お茶のスゴい効能をご紹介。体に良いと言われる理由とは

2019.02.16

なんとなく体に良いイメージがあるお茶ですが、具体的な効能は種類によって違います。また同じ緑茶でも、栽培方法や加工過程で味や効能が変わります。目的に合ったお茶を選び、飲み続けることが大切なのです。お茶の種類と効能について詳しく紹介します。

ヘルシーで何にでも合う、お茶

日本では緑茶をはじめ、麦茶やウーロン茶などさまざまなお茶が飲まれています。味はもちろんのこと、カロリーを気にせずにミネラルなどの栄養素が摂取できることや、どんな食事にも合うことなどが人気の理由と考えられます。

また、お茶の種類によっては脂肪を分解したり、アンチエイジングが期待できることも知られています。このため、お茶の成分を取り入れた健康食品もたくさん開発されています。

日本でよく飲まれる代表的なお茶

日本でよく飲まれているお茶と言えば、緑茶ですね。緑茶とは摘んだ後の茶葉にすぐに熱を加えて発酵を止めた、不発酵茶のことです。煎茶、玉露、抹茶、ほうじ茶などの種類があり、それぞれ味わいや効能が異なります。

中国原産のウーロン茶も、日本でよく飲まれています。茶葉を適度に発酵させた半発酵のお茶で、さっぱりした味わいは油っぽい食事の後などに向いています。また、茶葉を完全に発酵させたものが、紅茶になります。

もう1つ、日本人に好まれるお茶に麦茶がありますが、これは茶葉ではなく大麦を焙煎して作ります。ノンカフェインでミネラルが豊富なので、子どもや妊婦、お年寄りにも安心なお茶です。

ほうじ茶は緑茶の仲間?

ほうじ茶はその色や味わいから、ウーロン茶や紅茶の仲間というイメージが強いですが、実は緑茶の仲間です。煎茶を高温で焙煎して作るため、緑ではなく茶色になっています。

煎茶に比べてカフェインが少ないので、子どもに飲ませたり、寝る前に飲んだりするのに適しています。

薬事法に反する健康食品に注意

多くのお茶には、健康や美容に役立つ成分や栄養素が豊富に含まれています。このため、お茶の成分を含んだサプリメントなどの健康食品もたくさん開発・販売されています。

しかし健康食品の中には、効能について薬事法に違反するような、誤解を招く表現を使っているものもあるので注意が必要です。

ただし、誰が見ても明らかに食品とわかる『明らか食品』については、効能をうたっても薬事法違反にはなりません。お茶は明らか食品に含まれるため、健康や美容に効果があることを明示できます。

緑茶に含まれる栄養

緑茶には多くの栄養素が含まれており、毎日一定の量を飲むことで健康面に大きなメリットがあるとされています。緑茶の栄養と効能、1日に飲むべき適正量についてみていきましょう。

緑茶は脳に良い?

緑茶の効能で、最近特に注目されているのが脳の病気の予防効果です。1日2杯以上飲むと認知症を予防でき、5杯以上で脳梗塞で死亡するリスクを減らせることが分かっています。

これは緑茶に含まれるカテキンが、病気の原因となる活性酸素の働きを抑えるためと考えられています。しかしいくら脳に良いと分かっても、毎日5杯以上飲むことは、かえって体に悪影響があるのではないかと心配になりますね。

しかし緑茶は、健康な成人なら1日5杯程度飲んでもとくに影響はないとされています。ただしカフェインが含まれているので眠れなくなったり、飲み過ぎてお腹が痛くなったりすることもあります。寝る前は控えるなど、適度に調整すると良いでしょう。

主な栄養素一覧と効能

緑茶に含まれる主な栄養素と効能は、下表のとおりです。脳の病気を予防する以外に、ストレスの緩和やリフレッシュ、美肌にも役立つことがわかります。

栄養素 効能
カテキン(タンニン) 殺菌。活性酸素の働きを抑制
テアニン ストレス緩和
カフェイン 頭の働きを活発にする、眠気を覚ます
ミネラル類 血圧を下げる(カリウム)、虫歯を予防する(フッ素)、骨を丈夫にする(カルシウム)など
ビタミンC 抗酸化作用。コラーゲン生成
ビタミンB2 糖質の代謝を促進。肌の健康を維持。肝臓の働きを助ける

 

緑茶の種類で栄養を比較

緑茶は茶葉の栽培方法によって、煎茶や玉露などの種類に分類されます。また同じ煎茶でも、茶葉を摘む時期によって違いがあります。

栽培方法や収穫時期が違うと栄養素の含有比率が変わり、味わいや効能も変わってきます。緑茶の種類別に、栄養を比べてみましょう。

中級煎茶と上級煎茶

緑茶の代表格、煎茶は中級や上級といった等級で分類されています。中級と上級では、品質や価格だけでなく栄養素の含有量にも違いがあります。

茶葉がまだ柔らかいうちに摘みとる上級煎茶は、旨味成分アミノ酸の1種、テアニンが豊富です。一方の中級煎茶には、苦みや渋みの元となるカテキンが多く含まれます。

上級煎茶のほうが、渋みが少なく美味しいとされますが、カテキンの健康効果を目的にお茶を飲むのであれば、中級煎茶を選ぶほうが良いと言えます。

煎茶と玉露

煎茶と玉露の違いは、栽培中に茶葉に日光を当てる時間の差にあります。煎茶に使う茶葉は日光を当てて育てるので、光合成が活発に行われ、渋み成分であるカテキンの含有率が高くなります。

逆に日光を当てないように茶葉を覆って育てると、旨味成分テアニンの含有率が高くなります。この茶葉を使って作るのが、苦みが少ない美味しいお茶と言われる玉露です。

テアニンにはストレス緩和の効果がありますから、リラックスしたいときは少し贅沢に、玉露を飲むと良いでしょう。

効能別にみるお茶の種類

緑茶以外にも、健康に良いとされるお茶はたくさんあります。風邪を予防したり老化を遅らせたりと、嬉しい効果が期待できるお茶について紹介します。

風邪予防に 紅茶

緑茶に含まれるカテキンには殺菌効果があり、緑茶でうがいをすると風邪の予防になります。しかしもっと風邪の予防に効果があるのが、紅茶です。

茶葉を完全に発酵させて作る紅茶では、発酵の過程でカテキンがより強い抗菌・抗ウィルス力を持つ『テアフラビン』に変化します。

テアフラビンは、なんとインフルエンザウィルスにも効果があるといわれています。インフルエンザが流行する時期には、紅茶に塩を少し入れてうがいをすると良いでしょう。

さらに紅茶に含まれるポリフェノールには血圧の上昇を抑える働きがあり、動脈硬化や脳卒中など成人病の予防にも効果的です。

アンチエイジングに ルイボス茶

ルイボス茶は南アフリカ共和国原産のマメ科の植物、ルイボスの葉を乾燥させたものです。カフェインがないこと、鉄やカリウムなど10種類以上のミネラルを含んでいることなどから、ヘルシーなお茶として知られています。

またルイボス茶には、活性酸素の働きを抑える成分『SOD(スーパー オキサイド デスムターゼ)』が豊富に含まれています。活性酸素はシミやシワなどの老化現象だけでなく、花粉症やアトピーなどのアレルギー症状を引き起こす原因にもなります。

SODがこの活性酸素の働きを抑えるため、ルイボス茶はアンチエイジングやアレルギーに効果があると言われています。

毛細血管を丈夫に どくだみ茶

日本で昔から薬草としても利用されてきたどくだみには、毛細血管を丈夫にし血行を促進する作用があります。血管が丈夫になることで、高血圧や動脈硬化を予防できます。

また、デトックス作用や利尿作用があり、新陳代謝を高めてくれます。血行や代謝が良くなることで、冷えやむくみを改善するほか肌や胃腸の調子が良くなる効果も期待できます。

ダイエット中におすすめのお茶ランキング

お茶は、ダイエット中の人にとっても強い味方です。ゼロカロリーなのでたくさん飲んでも太る心配がないばかりか、脂肪の吸収を抑えたり、脂肪を燃焼したりとダイエットの手助けをしてくれるお茶もあります。

中でも飲みやすく、ダイエット効果の高いお茶を3種類、ランキング形式で紹介します。

1位 ポリフェノール入り マテ茶

南米の家庭でよく飲まれている、マテの葉や枝を乾燥させたお茶です。食物繊維やミネラルが豊富に含まれることから別名『飲むサラダ』とも呼ばれています。いかにもダイエット向きのお茶ですね。

さらにマテ茶はポリフェノールの含有量がワインや緑茶よりも多く、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールの値を低下させる効果が高いことがわかっています。少しクセはあるもののすっきりした味わいで、飲みやすいのもポイントです。

2位 脂肪をつきにくくする プーアール茶

プーアール茶は、本場の中国でも古くからダイエット効果が注目されてきたお茶です。脂肪の吸収を抑えるとともに燃焼も促すので、体に脂肪がつきにくくなると言われています。

ウーロン茶よりも渋みが強く、プーアール茶だけだと飲みにくいと感じる方も多いですが、油っぽい食事のときに飲むとその良さが分かります。中華料理店のメニューに載っていることも多いので、試してみてください。

3位 漢方薬のお茶 杜仲茶

漢方薬としても有名な、杜仲(とちゅう)という木の葉を乾燥させた、中国のお茶です。杜仲茶が持つ健康やダイエットへの効果は日本でも注目され、特定保健用食品に認定されています。

杜仲茶に含まれる『ゲニポシド酸』は内臓の働きを活発にし、中性脂肪やコレステロールを分解、脂質の吸収を防ぎます。また『アスペルロシド』という成分には、皮下脂肪や内臓脂肪を減らす働きがあることが分かっています。

プーアール茶よりさらにクセが強い味ですが、肉や脂質の多い食生活をしている方、メタボリックシンドロームが気になっている方には、大変おすすめのお茶です。

適量のお茶で美味しく健康的な毎日を

水分補給やリラックスタイムのお供に、美味しいお茶は欠かせません。その種類や効能はさまざまで、生活に上手に取り入れることで病気の予防やダイエットにも役立ちます。

しかしいくら健康や美容に効果があるといっても、飲み過ぎてお腹を壊したり、眠れなくなったりしては意味がありません。適量を守って、ぜひ健康的な毎日を送ってくださいね。

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