メンズスーツの選び方を解説。社会人が知っておくべきポイント

2019.02.01

メンズスーツの選び方は、素材・季節・シーンなどに合わせるのが大切です。そこで、社会人が知っておくべきポイントを含めてメンズスーツの選び方を徹底解説します。スーツの基本知識や相場も一緒に紹介するので参考にしてみてください。

スーツの基本知識

まずは、正しいスーツの着方や素材、ボタンの数の違いなど基本知識をチェックしていきましょう。

正しいスーツの着方

用意したスーツをただ着るだけではなく、着るときに注意しておきたい部分がいくつかあるのでチェックしてみましょう。

まず、最初にチェックをするのは汚れやシワがないかどうかです。どれだけ細かい点に気をつけていても、汚れているスーツではあまり良い印象を与えることができません。自分で洗濯やアイロンが難しいときにはクリーニングを活用しましょう。

次に、知っておきたいのがスーツのポケットについてです。ポケットがあるのでついつい色々なものを入れてしまいがちですが、物が入ると膨らんで見えるので『見た目が悪くなる』ことや、重いものや軽いものでも出し入れを繰り返すと『型崩れ』してしまいます。

ポケットを使うときには、できるかぎり上着の内ポケットを活用し、上着もパンツもなるべく物を入れないで、最低限のハンカチなどに留めておくと安心です。

最後にフラップ(雨蓋)と呼ばれるスーツのポケットのフタのようなものは、外出時の雨や砂埃除けが本来の機能です。基本マナーでは、屋内ではフラップは入れておき、屋外では出すようにします。

打ち合わせなどはほとんど室内で行われることが多いので、どっちが良いか迷ったときには中に入れておくようにしましょう。

大人の男性に適した素材とは

大人の男性に適したスーツの素材と言われているのが『ウール』を使ったものです。

スーツには、ポリエステルやウールなどを使った比較的安価なものから高価なものまで多くあります。ただし、一般的に値段が上がると素材は『良いスーツの証とも呼ばれるウール100%』のものに近づいていくのです。

このことから、良いスーツの証でもある『ウール100%』に近いものがおすすめされています。

季節やシーンに合わせて選ぼう

先程おすすめしたウールは、織り方によって春夏用・秋冬用に仕立てることができるので、1年中着ることができる優秀な素材です。ただし、必ずしも『ウールだけ』でなくてはいけないということなく、季節やシーンに合わせて素材を選ぶのもおすすめされています。

例えば、ウールとキュプラ(天然素材のセルロースから作られた生地)を混紡した素材はウールよりも清涼感があり、着心地が軽いのが特徴です。

他にも、ポリエステル混であれば機能的で動きやすく、ビジネススーツに好まれるほか、リネンとコットンが使われたスーツは、吸水性・撥水性・通気性に優れており『春夏スーツ』におすすめです。

このように、季節やシーンに合わせて素材を考えるのもスーツ選びでは大切なのです。

2つボタンと3つボタンがある

次に知っておきたいのがスーツの2つボタンと3つボタンの違いです。

ジャケットの前ボタンが2つのスーツは『2つボタンタイプ』と呼ばれるもので、現代のスーツの主流です。ボタンを2つにすることでスーツのVゾーンが広くなるので、シャープな印象の着こなしを演出できます。

また、ビジネスや冠婚葬祭にも使える定番のタイプとしても人気があります。2つボタンタイプでは、上ボタンだけを掛けるのが着方のマナーです。

『3つボタンタイプ』と呼ばれる前ボタンが3つのスーツは、10年以上前から愛されている形です。3つのボタンがあることで、ネクタイが見えるスーツのVゾーンが狭くなるのでクラシックな印象の着こなしが演出できます。

3つボタンの場合、基本的には1番上のボタンと真ん中のボタンを掛けるのがマナーです。中には、1番上のボタンがジャケットの折り返し部分に隠れる『段返り3つボタン』という種類がありますが、この場合は真ん中のボタンのみを掛けるのが正しい着こなしと言われています。

年代別スーツの価格相場

年代別スーツの価格相場はどうなっているのでしょうか。年代別の相場を知っておくことでスーツ選びをしやすくなるのでチェックしてみましょう。

20代も、ある程度しっかりしたスーツを

ビジネスマンとして社会のマナーや若々しさを活かしながら『誠実で素直さ』が求められる時期の20代では『ビジネススーツとして一般的な価格帯の2〜4万円前後』がおすすめされています。

年齢を重ねていくとともに、仕事の環境や内容なども変化していくので『まずはコスパ重視』で選んでいきます。その後、仕事の内容に合わせて自分なりのスタイルのスーツをいくつか準備するために購入資金の計画を立てておくとスムーズです。

また、30代に入るまでには周りからの信頼や、仕事をスムーズに落ち着きのある印象を残していくためにも、5万円前後のスーツを選ぶのがおすすめされています。社会人4〜7年目くらいにはスーツの買い替えも視野に入れてみましょう。

30代は20代よりも上質なスーツを

30代前半の頃には、大事な仕事を任されることが多くなるので『仕事に合ったスーツ』を用意していきます。スーツの生地や縫製、ボタンなど細かい点にこだわり5万円前後のスーツがおすすめです。

30代後半では、会社を引っ張っていく存在になり、さらに相手に気を使える身だしなみが好まれることから5〜7万円のスーツが相場と言われています。

このように、20代も30代も仕事の内容や立場に合わせてスーツを選ぶのがおすすめです。

洋服の青山が扱うヒルトンはコスパが高い

高い品質を誇りながら、コスパが高いことで注目されているのが洋服の青山が扱っている『ヒルトン』です。ヒルトンは、イタリアのベスティメンタ社によって販売されていたブランドで、全体的にタイトでスタイリッシュな印象を与えてくれます。

仕立ての方法から生地選びまでにこだわり、オーダーメイドに近いと評されるクオリティの高さでも、価格は比較的リーズナブルでビジネスシーンの第一線で活躍する男性に相応しいと人気です。

40代は高級なスーツを

最後に、40代となると、より社会的な立場も上になり頼りがいのある大人の男性を意識していきます。既製品のスーツに比べて、この年代には自分にぴったりのオーダーメイドのスーツがおすすめです。

自分だけのオーダースーツでの相場は、こだわりの部分や生地選びなどで価格が前後してしまいますが、約10万円前後と言われています。これからの生活の相棒となる1着なので、自身のこだわりを入れながら『シーンに合わせた1着』を考えてみましょう。

デザインの選び方

スーツを選ぶときにこだわりたいのがデザインの選び方です。色・柄などは、相手に与える印象にも大きく影響するのでしっかりと見極めていきましょう。

色はネイビーとグレーがあると便利

まず、ビジネススーツの色ですが『ネイビーとグレー』の2色を用意するとある程度のシーンに対応することができます。

ネイビーは、知的で爽やかな印象を与えることができるため、ビジネススーツでは第1候補とも呼ばれる一般的な色です。同じネイビーにも濃淡で印象が変わり、濃い色ほどフォーマルなイメージに近づきます。

グレーの場合では、優しく柔らかい印象を与えることから、頼られる存在の色としても好まれています。グレーでも濃淡で印象が変わり、濃い色のものほどよりフォーマルなイメージに近づきます。

それぞれの印象を考えながら用意してみましょう。

柄物はストライプが無難

柄物の中でも種類が多く、ラインの間隔によって繊細さ・若々しさ・信頼感・誠実などのイメージを変えることができる『ストライプ』が無難です。

無地にとても近い、落ち着きのあるストライプから、しっかりとストライプを強調して誠実さを与えるものもあるので『シーンや好み』で調節しましょう。

ジャケットは体型に合った選び方を

全体的な印象に大きく関わるジャケットは、体系に合ったものを選ぶようにします。選ぶときのポイントを紹介するので参考にしてみてください。

シワが寄っていないか

ジャケットが体型に合っていないと、ジャケットの襟が首から胸に綺麗に沿わないのでどうしても見た目が悪くなってしまいます。他にも、肩口にシワがないか、ボタンを掛けたときにシワが寄らないか、後ろの襟にシワが寄っていないかを確認しましょう。

袖の長さや丈はちょうど良いか

次に気をつけておきたいのが袖の長さや丈、ベストの丈です。袖は、シャツが1.5cm程度出る丈が丁度よいと言われています。見えすぎも不格好ですが、全く見えないのもバランスが良くないので注意しておきましょう。

また、3ピーススーツ(同一生地で作られたジャケット・ベスト・スラックスのセットのこと)ではベストの丈が短いものが多いですが、お腹が隠れるくらいのベスト丈がおすすめです。

スラっと見えるパンツの選び方

パンツの選び方だけでも全体のイメージを大きく変えるため、しっかりとポイントを押さえて選べるように参考にしてみてください。

ウエストサイズやシワ寄りをチェック

パンツのウエストサイズは『指1本入るくらい』の余裕を持たせておきます。食事前後のサイズ変化にも対応ができる余裕があるといいのですが、ウエストに余裕をもたせすぎると生地がヨレるので注意が必要です。

また、太もも回りがきついと『座ったときにシワ寄り』がおきてしまいます。座った姿勢でシワが多く入らないかをチェックしてみましょう。お尻はシワが寄らず、食い込まない程度に余裕をもっておくのもポイントです。

裾の長さにはこだわろう

パンツを正しく着こなすために『裾の長さ』にもこだわるとより綺麗なシルエットを演出できます。パンツ丈は靴の甲に裾が触れる長さを目安にし、パンツウエストの位置はおへその少し下に合わせるのがベターです。

スーツは選び方次第で印象が180度変わる

スーツは選び方次第で印象が大きく変わります。色・柄・デザイン・着こなしなど細かい点にまで注目して選ぶのがおすすめです。自身だけの1着を目指せるオーダースーツなども視野に入れて、年代や予算に合わせてスーツを用意してみてはいかがでしょうか。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME