音楽漫画のオススメは?時代を超えて響き渡る名作を紹介

2019.02.08

日本にはさまざまな娯楽がありますが、なかでも漫画は世界的に高い人気を誇っています。特に音楽の世界を描いた音楽漫画は、数ある漫画ジャンルの中でも安定した人気で多くのファンがいるのが特徴です。こちらではそんな音楽漫画の名作を紹介します。

音楽漫画の魅力とは

漫画には数多くのジャンルがありますが、その中で『音楽漫画』が選ばれるのはなぜでしょうか。そこで、名作を紹介する前に音楽漫画ならではの魅力を解説します。

音色を奏でる視覚メディア

漫画は、主に絵と文字で表現される娯楽であって、音が聞こえてくるわけではありません。

そう考えたとき、漫画と音楽は相いれない印象を持つかもしれません。しかし、実際には相いれないどころか、多くの人を感動させる作品が数多く生まれています。

漫画を読みながら流れてくる音を想像し、感じ取ることによって、まるで本当に音楽が聞こえてくるような感覚におちいるのです。

これは、漫画家の表現力のなせるワザともいえるしょう。登場人物の音楽への熱い思いが伝わってくると、それだけで音も一緒に感じ取れたような気になります。

耳で聞くというよりは『目で音楽を聞く』ことが音楽漫画の魅力です。

音楽の王道 クラシック・ジャズの魅力

それでは早速、作品の紹介に入りましょう。まずはクラシック・ジャズの魅力を感じられる漫画です。

これらの漫画を読むと、少し敷居が高く感じられたジャズがぐっと身近になるでしょう。

BLUE GIANT

『BLUE GIANT』は、2013年よりビッグコミックにて連載されている音楽漫画です。

連載当初から人気を博し『マンガ大賞2016』において3位にランクインしました。また『第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門』の大賞を受賞するなど、高い評価を受けています。

本作の主人公である宮本大は、高校ではバスケ部に所属し、一見すると精力的に毎日を過ごしているように見えます。

しかし、心の中では将来に悩んでおり、自分の生きる道を決めかねている青春真っ盛りの男子です。

そんなある日、ジャズに興味を持ち、初めてライブハウスでの演奏を聞いたことで一気にジャズに世界にのめり込んでいくという青春物語になっています。

  • タイトル:BLUE GIANT
  • 価格:648円(税込)
  • Amazon:商品ページ

マエストロ

『マエストロ』は、2003年より漫画アクションにて連載され2007年に完結した音楽漫画です。

所属していた楽団が倒産してしまったことから、離散していた団員たちが一堂に集まり、再起を図るというストーリーになっています。

この楽団をまとめる指揮者は、一見すると非常に破天荒で型破りな、いじわるじいさんといった人物ですが、いったん指揮棒を振ると別人となり、反発していた団員も次第に心を1つにしていきます。

『第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門』において優秀賞を受賞し、2015年には実写映画化もされている作品です。

  • タイトル:マエストロ
  • 価格:540円(税込)
  • Amazon:商品ページ

一度はやってみたい ロックを扱った作品

次はロックを扱った音楽漫画を紹介します。誰もが1度は憧れるロックバンドの熱いパフォーマンスに注目です。

BECK

『BECK』は1999年から月刊少年マガジンにて連載されました。「音楽漫画といえば?」と聞かれれば、この作品をあげる人も多くいるでしょう。

2004年にはテレビアニメ化、2010年には実写映画化されるなど人気を博した音楽漫画で『第26回講談社漫画賞少年部門』を受賞しています。

主人公の田中幸雄は、南竜介との出会い、そして彼が結成したロックバンド『BECK』によってロックの世界に足を踏み入れることになります。

作者のハロルド作石は『BECK』以外にも人気作品を持っている有名作家ですが、この漫画はそれらの作品と同じ世界観で描かれています。

時々『BECK』の中でほかの作品の登場人物が登場するのも、ファンにとっては楽しみの1つです。

日々ロック

『日々ロック』は、2010年から週刊ヤングジャンプにて連載が開始され、2015年まで不定期で連載されていました。2014年に実写映画化もされています。

スポーツも勉強も苦手で、女の子にもモテずにいじめられていた主人公の日々沼拓郎にとって、唯一の心のよりどころは音楽です。

ロックスターを目指してライブハウスで音楽活動をしていますが、当初は全く人気が出ずに、落ち込む日々が続きます。

そんな中でも決して諦めず、好きなロックを続けながら成長していく様子を描いた音楽漫画です。

  • タイトル:日々ロック
  • 価格:527円(税込)
  • Amazon:商品ページ

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん

『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』は、2013年から月刊ビッグガンガンで連載中の漫画です。

三菱学園高校の英語教師である本田紫織は、存在感が薄く生徒からも『地味先』(じみせん)と呼ばれる始末でした。

しかしある日、伝説のギタリスト『ジミ・ヘンドリックス』が紫織に憑依し、バンド活動を開始することになってしまいます。

ジミ・ヘンドリックスに「27歳が終わる日までに音楽で伝説を残さなければ死ぬ」と宣告された紫織の運命から目が離せない作品です。

  • タイトル:SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん
  • 価格:307円(税込)
  • Amazon:商品ページ

完結後のメディア展開でも楽しめる

次に紹介する漫画は、現在は連載が終了していますが、その後アニメ化され、長く愛されている作品です。

ピアノの森

『ピアノの森』は、1998年に連載が開始されました。途中休載期間をはさみながらも連載を続け、2015年のモーニング49号をもって完結した音楽漫画です。

2018年からNHKでアニメ化されており、2019年1月からも第2シリーズが放送されています。

貧しい家に生まれ、父親もわからないという境遇の一之瀬海は、森に捨てられていたピアノを我流で弾き続けることで才能が芽生えていました。

そんな海に、事故によって絶望の淵に落ちた元天才ピアニストの阿字野壮介が師匠となり、互いに成長しながら過去を克服していく物語です。

この作品は『第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門』で大賞を受賞しています。

  • タイトル:ピアノの森
  • 価格:555円(税込)
  • Amazon:商品ページ

四月は君の嘘

『四月は君の嘘』は、2011年から2015年まで月刊少年マガジンにて連載された心温まる音楽漫画で『第37回講談社漫画賞少年部門』を受賞しています。

この漫画は連載終了後も高い人気を誇っており、2014年にはアニメ化、2016年には実写映画化もされています。

母の死をきっかけにピアノが弾けなくなっていた天才ピアニストの有馬公生と、余命いくばくもないことを知り、命を削るようにバイオリンを弾く宮園かをりとの交流を描いた作品です。

  • タイトル:四月は君の嘘
  • 価格:484円(税込)
  • Amazon:商品ページ

憧れと好奇心 漫画で広がる音楽の世界

次は、津軽三味線を題材にした漫画と、歴史に名を残す偉大な作曲家を題材にした漫画を紹介します。

今まで紹介してきた音楽漫画とは少し違う視点で描かれているため、世界観がさらに広がるでしょう。

ましろのおと

『ましろのおと』は、2010年から月刊少年マガシンにて連載中の作品です。

この作品は『第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門 優秀賞』『第36回講談社漫画賞少年部門』を受賞しています。

青森県出身の主人公澤村雪は、幼いころから祖父の津軽三味線を聞いて育ちました。自身も津軽三味線奏者を目指していましたが、祖父の死をきっかけに自分の音を見失ってしまいます。

自分だけの音を探すため勢いで上京しますが、母によって強制的に都内の高校に転入したことで、さまざまな出会いを経験し、かたくなだった心が少しずつ開かれていくというお話です。

  • タイトル:ましろのおと
  • 価格:454円(税込)
  • Amazon:商品ページ

マドモアゼル・モーツァルト

『マドモアゼル・モーツァルト』は、1989年から1990年にかけてコミックモーニングにて連載されていた漫画です。

「世界的に有名な作曲家・モーツァルトが女性だったらどうなっていたか」という思い切った設定の漫画で、1991年にはミュージカル化されるなど話題になりました。

  • タイトル:マドモアゼル・モーツァルト
  • 価格:540円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ルードウィヒ・B

『ルードウィヒ・B』は、1987年より手塚治虫によって連載されていましたが、作者の死去によって未完の作品になっています。

ドイツの作曲家・ベートーヴェンを主人公にした音楽歴史漫画で、ベートーヴェンの生涯を、独自の視点を加えながら描いているのが特徴です。

幼いころからピアノの教育を受けて育ったベートーヴェンですが、ある日彼を生涯の仇と教え込まれて育ったフランツに、耳を殴られたことで聴力を失ってしまいます。

そんなベートーヴェンとフランツの複雑な人間模様を中心にして、物語が動いていく展開です。

  • タイトル:ルードウィヒ・B
  • 価格:864円(税込)
  • Amazon:商品ページ

漫画から聞こえる音楽を楽しもう

一言で音楽漫画といっても、その世界は広く、音楽ファンでなくても楽しめる内容になっています。

『音』を楽しめる漫画は音楽漫画だけといえるかもしれません。音楽漫画は、ほかの漫画には無い魅力が満載なので、ぜひ1度その魅力を味わってみてください。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME