日本酒をロックで飲むのはアリ?おすすめ銘柄とこだわりの酒

2019.02.17

日本酒の飲み方というと、冷酒やぬる燗、熱燗などが定番。「日本酒ロックは邪道」というイメージがあるかもしれませんが、実は昔から親しまれている飲み方です。この記事では日本酒ロックの魅力やおすすめの銘柄などについて、詳しくご紹介します。

ロックで日本酒を飲んでもいいの?

日本酒は醸造酒なので、あまりロックで飲むイメージはないかもしれません。ですが、実は日本酒ロックは昔からある飲み方。邪道どころか「通」な飲み方としても知られています。

日本酒は醸造酒にしてはアルコール度数が高めなので、適度に氷を入れることで適度に薄くなり飲みやすくなります。ロックに向いた銘柄を選ぶと、香りも味もふんわりして、他の飲み方とは違うおいしさを楽しめます。

日本酒の飲み方は自由、決して邪道ではない

日本酒の魅力の一つは、5℃~60℃までの幅広い温度で楽しめることです。ここまで色々な温度で、おいしく飲めるお酒は日本酒以外にないといわれています。

定番の飲み方だけでも、7℃~9℃の冷酒や40℃前後のぬる癇、50度前後の熱燗とバラエティ豊か。それぞれの飲み方に独特の味わいがあります。

日本酒の飲み方はこのように、とっても自由。日本酒ロックも決して邪道ではありません。

昔から氷を入れて飲む飲み方はあった

日本酒のオンザロックの歴史は驚くほど長く、なんと古代日本について書かれた『日本書紀』にもその記述があるのだそうです。

「氷室の氷、熱き月に当たりて、水酒に浸して用ふ」(日本書紀)つまり、氷室の氷を、暑い季節にはお酒に入れて使っていた、ということです。昔の人は早くも日本酒ロックの魅力に気づいていたようですね。

そんなに昔からあった飲み方を『邪道』と避ける必要はありません。現代に生きる私たちも大いに楽しみましょう。

ロックで飲むならどんな日本酒がおすすめ?

さて、日本酒ロックを飲もう!と思ったときに、まずチェックしたいのがロックに向いている日本酒の種類。日本酒には種類がたくさんあり、日本酒ロックに合ったものを選ぶことで、よりおいしく楽しめます。

おすすめは原酒、飲みやすいのは吟醸や大吟醸

日本酒ロックにおすすめなのが、原酒。通常は、出来上がった日本酒に水を加えてアルコール度数を調整しますが、原酒は水を加えません。そのため、アルコール度数が高めで、コクのある味わいが特徴です。

日本酒ロックにすると、氷が少しずつ溶けてアルコール度数は徐々に控えめに。まろやかながらも、日本酒らしい味わいを楽しめる一杯になります。

また、飲みやすさ重視の方に試していただきたいのが、吟醸や大吟醸です。吟醸はフルーティーで華やかな味の銘柄が多く、大吟醸はクリアな味の銘柄が多いといわれています。日本酒ロックならではの、すっきりまろやかな味を楽しむのにピッタリです。

ロックで飲むのにおすすめの銘柄は?

日本酒ロックにチャレンジしたいけど、日本酒の銘柄に詳しくないといった方のために、日本酒ロックに向いた銘柄を詳しくご紹介します。それぞれの銘柄の特徴も合わせて解説しますので、気になる銘柄を見つけたら、ぜひお試しください。

ロックで飲むために作られたおすすめ日本酒

実は日本酒ロックの人気を受けて、ロックで飲むために作られた銘柄が増えてきています。氷を入れて飲んだ時の味を計算して作られているので、味はお墨付き。初心者でも安心して飲めるおすすめの銘柄ばかりです。

白瀧酒造 ロック酒の上善如水

160年の歴史を持つ新潟県の蔵元・白瀧酒造が作り上げた、日本酒ロック専用の純米酒です。甘酸っぱい爽やかな味で、フルーティーな香りがふんわりと香ります。

日本酒ロックにすることで、キレの良さが増してさらにおいしくなります。

  • 商品名:ロック酒の上善如水(じょうぜんみずのごとし)
  • 価格:1,287円
  • 商品ページ

月桂冠 氷原酒

1637年創業、京都伏見に本社を置く酒造メーカーである月桂冠が開発。有名な酒造メーカーなので、社名を聞いたことがある方も多いのではないのでしょうか。大手が開発しただけあって、日本酒ロックにぴったりのお酒に仕上がっています。

無加熱の純米原酒だけあって、こっくりとした味わい。氷が溶けるにしたがって、まろやかさと爽やかさがでてきます。濃厚な味の日本酒ロックを飲みたい方におすすめです。

木下酒造 アイスブレイカー

夏限定のロック向け日本酒。真夏に日本酒ロックを飲むなら、この銘柄がおすすめです。こっくりと甘みのある純米酒で、氷の入ったグラスに注ぐと、冷えてキュッとクリアな味に。爽やかさとコクを併せ持つ一杯です。

時間の経過とともに氷が溶けて、どんどん柔らかな味になる変化が魅力。ゆっくり日本酒ロックを味わいたい方におすすめです。

  • 商品名:木下醸造 玉川 アイスブレイカー
  • 価格:1,980円
  • 商品ページ

ロックでもおいしいおすすめ3選

ロック専用の銘柄でなくても、日本酒ロックでおいしく飲める銘柄はたくさんあります。この記事ではおすすめの3銘柄をご紹介。

日本酒ロックで飲むのはもちろん、常温や冷やなど他の飲み方にもチャレンジして、味や香りを比べてみるのも良いでしょう。

本醸造超辛口 烈火(れっか)

アルコール度数20度で超辛口。すっきりした味わいと熟成されたコクを併せ持つ一本です。日本酒ロックにすることで、アルコール度数は低めに。ドライで濃厚な味がさらに引き立ちます。

特に唐揚げやメンチカツなど、こってりとした油ものとの相性バツグンの一本です。

秀鳳 BEACH SIDE

白ワインのようなフルーティーな味わいが特徴。日本酒初心者でも飲みやすい日本酒です。ロックにすることで、まろやかさや爽やかさがさらに引き立ちます。

そのまま飲んだり、ソーダ割にしたりしてもおいしいのでロックとの味の違いを楽しんでみましょう。

手取川 夏の純米酒辛口

北陸で長年愛されてきた「手取川」の特約店で、数量・季節限定で販売されている辛口純米酒です。キレのある辛さとやわらかでコクのある旨みがポイント。軽めの口当たりなので、辛口の日本酒が苦手でもおいしく飲めます。

しっかり冷やすことでさらに飲みやすくなり、キリッと締まった味わいを楽しめます。

日本酒をロックで飲む方法やこだわり

せっかく日本酒ロックを飲むなら、よりおいしく飲みたいですよね。そこで、ロックの作り方やバリエーション、酒器など、日本酒をロックで飲むときのポイントをご紹介します。

ロックの作り方 氷の量や大きさは?

日本酒ロックを作るうえで、入れる氷のチョイスは重要。おすすめなのが、スーパーやコンビニで売っているロック用の氷。氷が徐々に溶けて味が変わるのをじっくり味わえます。冷蔵庫で作った氷はサイズが小さく、すぐ溶けてしまうのであまり日本酒ロック向きではありません。

ロック用のグラスにロック用の氷を2~3個入れて、日本酒を注げばおいしい日本酒ロックの出来上がりです。

ロックの色々な飲み方

実は日本酒ロックには色々な飲み方があります。そのなかでもおすすめの3つの飲み方をご紹介します。

癇ロック

熱燗に氷を入れて冷やす飲み方。加熱する際にアルコールが飛び、さらにロックにすることで薄まり、アルコール度数を下げて日本酒を味わえます。

レモンを入れる

実はレモンなどの酸味のあるフルーツと日本酒は相性バッチリ!さっぱりとした味わいになるので、夏や油っこい料理を食べるときに、特におすすめです。

カクテルにする

日本酒をベースにしたカクテルもおすすめです!イチオシはサムライロック。ライムジュース15ml、日本酒45mを混ぜて氷を入れるだけ。さっぱり爽やかな味わいが魅力のカクテルです。

ロックで飲むなら酒器にもこだわりを

お気に入りの酒器で飲めば、日本酒ロックをよりおいしく感じられます。おすすめはガラス製のもの。涼しげな器と氷のカランという音の組み合わせがたまりません。

また、氷が溶けて風味が変わるのを楽しみたい時は、飲み口が広く低めの器。発泡酒をグイっといきたいときは背の高いグラスと銘柄や気分によって使い分けるのもおすすめです。

通の飲み方、日本酒ロックを楽しもう

日本酒ロックは決して邪道ではなく、昔から親しまれてきた飲み方です。むしろ今は、おいしい日本酒の飲み方として少しずつブームになってきています。

真夏に雪を見ながら日本酒ロックを飲み比べができる「日本酒で雪見酒」などのイベントも開催。日本酒ファンから熱い注目が集まっています。

有名な蔵元からロック専用の日本酒も発売されるなど、人気は高まるばかり。濃い日本酒は苦手…という方にこそ、のどごしスッキリでおいしい日本酒ロックがおすすめです。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME