お茶を保管する缶の名前は?美しく機能性も抜群な逸品の数々

2019.02.10

茶葉は、茶筒と呼ばれる専用の缶に入れることで、美味しい状態での保管が可能になります。茶筒には、美しいデザインのものから、機能性に優れたものまで幅広く展開されています。お茶好きな大人の男性や、美しいものにこだわりのある人におすすめの茶筒を紹介します。

茶葉の保管方法は?

お茶を入れるときに使う茶葉を保管する缶のことを『茶筒』といいます。茶葉は、デリケートなため、湿気・酸素・直射日光によって味や品質が劣化してしまいます。

茶筒に入れて茶葉を保管すれば、湿気・酸素・直射日光から茶葉を守れるため、美味しいお茶が楽しめるのです。

ここでは、お茶の保管方法における3つのポイントを紹介します。

密閉性の高い茶筒に入れる

家庭や職場などで、封を開けたお茶を最後まで美味しく飲むためには、どうすればよいのでしょうか?

それは、茶葉を湿気・酸素・直射日光や温度から守ることがポイントです。そのため、茶筒は蓋がきちんと閉まり、中蓋がある密閉性の高いものを選びましょう。しっかり密閉することによって茶葉の香りも逃げにくくなり、同時に茶葉の大敵である湿気も防げます。

プラスチックのタッパーなどでは、日光が入ってきてしまうため、茶葉の保管には向いていません。

お茶をおいしく保つための保管場所

茶筒を保管する場所にも注意が必要です。密閉性の高い茶筒に入れても、温度の高い場所に置いておいては意味がありません。

直射日光と高温多湿になる場所を避けて保管してください。また、急激な温度差が生じてしまうため、冷蔵庫への保存はしないようにしましょう。

また、茶葉は他の香りが移りやすいので、スパイスなどの食品だけでなくせっけんや香水などの香りの強いものの近くには保管してはいけません。

開封後は早めに飲み切る

お茶の味や香りを楽しむためには、鮮度が最も重要です。もったいないからといって飲まずにとっておくと、お茶はどんどん劣化してしまい、味わい・風味・品質が損なわれてしまいます。

茶筒を利用しながら、開封後はできるかぎり早めに飲み切りましょう。

金属の茶筒の種類

茶筒には、いろいろな素材で作られたものが販売されています。それらのなかでも、金属製の茶筒は、日光を遮断する機能に大変優れています。

ここでは、金属製の茶筒の種類について解説します。

ブリキ以外にもさまざまな金属で作られる

金属製の茶筒と言えば、よく見かけることが多い『千代紙が張られたブリキ缶』をイメージする人も多いのではないでしょうか?

しかし、実際には、金属製の茶筒は、錫製・銅製・ブリキ製・ステンレス製などのさまざまな金属で作られています。

金属製の茶筒は、他の素材に比べて加工がしやすく、密閉性が高いです。

お茶缶のデザインは豊富

金属で作られているお茶缶は、そのままシンプルな金属の素材の色合いを楽しむものから、缶に別の素材を貼り付けることによって柄などを施したものまで、デザインが豊富です。

たとえば、缶に貼られた紙などの柄物は、ポップな柄やシックな和柄などがあります。

そのほかにも、長い歴史を持つ京くみひもを巻き付けてデザインされたお茶缶なども展開されており、インテリアに合わせて選べるのも特徴の1つです。

開化堂の茶筒

『開化堂』は、創業明治8年という長い歴史を誇り、京都の地でこだわりの茶筒を手作りで作り続けているお店です。

開化堂の茶筒は、手作りならではの精密さが特徴です。茶筒に蓋をかぶせると、力を加えなくても蓋が自然に下に降り、茶筒の中の空気が追い出されて密閉できるため、茶葉の品質を長持ちさせることができます。

ここでは、開化堂の茶筒の特徴について解説します。

日本で最初にブリキ缶の茶筒を作製

創業時期である明治8年ころ、イギリスでブリキが発明されて日本に伝わりました。このブリキを使って日本で初めて茶筒を作ったお店が開化堂です。

ブリキは、安くて気密性に非常に優れているため、湿気などを苦手とする茶葉の保管には最適でした。

色の変化を楽しむ茶筒

開化堂の茶筒は、毎日使うことによる 『手擦れ』で、材質の銅の色合いが変化していきます。使えば使うほどまろやかなつやが出て味わい深くなり、手触りがよくなるのが特徴です。

ひとたび手にすると、何ともいえない愛着や温もりを感じられることでしょう。

  • 店舗名:開化堂(カイカドウ)
  • 住所:京都府京都市下京区河原町六条東入
  • 連絡先:075-351-5788
  • 営業時間:9:00~18:00
  • 定休日:日・祝・第2月曜
  • 公式HP

江東堂高橋製作所の茶筒

『江東堂高橋製作所』の茶筒は、日本の伝統的な茶缶のスタイルを大切にしながら、高い気密性と使い勝手の良さにこだわった茶筒を作るお店です。

ここでは、江東堂高橋製作所の茶筒の特徴について解説します。

素材を生かしたシンプルな生地缶

江東堂高橋製作所の『生地缶』は、素材を生かしたシンプルなデザインが特徴の1つです。そのため、あらゆるタイプのお部屋のインテリアにもマッチします。

また、小さいお茶缶サイズから、雑貨屋さんに人気のある大きいサイズまで、15種類のサイズが展開されているため、自分の希望に合ったサイズを選べます。

オリジナルの缶づくりができるお店

江東堂高橋製作所のワークショップスペースでは、オリジナル和紙貼り缶作り体験教室が開催されています。ここでは、世界に1つだけのオリジナルの缶作りができると人気です。

ワークショップでオリジナルの缶作りをすると、サービスでお土産用のお茶も付いてきます。

  • 店舗名:江東堂高橋製作所(コウトウドウタカハシセイサクジョ)
  • 住所:東京都台東区駒形 1-3-14 駒形TCビル2階
  • 連絡先:03-5246-4100
  • 営業時間:9:30~17:00(ただし火・木は午後からの営業)
  • 定休日:土・日・祝
  • 公式HP

玉川堂の茶筒

世界有数の金属加工産地である新潟県・燕に本店を構える『玉川堂』は、何世代も使える銅器を製造・販売しているお店です。

ここでは、玉川堂の茶筒について紹介します。

新潟県無形文化財の逸品

1958年に新潟県無形文化財に指定された玉川堂の技術によって作られた茶筒は、皇室の御慶事にも献上されるほどの逸品です。

また、玉川堂は1873年に開催された日本が初めて参加したウィーン万国博覧会に出品しており、戦前までに約30回もの国内外の博覧会で受賞するなど世界でもその技術が認められています。

独特の色合いが魅力的

玉川堂で作られる銅器は、1世代だけでなく子から孫へと何世代にもわたって受け継がれていくことで、独特の色合いが深まり、艶や味わいを増していく点が魅力の1つです。

購入したときが最も美しいと言われている機械で作られた銅器の茶筒は、購入後はどんどん色あせていってしまいます。しかし、職人が丹精込めて何回も銅を叩いて製作した玉川堂の茶筒は、使い続けることによって、銅器の持つ魅力をさらにひきだしてくれるのです。

  • 店舗名:玉川堂燕本店(ギョクセンドウツバメホンテン)
  • 住所:新潟県燕市中央通2丁目2番21号
  • 連絡先:0256-62-2015
  • 営業時間:8:30〜17:30
  • 定休日:日・祝
  • 公式HP

まだまだある、日本の美しい茶筒

古くから日本人に親しまれてきたお茶は、今もなお私たちの食生活に欠かせないものです。そんなお茶を美味しく保管できる茶筒は、先に紹介した3店の茶筒以外にも、たくさんの美しい茶筒があります。

ここでは、機能だけでなく、美しさにもこだわりたい大人の男性におすすめの日本の美しい茶筒2選を紹介します。

錫彦 浅田錫器 お値段以上の高品質茶筒

『錫彦 浅田錫器』は、鋳造・切削・中仕・絵付け・仕上げのすべての工程を手作業で行っている鹿児島県にある錫製品の製造・販売の専門店です。鹿児島県指定伝統的工芸品にも選ばれています。

錫の茶器は、お茶の香りを長く保つことができるのが特徴です。また、1つ1つが手作りなのでデザインや形などの見た目が似ているものでも、機械で作られたような同じ製品はなく微妙に柄などの違いがあります。

浅田錫器の茶筒には、竹の柄がデザインされたいぶし仕上げの茶筒『竹』、松竹梅の柄がデザインされ壺の形をした茶壷『松竹梅』、杉の目仕上げの茶壷『杉の目』があります。

商品によってもサイズ展開が異なりますが、大・中・小のほか、特大サイズも製造されているので、必要なサイズを選ぶことが可能です。

手作りということもあり、値段も安くはありません。しかし、長く使い込むことによって、上品な色合い・光沢・柔らかな手触り・温かみ・重量感など、値段以上の高品質さを実感できます。

  • 商品名:茶筒 特大 200g いぶし 竹 【鹿児島県指定 伝統工芸品 薩摩錫器 錫彦 浅田錫器】
  • 価格:42,120円(税込)
  • yahoo:商品ページ

東屋 用途に合わせて揃えたい6種類の茶筒

新潟県の燕市で生産されている『東屋』の茶筒は、素材は銅で塗りはなく、内側には錫メッキが施されています。また、酸化防止のコーティングはされておらず、東屋らしいシンプルさが光る銅器茶筒です。

継ぎ目のない美しいデザインはもちろんのこと、内蓋・外蓋ともにぴったりと閉まるように高精度につくられています。そのため、密閉性に優れ、お茶の保管に最適です。

色合いは銅色のほか、銅の生地に錫メッキが施された銀色の2種類です。銀色の物は、銅色に比べるとゆるやかにじっくりと時間をかけて経年変化していくのが特徴です。

サイズも大・中・小の3サイズ展開なので、用途に合わせて選べるのも魅力です。

  • 商品名:東屋 茶筒 小 銅 錫めっき
  • 価格:6,912円(税込)
  • amazon:商品ページ

丈夫で保存性が高い金属の茶筒

美味しくお茶を飲むためには、お茶を開封したあとは丈夫で保存性が高い金属の茶筒で保管することが大切です。

また、茶筒を選ぶときには、デザインや用途に合わせたサイズを選ぶだけでなく、密閉性などの機能に優れたものがおすすめです。

お気に入りの茶筒を見つけて、お茶ライフを楽しみましょう。

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