釣り用のウェーダーとは?種類からスタイル別の選び方まで大紹介

2019.02.09

ウェーダーは、水の中に入って釣りをするのに着用する、オーバーパンツのような防水素材のアイテムです。用途別に、素材・靴底など種類がたくさんあります。選び方の参考になるよう、基本情報や利用シーン、種類などについて解説します。

まずは知っておきたいウェーダーの基本

ウェーダーは、水に入って釣りをするために着用します。『胴長』とも呼ばれるウェーダーは、どのようなシーンで使い、どういったメリット・デメリットがあるのでしょうか?

ウェーダーは水中に入る胴長靴

ウェーダーは水の中に入るのに使う道具で、長靴をズボン状にした形状をしています。水を通さない素材でできているので濡れずに水辺を移動でき、釣りのときに便利なアイテムです。

ウェーダーを使うのは、ウェーディングという、水に入ってポイントを狙う釣りをするときです。渓流釣り・バスフィッシングなどで行います。

水に入って釣りをするので、陸からでは届かないポイントを狙えますし、魚の目線に近づくことで迫力が増すという楽しみもあるのです。

ウェーダーのメリット・デメリット

ウェーダーを使うときには、メリット・デメリットを意識することが大切です。ウェーダーでできること・できないことを知り、安全にウェーディングを楽しみましょう。

メリット デメリット
・簡単に着用できる ・防寒にもなる ・アプローチの範囲が広がる ・暑い季節は蒸れる ・転倒が死亡事故につながる危険性

ウェーダーのよさは、その手軽さです。服の上から着用でき、手間がいりません。その上、飛距離が届かずアプローチできなかった場所でも釣りが可能になり、道がなく行けなかった場所にも入れます。

ただし、危険があることも知っておきましょう。ウェーダーは水を通さないため、ウェーダー内に水が入ると、重みで動けなくなることがあります。転倒が死亡事故につながる可能性があるのです。

色々あるウェーダーの種類

ウェーダーにはさまざまな種類があります。釣りの仕方・釣り場の水深や足場・季節などによって、ベストなウェーダーを選びましょう。

3種類の長さ

ウェーダーの長さは、下記の3種類があります。

  • ヒップウェーダー
  • ウエストハイウェーダー
  • チェストハイウェーダー

『ヒップウェーダー』は、水深の浅い水辺のみで使用可能なウェーダーです。長靴を太ももあたりの長さにした形状で、左右に分かれています。ウェーダーの中でも、手軽で携帯性に優れた種類です。

『ウエストハイウェーダー』は、腰までの長さで、ズボン型のウェーダーです。膝くらいまでの水深の場所で使えます。

『チェストハイウェーダー』は、胸まである最も長いウェーダーです。腰あたりの水深まで入れます。ただし、着用に少し手間がかかり、蒸れやすい、というのがデメリットです。

ウェーダーの長さは、釣り場の水深に合わせて決めましょう。

足の部分は2タイプ

ウェーダーは、足の部分の形状によって、下記の2つのタイプに分けられます。

  • ブーツフットウェーダー
  • ストッキングウェーダー

『ブーツフットウェーダー』は、足の部分がブーツになっています。そのため、ウェーダーのみで使えるのが特徴です。ウェーダーシューズを用意しない分、安価で購入しやすいメリットがあります。

ただし、ウェーダーシューズよりも歩きにくいので、移動しながら釣りをするような場合には向いていません。

『ストッキングウェーダー』は、ウェーダーシューズを履いて使用します。シューズを脱ぎ履きする手間がありますが、歩きやすいので、滑りやすい足場の場合に最適です。

また、ストッキングウェーダーは、足先までひっくり返せるので、洗濯や補修がしやすいというメリットがあります。

素材

ウェーダーの素材は、水を通さない防水です。ここでは、ウェーダーに使われる代表的な防水素材を紹介します。

汎用性が高いのが『ゴアテックス』です。透湿性のある素材なので、外からの水は防ぎ、内側で発生する汗などの蒸気は外に逃がします。そのため、蒸れにくい素材です。

耐久性に優れているのは『ナイロン』ですが、非透湿性で内側の蒸れを逃がせないのがデメリットでしょう。

また、冬場など寒い季節によいのが『ネオプレーン』です。ウェットスーツに使われている素材で、防水性・伸縮性・保温性に優れています。

ウェーダーは素材によって着心地が違います。夏ならゴアテックス、冬ならネオプレーンがよいでしょう。迷った場合や通年使いたい場合には、ナイロンがおすすめです。

ソール部分

ウェーダーはソール部分でも種類が分かれます。そのため、足場の状況や、移動の有無などを明らかにして、選びましょう。

ソールは主に下記の2種類です。

  • ラジアルソール
  • フェルトソール

『ラジアルソール』は、ゴム製の靴底です。地面は歩きやすいですが、足場が悪く滑りやすい場所では注意して歩かなければいけません。

『フェルトソール』は、フェルトでできた靴底です。濡れた場所でも滑りにくいので、ウェーダーでは一般的となっています。特に滑りやすい場所は、フェルトスパイクというスパイクのピンが埋め込まれているタイプが安全です。

釣りスタイル別ウェーダーの選び方

ウェーダーは釣りのスタイルによって、最適なものを選びます。それぞれのスタイルに合わせたベストなウェーダーを選び、安全にウェーディングを楽しみましょう。

渓流釣りでは動きやすさを重視

渓流釣りはポイントを移動しながら魚を狙います。そのため、体力勝負です。そこで、ウェーダーは、動きやすく蒸れにくいものを選びましょう。ウェーダーの良し悪しで、疲れに大きな差が出ます。

足元はストッキングタイプで歩きやすさを重視しましょう。歩きやすいウェーダーシューズなら、移動時の足の負担を最小限にできるからです。

サーフではチェストハイ

サーフでのウェーディングには、チェストハイウェーダーを選びます。なぜなら、海は波が発生するからです。ボートの影響で、思いのほか高い波がやってくることもあります。そのため、胸元までカバーするウェーダーを着用しましょう。

足元は、ブーツと一体型のブーツフットウェーダーが一般的です。フェルトスパイクの靴底だと、活用範囲が広がります。

バス釣りではヒップウェーダー

バス釣りでウェーディングする場合には、ヒップウェーダーが最適です。

バスのいる場所は、広く深いところが多いので、奥まで行かずに浅瀬から釣ります。足場も安定しているところが多く、歩き回ることもしません。そのため、ブーツ一体型のヒップウェーダーで十分なのです。

車で広いポイントを移動することも多いバス釣りでは、ウェーダーは携帯性や着脱のしやすさを考慮して選びましょう。

ウェーディング時に合わせて持ちたい装備

ウェーディングをするときには、いざというときに対応できる装備を用意しておきましょう。万が一の事故が起こらないようにするため、備えておきたいものを紹介します。

携帯電話

携帯電話は必ず持っていきましょう。特に、ひとりで釣りをする場合には欠かせません。ぬかるみにはまってしまったときなど、電話で助けを求めます。

一緒に来ている友人や、近くにいる知り合いの連絡先はもちろんですが、海釣りをする場合は、海上保安庁の緊急通報『118番』も登録しておきましょう。

また、携帯電話は水没で故障する可能性があります。防水用のケースに入れておくといった対策も大切です。

ナイフ

ウェーダーは中に水が入ると身動きが取れなくなってしまいます。転倒して気が動転しているときにはなおさらです。水中で脱ぐこともできず、最悪の場合には、そのまま溺れてしまうこともあります。

そこで、緊急用にナイフを携帯しておきましょう。ナイフがあれば、ウェーダーを切り裂いて危険から逃れることができます。

エイガード

エイガードは、エイの毒針に足を刺されないために使います。特にシーバス釣りでは欠かせません。シーバスのいる場所には、ほぼ確実にエイもいるからです。

エイガードは大きく分けて2種類あります。ブーツの上につけるタイプと、厚手の靴下タイプです。履きやすいものを選び、着用しましょう。

ウェーダー購入時のポイント

ウェーダーを選ぶときには、釣りのスタイルだけでなく、ブランドも参考にしましょう。

ウェーダーの有名ブランド例

ウェーダーはさまざまなブランドで作られています。そのため、好きなブランドや、特徴あるブランドで選ぶのもポイントです。

まず、初心者にもおすすめなのが『プロックス』です。コスパがよく、まず買ってみるのに適しています。

釣りファンであれば知らない人はいないであろう『ダイワ』や『シマノ』といったメーカーであれば、種類も豊富なのでお気に入りのものを見つけやすいでしょう。アフターサービスも充実しています。

プロ御用達の高品質ウェーダーであれば『マズメ』や『ブルーストーム』がおすすめです。

購入後のお手入れ方法

ウェーダーのお手入れは、製品についているお手入れ方法に従って行います。どんなウェーダーにも共通するのは、使用後に干すということです。その際、サスペンダー部分で干してしまうと伸びるので、2つ折りにして干すようにしましょう。

表生地の汚れは、濡らしたスポンジで軽くこすって落とします。汚れは撥水加工を低下させる原因ですので、マメにケアしてください。洗濯機洗いできるウェーダーなら、洗濯機を使用すると便利です。

ウェーダーは2~3回使ったら、内側の生地も水で流して洗いましょう。汗による汚れが落ち、快適に使用できます。

ウェーダーで快適な釣りを

ウェーダーを使うと、これまで届かなかったポイントで釣りが可能になり、釣りの楽しみがぐっと広がります。

ウェーダーの種類は、水深が浅ければヒップウェーダー、波が打ち寄せる場所や深い場所ならチェストハイウェーダー、というように、釣り場の水深や、釣りのスタイルに合わせて選びましょう。

ウェーディングしたい釣り場が決まっているなら、そこでウェーディングしているアングラーのウェーダーを参考に選ぶのも手です。ぴったりのウェーダーを選び、快適に釣りを楽しんでください。

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