多肉植物でおすすめの種類は?綺麗系から見た目がユニークなものまで

2019.01.31

葉が肉厚で愛らしく、育て方も比較的簡単なので人気が高まっている多肉植物ですが、種類がとてもたくさんあります。色鮮やかで美しいものから形状がユニークなものまで盛りだくさんです。ここでは育て方も含めて、おすすめの種類を紹介します。

多肉植物の種類はどう選ぶ?

多肉植物の種類は、どういう観点で選ぶのがよいのでしょうか。考え方としては、その植物をどんな場所で育てたいか、あるいは育て方が簡単で手間がかかりすぎないものはどれか、などを考慮して選ぶのがよいでしょう。具体的に確認していきましょう。

置きたい場所で選ぶ

置き場所として室内を想定するなら、適度な日差しを好む『春秋型』が多い、グリーン系のタイプを選ぶとよいでしょう。春秋型は屋外よりも、室内で栽培するのに向いています。

可愛らしくて丈夫な南アフリカ原産『グリーンネックレス(セネキオ)』や、南米やアメリカ南部から中央アメリカにかけて分布する『エケベリア』などがおすすめです。

一方、置き場所として屋外を想定するなら、直射日光に強い『夏型』であるパープルないしオレンジ系統を選ぶのがよいでしょう。南アフリカ原産で、サボテンタイプから草花までさまざまな種類がある『ユーフォルビア』などがおすすめです。

その一種の『ユーフォルビア・オベサ』は、薄紫の縞がある丸い姿が可愛らしくて人気があります。葉先がパープルやオレンジっぽく色づく『カネノナルキ』も、強い直射日光をものともせず育つ夏型の品種です。

水やりの仕方など育て方で選ぶ

多肉植物はおおむね丈夫で手間もかからず、育てやすい植物です。しかし、種類によって性質は変わってくるので、育て方には多少の違いがあります。初心者の場合は、水のやり方などもシンプルで、育てやすい種類を選ぶのがよいでしょう。

なかでも『虹の玉(セダム)』は夏の暑さと冬の寒さの両方に耐える強い品種です。『グリーンネックレス』『十二の巻(ハオルチア)』は水分をたっぷりと持っているので乾燥に強く、水やり回数が少なくてすむので育てやすい品種です。

『ブロンズ姫(グラプトぺタルム)』『センペルビウム』は乾燥と寒さに強く、冬の屋外でも育てられます。乾燥・直射日光・寒さなどに強い品種は、初心者でも失敗しにくく、簡単に栽培を楽しめます。

初心者におすすめの育てやすい多肉植物

初心者でも育てやすい多肉植物には、どのようなものがあるのでしょうか。その代表的な品種を2つ紹介しておきます。

ハオルシア

アフリカ原産の『ハオルシア』はとても多くの種類があります。大別すると葉が硬い『硬葉系』とやわらかい『軟葉系』です。

先端に向けて尖った葉が揃えたようにきれいに広がり、整った姿をしているのが硬葉系です。葉がやわらかくて、葉先に半透明の『窓』と呼ばれる部分を持つのが軟葉系になります。

もともとハオルシアは乾いた岩場や木と木の間で育っていたので、直射日光や湿気が苦手です。つまり、室内で育てる方が向いている品種になります。インテリアの価値がある植物なので、ハオルシの『寄せ植え』などもよいでしょう。

生育期は惜しまず水をあげて大丈夫です。肥料はあまり必要としませんが、与えるなら液肥や固形肥料などを少量で充分です。

ハオルシア・オブツーサ

丸い葉先が半透明なので『雫石(しずくいし)』とも呼ばれる『ハオルシア・オブツーサ』は、光にかざすと葉が美しくて人気があります。葉の透明部分が前述の『窓』で、そこから光を取り込んで育ちます。

十二の巻

ハオルシアの中でも手に入れやすく育てやすいのが『硬葉系』で白い縞模様が特徴の『十二の巻』です。見た目が可愛いらしくて、多くの人に親しまれています。成長はゆっくりなので、大きくさせたくない人にもおすすめです。

パキフィツム

『パキフィツム』は肉厚で丸い葉が美しく、青っぽかったり薄紫色だったりと、繊細な趣があります。そのせいか『星美人』『京美人』など和名(流通名)に『美人』がつくことが多い植物です。

葉の形をキープするために、屋外で充分に日光に当てましょう。とても丈夫なので初心者におすすめです。風通しがよい場所で栽培すれば、引き締まって美しい形になります。

また、真夏の直射日光は『葉焼け』を起こしてしまうので、やわらかな日差しの場所で育てましょう。

星美人

『星美人』は原産地がメキシコということもあり、日光をたっぷり浴びせてあげると、元気に育ちます。日光が足りないと葉が落ちたり、ひょろ長く伸びたりして、見映えも悪くなるので注意が必要です。

色で楽しむ多肉植物

多肉植物の中では、育てる過程で見られる色を楽しめる品種があります。代表的な2種類を紹介しましょう。

ダドレア

『ダドレア』の魅力はバラを思わせる美しい葉と、花を咲かせるところにあります。日光を好み、日照不足は病気の誘因となります。とにかくよく日に当ててあげなくてはなりません。

それに加えてダドレアは、多湿をあまり好みません。風通しのよい環境も必要です。逆にいえば、乾燥状態を好むので水やりの必要がほとんどありません。必要以上に水をあげると過湿状態になり、最悪の場合枯れてしまいます。

土の表面が白っぽくなっていると乾燥しているサインなので、そうでない場合には要注意です。また、ダドレアは梅雨から夏の暑かけて休眠するので、室内に取り込んで、水やりをせずに保管しましょう。冬も水やりはほぼ必要ありません。

エケベリア

『エケベリア』は色も鮮やかなロゼット状の葉が美しい、春秋型の多肉植物です。メキシコを中心とした中南米産の180種ほどの原種が、数多くの交配種を生んでいます。簡単お手軽に栽培できるので、人気がある多肉植物です。

晩秋から春にかけて、日光をたくさん浴びせてあげると、葉が美しい紅葉色に染まります。また、初春から夏にかけて小ぶりですが鮮やかな色の花を咲かせ、葉の色も緑・黒・白・青・赤など豊かなバリエーションがあります。

年間を通じて屋外で育てながら、いろいろな魅力ある顔が楽しめます。ただし、夏の直射日光だけは避けるようにしましょう。

ルックスが見応えある多肉植物

コーデックス

『コーデックス』は木質化した太い根や幹を持った、ルックスが見応え抜群の品種です。肥大した根が強い生命力を感じさせます。

コーデックスは乾燥地帯で生育しているので、茎が肥大化して水を蓄えます。乾燥には強いのですが多湿は苦手で、根腐れを起こしてしまいます。梅雨の時期などは注意して管理しなければなりません。

夏は日当たりよく、風通しもよいところに置きます。寒さには弱いので、冬は室内の窓辺などに置くのが適切です。最低でも5度以上を保ち、凍結には注意しましょう。

また、コーデックスには『夏型』『冬型』の2種類があります。夏型は冬になると葉が落ち、休眠期に入ります。逆に冬型の休眠期は夏です。休眠期は断水して育てます。生育期は表面の土が乾き切ったら、たっぷりと水を与えましょう

リトープス

『リトープス』は『メセン(女仙)の仲間』などと呼ばれる、多肉植物の代表的な品種です。上から見た感じは半球形の葉が合わさった楕円形のような、一風変わった形状です。

珍しく『脱皮』をする多肉植物で、脱皮が始まると水を断つことになります。夏は完全に断水して、涼しい半日陰で過ごさせましょう。秋になって涼しくなりはじめてから、徐々に水を与えます。

シワが目立ってきて、水を与えても吸う様子もない場合は、根腐れしている場合もあります。そんなときは鉢から抜き出して、根の状態を確認してみましょう。

種類や組み合わせを選ぶのも楽しみの1つ

多肉植物にはさまざまな種類があって、育て方もいろいろあり、楽しみ方も違うことがわかりました。色で楽しむものがあれば、ルックスを楽しむものもあります。

それぞれの種類の特徴を知った上で、どれを育てるかを選んだり、またどれとどれを組み合わせて育てるかなどを考えるのも、多肉植物を栽培する楽しみの1つだと言えるでしょう。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME