写真は簡単な編集だけでワンランク上に。知っておきたい基本知識

2019.02.10

自分で撮影した写真は、簡単に編集するだけで見た目をワンランク上げることができます。難しそうな印象がある写真編集ですが、誰でも簡単に使うことができるアプリやソフトがあります。ここではそんな写真編集の知っておきたい基本知識を紹介していきます。

写真は編集作業で劇的に変わる

「撮った写真が目で見た景色と少し違う」、「なんだか綺麗に見えない」など、写真を撮って後からデータで見返すと、自分のイメージと少し違ったりします。そんな問題を解決できるのが写真の編集作業です。

写真の編集作業は、一見難しそうに感じるかもしれませんが、コツを掴めば誰でも簡単に実践できます。編集を行うことで写真はどれだけ変わるのでしょうか?

写真編集のビフォーアフター

編集次第で写真の印象は見違えるほど変わります。

例えば、曇り空の下で撮影したときの写真などは、データを見返してみるとどうしても全体的に暗い印象になりがちです。ですが、編集次第で違和感なく写真を明るくすることができ、被写体をはっきり見せることができます。

印象的なシーンを撮影した写真などでは、周りの背景が邪魔をしてしまい、写したかった部分の印象が弱まってしまうことも多いです。そのような場合でも、トリミングなどの編集をすることで見せたい部分だけを切り抜くこともできます。

編集作業は邪道か?

「写真を編集する」と聞くと、オリジナルの良さを削いで別のものにしてしまうという印象を持ってしまい、あまり良いイメージがしない人もいるでしょう。

ですが、写真の編集は決して邪道ではありません。現に、世に出回っている写真のほとんどが被写体を綺麗に見せるべく編集されたものばかりです。

過度な加工やあまりにも突飛な編集ではなく、あくまでも撮影した写真を綺麗に見えるようにするだけなので、簡単な編集に関してはしておいた方がいいほどです。

編集も見たものの感動を伝えるための手段

先ほど説明したように、編集も撮影時の感動を伝えるための1つの手段です。見たままの光景を保存するために写真を使いますが、どうしてもレンズを介してしまうので、変わってしまうのは仕方ないことです。

しかし、できることなら見たままの景色を写真で再現したい。そんなときに使いたいのが編集機能です。

シャッターを切ったときの感動を最大限に伝えるためにも、編集をうまく活用して素敵な写真を仕上げてみましょう。

代表的な写真編集のやり方

写真編集は、基本的な手法を覚えるだけで誰でも簡単に実践できます。代表的な編集方法をまとめたので、チェックしてみましょう。

それぞれの編集ツールごとに使い道が異なるので、シーン別にうまく活用できると、より綺麗な写真に編集することができます。

好きな部分だけ切り取り トリミング

『トリミング』では、撮った写真の中で自分の抜きたい部分だけを切り取ることができます。先ほど紹介したような、印象的なシーンを撮影したときなどに、そのシーンのドラマ性をピックアップしたいときなどに役立ちます。

他にも、写真の端に自分の指が入ってしまったり、余分な被写体が写ってしまったときなどに、その部分を取り除くのにも使えます。

暗い写真を明るく 明るさ調整

写真全体の印象が暗くなってしまったとき、明暗を調整することで明るい印象に編集することができます。

天気が曇っていたり雨だったりすると、どうしても撮影した写真が暗くなってしまいます。せっかく撮った綺麗な写真も、暗いだけで重たい印象になるともったいないです。

そんなときに明るさを編集すれば、写真全体の暗さを払拭することができるので、全体的にクリアな写真に仕上げることができます。

真っ暗で見えなかった部分も見えるようになるので、写真のディティールを表現することも可能になります。

イメージに近づける 色合い調整

自分のイメージを表現したいときに役立つのが『色合い調整』です。色合いを調整すると、写真の色味や彩度を編集することができます。

例えば、空の写真を撮影したときなどに、実物に比べると撮れたデータの青色が弱く感じることがあります。そのようなときに色合いを調整すると、実物で見た空の青さに近づけることができます。

知っておきたい写真データの種類

カメラで撮影した写真データには、実はいくつかの種類があります。どれも同じだと思いがちですが、それぞれの形式ごとに特徴や使えるシーンが異なります。

画像の劣化が少ないデータ形式や、容量が少なくて済むものなど、それぞれの特徴についてチェックしておきましょう。

データ容量が少なく使いやすい JPEG

カメラで撮影された写真データが一般的に保存される形式が『JPEG』です。JPEGは、大量の保存が目的とされている形式なので、データの容量が少なくて使いやすいという特徴があります。

その反面、容量を少なくするためにデータを圧縮しているため、写真の画質は下がってしまいます。一見、その劣化は分かりにくいですが、編集が重なるにつれ劣化が目に見えるようになってくるので、過度な編集には向かないデータ形式です。

特に暗い部分や色が濃い箇所は劣化が目立ちやすいにで、色合いが激しい写真などをJPEG形式で編集するときは注意が必要です。

Webでの使用が多い新しい形式 PNG

『PNG形式』とは、ウェブ上での画像表示に使われるデータ形式です。ウェブ上では『.png』という拡張子で表示されます。

約1677万色と表現できる色が多く、透明や半透明の画像を編集することも可能です。

しかし、パソコン上での画像編集の際に力を発揮しますが、画面上の色の設定にしか対応しておらず、印刷するときの色設定に対応していないため、プリントするとパソコン上の見た目と変わってしまうという欠点があります。

プリントすることを考えておらず、パソコン上での使用だけを考えている場合に利用するとオススメなデータ形式です。

劣化が少なく写真編集に最適 RAW

一眼レフカメラなど、写真編集を前提としているカメラからは『RAW』という形式でデータを保存することができます。

RAW形式のデータは、カメラ内で光の調整がされておらず、圧縮されていないため、どれだけ編集を重ねても画質が下がったり劣化したりしないという魅力があります。

しかし、RAWデータの写真を編集するには、それ専用の編集ソフトが必要になります。また、データの容量が大きいという特徴もあります。

画像編集を普段から行う人や、写真の質を下げたくない人は、RAW形式でデータを保存して編集するといいでしょう。

RAWデータは編集後に他の形式に変換

RAW形式のデータは、そのままだとSNSやブログなどに投稿できないケースが多いです。そのため、RAWで編集したデータは、編集後、JPEGなどに変換すると使い勝手が良くなります。

このように、写真の編集の際にRAWデータを使って高画質な状態で編集を行うことをRAW現像と呼びます。

前述したように、JPEGの状態で編集するよりも画質の劣化を抑えられるため、より綺麗に編集したい際はRAWデータを活用してみるといいでしょう。

写真編集はパソコンから簡単にできる

写真編集に関する基本的な編集ツールの使い方や保存データの形式についてまとめてきましたが、実際に編集作業を行うにはどうすればいいのでしょうか。

実は、パソコンを持っていれば標準搭載のアプリで簡単な画像編集は行うことができます。WindowsとMac、それぞれのアプリについて基本情報をまとめたので、自分が使っているパソコンに合わせて見てみましょう。

Windowsのフォトアプリ

写真の編集だけでなく、動画の編集まで行うことができるのがWindowsのフォトアプリです。Windowsのフォトアプリでは、写真のクロップや回転、トリミングができるのに加え、フィルターを使って写真の印象を変えることができます。

自動補正機能で写真を調整したり、ライト・色・明瞭度などを自分で編集することもできるため、標準搭載とは思えない性能を発揮してくれます。

写真や動画上に自分で描いた絵を描画することもできるので、遊び要素も備えたアプリとして人気を集めています。

Macの写真アプリ

iCloudというオンラインクラウドサービスを利用することで、どこでも編集と保存、閲覧が可能なアプリがMacの写真アプリです。

写真編集をする上で基本的な機能であるトリミングやフィルターを使用できる以外に、調整ツールでは、写真の光の具合やシャープネスなどを微調整することも可能です。

写真の色や光の具合、コントラストなどをワンタッチで自動調整してくれる補正機能も搭載されているため、簡単に写真を編集することができます。

その他無料で使える便利なパソコン用ソフト

パソコンの写真編集ソフトには、標準搭載のアプリ以外にも、自分で別のものをダウンロードする方法があります。

無料で使えて高機能なソフトが多いので、その中からオススメのソフトを紹介していきます。自分の都合に合わせて、使いやすいものを選びましょう。

初心者でも簡単編集 PhotoScape

初心者でも簡単に写真編集を行えるのが『PhotoScape』です。PhotoScapeでは、リサイズや明るさ・コントラストの変更など、基本的な編集ツールを分かりやすく操作することができます。

1枚ずつの編集だけではなく、複数の写真を同時に編集することができる一括編集機能も便利です。

RAW形式のデータにも対応しており、データ形式をJPEGに変換することもできるので、RAW形式のデータを使う人でも利用できる編集ソフトです。

PhotoScape : Free Photo Editing Software (Photo Editor) Download

Photoshopのように使える GIMP

無料で使える写真編集ソフトの中でも最高峰と呼び声高いのが『GIMP』です。GIMPでは、有料版写真編集ソフトとして世界的に使用されているPhotoshopと同様の機能を満喫することができます。

通常の編集機能に加え、レイヤーやパスの編集、チャネルなど、高機能な画像編集機能が搭載されているのも魅力の1つです。

カスタマイズ機能を駆使すると、よく使うツールをショートカットキーで使えるようになるため、作業効率を上げることもできます。

GIMP – GNU Image Manipulation Program

オンラインで使える PixrEditor

オンライン上で写真や画像を編集できるのが『PixrEditor』です。ソフトをインストールしてパソコン上のデータ容量を増やしたくないという人にはPixrEditorがオススメです。

PixrEditorは、フィルターやペイントブラシの機能が豊富で、テキストを重ねたいときに役立つレイヤー機能などを使うこともできます。

SNSとの互換性にも優れ、編集した写真をFacebookなどに投稿することもできます。オンライン上で使用する編集サービスなので、家以外で作業をしたい人にもオススメのツールです。

Online Photo Editor | Pixlr Editor

スマホからでも編集は可能

ここまで、パソコンでの写真編集についてオススメのソフトや方法を紹介してきましたが、スマホからでも写真の編集をすることができるので、パソコンを持っていない場合も安心して写真を編集することができます。

手軽に編集できるアプリが多いので、参考にしてみてください。

iPhone標準の写真アプリで編集

Macに標準搭載されている写真アプリと同じ操作感で使用できるのがiPhoneに標準搭載されている『写真アプリ』です。

繊細で豊富なフィルター機能に加え、コントラストや明るさ調整などを直感的に操作して編集することができます。

また、ios11からは、RAW形式のデータにも対応した編集が可能になったため、一眼レフカメラなどで撮影したデータをiPhone上で編集することもできます。

自動エンハンス機能がついており、ワンタップで写真を最適な状態に編集してくれる機能は非常に便利です。

注意しなければいけないのが、iPhone本体とiCloud上のストレージ容量です。画像が高画質になったり動画の編集を行うと、パソコンに比べるとすぐに容量がいっぱいになってしまいます。うまく使い分けて編集するといいでしょう。

便利な専用アプリで編集

写真編集専門のアプリを使うと、より詳細な部分まで編集することが可能です。

『Adobe Photoshop Express』では、写真の細部を綺麗に編集できる明度調整や色彩補正の他、遠近感や画像の歪みの補正まで編集することができます。

豊富なフィルター機能に加え、写真にテキストを入力することもできるため、スマホ上でパソコンと同等の編集作業を行えます。

「Adobe Photoshop Express:画像 加工」 – iPhone

Adobe Photoshop Express for Android – Android

シーン別のスマホ用おすすめアプリ

スマホでダウンロードすることができる写真編集用アプリの中には、特定の写真編集に特化したアプリもあります。

初心者でもおしゃれな写真に加工できるアプリや、人気のアプリと連携しているものなど、種類もさまざまです。用途に合わせて上手に使いこなせば、写真の編集がより楽しくなります。

初心者でも簡単編集 VSCO

世界中でたくさんのクリエイターが愛用しているのが『VSCO』です。VSCOが日本で人気を集めた理由がInstagramです。

VSCOは、豊富なフィルター機能に加え、明度やコントラストの変更も可能で、自分のイメージにあった写真に編集することができます。

アプリ内でアカウントを作成し、自分の写真を公開することもできます。世界中のユーザーをフォローすることで、上手に編集している写真を閲覧することもできるため、参考にすることもできるアプリです。

VSCO – iPhone

VSCO – Android

人気のスタンプアプリ LINE Camera

世界中で多くの人が利用しているLINEが出している写真編集アプリが『LINE Camera』です。LINE Cameraでは、LINEでお馴染みのキャラクタースタンプや人気イラストレーターが作成したスタンプを写真に貼って編集することができます。

100種類以上のフレームや細かな調整も可能なフィルター機能など、写真編集に関する機能も豊富で、自分で描いたイラストや好きな文章をスタンプ化したり、写真を切り抜いてスタンプにできる機能も付いているため、遊べる要素も満載です。

LINEはもちろん、FacebookやTwitterとの互換性にも優れているため、編集した写真をすぐにSNSに投稿することもできます。

LINE Camera – 写真編集 & オシャレ加工 – iPhone

LINE Camera – 写真編集 & オシャレ加工 – Android

モザイクならコレ ぼかし加工

写真の背景をぼかしたかったり、モザイクをかけたい部分があるときに活躍するアプリが『ぼかし加工』というiPhone用のアプリです。

ぼかし加工では、その名の通り、写真の特定の箇所をぼかしたり、モザイクをかけたりすることができます。

ぼかし加工だけでなく、輝度や彩度、コントラストなどの編集も可能なため、簡単な修正を行ってからぼかしやモザイクをかけることができます。

ぼかし加工-ぼかしやモザイクをかけれる動画・写真加工アプリ – iPhone

編集でワンランク上の写真を

写真の編集は、自分のイメージを伝えるための1つの方法です。深く追求していくと、データの形式にも違いがあり、今よりさらに写真を綺麗にすることができるかもしれません。

パソコンやスマホがあれば誰でも簡単に楽しめるので、編集機能を使って自分の撮影した写真をより魅力的にしてみてはいかがでしょうか?

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