イカを餌にして本命を釣るコツは?鮮度を長持ちさせる裏ワザも紹介

2019.02.12

水の中でも型崩れしにくいイカは、海釣りをするときに欠かせない餌です。魚の大きさや習性に合わせてイカの切り身とゲソを使い分けるといいでしょう。『塩漬け』にして鮮度を保つ方法や、イカで狙える魚を紹介します。

餌として使うイカの種類と付け方

海釣りでは、魚の餌にイカが多く用いられます。餌としてのミミズやマムシに抵抗がある人でも扱いやすく、どこでも手に入るのがメリットでしょう。主にイカには、胴体とゲソの部分があります。

切り身やイカそうめん

海釣りで万能性を発揮するのが、短冊切りにした『イカの切り身』です。

ゲソや他の部分よりも柔らかいのが特徴で、イカのエキスが多くの魚をひきつけます。針にまだイカが残っていたとしても、水に針を投入するごとに新しいものに付け替えましょう。そのほうがより魚が食らいつく可能性が高くなります。

特売日に、スーパーでイカを丸ごと購入すれば、コストパフォーマンスも抜群です。適度な大きさにカットされた『イカそうめん』を選ぶのもよいでしょう。

切り身は必要なときに必要な分だけが使えるように、小分けにして冷凍庫で保存しておきます。鮮度を保つために『塩漬け』にするのもおすすめです。

ゲソ

『ゲソ』はイカの足の部分です。イカ1杯からとれるゲソの量は限りがありますが、餌もちがよく、独特のニオイで魚がどんどん集まってくるでしょう。

ゲソはその形状や感触が、樹脂ゴムでできたワーム(ソフトルアー)に似ているので、ゲソを使うときは、ワームの付け方を参考にするのがおすすめです。

スーパーでは、イカのゲソ部分が50円前後で売られているときがあります。イカの切り身同様、冷凍させても脆くならないので、安いときに買いだめをするのもいいでしょう。

イカの切り身で狙える魚の例

イカの切り身で狙いやすい魚の種類を、表層・中層・深層に分けて紹介します。魚の大きさや歯の形に合わせて、イカの切り方を調節すると尚、よいでしょう。

表層や中層

表層で釣れる魚は、アジ・カツオ・ブリ・サバなどの青物です。いずれもイカへの食いつきはよく、特にブリは、かかる可能性が高いでしょう。

中層にいる魚の代表格は『マダイ』で、イカの切り身で大きなマダイがかかったら、コストパフォーマンスは抜群といえます。基本的に雑食でどんな餌にも食いつきますが、とりわけイカは大好物です。

実際にマダイの船釣りではイカの切り身がよく使われ、一定の効果を上げています。オカッパリの場合は、マダイの子ども(チャリコ)や、アマダイなどが釣れることが多いでしょう。

その他、イカを好物とする魚には、ベラ・クロダイ・キビナゴ・タチウオなどが挙げられます。クロダイはニオイのするものが好きなので、冷凍よりも新鮮な生を使ったほうがいいかもしれません。

深層

深層で釣れる魚は、メバル・ソイ・キス・カサゴ・アナゴ・アイナメなどが挙げられます。キスやメバルは小さいものが多いので、イカそうめんを使うのがおすすめです。

ソイとカサゴは『根魚』とよばれ、海底を縄張りとする魚です。両者は縄張りが大体同じなので、イカを使えば、どちらも釣れる可能性が高いでしょう。特にカサゴは、イカの切り身に飛びつくように反応します。

大きなソイは、小魚を捕食することもあるほどで、釣りではダイナミックな引きが楽しめます。引きの途中で餌が外れないように工夫することがポイントです。

アナゴは、どちらかというと、魚の切り身によく反応しますが、コストを考えればイカのほうが断然上なので、釣る回数を増やして勝負しましょう。

その他の魚

狙っていなくても、イカで思わぬ魚が釣れる場合もあります。たとえば、ナマズ目の海水魚の『ゴンズイ』は、波止釣りでよく釣れる外道として有名です。

ゴンズイは一見ナマズに見えますが、背びれと胸びれに毒を持っているので、針外しを素手ですると大変なことになります。夜行性なので、昼間の釣りではあまり見かけませんが、餌となるイカがあると食いついてくるかもしれません。

また、イカの切り身で『フグ』が釣れることもあります。フグは貝やヒトデなども食べる強靭な歯と顎をもっており、イカの切り身は食いちぎられたり、外されたりする可能性も少なくありません。

逆にいえば、他の魚を狙うときは、フグのいない場所で釣りをしたほうがよいでしょう。

塩漬けで長持ちさせる裏ワザ

生の餌は、新鮮で魚が食いつきやすいですが、腐食しやすく、購入したその日に使わなければなりません。

鮮度が落ちた生ものは、魚に敬遠されるので、できるだけフレッシュな状態を保てる工夫が必要です。『塩漬け(塩締め)』をして、餌を長持ちさせましょう。

塩漬けの目的と準備するもの

『塩漬け』の目的は、腐敗を防ぎ、鮮度を保つことです。餌となるイカや鶏ささみ、魚の切り身には水分が多いため、塩をまぶし、余分な水分を飛ばす必要があります。

水分が少なくなると型崩れしにくくなり、釣りのパフォーマンスも上がるでしょう。準備するものは以下です。

  • 生の餌
  • タッパー
  • キッチンペーパー
  • ジップロック

塩漬けの手順

塩漬けを作るのに必要なテクニックはなく、誰でも簡単に作れます。ジップロックに小分けにした分は、冷凍保存をしてもOKです。

  1. 生の餌を切り身にカットする
  2. キッチンペーパーで水分をおさえる
  3. タッパーに塩を敷き詰め、その上に生の餌を置き、さらに塩をまぶす
  4. 蓋をした後、冷蔵庫で1~2晩おく
  5. 水分が抜けた生の餌を取り出し、キッチンペーパーで水分をふき取る
  6. 小分けにし、使う分ごとにジップロックに入れる

イカで楽しむ海釣り

釣りの餌は、魚の切り身や鶏ささみ、ミミズなど多岐にわたります。コストパフォーマンスの高さや扱いやすさでいえば、イカは最強といえるでしょう。

生イカは鮮度が落ちやすいので、少しでも新鮮な状態を保つことが必要です。丸ごとのイカが安く手に入ったら、塩漬けにして、冷凍保存しておくといいでしょう。

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