釣り用バッグはどんな種類がある?それぞれの特徴や選び方まとめ

2019.02.15

釣り用バッグには、リュックサックやショルダーバッグなど、いくつかのタイプがあり、釣種や収納するものによって使い分けます。選ぶ際は、防水加工やオプション機能の有無も確認しておきましょう。釣り用バッグの種類とおすすめのアイテムを紹介します。

釣り用バッグを使うメリット

釣りには釣り竿や仕掛け、餌などさまざまな道具が必要です。タオルや防寒具、昼飯なども持っていくべきでしょう。多種多様な荷物をコンパクトにまとめられるのが『釣り用バッグ』です。

釣り用バッグがもたらす3つのメリットをみてみましょう。

バッグで移動がスムーズに

足場の悪い場所やスペースの限られた岩場では、手がふさがっていた場合に転倒する危険性があります。釣り用バッグがあると、細かな道具をまとめられるので、安全に移動ができるでしょう。

また、魚を求めて移動する『ランガンスタイル』では、荷物の多さや重さが機敏性を妨げてしまってはいけません。必要なものが1つ、または2つのバッグにまとまっていれば、スムーズに動け、釣果の向上にもつながります。

釣り場に合わせて道具を分けられる

釣りの道具は、用途ごとにプラケースで保管する人が多いですが、いざ持っていくとなると、あれもこれもと準備が大変です。

いくつものプラケースを運べる収納力が高いバッグや、必要な道具が全て収納できる大型のタックルボックスがあると、釣種や釣場に合わせて素早く道具が使い分けられるでしょう。道具の種類が多いほど、狙える魚種の幅も広がります。

釣りに便利な工夫が多い

普通のバッグではなく釣り専用のバッグをおすすめする理由は、『釣りに便利な機能』が多く搭載されているためです。

リールロッカー・タックルケース・プライヤーホルダー・濡れたタオルが通せるベルトループなどが搭載されているもの、椅子代わりにできる耐重量の高いものもあります。

泥や水しぶきに耐えられる防水性の高い生地や、水が入らないような止水ファスナーなど、細かい部分にも配慮されているバッグを選べば、釣りがより快適になるでしょう。

釣り用バッグの選び方ポイント

日常で使用するバッグと釣り用バッグは、選び方の基準やポイントが異なります。どんなスタイルで釣りをするかを明確にしておくと選びやすくなるでしょう。

まずは荷物の容量を確認

最も重要なのは『容量』です。大きすぎれば邪魔になり、小さすぎれば荷物が入りきらないので、購入時は適切な大きさを見極めなければなりません。

たとえば『船釣り』では陸を離れるため、持ち込んだ釣り道具だけが頼りになります。つまり、多種多様な魚に対応したいくつもの道具が必要です。防寒具や水筒、お弁当も一緒に入る大容量のものがよいでしょう。

逆に、『渓流釣り』や『ランガン』では、多くの道具を持ち歩くよりも、軽量さやコンパクトさが重視されます。

リュックサック・タックルボックスなどの場合、容量は『〇〇ml』で表記されています。『縦×横×高さ』のサイズ(cm)も確認しておきましょう。

釣り方に応じて防水性を選ぶ

釣りでは、水しぶきや急な雨が予想されるので、釣り用バッグは、ある程度の防水性・撥水性が求められます。

  • 撥水加工
  • 防水加工(生活防水・完全防水)

『撥水加工』は、水をはじく特殊な生地が使われており、雨が当たっても生地の上を水滴が滑るように落ちていきます。長雨や激しい雨が続くと、中が濡れる恐れがあるので注意しましょう。

『防水加工』は水を通さない生地のことで、水しぶきや小雨程度の水に耐えられるものを『生活防水』、完全に水を防ぐものを『完全防水』といいます。

屋根のある管理釣り場や近場の場合は、小雨から中雨に耐えられるくらいの撥水・防水性で十分ですが、過酷な自然環境での釣りや波しぶきが多い船釣りの場合は、高い防水性が必要です。

金具が少ないものを選ぶ

潮風には海塩粒子が含まれていて、金属に付着すると腐食し、錆びを引き起こします。釣り用カバンのファスナーやボタン、つがい部分は、非金属製が好ましいでしょう。

特にファスナーが金属製だと使っているうちに動かなくなり、使い物にならなくなる可能性があります。金属部分がある場合は、真水で洗い流し、しっかり乾かしてから保管しましょう。

機動力と収納の両方を持つ リュックサック

リュックサックは、釣りはもちろん、さまざまなアウトドアシーンで使われる定番の形です。リュックサックが向く釣りの種類や、機動性と収納性を両立したおすすめのアイテムを紹介します。

リュックサックの特徴

リュックサックは、両肩で荷物を支えられるため、比較的重いものでも負担なく運べるのが特徴です。

両手での動作が可能な上、転びそうになったときに、危険を回避することもできるでしょう。ショルダーバッグやウエストポーチに比べ大容量で、収納ポケットもたくさんあります。

一方で、リュックサックを下ろさなければものが取れないのがデメリットです。背中に収納部分が当たるため、夏場は蒸れが気になるでしょう。防水性に加え、通気性・透湿性も考えて選びましょう。

渓流釣りなどに最適

機動性と収納性を兼ね備えたリュックサックは、山間部での『渓流釣り』に最適です。渓流では上流に行くほど石は大きくなり、苔の生えた滑りやすい足場が増えるので、両手に抱える荷物は少ないほうが安全性は高いでしょう。

両肩に重さが分散されるため、山や沢を上り下りするときも疲れが少なくて済みます。

シマノ システムバッグXTシリーズ

シマノの『システムバッグXTシリーズ』は、3種類のサイズがあり、シチュエーションに応じて選べます。背中と腰部分には、蒸れを開放するアーチ型シェイプと、体への負担を和らげる緩衝材が使われているのが特徴です。

全体には、水や汚れが染み込まない防水生地が採用されているので、急な小雨や水しぶきから大切な道具を守ってくれます。メインの収納部分は2層構造で、効率的なものの出し入れが可能です。メイン以外のポケット数も多いので、見た目以上に収納できます。

レインウェアやタオルなどが通せるベルトループや、投げ用リールロッカーなど、便利な機能も付いています。

  • 商品名:シマノ システムバッグXT DP-072K(S・M・L)
  • 価格:13,928円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ランガン向き ショルダーバッグ

ショルダーバッグは、ものが取り出しやすいというメリットがあります。瞬時にタックルチェンジが必要な場面では重宝するでしょう。

ショルダーバッグの特徴

『ショルダーバッグ』は片方の肩にベルトを斜め掛けするバッグです。ハンドフリーになるため動作がしやすく、胸の前にバッグを滑らせることで小物がすぐに取り出せるメリットがあります。

ウエストバッグのように腰に負担がかからないのはいいですが、片方の肩に負荷がかかるので、重い荷物や長時間の釣りでは、肩こりが懸念されるでしょう。

最近は左右のどちらかからしかかけられない『ワンショルダー』や、よりコンパクトな『ボディバッグ』なども出ています。

ランガンやオカッパリなどに最適

『ランガン』は、魚が来るのをひたすら待つ従来の釣りとは違い、自らが魚を求めて積極的に移動する釣りのスタイルです。岸釣りに限らず、船やボートを使って移動することもあるため、両手に重い荷物があると機動性が損なわれます。

そのため、両手が使えてものが取り出しやすいショルダーバッグが最適でしょう。リュックサックは、いちいち下ろさないとものが取れず、俊敏なルアー交換には適していません。

同じような理由から、陸や岸からの『オカッパリ』にもショルダーバッグが重宝します。スムーズなルアーチェンジができる上、堤防から堤防、岸から岸と、身軽に移動できるでしょう。

アブ・ガルシア ワンショルダーバッグ2

アブ・ガルシアのワンショルダーバッグは、体にフィットする安定性の高いベルトと、大容量のメイン収納がポイントのショルダーバッグです。背負ったままでも快適に腕が動かせるので、ランガンスタイルにぴったりでしょう。

前面には205×145×40mmサイズのルアーケースが入る大きめのポケット、側面には財布やデジタルカメラが収納できるマルチサイドポケット・ドリンクホルダー・ロッドホルダーなどが付いています。必要なものが整理整頓でき、出し入れもスムーズに行えますね。

ファスナー部分は錆びない非金属性で、生地には、撥水性の高いポリエステルが採用されています。

  • 商品名:アブ・ガルシア ワンショルダーバッグ2
  • 価格:3,948円(税込)
  • Amazon:商品ページ

動きやすさが人気 ウエスト、ヒップバッグ

ウエスト・ヒップバッグは、動作を妨げない動きやすさが人気です。釣りに必要な収納力・機能を備えた釣り具メーカーのものを選ぶと、便利さがより実感できるでしょう。

ウエスト、ヒップバッグの特徴

腰に巻き付けるように固定して使うのが『ウエストバッグ』『ヒップバッグ』です。リュックサックやショルダーバッグ同様、両手がフリーになるので、さまざまなアクションがしやすいでしょう。

立ちながらでもものが取り出せるので、素早いタックルチェンジが必要な釣りに向いています。

バッグが大きかったり、荷物が重かったりすると腰に負担がかかるため、リュックサックやショルダーバッグより比較的小型のものが多いのも特徴です。

ウエストが細い人は、しっかり固定してずり落ちを防止しましょう。大開口のものは、ものを落とさないよう注意が必要です。

オカッパリやルアーフィッシングなど

ウエスト・ヒップバッグのよさは、立ちながらでもすぐにものが取り出せ、両手が使えるところです。機動性も損なわないため、『オカッパリ』や『ルアーフィッシング』『ランガン』などに向いているでしょう。

釣り具メーカーのウエストバッグ・ヒップバッグだと、ロッドホルダーなどの収納があるので、さらに便利です。

ダイワ ヒップバッグ LT(C)

さまざまなルアーゲームに重宝する汎用性の高いヒップバッグです。メイン収納には、21×15cm程度のケースが2~3個入り、大型フロントポケット・サイドポケットにもたくさんの収納ができます。

各ポケットの位置は、釣りに特化した配置になっており、すぐに必要なものが取り出せるでしょう。

ペットボトルホルダー・ロッドホルダー・Dリングなども搭載されています。背面はメッシュパッド仕様なので、蒸れやニオイを気にせず快適に過ごせますよ。

ブラックだけでなく、クールなオリーブや、女性用のピンクカモフラージュなど、カラーバリエーションの豊富さも魅力です。

  • 商品名:ダイワ ヒップバッグ LT(C)
  • 価格:4,124円(税込)
  • Amazon:商品ページ

大容量を詰め込める タックルバッカン

『タックルバッカン』は、他のバッグよりも容量が大きく、釣り具一式を持ち運びたいときに重宝します。一方で、身軽さやフットワークの軽さを重要視する釣種には不向きなことも覚えておきましょう。

タックルバッカンの特徴

『タックル』とは、釣り道具全般のことで、釣り道具一式が丸ごと収納できる専用ボックスは『タックルボックス』とよばれます。一方、『バッカン』は、EVA樹脂などの軽量で柔軟性に優れた素材でできており、餌を収納するのが一般的です。

『タックルバッカン』は、さまざまな釣り具が整理整頓できるタックルボックスと、軽量で持ち運びやすいバッカンのよさを兼ね備えているといえるでしょう。

ロッドホルダーや仕切りのあるケースなど、目的に合わせた自由なオプションが追加でき、収納力が高い点がメリットです。

撒き餌やキーパー、道具の運搬に

『タックルバッカン』は、たくさんの釣り具や餌が必要な場面で役立ちます。

たとえば、『船釣り』の場合、釣り具が多いほど狙える魚種の幅が広がります。船に乗ったら簡単には戻れないので、十分な量の餌や食料、防寒具も必要になるでしょう。

多くのタックルバッカンは、水が入りにくい造りにできており防水力も高めです。そのため、水しぶきや雨の当たる場所でも安心して使用できます。

一方で、タックルバッカンを持ったまま釣りはできないので、フットワークの軽さが求められる『ランガンスタイル』には不向きでしょう。

ダイワ ATタックルバッグ D(A)

ダイワの『ATタックルバッグ D(A)』は、ハンドルとショルダーの2way仕様で、オカッパリから船釣りまで幅広く使える万能タイプです。サイドには2つのロッドスタンド・アタッチャブルバー・タオルハンガーが付いており、釣りに必要なものがすっきりとまとまります。

素材には、丸洗いが可能なEVA樹脂が採用されています。フタ部分は凹状になっているので、小物を置いても転げる心配がありません。

  • 商品名:ダイワ ATタックルバッグ D(A)
  • 価格:8,247円(税込)
  • Amazon:商品ページ

その他のバッグ

必ずしも必要ではありませんが、あると便利な『その他のバッグ』を紹介します。メリットとデメリットを知った上で上手に使い分けましょう。

磯釣りにおすすめ ロッドケース

『ロッドケース』は、釣り竿を数本まとめて収納できる専用バッグのことです。釣り竿はぶつかると破損しやすいので、磯など足場の悪い場所に移動するときはあったほうがよいでしょう。

  • ハードタイプ:耐衝撃性が高い・価格が高め・重い
  • ソフトタイプ:耐衝撃性は低め・価格が安価・軽い

『ハードタイプ』は高価なジギングロッドなどを入れるときや、飛行機など長距離移動で荷物を預けるとき、足場の悪い場所を移動するときなどに役立ちます。

『ソフトタイプ』は、軽くて携帯性が高いですが、衝撃性は低めなので、短距離移動時に使うとよいでしょう。

持ち運びに便利なショルダーポーチ

『ショルダーポーチ』はショルダーバッグやウエストバッグよりも小ぶりで、携帯性が高いバッグです。

容量はそれほど大きくはありませんが、必要最小限のものがしっかり収納でき、出し入れしやすいのがメリットです。釣り道具とは別に、財布や携帯などを入れておくのにも役立つでしょう。

釣り具メーカーで扱っているショルダーポーチの中には、しっかりとマチが付いているものや、撥水・防水加工がされているものがあります。

防水加工で安い トートバッグ

多用途に用いられる『トートバッグ』は、収納力が抜群な上、コンパクトで軽量なので、釣りのさまざまなシーンで活躍してくれます。

濡れたレインウェア・タオル・防寒具・長靴などを入れるのもいいですし、荷物が増えそうなときの予備として持っていくのも便利です。タックルボックスのように四角い形をしていないので、狭い電車の中でもかさばりにくいでしょう。

釣り場に携帯するなら、撥水・防水加工がほどこされたタイプがおすすめです。

一方で、トートバッグは、釣りに適した機能がやや少ないのがネックです。肩にかけられても、両手が完全にフリーになるわけではないので、ランガンスタイルにはあまり向いていないでしょう。

釣り用バッグで快適な釣りを

釣り用バッグは、ロッドケースやベルトループ、優れた防水加工など、釣りのニーズに合わせた機能が搭載されています。他のバッグで代用できないわけではありませんが、釣り用バッグがあると、釣りがグッと快適になるでしょう。

バッグの種類は釣種に合わせて選ぶのが基本で、収納力のある大きなものが必ずしもよいとは限りません。場合によっては、いくつかのバッグを使い分けることも必要でしょう。

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