もうシャバシャバカレーとはおさらば!とろみのつけ方のコツをご紹介。

2019.03.18

カレー作りでとろみのつけ方に困ったことはありませんか?カレー作りを失敗してしまう原因と対処法と一緒に、美味しいカレーを作るポイントを紹介します。ポイントを覚えれば意外と簡単なので、参考にして美味しいカレーを作り上げてみてください。

スパイスからカレーを作るには?

スパイスからカレーを作るのはとても難しいと感じてしまうかもしれません。しかし、実は『基本スパイス』を覚えればより美味しく健康的なカレーを手軽につくることができるのです。

まずは、自分でカレーを作るメリットをチェックしてみましょう。

自分で作るメリット

自分でカレーを作るときには、あたりまえですが、使うスパイスや油など材料を自分で選ぶことができます。例えば、『胃腸の負担』を考え、油の使用を最小限に抑えたりすることもできるのです。スパイスやハーブの薬膳効果を考えれば、より健康的なカレーが作れます。

とろみをつけて作るのか、つけないで作るのかも選べるので『自分好み』のカレーに仕上げられるのもメリットの1つです。このことからも、自分でカレーを作ることは、好みのカレーで『カロリーを控えたり、栄養を考えられる』大きなメリットがあることがわかります。

しかし、実際にスパイスから考えて作ろうしてみると何が必要なのかわからないことがほとんどです。そこで、次は『覚えておきたい基本スパイス』を紹介します。スパイスを知って作ってみるとそこまで難しくないので、『基本』から覚えていきましょう。

カレーの基本スパイスとは

カレーの基本スパイスは6種類あります。全てパウダーで揃えられるので、6種類のスパイスを組み合わせて『好みのカレー』を目指してみましょう。以下は、6種類のスパイスの名前と特徴の一覧です。

香り付けのスパイス

  • クミン・・・エスニックな香りがする
  • コリアンダー・・・甘く爽やかでスパイシーな香りがする
  • カルダモン・・・香りの王様と呼ばれ、爽やかな香りがする
  • オールスパイス・・・クローブ・ナツメグ・シナモンを合わせた味わい深い香りがする

色と辛味のスパイス

  • ターメリック・・・カレーに欠かせない『黄色』の色のスパイス。全体をまとめる丸みのある香りと味わいがする
  • チリーペッパー・・・ひりひりする辛味のスパイス。種類を変えることで『また違う味わいの辛味』を楽しむことができる

これらの6種類を、マイルドに仕上げるときにはクミンやコリアンダーを多めに、癖の強いお肉を使うときにはオールスパイスを多めに、と工夫して作り上げていきます。

カレーのとろみを小麦粉でつける方法

欧風カレーの特徴でもあるとろみは『小麦粉』でつける方法が一般的です。このとろみをつけるときに失敗してしまう人が多いので、ポイントを紹介するので参考にしてみてください。

バターなど油で小麦粉を炒める

いきなり作っているカレーに小麦粉を入れてしまうと、上手くとろみがつかなかったり『ダマ』になってしまうことがあります。そこで、バターなどの油で小麦粉を炒めてから入れてみましょう。

弱火で焦がさないように炒めて、薄茶色に近づいたらカレー粉を加えて混ぜていきます。ある程度混ざったら、作っているカレーに少しずつ入れながら溶かしていくと『とろみ』を全体に馴染ませやすくなるのでおすすめです。

野菜を煮込んだ鍋に少しずつ溶かす

カレー粉を使用しないときは、野菜を煮込んだ鍋に少しずつ溶かしていきます。少しダマになりやすいので、難しいときには最初から少し水を少なめにしておき『小麦粉を追加の水と混ぜて』入れてみましょう。

どちらの方法を行うときにも、必ず良く溶かすという意識を持っておきます。ダマになってしまわないようにしっかりとかき混ぜながら溶かすのがおすすめです。

とろみが足りないカレーになってしまう原因

正しい方法でとろみをつけていても『とろみがないカレー』になってしまうときには、小麦粉以外の原因が隠れています。小麦粉の使い方は問題がないのに、上手くいかないときに確認しておきたいポイントをチェックしておきましょう。

煮込み不足

カレールーやジャガイモに含まれているでんぷんが加熱されることでカレーにとろみがついていきます。煮込みが足りないと、でんぷんによるとろみがつかないのでサラサラになってしまうのです。

煮込むときには、水が減ったら水を足していき『味が薄い・水が多い』というときには加熱時間を伸ばして水分を蒸発させていきます。カレールーを足して加熱していくのも効果的です。

水分量

さきほど軽く触れましたが、水の量が多すぎてしまうと上手くとろみがつかないこともあります。野菜からも水分がでるので、粘度が低下するとサラサラとしたカレーになってしまうのです。

水分量が多いと感じたときには、しっかりと加熱して水分を蒸発させていくか『カレールー』を足してとろみをつけていきます。味が濃いのにサラサラしているときには、小麦粉や片栗粉を使ってとろみをつけるのがおすすめです。

はちみつなど調味料の酵素によるもの

煮込みもしっかりと行い水分量も問題ないのにとろみがつかないときには、カレールーやジャガイモに含まれる『でんぷん』を分解してしまう材料を使っていることが原因です。

はちみつやりんごなどには『アミラーゼ』と呼ばれるでんぷんを分解してしまう酵素が含まれています。酵素ででんぷんを分解してしまうことでサラサラになってしまうのです。

また、唾液にも含まれている酵素なので『味見したおたま』をそのまま戻してもさらさらになることがあります。

とろみのコツと足りないときの対処法

カレーにとろみをつけるときに覚えておきたいコツと、とろみが足りなかったときに使える対処法を紹介します。まずは、作る工程からしっかりととろみが出るように作っていきましょう。

沸騰した後、弱火で10分以上しっかり煮込む

カレールーやジャガイモは煮込むことでとろみがつくものです。野菜を炒めて水を入れ、沸騰するまで中火で加熱し、沸騰したら弱火で10分以上とろみがつくまで煮込んでいきます。

このとき、鍋底が焦げないように混ぜながら煮込むのがポイントです。水の量を調節しながら煮込んでいきましょう。

水溶き片栗粉や小麦粉を追加

どうしてもとろみがつかないときに便利なのが『小麦粉・片栗粉・薄力粉・強力粉』を追加する方法です。どの粉を使っても、入れるときには水で溶いてからゆっくりと入れていきます。混ぜながら徐々に入れていき、お好みのとろみに調節していきましょう。

ただし、加熱することで水分が蒸発していくので『入れすぎると固くなりすぎる』こともあるので『確認しながら徐々に』入れていくのがおすすめです。

とろみを出す食材は他にも

ジャガイモやカレールー以外にも、カレーにとろみを出してくれる食材はいくつかあります。中でも代表的なものを2つ紹介するので、具材の参考にしてみてください。

おろした切り餅

切り餅は、お米で作られているので『でんぷん』を含んでいます。おろし金ですりおろして、作りたてのカレーに混ぜ合わせるだけでとろみをつけることができるのです。分量は1人前あたり約6分の1個を目安にしてみてください。

たくさん入れすぎてしまうと、ドロドロになりすぎてしまうので『好み』で量を調節するのがおすすめです。1晩おいたとろっとしたカレーが好きな人にも、切り餅を入れる方法が便利と注目されています。

寒天パウダー

加熱することでとろみ効果を得られるのが寒天パウダーです。約90℃まで熱した寒天は、網目状の状態から液状へと変わります。液状になってしまえば、40℃付近まで固まらないので『カレーのとろみには最適』です。

また、寒天は風味を損なわないほか、味が濃厚に感じられたり、寒天に含まれる食物繊維をカレーにプラスできることからも便利な食材です。

野菜を使って絶妙なとろみ具合に

次は、カレーに入れる野菜にもひと工夫してみましょう。入れる野菜を工夫するだけでもとろみをつけることができます。また、より味わい深いカレーになっていくので参考にしてみてください。

ホールトマト

水の変わりにホールトマトを使うだけで、酸味をプラスして手軽にとろみのついたカレーを作ることができます。使うホールトマトは、細かく潰すことでより使いやすくなるので覚えておきましょう。

煮込むことで味わい深いカレーができますが、水よりも少し焦げ付きやすい点には十分に注意して作るのがおすすめです。

すりつぶしたジャガイモ

ジャガイモを普通に炒めて入れ、煮込むことでもとろみがつきますが『すりつぶして』入れるのもおすすめの方法です。通常よりもとろみがつきやすく、すこしどろっとしたカレーができあがります。

また、すりつぶしたジャガイモを入れたカレーは『冷めにくい』ので、温かいカレーをゆっくりと味わえるのもメリットです。

ほうれん草、にんじんのペースト

ほうれん草とにんじんをフードプロセッサーなどにかけて細かくしてカレーに入れると『とろみ』をつけることができます。食物繊維を手軽に追加できるほか、ほうれん草やにんじんが苦手な子どもでも食べられると人気の方法です。

ほうれん草とにんじんのペーストは、炒めるときに入れてしまい、カレー粉としっかりと混ぜ合わせてから水を入れて作り上げていきましょう。

ペーストを加えて作ったカレーはご飯にもパンにも合います。パスタソースや野菜ディップなどにも使えるので、アレンジしてみるのもおすすめです。

自分好みのカレーに仕上げよう

カレーを手作りすることで、普段足りていない栄養を手軽に補うことができます。1皿で十分に栄養が摂れるように具材を工夫すれば、健康的な食事にもなるのです。学校給食などでも、栄養の観点から取り入れられているのは、カレーだからこそできる栄養の摂り方があるからと言えます。

自分好みのカレーに仕上げて、その奥深い味わいとスパイスの豊かな香りを楽しみながら『栄養』をしっかりととって元気に過ごしましょう。

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