音楽理論を本で学ぶ。自分に合った本で音楽の本質を理解しよう

2019.02.12

音楽愛好家なら一度は『音楽理論』に関心を寄せたことがあるのではないでしょうか。『興味はあるけど、難しそう』というイメージのある音楽理論ですが、決してそんなことはありません。一歩踏み込むと、きっと新しい音楽観に出会えるでしょう。

音楽理論とは何か?

一口に音楽理論といっても、どういうものか分からないという人も多いでしょう。

音楽理論を一言であらわすと、『音楽の構造や手法を論理立てて説明するもの』となります。しかし、この説明を聞いて『そうか』と納得できる人は、あまりいないでしょう。

そこで、もっと簡単に説明してみます。

『好きな音楽について、その良さを、みんなが分かる言葉で説明したり、自分自身が再確認したりするために便利なもの』というように音楽理論をあらわすと、とても理解しやすくなります。

楽典?音楽の文法のようなもの

音楽理論とは、『楽典』であることを意味しています。楽典とは、音楽の理論や文法である『記譜法』をまとめたもので、つまり音楽のルールを定めたものです。

『また難しい言葉が出てきた』そう思う人も、安心してください。決して難しいことではなく、恐れる必要はありません。

記譜法の分かりやすい形として、五線譜に書かれた音符をイメージしてください。黒い楕円がどこに書かれているかで、ド・レ・ミなど、どの音かが分かります。そして、黒い楕円がどのような線が引かれているかで、音の長さを知ることができます。

つまり、『ド・レ・ミ』と早く奏でるか、『ドー・レー・ミー』と伸ばすか、それをあらわすルールをまとめたものが、楽典です。そして楽典は、音楽における『文法』だといえます。

例えばAさんが、一輪の花を見てとてもキレイだと感じ、その感動をBさんに伝えたいと思いました。しかし、お互いに『花』や『キレイ』という言葉を知らなければ、Aさんの思いはBさんに伝わりません。文法を知ることで、思いは通じていくのです。

「この曲の素晴らしさを知らせたい」「あの曲のように素敵なメロディーを作りたい」など、音楽理論を知ることで、思いを形にすることができるのです。

音楽理論の学習の方法

音楽理論には、いろいろな学び方があります。それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

一つ目は、音楽教室・専門学校で学ぶという方法です。難しそうな音楽理論だから、音楽教室や専門学校に通いたいと思う人もいるでしょう。音楽理論に精通した講師の指導が受けられ、すぐに質問もできる点は大きなメリットです。

しかし、講義のレべルや授業のスピードなどが、自分に合っているかどうかを、しっかりと見極める必要があります。また、授業料などのコストも大きな負担になります。

二つ目に、サイトで学ぶという方法があります。音楽理論について触れているサイトもたくさんあるので、ネットで学びはじめる人もいます。コストがほぼかからないことは最大の魅力でしょう。動画や画像を使って説明する優良サイトもあります。

一方で、限界もあります。一定以上のレベルまで音楽理論を深く掘り下げているサイトが少ないためです。ですから、より高いレベルまで学びたいという人には、不向きかもしれません。

三つ目は、本から学ぶ方法です。音楽理論について、質の良い本が数多く出版されています。初心者からプロ級まで、あらゆるレベルに対応する本がそろっています。自分に合ったものを見つけやすいので、まずは本で学ぶことをおすすめします。

何度も読み返し自分のペースで理解していける点も、本で学ぶことのメリットです。また、都合の良い時間に本を開くことができるので、生活リズムを変える必要もありません。

ただし、その人に合った段階の本を選ぶことは、とても大切です。ただ難しい本を読むことが、音楽理論を学ぶことではありません。自分の知識レベルにマッチした本を選び、一つ一つをしっかり身につけることが重要です。

初心者向けのおすすめ本

それでは、初心者でもムリなく音楽理論を学べるおすすめの本を紹介しましょう。

ちゃんとした音楽理論書を読む前に読んでおく本

音楽理論を学ぼうとして途中で結局放り投げてしまった、そんな経験のある人を含めて、音楽理論初心者におすすめの一冊です。

笑える読み物として構成され、音楽理論への敷居を下げるために執筆された本書は、難しくとらえられがちな音楽理論を分かりやすく解説していて、入門書としてはピッタリです。

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音楽の基礎

クラシックの権威でありながら、童謡・映画音楽など幅広く活躍した音楽家、芥川也寸志による一冊です。

ここで示される音楽理論は、作曲家としての優れた活動に裏打ちされた経験に基づいているので、入門書としてとても分かりやすく、親しみやすい内容です。

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最後まで読み通せる音楽理論の本

本書は、ギタリストに向けて音楽理論を解説した一冊です。最もポピュラーな楽器であるギターは、ともすると特定のコードやスケールに頼ってしまいがちです。

プレイの幅を広げ、ギターの素晴らしさを追求していけるようにと、軽快なリズムで音楽理論を語っています。

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作曲の実践に役立つおすすめの本

DTM(デスクトップミュージック)などの普及で、作曲に取り組む人が増えています。そこで、曲作りの実践に役立つ本を紹介します。

作曲本~メロディーが歌になる~

音楽理論を学ぶときに、クラシックが題材となることが多いです。しかし本書では、ビートルズの曲を取り上げ、誰もが知っているメロディーを解説しながら、作曲のしかたを語っています。

フッと頭に浮かんだメロディーを大切に育てる、そんな楽しみ方を教えてくれる入門書です。

  • 商品名:作曲本~メロディーが歌になる~
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鼻歌からはじめる即効作曲レッスン

メロディーこそが音楽の神髄と語る著者によって書かれた、作曲ノウハウが詰まった一冊です。

一つのメロディーが浮かんだら、そこから発展させて、最終的に『曲』としてまとめていく過程が、論理立てて分かりやすく説明されています。

  • 商品名:鼻歌からはじめる即効作曲レッスン
  • 価格:2,138円(税込)
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DTM オーケストラサウンドの作り方

DTMの普及で、大人数でなければ実現できなかったオーケストラサウンドも、自宅で手軽に作れるようになりました。

しかし、ただパソコンと音楽ソフトを使って音を重ねるだけでは、厚みのある本物のサウンドを再現することは難しいものです。重厚な音づくりのテクニックをDTMファンに向けて書かれた、貴重な一冊です。

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音楽理論を学び、表現力豊かな作曲を

音楽を楽しむために、音楽理論は不要だという考え方もあります。直感で、思うままに楽しめることも、音楽の魅力です。

一方で音楽理論は、より感性を磨き、音楽観を新たなフェーズへと導いてくれる便利なツールでもあります。この機会に音楽理論を学び、表現力豊かな曲作りに挑戦しましょう。

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