鹸を使う染み抜き法では、しっかり泡立て、丁寧にもみ洗いすることが肝心です。ぬるま湯を使えばより効果が高まります。

外出時などの対応方法

外出時に水性インクが付着した場合は、衣類のインク付着部分の裏にティッシュペーパーを敷きます。濡らしてしっかり絞った布を使って、付着部分を上からたたきます。

たたくと汚れが多少、浮き上がってきます。そして布の方に移るので、何回か布を濡らして絞り、同じ作業を繰り返します。可能な限り汚れを布の方に移し、充分に移し切ったら、帰宅後に速やかに洗濯をしましょう。

インクの染み抜きの注意点

インクの染み抜きをする場合、やり方を間違えると逆効果になるケースもあります。そうならないように、染み抜きの注意点を確認しておきましょう。

何度も洗濯で落とすのはNG

油性ボールペンでついた汚れを落としたいときには、アルコール溶剤や除光液などの油性の薬品でインクを叩き出していくほかに、落とす方法がありません。

落ちないからと洗濯を繰り返したり、強力な漂白剤を用いたりしても意味がありません。その作業が無駄であるだけではなく、衣類の素材そのものを傷める原因になりかねないので、避けるようにしましょう。

落ちないと思ったらクリーニング店に相談を

どう頑張っても落ちない染みであれば、染み抜きのプロフェッショナルに任せてみましょう。落とす原理は一緒ですが、その道のプロが染みの状態を見極めて、薬品や道具を適切にセレクトし染みにアプローチしてくれます。

家庭で落ちなかった染みも諦めてしまわずに、一度クリーニング店へ相談してみるのもよいかもしれません。

簡単な染み抜きなら自分でもできる

染みが落ちる度合いは、インクの種類などの状態で変わります。しかし理屈さえ押さえておけば、自分で対応してもある程度の効果を期待できるでしょう。

慌てて処理するとかえって致命傷を与える場合もあるため、注意が必要です。落ち着いて、適切な染み抜きの対応をしましょう。

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