音楽理論を学べる本のおすすめは?初心者向けの本を紹介します

2019.02.14

楽器を演奏したり曲を聴いて楽しんだりと、音楽との接し方はさまざまです。中には、独自に音楽理論を学び、より音楽を楽しんでいる人もいます。音楽の世界を広げてくれる音楽理論について、初心者でも無理なく学べるおすすめの本を厳選して紹介します。

音楽理論の知識は必要なのか?

「趣味で音楽を楽しむ上で、音楽理論の知識は必要なの?」そう感じる人もいるでしょう。もちろん、理論を知らなくても誰でも気軽に楽しめるのが音楽の魅力ではあります。

一方で、初歩的なことであっても知っておくことで、音楽へのさらに深い理解や大きな感動を与えてくれるものが音楽理論なのです。

音楽理論とは

音楽理論を一言であらわすと、『音楽学の一分野で、音楽の構造や手法を論理立てて説明するもの』です。固い表現で、ピンとこない人も多いかもしれません。

言いかえれば、『音楽の良さを人に分かりやすく伝えたり、より深く理解したりするために便利なもの』ということです。

音楽理論を理解することで感動を誰かと共有したり、作者の意図をくみ取ったりと、音楽との親しみ方に大きな幅が生まれてきます。

また、音楽理論は、音楽の『文法』とも言われます。例えば、サクラの美しさを人に伝えるには最低限の言葉が必要です。お互いに『サクラ』という名詞や『美しい』という形容詞を知っていて、文法の組み立てを知らなければいけません。

同じように、音楽を文法のようにルールであらわすには、楽譜を理解するための音楽理論を知る必要があるのです。

音楽理論を学ぶメリット

音楽理論を学ぶメリットは、スケール(音階)に基づいて大きく4つあります。

一つ目は、『曲を理解できる』ことです。ある曲に関して、スケールを理解しておくと、ただコード進行を丸覚えするよりも、その曲の全体像をより的確に把握できます。

二つ目は、『曲の再現力が高まる』ことです。ある曲をプレイして再現したいと思ったときに、その曲のメロディーとスケールとの関係が分かっていると、曲中の難しいコードも絞りやすくなり、コピーするときなどにとても役立ちます。

三つ目に、『フレーズの置き換えができる』点です。難易度の高いフレーズを弾こうとしても、自分の技術が追い付かない場合があります。そんなとき、スケールを理解しておくと、力量に合わせたフレーズに変えて対応もできます。

四つ目は、『曲作りに役立つ』ことです。良いメロディーが頭に浮かんだとして、そのメロディーにコードをあてはめる際、スケールを軸にするとコードが選びやすくなります。そして、その前後にコード進行を組み立てていくと1つの曲に仕上がるのです。

このように、音楽理論は音楽のレシピとして、とても役に立つものだと言えるでしょう。

音楽理論は3つに分類できる

音楽理論は、『音の名前』『音の用法』『音楽の様式』の大きく3つに分けられます。

『音の名前』は、短音を示すド・レ・ミや和音をあらわすCマイナーやE7などのコード名、あるいは曲調を示す長調・短調など、音楽にまつわる言葉のことです。

覚えるのが大変だと挫折する人もいますが、音楽の各パーツは基礎的なものだけでも知っておいたほうが良いでしょう。

次に『音の用法』は、明るい気分はメジャーコード、さみし気な雰囲気はマイナーコードというように『効果や役割』を与えるものです。

音の用法を知ることで、イメージに合わせた音を使い分けられるようになり、作曲などする人にはとても有利なものでしょう。

そして『音楽の様式』とは、ジャンルを決定づける大切な要素のことです。例えば、ブルースにはこのコードを多用する、ラテンにはこのリズムが似合うなど、ジャンルの軸となるものです。

また、ある曲を聴いて『誰々っぽい曲』という印象を受けたら、それも様式と言えます。

音楽理論を学ぶ方法は何がある?

音楽理論を学ぶには、いくつかの方法があります。専門学校や音楽学校に通うこともその一つです。ただ、プロの講師の指導を直接受けられる反面、授業料が高く、もし挫折してしまったときのリスクは高いでしょう。

そこで、誰にでもアプローチしやすい2つの方法を紹介します。

WEBサイトで勉強する

インターネット上には、音楽理論について説明しているサイトがたくさんあります。WEBサイトで学び始めることも一つで、動画や図を使って分かりやすく説明してくれるサイトもあり、また、費用がほぼかからないことも利点です。

一方で、音楽理論の深い部分まで触れているサイトは少ないので、しっかりと学びたいという人には不向きかもしれません。

本を購入して勉強する

初心者から専門家にいたるまで、あらゆるレベルの人に向けた本が数多く出版されています。分かりやすい表現でやさしく説明してくれるタイプ、図や絵が使われ楽しく学べるタイプなど、質の良い本をたくさん見つけられます。

自分の知識に合わせて学習し、力がついたら次のレベルの本に進んでいくというように、段階を追って学び続けていけるのも本で勉強するメリットです。しっかりと音楽理論を身につけたいなら、本を購入して学ぶことをおすすめします。

音楽理論を学べるおすすめの本3選

これから音楽理論を学ぶ人に向けて、おすすめの本3冊を厳選して紹介します。

よくわかる音楽理論の教科書

本書では、クラシックからジャズ・ロック・J-ポップにいたるまで、数多くのジャンルをとりあげることで、難しいと思われがちな音楽理論へのハードルを下げてくれます。

その上で、すべての音楽の構造を読み取りながら、音楽の原理を丁寧に学んでいけるので、音楽理論の初心者に適した1冊と言えるでしょう。

  • 商品名:よくわかる音楽理論の教科書
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マンガでわかる音楽理論

見慣れない言葉が続いてしまうと、音楽理論を学びたいという気持ちがあっても失速してしまいます。そんな人に向けて、音楽理論への敷居を下げようと執筆された理論書がこちらです。

音楽理論への架け橋とすべく書かれた本書は、マンガで音楽理論を学べる1冊となっています。絵を通して音楽の基礎に触れ、その後、詳しい解説文で理解を深める構造なので、楽しみながら音楽理論が身につくでしょう。

  • 商品名:マンガでわかる!音楽理論
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作りながら覚える 3日で作曲入門

DTM(デスクトップミュージック)の普及で、多くの人が作曲に興味を抱き、チャレンジするようになりました。

どのような機材で、なにから始めたら良いのか分からないという人に向けて、音声複合ソフトを使う人気作曲者が手掛けた教本が本書です。

最初にフリーソフトを使い、真似をしながら3日でまず1曲を仕上げることからスタートします。その後に理論を当てはめて理解するという手法は、まさに『作りながら覚える』作曲法です。初心者を作曲の世界へとやさしく導いてくれる1冊でしょう。

  • 商品名:作りながら覚える 3日で作曲入門
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音楽理論を学んで表現の幅を広げよう

音楽理論は、多くの人が持つイメージほど難解なものではありません。そして、音楽の上級者や専門家だけのものでもありません。技術レベルや知識を問わず、音楽を楽しみたいと思うすべての人に役立つものが音楽理論です。

少しでも音楽理論を学ぶことで、その人の音楽観は、より広がりを持つことができます。これを機会に音楽理論に触れて、さらに幅広い表現の世界へと進んでみてはいかがでしょうか。

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