ダーツシャフトの長さで変わる飛び方。プロが使うシャフトの長さは?

2019.02.07

シャフトの長さ調整は、ダーツのセッティングにおいてとても重要なプロセスです。長さによる飛び方の変化やフライトとの相性を理解できれば、セッティングの幅が広がり理想の飛び方に近づけることができます。シャフトの長さに関する基礎知識を紹介します。

ダーツシャフトは飛びに影響する?

ダーツを上手く飛ばすためには、バレル、シャフト、フライトすべてのバランスが取れていることが大切です。

いくら良いバレルを使っても、シャフトの長さが合っていなければ、バランスが崩れて上手く飛ばすことができません。

また、同じ長さのシャフトでも、フライトを変えると飛び方が変わります。シャフトの長さとフライトとの相性は、ダーツの飛び方に直接影響する重要な要素なのです。

シャフトの役割とは

シャフトには、バレルとフライトを連結するほかに、ダーツ全体の長さや重量のバランスを調節するという役割があります。

さまざまな素材や形状のシャフトがあり、重さにも違いがありますが、ダーツの飛び方を調整するために、もっとも重視するべきポイントは長さです。

シャフトは長いほど安定しやすく、少ない力で飛ばすことができます。逆に短くなると力強く、シャープな飛び方になります。

フライトとの組み合わせで軌道が変わる

シャフトに取り付けて使うフライトにも、いろいろな大きさや形があります。シャフトの長さとフライトの大きさの組み合わせにより、ダーツの軌道が変わります。

長いシャフトに大きいフライトを付けると一層安定感が増し、短いシャフトに小さなフライトをつけると、とてもキレのあるシャープな飛び方になります。

シャフトの長さの基準は?

現在販売されているシャフトには、12.8mmから44mmまで、23種類もの長さがあります。長さを表す基準としては大きく4つの分類があり、短いほうからショート、インビト、ミディアム、ロングと呼ばれています。

エクストラショートやミディアムロングのように、もっと細かく分類して呼ぶ場合もあります。ちなみにインビトという呼び方は、ショートとミディアムの間という意味の、In Betweenが由来です。

また、38.5mm以上のロングタイプは、日本で主流のソフトダーツではほとんど使われていないため、基本的にはミディアムが一番長いシャフトとなります。

ただしこの分類はあくまでも一般的なものであり、メーカーによって長さや表記方法はまちまちです。

メーカーによって表記が異なる

シャフトの長さの表記については、ダーツ業界全体で規格が統一されていないため、メーカーによって表記が異なります。

12.8mmを128、30mmを300、のように長さの数字をそのままサイズとして表記しているメーカーもあれば、S、M、Lと洋服のサイズのような表記をしているメーカーもあります。

また、コンドルというメーカーでは、ショート、ミディアム、ロングという表記になっていて、ミディアムが一般的に言うインビト、ロングがミディアムサイズを指しています。

このようにサイズの表記はわかりにくいため、購入する際は実際の長さをよく確認することをおすすめします。

長さが8種類あるメーカーも

販売している長さのラインナップも、メーカーによって異なります。ラインナップが1番少ないのはコンドルで、各サイズ1種類ずつとなっています。

一方でフィットというメーカーでは、エクストラショートからエクストラロングまで、全部で8種類もの長さを揃えています。

測り方

シャフトにはバレルと接合するネジ部分と、フライトを装着する溝のような部分があり、この2カ所についてはどんなシャフトも同じ長さです。

したがって、シャフトの長さは一般的にはネジとフライト装着部を除いた部分のことを指しています。シャフト全体の長さではないので、注意しましょう。

シャフトの長さの種類

次に、ショート、インビト、ミディアムで、ダーツの飛び方や使い勝手がどう変わるのかをみていきましょう。それぞれのメリットデメリット、フライトの選び方も合わせて紹介します。

力強い飛びに ショート

シャフトが短いと、フライトの空気抵抗の影響を受けにくくなり、スピーディーに飛ばすことができます。また、ダーツ全体の長さも短くなるのでグルーピング(同じエリアに3本まとめて当てること)がしやすいのもメリットです。

このため、ショートのシャフトを使うときは、空気抵抗がより少なく、グルーピングの時に弾かれにくい、小さなフライトを選ぶと効果的です。

ただし短いためバレルとフライトの距離が近く、持つときにフライトが指にひっかかりやすくなるのがデメリットと言えるでしょう。

初心者におすすめ インビト

インビトは飛び方のバランスがもっとも良く、初心者から上級者まで多くのプレーヤーにおすすめの長さです。

最初はインビトを使ってさまざまなフライトを試し、徐々に長さを変えながらセッティングのコツをつかむとよいでしょう。

安定感のある ミディアム

ミディアムは、フライトの空気抵抗の影響を受けやすいため軌道が安定し、初心者でも力を入れずにコントロール良く飛ばすことができます。

大きめのフライトを付けることで、より安定感が増します。ショートに比べて露出する範囲が広く、デザインや色が目立つため、選びがいがあるのも魅力です。

ただしダーツの長さと面積が大きくなるので、グルーピングのときに弾かれやすいというデメリットがあります。

プロのシャフトの長さは?

ダーツは個人のスキルや体格、テイクバックの長さなどにより最適なセッティングが変わるので、誰にでも当てはまる正解というものはありません。

シャフトの長さも例外ではなく、自分が一番投げやすい長さがそのプレーヤーにとっての正解となります。

とはいえ、トッププレーヤーがどんな基準でシャフトの長さを決めているのかを知ることは、とても参考になります。最後にプロ選手のシャフトの選び方について、みていきましょう。

さまざまな長さを試して選んでいる

ダーツグッズのオンラインショップ、エスダーツでは、プロ選手のセッティング情報を公開しています。

その中でよく見られるのが、『いろいろな長さを試した結果、現在愛用するシャフトにたどりついた』という体験談です。

シャフトの長さだけでなく、素材や形状、フライトの大きさや形まで、プロになるまでにさまざまなパターンを試行錯誤していることがわかります。

エクストラショートを使用する選手も

プロ選手が使っているシャフトの長さについて具体的にみていくと、ショートからミディアムまで、実にバラエティに富んでいます。

また、その長さに落ち着いた理由もさまざまで、飛び方が好みというケースもあれば、単純に手に馴染む長さだからというケースもあります。

中にはテイクバックのときに顔に当たらないようにという理由で、エクストラショートを使っているプロ選手もいます。

やはり実際に投げてみて、一番しっくりくる長さを選ぶのが、最善の方法だと言えます。

各メーカーのシャフトの長さをチェックしよう

シャフトの長さには統一の規格がないため、ショートやインビトといった同じタイプに分類されるシャフトでも、メーカーによって長さが違います。

まずはおおまかに、ショート、インビト、ミディアムの中からどのタイプを使うのかを決め、それから各メーカーのシャフトの長さを確認していくと、選びやすくなるでしょう。

理想のセッティングを目指して、最適な長さのシャフトを探してみましょう。

 

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