日本酒ソムリエをとるならどれがおすすめ?今こそ取りたい資格を紹介

2019.01.24

人々の心を魅了してやまない日本酒。近年世界的にも注目を浴びていますが、そんな日本酒を知り尽くす『日本酒ソムリエ』という資格があることはご存知でしょうか?仕事にプライベートに大活躍間違いなしの日本酒ソムリエ資格について紹介します。

海外で人気沸騰中の日本酒

今、海外で日本酒が大人気!海外セレブの間では日本酒を嗜むことがステータスになっている…そんな話を聞いた事はないでしょうか。今や日本酒は日本国内にとどまらず「SAKE」として世界でも大きな関心と評価を得ており、ワールドワイドにその価値を確立しつつあります。

和食の無形文化遺産登録による日本酒人気

2013年12月、自然を尊ぶ日本人の気質に基づいた和食が「和食;日本人の伝統的な食文化」としてユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあり、日本食が世界各地で人気となっています。

それまで日本人以外ではアンテナの高い一部の外国人だけが親しんでいた和食は、世界遺産の知名度とその価値観によって今日ではより一層世界から注目されるようになっています。

これまではワインの独壇場だったフレンチやイタリアンのレストランで、外国人のカップルがワインではなく日本酒が注がれたグラスを傾ける…そんなCMの様な光景が特別なものではなくなってきているようです。

海外の健康ブーム

海外、特に欧米社会における健康への意識はかなり高いことが知られています。近年日本にも波及してきた健康ブームですが、世界的に愛好家が多いヨガやウォーキング、グラノーラやコールドプレスジュースなど一度は聞いたことのあるような健康関連のキーワードは、いずれも米国をはじめとする欧米社会から流行しています。

その中でも和食には、「ヘルシー」や「ロハス」というイメージが定着しており、多くのセレブや著名人から支持されています。いまや和食は健康的な生活スタイルを象徴する存在として世界中で愛されているのです。

輸出の増えている日本酒

そんな健康ブームにマッチした和食の影響もあり、関税局の貿易統計によると日本酒の輸出量は金額・数量共に現在8年連続で過去最高を更新しています。元々輸出量が多かった米国やアジア圏だけではなく、近年コンクールやアンテナショップが増えている欧州でも右肩上がりに伸びており、日本酒人気はとどまるところを知りません。

日本酒の知識をつけるなら今がおすすめ

観光庁の調査によれば訪日外国人の期待していることで最も多いのは「日本食を食べること」が約68%であり、またNTTコムリサーチの調査では訪日中に日本酒を飲む経験は全体の80%にも及ぶという結果が発表されています。

観光地のお土産屋さんには必ずと言っていいほど日本酒が並び、試飲も積極的に行われています。そして日本は2020年の東京オリンピックを控え、更なる訪日外国人の増加が見込まれているのです。

このようにインバウンドにおいて日本酒にはこれからも非常に大きなチャンスがあります。今その知識をつける事でこれから様々な場面で活躍することができるのではないでしょうか。

日本酒ソムリエ資格にはどんなものがある?

日本酒の知識をつけるなら今がおすすめですが、それではどうすれば良いのでしょうか。一つの確実な方法として、日本酒を扱う様々な団体が認定している資格を取得することがあげられます。現場にプロを輩出する団体だからこそ得られる知識を学びながら、この機会に資格の取得に挑戦してみませんか?

次に日本酒に関連する資格をご紹介します。

日本酒ソムリエの資格一覧

資格 団体
日本酒検定 日本酒サービス研究会・酒匠連合会(SSI)
唎酒師 日本酒サービス研究会・酒匠連合会(SSI)
国際唎酒師 日本酒サービス研究会・酒匠連合会(SSI)
日本酒学講師 日本酒サービス研究会・酒匠連合会(SSI)
SAKE DIPLOMA 日本ソムリエ協会(J.S.A)
酒造技能士 国家資格
清酒専門評価者 酒類総合研究所

日本酒の資格は今やその人気を象徴するように、様々なものがあります。こんなにあるなんて驚きですよね。

おすすめの資格2選

さて、いざ日本酒ソムリエ資格を取ろうと思っても、これだけあるとどの資格を取得すればいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。そこでこれから勉強を始めるにあたり、しっかりと知識を身に着けられ、かつ知名度と実用性に優れたおすすめの資格を2つご紹介したいと思います。

唎酒師(ききざけし)

こちらの資格は、日本酒ソムリエ資格の中でも最も有名でポピュラーと言っていいでしょう。私生活にはもちろんのこと、日本酒業界の人も多く取っている資格のため、仕事に活かしたいという人にもぜひおすすめしたい資格です。

この資格を認定しているSSIという団体はFBO(料飲専門家団体連合会)の加盟団体であり、酒類のみにとどまらない嗜好品の資格を網羅しています。その現場から届く生の情報は圧倒的です。

唎酒師の試験は毎月おこなわれており、受講者の都合で選択できる様々なプログラムが用意されています。

プログラムの種類 試験の種類 特徴
通信プログラム なし 在宅で受講。課題が基準に達すれば合格
2日間集中プログラム 1~4次試験 事前に学習を行い、2日間会場で受講と受験を繰り返す
受験プログラム 在宅コース 1~4次試験 在宅で学習して受験、通信プログラムより早く資格取得が可能
一日通学コース 1~4次試験 主要都市の会場に赴き1日で重点項目を受講。
夜間通学コース 1~4次試験 東京校で開催。4回受講して試験に臨む

 

試験の種類 試験内容
1次試験 筆記:選択式 (一部記述式)
2次試験 筆記:選択式 (一部記述式)
3次試験 テイスティングを伴う筆記 (一部選択式)
4次試験 筆記:記述式

唎酒師はお酒好きにはポピュラーな資格です。これを持っていれば、コアな日本酒ファンにも一目置かれること間違いありません。

唎酒師公式サイト

SAKE DIPLOMA(サケ ディプロマ)

次におすすめしたいのがこちら。近年人気を増しつつある資格で、プロ向けの本格的な知識が試されるうえ、1年に1回しか受験できない難関資格ですが、その分仕事にも十分に生かせる資格となっています。

この資格を認定している日本ソムリエ協会は、ワインの第一人者・田崎真也氏など著名なソムリエが所属する歴史と格式を持つ団体です。その協会でワインと並び日本酒の資格が取得できるようになったという事は、日本酒はいまやそれだけの価値を認められたのだと言えるでしょう。

SAKE DIPLOMA試験は年1回、ホームページにて受付が行われています。

試験の種類 試験内容
1次試験 筆記試験:教本より出題(2回まで受験可能)
2次試験 テイスティング・論述試験:会場により内容が異なります

SAKE DIPLOMAは2017年に新設された資格です。しかしワインソムリエにおける実績と信用から、所有していればプロからも一目置かれることでしょう。

※いずれも受験資格は受験日において満20歳以上、国籍・職種・経験は不問となっています。

SAKE DIPLOMAの試験概要

日本酒ソムリエ取得のおすすめポイント

そんな日本酒ソムリエですが、持っていればどんなことが可能になるのでしょうか?具体的にイメージしてみましょう。

仕事に幅広く使用できる

お酒に関わる仕事をされている方にはこれらの資格は特におすすめです。プロとしてより深い知識を得られるだけでなく、資格を保有することで社内外での信用や評価も格段に上がることでしょう。また同じ資格を持つ仲間との交流の機会や情報交換もスキルアップに繋がり、今以上の大きな仕事を任されるかもしれません。

さらに、今後はもっと活躍の場が広がっていくかもしれません。高級フランチレストランに必ずワインソムリエがいるように、今後日本酒人気が高まっていけば、高級料亭などに日本酒ソムリエがいることがお店にとってのステータスになるような日が来るかもしれません。そうなれば日本酒ソムリエ資格を持っていることが、大きな武器となるでしょう。

プライベートにも活かせる

日本酒の知識は奥深く、日本人といえどもさほど詳しくないのが現実です。気のおけない友人やお付き合いのシーンにおいても日本酒の資格は大活躍します。みんなが何を飲もうか悩んでいるところにプロとして颯爽と的確なアドバイスをするその姿には、これ以上ない頼りがいがある事でしょう。普段披露することのない知識だからこそ、いざという場面で大いに役に立つはずです。

もちろんそれは一人飲みでも同様です。色々な銘柄を試して長く付き合える自分好みの一本を見つけてみましょう。

ラベルを見て飲みたい日本酒を選べる

現在日本酒の銘柄は約2万種もあり、ラベルには銘柄はもちろん産地や原料米の品種・アルコール分など、その日本酒の性格ともいえる特徴が細かに記載されています。実際に飲まずともこれらの情報を正確に読み取ることのよって、より多くのシーンに合わせた日本酒を選ぶことも可能なのです。

食事に合う日本酒を選べる

一口に日本酒といってもその種類や飲み方は様々です。例えば吟醸酒・純米酒・貴醸酒といった種類、熱燗・冷酒といった飲み方などなど。様々な個性を持つ日本酒は、お寿司に合うものもあれば肉料理に合うものもあり、その逆も然りです。上記のラベル情報に加え、資格を取得する過程で得られる様々な知識を用いることで、ワインでいうところのマリアージュを日本酒で実現ができるのです。

日本酒ソムリエを取得して公私共に役立てよう

和食が無形文化遺産になったこともあり、海外で人気急上昇中の日本酒オリンピックに向けて人気が上がっていくと予想されている日本酒を、この機会に勉強してみませんか?

日本酒の知識は幅広く仕事のスキルアップになるだけでなく、日々のプライベートにも役に立つこと間違いありません。日本酒の知識をつけて素敵な日本酒ライフを楽しんでくださいね。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME