ブランデー初心者必見、おすすめ銘柄と飲み方。種類や選び方は?

2019.02.19

ブランデーは日本ではやや馴染みが薄く、ちょっと敷居が高いお酒というイメージがあるかもしれません。ちょっと優雅で高級なイメージのブランデーですが、ここでは身近に楽しめるように、ブランデーの種類や、おすすめの飲み方と魅力を紹介いたします。

ブランデーの種類とは?

ブランデーには3大生産地域があります。「シャンパン」や「スコッチウィスキー」と同じように、そこで生産されたものだけ名乗ることができるのです。フランスのシャンパーニュ地方で造られたスパークリングワインを「シャンパン」、イギリスのスコットランドで造られたものだけを「スコッチ」と言います。

同じように、ブランデーもフランスの南西部にあるコニャック地方で造られたものを「コニャック」、フランスのボルドー地方南のアルマニャック地方で造られたものを「アルマニャック」、フランスの北部ノルマンディー地方とブルターニュ地方の林檎で造られたものを「カルヴァドス」と言います。

コニャック

ブランデーというと「コニャック」というイメージがある程、ブランデーの代名詞といえる存在でしょう。フランス産のコニャック地方で定められた製法に作られたブランデーだけが「コニャック」と名乗れます。葡萄の品種は「ユニブラン」。単式蒸留を2回行った後、フランス産オーク樽によって2年半以上熟成させます。「悪魔のお告げに従い、僧侶が2度の蒸留を試みた」というエピソードがあるそうです。

基本はストレートで飲む

「コニャック」の飲み方は、ストレートが基本です。まずは、「コニャック」の特徴である芳醇な香りを楽しみましょう。常温で飲むのがおすすめです。30分で飲める量をグラスに注ぎ、チェイサーと一緒に、飲んでみましょう

アルマニャック

「コニャック」と肩を並べる存在が「アルマニャック」。フランスのアルマニャック地方で定めらえた製法、規定に沿って製造されたブランデーだけが「アルマニャック」と名乗ることができます。「コニャック」よりブランデーの歴史が長く700年以上といわれています。

琥珀の芸術品

丸く膨らんだ「ダム・ジャンヌ」と呼ばれている独特の形状のボトルに詰められていて、未開封なら数年間の保存が可能です。芳醇な香りは、若返りの妙薬とも言われ、食後酒として広く親しまれています。まさに「琥珀の芸術品」ともいえるリキュールです。

カルヴァドス

フランスのノルマンディー地方の林檎で造った「シードル」を蒸留して造ったものだけが「カルヴァドス」と名乗ることができます。林檎のフルーティな香りがいっぱいに広がるブランデーは女性にも大人気。スウィーツにも引っ張りだこです。ちなみに「カルヴァドス」以外は「アップルブランデー」と言います。

瓶に林檎が丸ごと入っている

最初に見たとき、そのインパクトに驚くと思います。どのようにして林檎を入れて造ったのだろう?と誰もが思うでしょう。なんと、林檎の実がまだ小さいうちに瓶の中で育てる製法で、その製造には多くの時間と手間がかかるため、量産できないそうです。おすすめは「ポム・ド・イヴ」。”イブの林檎”という意味の「カルヴァドス」です。香りを嗅ぐだけで幸せな気分になります。

ブランデーの選び方

初めて飲むブランデーは、少々値が張っても、「コニャック」の銘柄から選ぶのをおすすめします。「ヘネシー」、「レミーマルタン」、「カミュ」などオーソドックスな銘柄が揃っているので、おすすめです。

ブランデーのランク

ウィスキーと同じように、ブランデーにも熟成年数によってランクがあり、6つのランクがあります。もちろん、熟成年数が高くなるほど高級になります。なお、「コニャック」と「アルマニャック」では少し基準が違います。

コニャックのランク一覧

コニャックのランクはどのように定められているのでしょうか?これは、「コント」と呼ばれる単位で分けられています。コントとはブランデーの熟成年数を表す単位で、蒸留した年を「コント00」とし、そこから1年ごとに0⇒1⇒2…といったように熟成年数が上がっていきます。

ランク コント 平均熟成年数
スリースター 2~
V.S. 2~ 4~7年
V.S.O.P. 4~ 7~10年
ナポレオン 6~ 12~15年
X.O. 10~ 20~25年
Hors d’age(オール・ダジュール) 6~ ※X.Oよりクオリティが高いとされるもの

価格はどうやって決まる?

コニャックの葡萄畑の土壌は6か所にあって、グランド・シャンパーニュなど北の地区へ行くほど希少性が高くなります。貴重な品種を使っているものは価格が高くなります。また、熟成年数が長いほど価格は高くなります。

一概には言えませんが、ウイスキーやワインと同じく、希少で古いものほど値段は高くなるといえるでしょう。

リーズナブルで飲みやすいおすすめ銘柄

高級なイメージがあるブランデーですが、近年では高品質で低価格のブランデーもたくさん出ています。ご家庭でブランデーを楽しむ「おすすめの銘柄」をご紹介します。

サントリー ブランデー V.O.

フルーティで華やかな香りは、マスカット原酒使用のフルーティで華やかな香りの国内NO.1のブランデーです。価格も640ml入りボトルで995円ととてもリーズナブル。日常的に楽しむのにおすすめの一本です。

  • アルコール度数: 37度
  • 価格:¥995
  • 容量:640ml

ヘネシー V.S.

「ヘネシー」は250年以上の歴史があるコニャックの代名詞。日本でも特に人気のある銘柄です。そんなヘネシーのV.S. は、コクとバランスを兼ね備えた「ザ・コニャック」と呼べる逸品です。

  • アルコール度数 : 40度
  • 価格:¥3,800
  • 容量:700m

アイビス XO

アイビスは、コニャックの大手ラーセンの子会社が手掛けるブランデーです。XOの古酒がブレンドされた本格的な味わいもさることながら、そのコストパフォーマンスの良さが注目されています。「アイビス」とは、製造メーカーがかつて海運業を営んでいた際に使用していた船の名前。ラベルには船のイラストが描かれています。

  • アルコール度数 : 40度
  • 価格:¥1,310
  • 容量:700m

初心者にも最適なおいしい飲み方

ブランデーはまずはストレートで楽しんでもらいたいお酒ですが、アルコール度数が約40度と高めです。そこで、初心者やお酒に弱い方にもおすすめの「おいしい飲み方」を説明します。

水割りやソーダ割

ブランデーの水割りは、ストレートで飲むのと雰囲気がガラリと変わります。アルコール度数が下がり、マイルドで飲みやすくなります。ブランデーの水割りには、一般的に硬水が向いているそうです。

ウイスキーを使ったハイボールの人気が続いていますが、ブランデーのハイボールは「フレンチハイボール」と呼ばれ、葡萄の香りが際立ち爽快感もあってまた違った味わいを楽しむことができます。

カフェロワイヤル

「カフェロワイヤル」とは、ブランデーの割り方というよりコーヒーの飲み方のひとつといったほうが良いかもしれません。作り方は、ブランデーをしみ込ませた角砂糖に火をつけて溶かし、その後に濃い目のコーヒーを入れて飲むスタイルです。お好みでブランデーの量は調節してもOK。

スプーンの上に青い炎が揺らぐ演出が幻想的で、あのナポレオンも愛した飲み物として知られています。

ブランデーにぴったりのおつまみ

お酒を飲むならつまみが必要ですよね。そこでブランデーに合うおつまみをご紹介します。

チョコレートやキャンディー

ブランデーが入っているチョコレートが人気なように、ブランデーとチョコレートの愛称は折り紙付きです。特に、カカオの濃度が高いビターなチョコレートの方が、ブランデーの甘みをより引き出してくれるのでおすすめです。

また、ブランデーのおつまみとして意外にも人気なのがキャンディー。口の中で溶かしながら味わうことでちょっとしたカクテルを楽しんでいるような気分になれます。

ナッツ

ブランデーは塩味のあるナッツともよく合います。おすすめは「ピスタチオ」です。「ピスタチオ」の滑らかさと独特の風味がブランデーとの甘さとマッチして、とても相性が良いのです。

ドライフルーツ

ドライフルーツも代表的なブランデーのおつまみです。中でも数多くの栄養素が含まれる「デーツ」が特におすすめです。「デーツ」にはビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE、ブドウ糖、カリウム、カルシウムと驚く程の栄養が摂取できます。

お酒を楽しみながら健康効果も期待できるなんて、まさに一石二鳥ですね。

チーズ

 チーズといえばワインですが、ブランデーにもよく合います。「ウオッシュチーズ」という強烈な香りが特徴のチーズは、ブランデーを吹きかけて造られたものなのです。熟成過程で定期的にブランデーを吹きかけるのですが、納豆のような匂いで苦手な人と好きな人とはっきりと分かれますが、興味のある方はぜひブランデーと一緒に試してみてください。また、塩分の強いブルーチーズもおすすめです。

ブランデーで優雅なひとときを

ちょっと近寄りがたかったブランデーも、種類や選び方が分かると気軽に試すことができます。まずはリーズナブルな銘柄から。そして、記念日やご褒美の時は、ワンランク上のブランデーにチャレンジして優雅でお洒落なひとときを楽しみましょう。ブランデーの歴史を感じたり、香りや味わいを堪能してください。

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