ボールペンの「正しい持ち方」とは?疲れない書き方を身につけよう

2019.02.05

ボールペンは持ち方にコツがあります。手や指の形が正しい状態・背筋を伸ばした状態を維持すると、ラクに整った字が書けるのです。この記事では、正しいボールペンの持ち方や姿勢・矯正用アイテムについて紹介します。

ボールペンの持ち方を見直す

正確にボールペンを持つと、ラクに字を書けます。そのためには、手の形や指の置き方に注意しましょう。手や指の動きをコントロールしやすくなるので、読みやすく整った字になります。

正しい持ち方のメリットと、具体的な悪い持ち方の例について解説します。

正しい持ち方のメリット

手の形や指の場所をイメージ通り実践するのは大変です。しかし、1度できるようになると、2つのメリットが得られます。

  • 指や肩が疲れにくい
  • 整った字が書ける

ちょっとペンを持っているだけで疲れるのは、癖があるからです。癖を補うために、無駄な力が入っています。

ペンが手にピタッとはまるように持てるとラクなものです。無駄な力が抜け、リラックスしたコンディションが整います。そのため、長い時間でも快適にペンを持てるのです。

無駄な力が入っていないリラックス状態は、整った字を書きやすいコンディションでもあります。頭の中で思った通りの線を引けるからです。

こんな持ち方はNG

具体的に、間違っている持ち方の例をあげます。多くの人に見られる、やりがちな手や指の癖は、主に下記の3種類です。

  • ピンと小指が伸びた状態
  • てのひらの内側に親指が入った状態
  • 指が伸びてペンがグラつく状態

バランスを取るための小指が伸びていると、手を支えられません。そのため、指が力んでしまいますし、フラフラとして字が乱れてしまいます。

握りこんだ親指は、力の入れ過ぎの表れです。力をグッと入れているときに、体の動きを上手にコントロールするのは至難の業といえます。なめらかに横線を引くためには、親指を握りこまないのがコツです。

伸びたままの指も、全体のコントロールがしにくくなります。思い描いた通りの線が引けないので、字が乱れてしまうのです。

正しいボールペンの持ち方

どの指をどのくらいの力で使うか把握すると、ちょうどいい手の形・指の場所でペンを持ちやすくなります。具体的な指の使い方を解説するので、ポイントを参考にペンを握ってみましょう。

基本は親指、人差し指、中指の3本

最も重要なのは、親指・人差し指・中指をどこに置くかです。まず、ペンの先から3cmくらいのところを、親指・人差し指の2本でつまみます。次に、中指を添えると、スムーズに正しい指の場所で持てます。

この順序で持つと、ペンを落とさないように握る親指・中指の働き、線を引く向きを決定する人差し指の働き、どちらもうまく機能するのです。

三角形の隙間で力加減を均等に

3本の指は、形と力加減にも注意しましょう。

まず形は三角形をイメージします。ペンを掴んだとき、親指・人差し指・中指を指先から見て、三角形になるようにするのです。

力加減は、優しくソフトにします。ボールペンが落ちない程度が目安です。ギュッと握って離さない、というのでは力が強過ぎます。後ろからすっと引き抜けるくらいがちょうどいい加減です。

力を三本の指に均等に入れることも意識しましょう。偏らないように、力の具合を感じながら書く習慣をつけます。

薬指、小指は軽く曲げる

全体を支えて安定感を出してくれるのが、薬指・小指です。少しだけ曲げて、添えるようにしておきましょう。少し曲げておくと、てのひらに自然にちょうどよく力が入るのです。

てのひらに適度な力が入り、全体が安定すると、手の動き自体が安定します。結果、線をなめらかに引けるようになり、文字も美しく仕上がるのです。

疲れないボールペンの書き方

ちょっとの時間でも書くのがツライなら、手の形や指の置き方だけでなく、姿勢にも無理があるかもしれません。書くときにぴったりの姿勢や手の位置・ペンの傾きを解説するので、ラクに書く方法を身につけましょう。

姿勢を正す

字を書いているときは、つい猫背になってしまいがちです。手元に集中するあまり、どんどん顔が下を向いて、背が丸まってしまいます。しかし、ラクにペンを動かし続けたいなら、姿勢を正すことが重要です。

丸まった姿勢は、一見ラクで疲れにくいように感じます。しかし実際は、集中力が低下し疲労がたまりやすい姿勢です。猫背は胸部が圧迫されるので、呼吸が浅くなり、脳への酸素供給量が少なくなるという説もあります。

無理なく書き続けるには、ピンと伸びた背筋を保つことです。よい姿勢を保って、ラクにペンを使えるコンディションを整えましょう。

手首は机の上に固定

指や手がラクな状態でペンを使うなら、手首は机に固定します。とはいっても、ぴったりくっつけて離さない、というわけではありません。支えになるように、手首を机につけておくのです。

机から手首が離れていると、どうしても力が入れにくくなります。力が入らない分を補うために指や手に力が入ってしまうのです。

机に手首が固定されるのを自覚しながらだとペンを動かしにくい場合には、てのひらの小指の下あたりにある盛り上がり『小子球』を、支えにするようにしてみましょう。

ペン軸の角度を意識する

角度を意識することも、疲れにくさに関わります。具体的には、ペン軸の角度を机から45度前後にするのがベストです。この角度なら、なめらかに字が書けます。

また、ボールペンは、構造上立てながら持つのがおすすめです。インクが重力の働きでペンの先にあるボールにつく仕組みなので、立てた方がインクが出やすくなります。

水平やそれ以上の傾きになると、ボールの隙間から空気が入り、インクが出づらくなって線がかすれてしまう可能性があるのです。

必要なら矯正用グッズを取り入れよう

正確にペンの持ち方を知っても、それを正しくできているかどうか迷ってしまうことがあります。最初はきちんとした手の形・指の場所になっていても、次第にもとの習慣的な手の形に戻ってしまうこともあるでしょう。

そんなときに便利なのが、矯正用のグッズです。おすすめアイテムを紹介しますので、正しい手の形や指の場所をおぼえる手助けとして利用しましょう。

プニュグリップ

『プニュグリップ』は、ボールペンや鉛筆の軸にはめて使います。くぼみに指を沿わせるだけで、自然とちょうどいい場所に指を置ける補助グリップです。

特徴は、弾力のある触感で、握りやすいことです。無意識のうちにやっている習慣を直すグッズは、自分のやり方と違うので、どうしても違和感を強く感じてしまいます。『プニュグリップ』は柔らかい手触りなので、自然に続けられるでしょう。

『右手用』『左手用』の2種類がありますので、利き手に合わせて選んでください。

  • 商品名:プニュグリップ
  • 価格:252円(税込)
  • Amazon:商品ページ

大人のもちかた先生

大人向けの矯正用グッズに、『大人のもちかた先生』があります。子ども向けの鉛筆の持ち方を矯正するグッズが多い中、大人向けの珍しいグッズです。

子どもに教えるならまず大人から、という考えのもと、ちょうどいい指の置き場所でボールペンを使える大人を目指します。

鉛筆型のボールペンに、プラスチック製のグリップをつけて使ってください。親指・人差し指・中指の正確な置き場所が分かるだけでなく、ペンの傾きを正しく保つためのフックもついています。

グリップに従って指の場所を整えるだけで、自分の手や指の癖を直せるアイテムです。

  • 商品名:大人のもちかた先生
  • 価格:600円(税込)
  • Amazon:商品ページ

疲れない持ち方で美しい文字へ

ボールペンの持ち方を間違えていると、指や肩の疲労につながり、字も汚くなりがちです。

リラックスした状態がラクにボールペンを使う秘訣といえます。親指・人差し指・中指の3本でそっとペンをつまみ、薬指と小指はグラつきを抑えるために軽く曲げて添えておくのです。

また、背筋は猫背にならないようにピンと伸ばし、手首を机につけ、手を支えることをイメージします。

最初は慣れない手の形と姿勢が不自然に感じられるかもしれません。しかし、常に正確な手の形・指の場所・ピンと伸びた背中になっていることを感じ続けてください。続けることで、少しずつラクに整った文字が書けるようになっていきます。

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