ボルダリングは、全国にジムが増えつつある人気のスポーツです。ボルダラーの必須アイテムであるチョークバッグにはどのような種類があり、どう使い分けるのでしょうか?選び方やおすすめ商品、自作の方法などを紹介します。
チョークバッグの種類と使い方
チョークバックは基本的に『置き型』と『持ち運び型』の2種類です。この2つは用途の違いがあって、それぞれメリットとデメリットがあります。それぞれ紹介していきましょう。
置き型
置き型チョークバッグのメリットは、大きくて安定している点です。ジムに置いておきやすく、持ち帰りも忘れにくいと言えます。また、容量が大きいのでチョークが沢山入り、両手同時にチョークアップが可能です。これにより手にチョークがつきやすい点も、ボルダラーにとって嬉しいポイントと言えるでしょう。
デメリットとしては、登っている途中でのチョークアップはできません。また、持ち運び型に比べて値段が高くなります。また、かさばるので持ち運びには不便です。
持ち運び型
持ち運び型のチョークバックのメリットは、登っている途中でもチョークアップできる点です。また、置き型と比べて値段が手頃であることも挙げられます。また、小さいので持ち運びも簡単です。置き場所にも困りません。
デメリットとしては、小さいのでジムに置きにくいということです。また片手しか入らないのでチョークをつけるのに少し手間取ったり、帰りに忘れやすいことなどがあります。
2種類の特長と、自分の目指しているスタイルで選ぶのが賢明です。
チョークバッグの選び方
ボルダリングの人気を反映するように、多種多様なチョークバッグが市場に出回っています。自分に合ったチョークバッグと出会えるように、選ぶときのポイントを確認しておきましょう。
ポケットや容量などの機能面
膨大な選択肢があるチョークバッグの中から1つ選ぶとしたら、ポケットが付いているものがおすすめです。コインや小物などを入れておけるので、休憩中にも活躍します。2種類のチョークを組み合わせて使うボルダラーには、液体チョークを入れるサイドポケットも重宝しますよ。
前述したように、持ち運び型は登りながらチョークアップができるため、手数の多いクライミングに向いています。一方、同じく前述の置き型は、手数の少ないボルダリングに向いているチョークバッグです。
かっこいい・おしゃれなどのデザイン面
実用性はもちろんのこと、その見た目のおしゃれさは、まるでファッションの一部ともいえるようなチョークバッグですが、日本製だけでなく海外有名ブランドの輸入品も大変人気です。
身につけたまま街中を歩きたくなるような、お洒落なデザインで、色目の選択肢も沢山あります。身に付けることで、モチベーションを上げてくれるでしょう。
おすすめのチョークバッグ
そのファッション性や利便性、耐久性から、チョークバッグを本来の用途だけでなく、カメラやスマホなどの小物入れとして使うひとも増えているようです。
そんなチョークバッグのおすすめの人気商品を紹介します。
FIVE TEN 5.10チョークバッグ
ウェビングベルトが付いたお洒落なチョークバッグで、大変丈夫に作られています。『ファイブテン』はクライミング関連以外にも、ウォーターシューズやキャニオリングシューズなどのラインナップも注目を浴びる、人気実力ともにあるメーカーです。
- 商品名:FIVE TEN(ファイブテン) 5.10 チョークバッグ
- 価格:2,430円
- Amazon:商品ページ
The Friendly Swede クライミング チョークバッグ
多数の便利機能付きのチョークバッグです。ポケットに加え本体側面にチョークの掃除用のブラシホルダーが付いています。ブラシ以外にもペンホルダーとしても使えて便利です。
内側はフリース素材で、チョークの無駄なホコリ発生を防止する効果があり、手に均等にチョークをつけられます。
- 商品名:北欧スウェーデン発「The Friendly Swede」クライミング チョークバッグ ダンプポーチ
- 価格:1,699円(税込)
- Amazon:商品ページ
MAMMUT Boulder Chalk Can
一風変わったチョークバッグですが、合金が含まれた缶には高い防塵性があります。缶のふたは紛失防止用に、使用時に缶の底に重ねることができます。ブラシホルダーも付いています。表面が大きく安定して置けます。
二重のフタによるブロックによって、チョークが漏れることがほとんどありません。バックパックの中で転がっていても、いたって安心のスグレモノです。
- 商品名:マムート チョークバッグ Boulder Chalk Can 2290-00701
- 価格:4,838円(税込)
- Amazon:商品ページ
Black Diamond モンドチョークポット
チョークの収納やセッションに適した、安定感のある据え置きデザインのチョークバッグです。密閉性の高い『ロールトップ/マグネットクロージャー』を備えていて、しっかりと密閉できます。
ジッパーポケットやブラシホルダーなども付いていて、実用性と機能性を兼ね備えたデザインです。
- 商品名:Black Diamond(ブラックダイヤモンド)モンドチョークポット
- 価格:3,564円(税込)
- Amazon:商品ページ
チョークバックを自作する方法も
チョークバッグを自分で作る方法があります。型紙からちゃんと作る方法と、100均アイテムの利用で手軽に作る方法とがあります。具体的に見ていきましょう。
型紙からの作り方
チョークバッグの中に何を入れるのかにより、サイズが変わってきます。かりに、スマホ・キーケース・折りたたみ財布を入れたいなら、それらすべてが入るサイズに布をカットする必要があります。
パンツのベルト通しに引っ掛けるタイプのチョークバッグなら、小ぶりがよいでしょう。ネット上に、無料の型紙を掲載しているサイトがあります。数は多くないので、気に入るデザインが見つからないかも知れません。自分で型紙におこす人もいます。
チョークバッグの型紙を販売しているサイトは、ダウンロード版とDVDバックアップ版の2種類があります。型紙だけではなく作り方の説明書も含まれているので、簡単にチョークバッグの自作が可能です。
100均で簡単に作る方法
100均のトートバッグを使って、簡単にチョークバッグを自作することができます。材料は下記のものを用意しましょう。
- 布製のトートバッグ
- マジックテープ
- バックル
- ジップロック(キッチン用1枚でOK)
トートバッグの大きさに合わせて、チョークバッグのサイズを調整できるので、チョークの利用量に合わせて自作できます。少量の場合は、お弁当用バッグでも簡単に作ることができます。
トートバッグの口の内側にマジックテープを縫い付け、バッグの口の両端にバックルを取り付ければクライミング中も装備できるようになります。
布だけだとチョークが漏れる可能性があるので、ジップロックを1枚入れて、その中にチョークを入れて完成です。使わない時はジップロックを閉じれば、こぼれることもありません。
100均のトートバッグはサイズもデザインも幅広くあるので、大人用から子ども用まで、色々作れます。また、作業工程なしで100均アイテムで代用する裏ワザもあります。お弁当を入れる保冷バッグがチョークバッグの代用品としてうってつけなのです。
マイチョークバッグでテンションアップ
自作するにせよ購入するにせよ、気に入ったデザインや色目、そして使い勝手のよい『マイチョークバッグ』があるとテンションがいっそう上がります。お気に入りのマイチョークバッグを携えて、ボルダリングを大いに楽しみましょう。