ダーツ上達のカギはフォームにあり。自分に合ったフォーム習得のコツを解説

2019.02.14

ダーツのフォームの直し方、自分に合ったフォームの見つけ方を詳しく解説します。理想的なフォームはどのように覚えたら良いのかなど『ポイント』を抑えて覚えるのが大切です。わかりやすい動画も一緒に紹介するので参考にしてみてください。

ダーツに綺麗なフォームは必要?

プロ選手を見ていても、フォームは人の数だけあると思うほどいろいろな投げ方をしているのを目の当たりにしますが、本当にダーツに綺麗なフォームは必要なのでしょうか。

まずは、綺麗なフォームで得られるメリットをチェックしましょう。

綺麗なフォームはカッコいいだけでなく、安全

綺麗なフォームは、見た目のカッコよさだけではなく『疲れにくさ』と『怪我のしにくさ』の利点もあります。変なフォームを続けていると、力が入りすぎている部分に負担がかかってしまい『疲れや怪我』の原因になるのです。

この癖のようなものは、年齢を重ねるほど顕著に出てしまうと言われています。不自然なフォームを続けていれば、イップス(それまでスムーズにできていた動作が思い通りにできなくなる運動障害)を起こしてしまうこともあるのです。このことから、長くダーツを続けていく上でも綺麗なフォームは大切な要素と言えます。

無理な形のフォームに変える必要はない

しかし、無理に違和感のあるフォームに変える必要はありません。必要以上に形にこだわってフォームを作ってしまうと、かえって思わぬ怪我に繋がることがあります。

フォームに重要なのは『形ではなく感覚』です。自分の感覚で気持ちよく投げられるフォームを目指すのが良いといわれています。狙いの部分に入れる意識を持ちながら、自身が自然なフォームを見つけるようにしてみましょう。

自分のフォームを確認する方法

綺麗なフォームを目指すためにも、今のフォームを確認することが大切です。そこで、自分のフォームを確認するのに便利な方法を紹介します。

素振りをする

フォームが安定しないという人の多くが、自分のフォームの癖や特徴に気付けていないと言われています。自分がどのような投げ方をしているのか理解するのにおすすめなのが『鏡の前で素振り』をする方法です。

鏡の前で素振りしてフォームの癖や特徴を見つけ、徐々に理想的で自然なフォームに近づけていくことで、より投げやすさのあるフォームに近づけます。家でも簡単にできるので試してみましょう。

スマホで撮影する

鏡だとチェックが難しいというときに便利なのが『スマホで撮影する』方法です。動画であれば、細かい部分を何度もチェックできるほか、フォームを変えた後と変える前との比較もできます。

投げていてあまりレーティングが上がらない、思うようにいかないときにチェックしてみることもできます。1度ついた癖はなかなか直らないので、何度も繰り返し練習して体にフォームを馴染ませていくのがおすすめです。

参考にしたい理想のフォームのプレイヤーの動画があれば、比べてみるとどこが違うのか発見しやすい点もポイントの1つです。友人と動画を取り合い、お互いに意見交換をするのも自分の癖を見つけるきっかけになるのでおすすめされています。

構え方

次は、綺麗なフォームのために基本的な構え方をチェックしてみましょう。自分が最も自然でいられる構え方が1番良いですが、基準の構え方を知っておくと調整がしやすくなります。

上半身の安定は下半身からつくる

まず、上半身の安定は下半身からつくるのが大切です。ダーツでの下半身のスタンスは『クローズスタンス・ハーフスタンス・オープンスタンス』の3種類があります。

  • クローズスタンス・・・最もダーツボードに近い位置へ手を運べる。足をスローラインと平行になるよう置くスタンス。
  • ハーフスタンス・・・最も多くのダーツプレイヤーが行うスタンス。スローラインに対して足を斜めに配置するスタンス。自然に安定感を得られる。
  • オープンスタンス・・・バランス感覚が必要なスタンス。足をスローラインと垂直になるように置くスタンス。

上半身の動きに合わせて、重心を動かしやすいクローズスタンスやハーフスタンスが最も自然という人が多くいます。スタンスは『上半身が安定して自然に投げやすい』ように意識してみましょう。

体は固定しない

上半身を安定させるために下半身を完全に固定してしまうと『重心移動』が上手くいかなくなると言われています。確かに、下半身をどっしりと構えれば『パワー』が出ますが『重心移動と柔軟性』が必要なダーツでは上手く投げられないことも多いのです。

中には、投げるときに下半身が動くのを嫌い、固定することばかりを意識してしまって腕が出てこなくなったという人もいます。イップスの原因にもなるので『完全に固定する』という考えはよくありません。

また、人間の身体には反射運動が備わっています。ダーツを投げるときについ逆の足が浮いてしまうという人は、この反射運動によって出てきてしまう自然現象です。この自然現象を止めてしまうこともイップスに繋がると言われているので、自然現象を含めて自身のフォームに取り入れてみましょう。

腕を振りやすい手の角度

腕を振りやすい手の角度は人それぞれです。何も持たないで素振りをしたとき、手が向いている方向が1番自然な状態と言われているので、その角度に合わせてフォームを整えていくのがおすすめです。

  • ダーツをセットする位置
  • グリップとダーツの向き
  • 手首の角度
  • ひじの角度

上記の4点に意識して、どれだけ自然な体の動きで投げられるかを考えていきましょう。

スローイングの基本の流れ

フォームがある程度決まったら、次はスローイングの基本の流れをチェックしてみましょう。ダーツのスローイングは『テイクバック・リリース・フォロースルー』の3つの動作で成り立っています。

それぞれポイントごとに解説するので、自身のフォームと比べながら参考にしてみてください。

テイクバック

テイクバックとは、ダーツを引き寄せる動作のことです。全体的に『肘を中心』として、腕が扇形を描くように意識して引き寄せていきます。このとき、手首に余計な力を入れないように注意しましょう。

また、引き寄せるときには標的と目を結ぶようにするのがポイントです。

初心者で起きがちな失敗が、ダーツを投げる気持ちが強くでてしまった結果『勢い良くテイクバックで引く』ことです。最初に整えたフォームから勢い良く引くと、体のバランスや肘の位置がズレてしまうことでブレがでてしまいます。

テイクバックでは、体のバランスや肘の動きを意識して『コントロールできる速度』で引いていきましょう。正しく投げることができれば、綺麗な放物線を描いてダーツは狙いに向かって飛んでいきます。

リリース

リリースとは、ダーツを投げ放つ動作のことです。引いてきた腕の力を利用して、自然に『肘を固定したまま』腕を前に突き出すように投げます。最初の構えの位置でダーツを離し、扇形の放物線を描くように腕の動きも一定を保ちましょう。

イメージとしては、紙飛行機を飛ばすように、というのが分かりやすい例えです。

また、ここで注意しておきたいのが指の動きです。指をバラバラに離してしまうと引っ掛かり、真っすぐ飛ばすことができません。指は全て同時に離すように意識すると『より安定した飛び方』に繋がります。

リリースのときに初心者の多くが失敗するのが『グリップを強く握りすぎる』点です。しっかりとダーツをグリップするのも大切かもしれませんが、握りすぎると指離れが悪くダーツに余計な力が加わります。

ダーツを支えて安定させる感覚でグリップし、リリースでは全ての指を同時に離してダーツを開放するという意識をしてみましょう。

フォロースルー

フォロースルーは、腕を伸ばす動作のことです。リリースした後の手がボードに向かって真っすぐ伸びているかチェックしてみましょう。手が左右にブレていると、ダーツも左右にブレていることがあります。指先が狙った場所の真下にくるのがベストです。

このように、動作を3つ分けて考えると、どうしたら自分のフォームの癖を直して『理想的なフォームに近づけるのか』という課題も意識しやすくなります。

フォームがしっくりこないときは?

何度も練習を繰り返しても、フォームがしっくりこないときもあります。どこが悪いのか自身でもわからないときには、プロ選手のフォームなど参考になるものをチェックしてみるのがおすすめです。

プロ選手のフォームを参考にする

ダーツを投げるときはイメージが大切と語るトッププレーヤーは多くいます。しかし、実際にやってみると難しいと感じる人がほとんどです。そんなときはプロ選手のフォームや、良いと思ったプレーヤーのフォームを参考にしてみましょう。

イメージでは、ブルと同じ太さのパイプをイメージして通すように投げる、狙っているところにチップの先を向けていくなどのものがあります。狙ったところに入れるにはどのようなことを意識したら良いのかを考えるのもおすすめです。

スローの解析動画が分かりやすい

youtubeなどの動画投稿サイトにアップロードされているスローの解説動画を見てみましょう。プロ選手がどうやって投げているのか、テイクバックからフォロースルーまで細かくチェックできます。

腕の動きから、バランスまで細かくチェックすることができます。投げ方には個人差があるので自身の思い描く自然なフォームの参考にしてみましょう。

ダーツ用の肘サポーターを活用

ダーツ用の肘サポーターは、筋肉の動きをサポートすることで投げやすくするものです。効果には個人差がありますが、理想的なフォームの癖を付けるためにサポーターを活用する人もいます。

ダーツを投げるという動作を基準に作られているため、サポート以外にもアップで温まった状態を保持してくれる効果や、投げる腕の負担軽減にも役立ちます。最初は窮屈な感じがして違和感があるかもしれませんが、慣れてしまえば手放せなくなると人気です。

まずは自分のフォームを知ることから

理想の綺麗なフォームを目指すためには、自分のフォームを知るところから始めるのが大切です。癖や悪い部分を客観的に見つけて、徐々に練習を繰り返して理想のフォームを身体に馴染ませていくようにしましょう。

プロ選手のフォームを参考にするほか、自分のフォームを友人に見てもらうのも手軽にできる方法です。違和感のない自然なフォームを意識して練習してみてはいかがでしょうか。

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