多肉植物は大人のオシャレな趣味。園芸初心者も育てやすいポイントは

2019.01.18

多肉植物は大人のオシャレな趣味として多くの人に愛されている観葉植物です。園芸初心者でも比較的簡単に育てることができる多肉植物の特徴や、はじめ方、育て方を紹介します。多肉植物の名前も覚えて園芸デビューの参考にしてみてください。

オシャレな多肉植物を飾ろう

色も多彩で種類も豊富な多肉植物は、インテリアとしても見栄えが良く、育てるのもとても簡単な観葉植物です。ちょっとした工夫をして多肉植物を楽しんでみましょう。

窓際やテーブルに飾る

多肉植物を1番簡単にインテリアとして使えるのが『窓際やテーブルに飾る』方法です。

多肉植物は明るい所が好きなものが多く、窓際に飾ることで日当たりなどの環境を整えてお世話も簡単に行うことができます。窓際のインテリアとしても、お部屋を彩ることができるので人気の方法です。

テーブルの真ん中にいくつかの多肉植物を並べる方法があります。滑り止めマットを真ん中に敷き、その上に植木鉢を並べる方法や『小さな小鉢をお皿の上に乗せて』からテーブルに飾るなどのアレンジを楽しめます。

テーブルでも日当たりが良ければそのまま育てることもできます。おしゃれで手間のかからない楽しみ方ができるのです。

さまざまな種類の多肉植物を組み合わせて

多肉植物は似たような育て方ができるものが多くあります。同じ鉢植えにいくつか寄せ植えすることで、多肉植物を組み合わせて飾ることができます。また、小鉢に多肉植物を育てて集めても、同じように楽しめるのです。

成長させる楽しみだけではなく、飾って愛でる楽しみがあるというのは多肉植物の大きな特徴と言えます。種類豊富な多肉植物を組み合わせて、新しい魅力を見つけるというのもおすすめです。

多肉植物とは?3つの特徴

成長させることや、飾ることで楽しめる多肉植物の特徴を確認していきましょう。多肉植物が人気の背景には、3つの特徴によって初心者でも比較的簡単に育てられ、インテリアとして取り入れることができる手軽さがあります。

見た目がユニーク

まず、最初に言えるのが『見た目がユニーク』な点です。

葉が柔らかく分厚いものや、トゲのあるもの、バラのような形のものまでさまざまな姿をしています。種類によって形も色も変わるので、同じ多肉植物と言ってもそれぞれの見た目で楽しむことができます。

思わず目を惹かれるそのユニークな姿は、古くから多くの人を魅了し愛されてきました。実際に多肉植物を選びにお店に足を運んでみると、迷ってしまうほどの種類とその姿に驚かされるという人が多いのも事実です。

葉、茎に水をためる

次に、知っておきたい特徴が、多肉植物は茎や葉などに水をためることができる点です。

多肉植物と呼ばれるものは、葉や茎などに水をためることができる植物の総称です。多肉化する場所(水分を蓄える場所)は、種類によって違うので『葉・茎・全体』など、見た目が大きく変わる要因でもあります。

一般的な観葉植物とは違ったそのユニークな見た目は、この特徴によって生み出されており、インテリアとして個性を出すのにもぴったりと言えるのです。

乾燥に強い

原産地は、南アフリカや中央アフリカ、メキシコ、マダガスカルなどのとても乾燥している地域です。そんな乾燥地帯でも、乾燥にとても強いので『水やりが比較的少ない回数』で済みます。

成長する時期・季節に水やりをしっかりとしてあげれば『管理も簡単で育てやすい』のです。馴染み深いサボテンも、この多肉植物の1種なのでイメージしてみるとわかりやすくなります。

多肉植物というのは、その特徴からも育てやすく『見た目を楽しめる』ことが大きなポイントになっているのです。

多肉植物のはじめ方

魅力たっぷりの多肉植物ですが、どのようにその世界に触れてみたら良いのでしょうか。選び方や購入方法を紹介するので参考にしてはじめてみましょう。

多肉植物の選び方

男性でも育てやすいのが多肉植物やサボテンの魅力とも言えます。自分だけのオリジナルな鉢植えを作るためにも、まずは多肉植物の選び方を覚えておく必要があるのです。

多肉植物やサボテンは『背の高いもの・その場で広がるもの・植木鉢の縁からこぼれるもの』に分類できます。それらの要素をバランスよく組み合わせることがポイントです。

ふさふさ・トゲトゲ・ツヤツヤなどの質感の違うものも意識しながら選ぶのもおすすめです。それぞれのバランスを見て、どのようなオリジナルな鉢植えを作るのかから選んでいきましょう。

園芸店や通販などで購入する

購入するときには、園芸店で専門の知識をもった店員さんに相談しながら決めていくとスムーズに購入ができます。気に入ったものがなければ、通販を活用してみましょう。

他にも、100円ショップ・雑貨屋さんなどでも多肉植物やサボテンを取り扱っていることがあります。手軽に購入できるところから準備して、徐々に鉢植えを増やして慣れていくのがおすすめです。

植え方

次に、多肉植物やサボテンの植え方をチェックしていきましょう。大切に育てるためにも用意しておきたいものや、植え替えの方法も一緒に紹介するので参考にしてみてください。

ポットなどの入れ物や土を用意

まずは、購入した多肉植物やサボテンを入れるためのポットなどの入れ物を準備しておきます。最適な植木鉢と言われているのは『鉢底に穴の空いている鉢』です。穴の空いている鉢は、水の管理が簡単で『蒸れにくい』のが特徴で管理がしやすく作られています。

植木鉢が用意できたら『鉢底ネット・鉢底石・多肉用の土』も用意します。最も一般的なセットなので植え替えのときにも同様のものを用意するようにしましょう。

植え替え手順

購入したものを植木鉢に植え替えするときや、大きく育つことで今の植木鉢が小さいと感じたときには植え替えを行っていきます。植え替えのときは栄養がしっかりとある新しい土を使うのがポイントです。

  1. 鉢穴のサイズに合わせてカットした鉢底ネットを植木鉢に敷く
  2. 鉢底石をネットの上に敷く
  3. 高さを見ながら土と多肉植物の株を入れていく

鉢底石は、排水を良くして根に酸素を届きやすくするほか『砂が流れるのを防ぐ』役割を持っているのでおすすめです。

苗をポットから出すときのポイント

苗をポットから出すときに、思いきり引っ張ってしまうと根が切れてしまうことがあります。大きくなってきて根がしっかりと張っているときなどには、ピンセットを使って根を傷つけないように引き出していきましょう。

横にして出すと、葉の間に土が入るので上に向けて行いましょう。根についている古い土は『根を軽く揉む』と落とせます。苗をポットから出すとき・根から土を落とすときには必ず『優しく』行うのがポイントです。

増やし方

多肉植物を育てていくと、どんどんと大きくなっていきます。そのままでも十分に楽しむことができますが、株分け・葉挿し・挿し木で増やすことで、アレンジにも幅が広がるものです。大きくするだけではない楽しみ方も覚えておきましょう。

増やすのに適した時期

増やす時期は品種によって違うので、育てている多肉植物に合わせて時期を見極める必要があります。そこで、増やすのに適した時期で共通しているのは『成長が盛んな時期』です。

多肉植物やサボテンは、夏型・冬型・春秋型の3種類があります。わからない場合は、購入したお店で確認するのがおすすめです。増やすのには、この季節の型に合わせて増やします。

その理由は、成長する力の強い時期の方が安定して増やすことができるからです。育てている多肉植物が『夏場に成長が盛んなものは夏場に増やす』という、それぞれの時期の見極めをしていきましょう。

葉挿しや挿し木で増やす

多肉植物の葉は、植え替えのときや管理をしているときに取れてしまうことがあります。この取れてしまった葉に水分がしっかりあり、状態が良いときには『葉挿し』をすることで増やせるのです。

葉挿しとは、取れてしまった葉を『小粒の土』に『付け根が軽く土に埋まるように置く』だけです。根がでるまではこのままの状態で気長に待ってみましょう。

他にも、挿し木をすることで増やすことができます。こちらも取れてしまったものや、成長して伸びすぎてしまったものを使うのがおすすめです。

まず、挿し木に使うものから葉を取って『挿し穂』という状態にしておきます。葉がついたままだと『葉が土の中で腐ってしまう』ことがあるため、挿し穂の状態で行うのです。次に、3〜4日程度、切り口を乾燥させて土に挿し、風通しの良い明るい日陰で様子をみます。

1週間から10日後程度にたっぷりと水をあげるまでは、そのままで様子をみましょう。そこからは多肉植物に合わせた育て方で問題ありません。

紹介した2種類の方法は、管理をしながら増やすことができる便利な方法なのでしっかりと覚えてお気に入りの多肉植物を増やしてみてください。

株分けでも増やすことができる

花などのように、多肉植物も株分けをすることで増やすことができます。子株が親株の茎からでているときには、下葉から土に指す部分を数センチ残して切り離します。植える前にしっかりと挿し木と同じで切り口を乾かしてから土に植えるだけで問題ありません。

  1. 軽く鉢を叩いてピンセットで株を持ち上げるように取り出す
  2. 土を優しく揉んで落とし、長すぎる根をカットして揃える
  3. 根を傷めないように親株と子株を分ける
  4. 切り口を乾かし、容器に植えて完成

手順も簡単なので、大きくなりすぎたときにもおすすめの方法です。

主な夏型多肉植物の名前

代表的な夏型の多肉植物をチェックしてみましょう。夏型の多肉植物は、乾燥に強いので初心者にもおすすめできます。まだ、どの多肉植物にしようか悩んでいる人は参考にしてみてください。

初夏~秋に成長する

夏型の多肉植物は種類によって違いますが『約20〜30℃の場所』を好みます。ただし、直射日光には弱いので日差しが強いときの窓際などで育てるときには『レースカーテンなどで遮光』するのがおすすめです。

人間にとっても過ごしやすい春・秋に成長が盛んになるものなので、ぽかぽかと暖かい陽気と一緒にゆったりと育てることができるので人気があります。冬になると休眠状態なので、寒い時期の水やりが少なくなるのもポイントです。

アガベ

アガベ属は夏型の多肉植物で、夏に成長が盛んになります。北アメリカ南部から中央アメリカなどの乾燥地に生息している種類で、葉が放射状(ロゼット)に広がります。花が咲くまでには何年もかかりますが、咲くと株が枯れる特徴があるので覚えておきましょう。

水やりは、休眠期の冬は鉢植えの様子を見て、断水か月1回程度の水やりで問題ありません。夏場には土が完全に乾いてから、鉢底から流れるほどしっかりと水をやります。

受け皿に貯まった水は根腐れの原因になるので捨て、夏は気温の下がる夕方に、冬は暖かい日中に水をやるのがポイントです。

カランコエ

カランコエはベンケイソウ科カランコエ属で、南アフリカ、東アフリカなどに生息し、種類も豊富で多種多様な見た目で楽しませてくれるのが特徴の多肉植物です。葉挿し、挿し木、株分けで手軽に増やせるので初心者でも世話が簡単なのも人気の理由です。

湿気が苦手で乾燥気味の状態を好み、風通しの良い場所で日光を当てて育ててあげるのがおすすめです。カランコエも直射日光で葉焼けと呼ばれる日焼け状態を起こすので、あまり直射日光が当たらない所で育てます。

水のやり方は、先に紹介したアガベと変わらず育てやすい種類です。

主な春秋型多肉植物の名前

次に、春秋型多肉植物をチェックしてみましょう。夏型と同様に育てやすい時期に育つので初心者でも安心です。ただ、夏や冬での育て方に注意点があるので、一緒に紹介しておきます。

夏や冬の置き場所や水やりの仕方に注意

春秋型の多肉植物は『約5〜20℃の場所』を好みます。夏型と同じで、直射日光には弱いので十分に注意して育てていきます。暖かい時期に外に出すときには、様子を見ながら徐々に外気に慣らしていきましょう。

水のやりの仕方は、それぞれの種類によって違いがあるので以下のように『多肉植物に合わせたやり方』を覚える必要があります。

オロスタキス

オロスタキスは、春秋型で生命力がとても強い多肉植物です。特に、秋から冬にかけて成長し『極端に温度が下がらなければ野外でも越冬できる』ほどの耐寒性をもっているのも見逃せません。

その一方、夏場には弱く『水をあげても活動が鈍いので根腐れの原因』になることがあります。よっぽどのことがない限り『断水』し、月1回程度の水やりで様子をあげましょう。夏に弱くても日光が必要なので、直射日光をさけて半日陰くらいの場所で様子を見るのがおすすめです。

エケベリア

『室内でも気軽に育てられる』ことで人気を集めているのがエケベリアです。1年を通して日なたで育て、風通しの良いところで育てていきます。0〜3℃までの耐寒性があるのもポイントです。

夏、冬は水やりを控え月1回程度にしておきます。春・秋はしっかりと水をあげて、根腐れに注意しながら育てるだけなので簡単です。

主な冬型多肉植物の名前

夏型、春秋型とは違い『冬型多肉植物』は冬にかなり強い種類と言えます。ただし、全てが強いというわけではないため注意することも忘れないようにしてください。代表的な種類と、その特徴を紹介します。

低温の環境を好む

冬型と呼ばれているので、冬には強く『耐寒性が高い』ことから『外でそのまま育てる』人も多くいます。しかし、この育て方では寒すぎることで弱ってしまうことがあるのです。冬型多肉植物は確かに低温の環境を好みますが『約5〜20℃』が適正なので注意しましょう。

5℃を下回りそうな冬の夜などは室内に取り込み、晴れた暖かい時間帯に水やりをするのがスムーズに育てるポイントです。

リトープス

日本では『メセン(女仙)』という名前で流通しているのがリトープスです。成長期は11月から4月で、休眠している夏場は完全に断水して、涼しい半日陰で管理するだけで問題ありません。

その変わり、成長期の冬場には直射日光を避け『日光に当てる』ようにします。風通しの良いところを好むという点も覚えておきましょう。

アエオニウム

アエオニウムは冬型の多肉植物で、寒さに耐性を持っています。1〜2℃程度までの気温には耐えられますが、それ以下になると耐えられないので室内で育てるようにしましょう。

冬の期間には、土の表面が乾き次第たっぷりと水をあげるようにします。夏には休眠するので水やりを控え、枯れる心配があるならば冬のうちに増やしておくと安心して育てることができます。

紹介したどちらの冬型多肉植物も、外で育てる人がいますが『葉に霜が降りる』と枯れの原因になってしまいます。また、断水している時期に葉にシワが見られた場合はどの多肉植物でも水をあげる目安となるので覚えておくと安心です。

多肉植物は園芸デビューに最適

多肉植物はその強い生命力から園芸デビューに最適です。毎日の水やりがなくても育つ時期もあるので、自分のライフサイクルにぴったりと合った時期の多肉植物を選べるのもポイントとなっています。

部屋に個性豊かな多肉植物の彩りを加えて、実りある毎日を過ごしていけるように参考にしてみてください。

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