多肉植物に使う土の配合の仕方。水はけの良い土をブレンドしよう

2019.02.06

多肉植物は市販の園芸用の土でも、栽培することは可能です。しかし多肉植物にとっては保水性が良過ぎるので、決してベストな選択ではありません。多肉植物用の土を自分でブレンドするために、土の配合の仕方と関連情報を紹介します。

多肉植物に向いている土とは

多肉植物に使う土は、通常の園芸用のものと同じでよいのでしょうか?初心者の間でよくささやかれるその疑問にお答えします。

水はけの良い土がおすすめ

普通の培養土は、通常保水性がとても良好です。これが多肉植物にとっては、マイナス要素になります。なぜなら多肉植物は、本来『メキシコや砂漠のような環境』に自生する植物です。

つまり乾燥に慣れていて、体内に水分をたっぷりとためこんでおけるので、少々雨が降らなくても生きていけます。多肉植物の葉が肉厚でぷにっとしているのは、みずからに水分をためこんでいるからです。

自分の中に水分が充分あるのに、土までがたっぷり水分を含んでいると、決して良好な環境とは言えません。要するに、自生しているのと近い状態を作ってあげるのが、元気に育てる近道となります。そのためには、土に水はけの良さが必要なのです。

観葉植物の土は使えないのか

多肉植物に観葉植物用の土を使うと、どのようなリスクがあるのでしょうか。ずばり『根腐れ』を招きやすいのです。根腐れとは文字通り、植物の根が腐ることです。

植物は、実は根から水分だけではなく酸素も吸収します。それがうまくいかないと、根が先端から腐りはじめます。根は湿気で腐るのではなく、例えて言えば呼吸困難になった結果として腐ってしまうのです。

保水性が良い土は、古い空気を含む水分を長期間にわたり鉢の中にキープします。また、土の粒子が細かくて、土と土の間に空気のスペースが生まれません。

新鮮な酸素を含んだ水分を送りこみたくても、古い空気を含む水分が排出されないかぎり、根は効率よく酸素を吸収できません。よって、酸欠ぎみになって根が腐ってしまうのです。

多肉植物用の土も売られている

水はけの良い土は、水を与えると同時に流れ出ます。水をやったときに、土の上のほうに水が溜まって、じわりじわりと時間をかけて染みこむようなら、その土は水はけが悪いと考えられます。そういう兆しがあったら、迷わず土を変えた方が賢明です。

市販されている『多肉植物用の土』がおすすめです。園芸店やサボテン・多肉植物専門店、ホームセンターなどで売られていて、手軽に使えます。

自分で配合する場合は?

多肉植物の生産者たちは、独自でブレンドしたオリジナルの土を用います。軽石が多めに入っているとか、砂が多めであるとか、各人各様に工夫がなされるのです。それでは自分で多肉植物向けの土を配合する場合の基本を、確認しておきましょう。

多肉植物の種類などによってさまざま

多肉植物の種類や育てる場所・条件によって、理想的な配合はさまざまだという前提があります。

大切なのは、多肉植物用の土をブレンドする場合、ジメジメしすぎはNGだということです。かといって、カラカラに乾きすぎていてもいけません。ある程度の保水性があって、あげた水が速やかにはけていくように配合します。

多肉植物の種類や使用している鉢、または置いている場所によって配合を変えるのもよいでしょう。コツがわかってくると、自分のオリジナル・ブレンド土が作れるようになります。

ショップのブログが参考になる

自分で多肉植物用の土をブレンドするときに、とても参考になるのは多肉植物を扱っているショップのブログです。専門的な内容が、初心者にも分かりやすく書かれています。配合に使う土の情報も知ることができます。おすすめは下記のブログです。

多肉植物が綺麗に育つ!オリジナル多肉植物の土 | ブログ – Botanique

多肉植物によく使われる土の配合

多肉植物の栽培に必要な土の基本は『赤玉土』『鹿沼土』『腐葉土』などです。これらのよく使われる配合に関して、解説します。

赤玉土・鹿沼土・腐葉土

『赤玉土』は火山灰の積み重なりでできた赤土を乾燥させたものです。肥料成分を含まないので、虫も菌も近づかなくてきれいなのです。排水性と保水性も充分あります。

『鹿沼土』は酸性で、これも肥料成分がほぼない軽石です。粒子が硬質で崩れにくく、排水性と保水性の加減は良好です。

『腐葉土』は落ち葉が、長い長い時を経て腐熟したもので、保水性・保肥性・通気性に優れた土です。赤玉土と腐葉土は観葉植物の土の代替品にもなります。

多肉植物に向いている土の基本的配合は、赤玉土3:鹿沼土3:腐葉土4になります。この3種はいろいろな植物の土になり得るので、持っていて損はありません。

日向土・バーミキュライトを使う事も

水はけをよりいっそう良くする配合があります。赤玉土3:鹿沼土2:日向土2:腐葉土2:バーミキュライト:1です。

鉱石の蛭石を高温焼成したものが、排水性・保水性・保肥性に優れた『バーミキュライト』で、とても軽い土です。

『日向土』は鹿沼土より硬い軽石で、多くの細かい穴があって排水性が高く、養分のキープも優れています。

しかし、たくさんの土を揃えることができない場合は、市販の『サボテン・多肉植物の土』を用いてみるのもよいでしょう。

土からこだわる多肉植物の育成

多肉植物に使う土の配合に関しての基本情報をお届けしました。多肉の育成というものは、ハマっていくと土にもこだわりたくなってくるものなのです。

基本情報を押さえて、観察・検証し柔軟な姿勢で手をかけつつ、楽しみながら育成しましょう。

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