誰もが認める洋楽の名曲80年代編。ジャンル別のおすすめ曲を紹介

2019.02.02

1980年代の日本は、バブル好景気に沸き返る華やかな時代でした。世界的に見ても、80年代カルチャーにはさまざまなムーブメントが起こり、社会全体が活力にあふれていました。そんな80年代に生まれ、時代を超えて聴き継がれる名曲を紹介します。

心に残る名曲が多い80年代洋楽

洋楽にとっての80年代は、押し寄せる技術革新の波とともに進化し続けた時代だったと言えます。アナログからデジタルへという流れが加速し、特にシンセサイザーの誕生は、音楽シーンを刷新しました。

シンセサイザーによるポップな音楽は、それまでの70年代音楽が抱えていた『悩み』や『不満』を吹き飛ばしました。世界的な好景気の中で、今を楽しもうという価値観に変化し、80年代は『楽しい』音楽が主流となりました。

機械的でポップなサウンドが一世を風靡する一方で、メロディーの美しさを追い求めた珠玉のバラードも数多く生み出されました。無機質な方向へと傾く社会に、安らぎを求めていたからかもしれません。

アナログとデジタル、ポップとメロウという相反する感性が交じり合い、ぶつかり合うことで、後世に残る名曲が数多く誕生したのでしょう。

映画サウンドトラックやCM曲も多数あり

80年代音楽のもう一つの特徴に、MTVの台頭で、音楽と映像がセットになったことがあります。映像を眺めながら音楽を聴くことが普通になったことで、音楽はほかのジャンルの文化と強くつながっていきます。

音楽と映像の一体化は、映画における音楽の地位を高めました。映画の中で音楽を効果的に使うことによって、その映画のサントラが、スターミュージシャンのアルバムと肩を並べるセールスを記録するようにもなりました。

また80年代は、商品を宣伝するコマーシャルの世界でも、音楽の価値が評価された時代です。CMで印象的に使われたことによって、大ヒットにつながったという曲も数多くあります。

MTVがもたらした音楽と映像の融合は、ミュージックシーンに大きな変化をもたらしたのです。

バラード調ラブソングの名曲

ここからは、そんな明るく軽快な時代の中で、人々の心を打ったバラード調ラブソングの名曲を紹介します。

Joanna クール・アンド・ザ・ギャング

64年に結成され、69年に全米デビューを果たしたクール・アンド・ザ・ギャングは、当初はボーカルのいないインストゥルメンタル・バンドでした。70年代は、骨太のファンクバンドとして一時代を築いています。

83年に発表された『Joanna』では、それまでの方向とは一転し、時流に合わせたシンセサウンドを導入しています。ミドルテンポのラブソングは、多くの人の胸を打ち、大ヒットを記録しました。

Time After Time シンディ・ローパー

83年にデビューしたシンディ・ローパーは、同年にデビューしたマドンナとともに80年代をけん引した女性アーティストです。

デビュー曲『Girls Just Want To Have Fun』の爽快で明るいメロディーは、時代を象徴するポップなシンセサウンドに乗せた曲で、全米シングルチャート2位にランキングされ、大きな注目を集めました。

続くシングル第2弾として発表された『Time After Time』は、一転してスローなバラードです。自分の道を進むために恋人と別れる女性の心を歌うこの曲の歌詞は、ラブソングであると同時に、女性の自立そのものを指しているとの解釈もあります。

R&Bの名曲

音楽界における80年代のデジタル化は、伝統的なR&Bの世界にも新風を吹き込みました。その風を受けて誕生した、上質でダンサブルな名曲を紹介します。

I Feel For You チャカ・カーン

ルーファスというバンドのボーカリストとしてキャリアを積んだチャカ・カーンが、84年にソロとしてリリースしたのが『I Feel For You』です。

ラップとシンセサウンド、そしてR&Bをミックスした画期的なサウンドは、多くのR&Bファンに衝撃を与えました。

プリンスが作曲した同曲ですが、ラップをオールド・スクールのグランドマスター・メリー・メルが担当し、スティーヴィー・ワンダーがハーモニカ演奏でシークレット参加していたことも、大きな話題を呼びました。

Word Up キャメオ

74年に13名の大所帯で結成されたファンクバンドがメンバーチェンジを繰り返し、キャメオとして全米デビューを果たしたのは77年のことです。以来、キャメオは独自の感性で激動のファンクムーブメントを乗りこなしていきます。

メンバーの脱退が相次ぎ、3人となったキャメオが起死回生をかけて放った曲が『Word Up』です。ファンク特有の太いベースラインに、派手なギターサウンドが絡むこの曲は、ブラックロックという新しいスタイルとして受け入れられました。

ロックの名曲

80年代は、ロックが世界のメジャーシーンを席巻した時代でもありました。80年代ロックを代表する2曲をチェックしてください。

Livin’ On A Prayer ボン・ジョヴィ

ハードなギターサウンドとキャッチーなメロディー、そして甘いマスクで一躍スターへとのし上がったボン・ジョヴィの最大のヒット曲が、86年に発表された『Livin’ On A Prayer』です。貧しくとも懸命に生きるカップルの姿を歌っています。

トーキング・モジュレーターによる印象的なリフと、大陸的でダイナミックな曲展開が若者の支持を受け、ビルボード誌で4週連続の1位を獲得しています。

Start Me Up ローリング・ストーンズ

80年代初頭、それまでのローリング・ストーンズの功績は高く評価されていたものの、第一線からは遠ざかり、もはや過去のバンドと思われていました。しかし、同曲が収められたアルバム『刺青の男』で、一気にトップスターへと返り咲きます。

キース・リチャーズによる冒頭のシャープなギター・リフ一発で、世界中のロックファンの心をワシづかみにし、大ヒットとなった同曲は、80年代を代表するロックの名作とされています。

いろんなジャンルの80年代洋楽を楽しもう

この時代には、多彩なジャンルの音楽でチャートが賑わい、数多くの名曲が生まれています。いろいろなジャンルの80年代の洋楽をのぞいてみることで、音楽の楽しみがさらに広がっていくことでしょう。

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