ブランデーの飲み方を知ろう。初心者や女性も飲みやすい割り方とは

2019.02.09

初心者には敷居が高いイメージのあるブランデーですが、その濃厚で芳醇な香りは他のお酒にはない魅力に満ちています。そこで細かなウンチクは脇に置き、初心者や女性にもおいしく楽しんでいただくための、“ブランデーの飲み方のイロハ”をまとめてみました。

ブランデーの楽しみ方

お酒は嗜好品であり、誰もが自分好みのスタイルで楽しんでも一向に構いません。ただそうは言っても、お酒にはそれぞれ本来の持ち味を引き出すおいしい飲み方があるもの。ブランデーについても同じです。大人の嗜みとして、まずはブランデーの飲み方の基本から押さえておきましょう。

基本はストレート

ブランデーの最大の持ち味は、樽の中での長期熟成から生まれる馥郁とした香りにあります。その芳醇なアロマを満喫するには、やはりストレートで飲むのがおすすめ。ブランデーの飲み方の基本です。アルコール度数が40度と高めなので、ゆっくりと、じっくりと、時間をかけて楽しんでみてください。飲んだ後に口を閉じて息を鼻から抜くようにすると、濃厚で華やかな香りがひときわ心地よく感じとれます。

おいしく飲める適量とは

お酒の適量にはもちろん個人差がありますが、ブランデーをストレートでおいしくいただくためには、ゆっくりと香りを楽しみながら30分程で飲み切れる量がベストと言われています。目安としては40〜60mlくらいでしょうか。

そして香りを楽しむための適温は、室温が基本。特に高級ブランデーの主流である「コニャック」なら、18〜20℃辺りがおすすめとされています。

ブランデーに合うグラスとは

立ち上る香りを存分に堪能するなら、グラスの形にもこだわりたいもの。日本では口が広く脚が短いグラスに注ぎ、掌で温めながら香りを立たせて飲むイメージが広まっていますが、もともとこれは香りが立ちにくい安価なブランデーに用いられる飲み方です。

本場ヨーロッパではブランデー本来のアロマを活かすため、脚が長く先端がチューリップのようにすぼまったグラッパグラスや、フルートタイプのシャンパングラスがよく使われています。

味と香りを楽しめるおすすめの飲み方

ブランデーの飲み方はストレートが基本とは言え、アルコールにあまり強くない人もいれば、たまには違う飲み方がしたいという日もあるはず。そこで、ストレート以外でも味と香りが楽しめる、おすすめのブランデーの飲み方についてご紹介します。

オンザロック

ウイスキーでおなじみのオンザロックは、ブランデーにもおすすめの飲み方です。氷で温度が下がってしまうためストレートよりは香りが控えめになりますが、冷たくなる分だけアルコールの揮発が抑えられて飲みやすくなります。

使用する氷は、コンビニやスーパーで売っているロックアイスがおすすめ。-10℃くらいでゆっくりと気泡を逃しながら凍らせているため、家庭で作る氷に比べて透明度が高くて溶けにくく、ブランデー本来の味わいが長く楽しめます。

水割り

オンザロックでもまだ少し苦手という方には、水割りがおすすめです。香りを最大限楽しむためにも、ブランデーと水の割合は1:1で、氷を入れずに合わせましょう。水は、ブランデーとなじみやすい軟水のミネラルウォーターを常温でどうぞ(国産のミネラルウォーターはほとんどが軟水です)。

ただしヨーロッパ圏を旅する際は、高級ブランデーを水割りで飲むと変人扱いされかねないので、飲み方にはご注意を。

ソーダ割り

日本ではあまりなじみのない飲み方ですが、イギリスではブランデーをソーダ割りで楽しむのは、王侯貴族や知識人のステイタスでした。

素直に炭酸水で割ってブランデー本来の香りを楽しむも良し、ほんのり甘いトニックウォーターやジンジャエールで割るのもまた良し。炭酸とトニックの両方で割る「ソニック割り」という飲み方もあります。炭酸の爽やかな刺激を感じながら、カジュアルにお楽しみください。

大人のおしゃれなカクテル

ブランデーそのものの味と香りを一通り楽しんだら、次は応用編として、おしゃれな大人の定番カクテルを3種選んでみました。ちょっとした材料さえ手元にあれば、自宅でも手軽に作れるものばかりです。

ニコラシカ

ブランデーを使った最も有名なカクテルがこれ。別名「口の中で作るカクテル」と言われています。作り方は極めて簡単。小ぶりのリキュールグラスにブランデーを8分程注いだら、輪切りのレモンをグラスに乗せて、その上にグラニュー糖を盛るだけです。

飲み方は、砂糖を乗せたレモンを二つ折りにして口の中へ入れ、何度か噛み締めたらブランデーを一気に口の中へ。レモンの酸味と砂糖の甘味、そしてブランデーの豊かな風味が渾然一体となり、口の中で不思議なハーモニーを奏でます。口直しの一杯としておすすめです。

ブランデー・エッグノッグ

ミルクと合わせる飲み方です。ブランデーにミルクなんて大丈夫?と思われがちですが、これが意外に合うんです。ブランデー30mlと15mlのホワイトラム、そして砂糖と卵を十分にシェイクしてタンブラーに注いだら、冷たいミルクを適量注いで軽くステアするだけ。栄養価が高いので、滋養ドリンクとしても知られています。

寒い冬ならホットミルクで。心も体も温まります。

カフェ・ロワイヤル

カクテルと言うより、コーヒーのバリエーションの一つ。英雄ナポレオンが好んだ飲み方としても知られています。カップにコーヒーを注ぎ、ブランデーをしみ込ませた角砂糖をスプーンに乗せればスタンバイOK。部屋の照明を落として角砂糖に火を灯せば、青白い炎と共にほのかなブランデーの香りが立ち上ります。そのまま静かにコーヒーの中に沈めればできあがり。

女性も飲みやすい甘いフルーツ系カクテル

次は女性におすすめ、ブランデーベースの甘くて飲みやすいフルーツ系カクテル3種です。ただしこの中には、「女殺し」の異名を持つ罪作りなカクテルもあるので、飲み過ぎにはくれぐれもご用心ください。

ジャック・ローズ

アップルブランデーを使った美しいショートカクテル。ザクロで作られたグレナディンシロップの赤が見た目にも鮮やかで、すっきりと甘酸っぱい味わいが楽しめます。

作り方はアップルブランデー45ml、ライムジュース15ml、グレナディンシロップとシュガーシロップ各小さじ1杯をシェイクすればできあがり。アップルブランデー:ライムジュース:グレナディンシロップをそれぞれ2:1:1というレシピもあります。

サイドカー

ブランデーベースでは最もメジャーなショートカクテルの一つ。ブランデーのコクとホワイトキュラソーの爽やかさが調和しています。アルコール度数が高いにも関わらず、その飲み口の優しさゆえについつい飲み過ぎてしまう女子も少なくないとか…。

標準的なレシピは、ブランデー:ホワイトキュラソー:レモン・ジュースが2:1:1の配合です。ホワイトキュラソーの代わりに、同じ柑橘系のコアントローを使うお店もあります。

ブランデースプリッツァー

もともとスプリッツァーとは、白ワインをソーダで割ったカクテルのこと。白ワインの代わりにブランデーを使えばブランデースプリッツァーになります。ブランデーとソーダの割合は1:3がおすすめ。カットオレンジを絞ってグラスに入れるのが定番の飲み方ですが、レモンやリンゴなど他のフルーツを入れてもおいしくいただけます。ソーダはトニックウォーターがイチオシです。

飲み方を工夫してブランデーを味わおう

味や色、香りをゆったりと楽しみながら飲めるのがブランデーの魅力。ミルクやコーヒー、ジュースなどで割れば、飲みやすくなるので初心者にもおすすめです。冬場ならお湯で割って、ナツメグやコリアンダーなどのスパイスを少々振りかけてみるのもオツなもの。あなたもぜひ、自分好みのおいしい飲み方を試してみてください。

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