お茶に秘められたスゴい効能一覧。知っておきたいお茶の栄養と働き

2019.02.19

お茶には病気の予防やダイエットなどに役に立つ、さまざまな効能があります。毎日数杯飲むだけで、不足しがちな栄養素を補うことができると言われています。緑茶を中心に、お茶の栄養素やその効能について紹介します。

お茶に含まれる主な栄養素とは

昔からお茶には解毒や抗菌の作用があるとされ、薬として重宝されてきました。近年では研究により、お茶に多く含まれるカテキンに脂肪の酸化を防いで老化を遅らせたり、血中コレステロールの上昇を抑制したりする働きがあることがわかっています。

お茶は薬として飲まれていた?

お茶の原産地、中国ではお茶はもともと解毒剤や不老長寿の薬として伝わり広まっていきました。宋の時代(960~1279年)には嗜好品として飲まれるようになり、日本にも伝来します。

日本臨済宗の開祖で、日本にお茶を広めた人物でもある栄西禅師は、著書『喫茶養生記』の中でお茶の健康効果について解説しています。昔からお茶は体に良い飲み物として愛され、江戸時代になると一般庶民にも広く飲まれるようになりました。

茶カテキンの効能一覧

お茶が解毒に用いられたり、不老長寿の薬とされてきた理由は、主にカテキンという成分にあります。カテキンはポリフェノールの1種で、お茶の渋みや苦みの元となります。

カテキンの効能については、以下のものが確認されています。

  • 抗酸化作用(細胞を酸化させ老化や病気の原因となる活性酸素を除去)
  • 抗ウイルス作用(風邪やインフルエンザウィルスなどの増殖を抑制)
  • 殺菌、抗菌作用(食中毒菌やピロリ菌、虫歯菌などの細菌の増殖を抑制)
  • 抗ガン作用(細胞の突然変異やガン細胞の増殖を抑制)
  • 動脈硬化予防
  • 血糖値の上昇抑制
  • 肥満予防

お茶に含まれる成分はまだある

お茶にはカテキンのほかにも、旨味の元となるアミノ酸やミネラル、食物繊維など多くの体に良い成分が含まれています。

また、緑茶固有のアミノ酸、テアニンにはリラックス効果があり、取り過ぎが心配なカフェインの働きを穏やかにする作用があります。

カフェインとテアニン

お茶にはカフェインが多く含まれています。カフェインには、脳の中枢神経に作用して眠気を覚まし、集中力や持久力を高める効果があります。

ただしカフェインは、摂りすぎるとめまいや不眠、下痢などを起こすことがあります。このためお茶をたくさん飲むのを控えているという方も多いですね。

しかしお茶に含まれるテアニンにはリラックス効果があり、脳神経細胞を保護してカフェインの作用を穏やかにします。このためお茶はコーヒーなどに比べると、たくさん飲んでもカフェインによる弊害が出にくいようです。

その他の栄養と効能

お茶には、他にもビタミンやミネラル、食物繊維などが含まれています。とくにお茶に含まれるビタミンCは熱に強く、野菜よりも効率的に摂取することができます。

虫歯を予防するフッ素や抗酸化作用のあるマンガン、銅、亜鉛などのミネラル類も豊富なうえに、食物繊維やコエンザイムQ10といった、美容に嬉しい成分も入っています。

さまざまなお茶の種類と効能一覧

お茶にはさまざまな種類が存在します。同じ茶葉でも加工方法によって種類が異なり、栄養素の含有量も変わります。

また、茶葉以外の植物を煎じたお茶も多く、緑茶にはない独自の成分や効能が注目されています。主なお茶の種類と効能をみていきましょう。

カフェイン少なめで飲みやすい、ほうじ茶

煎茶を炒って作るほうじ茶は、カフェインが少なく香ばしい風味とさっぱりした口当たりが特徴です。

ほうじ茶のカフェインが少ないのは、若い茶葉に比べてカフェインの含有量が少ない成長した茶葉を使っていることや、高温で炒る過程でさらにカフェインが減少することが理由です。

緑茶に含まれるカテキンやビタミンC、ミネラル類などの栄養素はきちんと摂ることができるので、カフェインを気にする人でも比較的安全に飲むことができます。

腸にうれしい玄米茶

玄米茶は、煎茶や番茶(成長した後の茶葉を使った煎茶)に、炒った玄米を加えたお茶です。玄米の香ばしさと緑茶の旨味を同時に味わうことができます。

玄米茶には、緑茶の栄養素に加えて肥満や糖尿病予防に効果の高いγ-オリザノールや、中性脂肪の増加を抑制するGABA(ギャバ)といった栄養素が含まれます。

また、新陳代謝を助けるビタミンB群や、整腸作用のある食物繊維も豊富です。さらには香ばしい玄米の香りと、緑茶のテアニンの作用で精神的にも深くリラックスできます。

緑茶だけで飲むよりもカフェインが少なめで、いろいろな栄養素を取り入れられる、メリットの多いお茶です。

血圧が気になる方に 韃靼そば茶

そばの実を煮出して飲むそば茶にも、健康に良い成分が多く含まれています。とくに『韃靼そば茶』にはポリフェノールの1種、『天然ルチン』が一般的なそばのおよそ100~120倍も入っています。

天然ルチンには、血管を強く柔らかくする作用があるため、血圧を正常値に近づけて動脈硬化や脳卒中の予防に効果があるとされています。血流が改善し、代謝も上がります。

お気に入りのお茶に出会いましょう

お茶には、体に欠かせないさまざまな栄養素が含まれます。目的に合わせたお茶を選び、飲む習慣をつけることで一層効果が高まるでしょう。

お気に入りのお茶を見つけて、健康的な生活を送りましょう。

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