麻雀の待ちの形とは?待ち牌の素早い見極め方や符のつき方も紹介

2019.01.14

麻雀の初級者と中級者を分ける境目は、「多面待ちを素早く見極められるかどうか」とよく言われています。『待ち』とは何なのか、素早く見極めるにはどうしたら良いのか、麻雀を覚えて間もない初心者でもわかりやすいようにまとめました。

麻雀の待ちとは

麻雀に勝つためには、自分が和了ることが基本的に必要ですが、『待ち』がわかっていないと和了ることは不可能です。さて、麻雀の待ちとはいったい何でしょうか。

あと1枚必要な牌があれば上れる状態のこと

麻雀の待ちとは、あと1枚必要な牌があれば和了れる状態を指します。麻雀は、4種類の面子(メンツ)と1種類の雀頭(ジャントウ)の合わせて14枚で役を作ります。

このうち13枚まで揃っている状態、つまり残り1枚を自分で引くか誰かが捨ててくれれば和了る状態です。例えば『一二三 (1)(2)(3) 123 78 北北』といった手牌を持っているとしたら、和了り牌は『6』または『9』となります。

麻雀では、このあと1枚で和了る状態のことを『テンパイ』と呼びます。

基本的な待ちの形の一覧と呼び方

待ちの形を理解することが、麻雀を覚える第一歩です。基本的な待ちの形は、以下のとおりです。

  • 単騎待ち(タンキ)…4面子はでき上がり、雀頭になる対子(トイツ)がない状態
  • 両面待ち(リャンメン)…3面子1雀頭はでき上がり、両面塔子(ターツ)が残っている。「2、3」が手元にあれば、『1』または『4』が待ち
  • 嵌張待ち(カンチャン)…順子(シュンツ)の真ん中がない状態。「1、3」が手元にあれば、『2』が待ち
  • 辺張待ち(ペンチャン)…手元に「1、2」または「8、9」があり、『3』または『7』を待っている状態
  • 双碰待ち(シャンポンまたはシャボ)…3面子はでき上がり、対子が2種類残った状態。手持ちに「1 と南」が2枚ずつあれば、待ちは『1』または『南』
  • ノベ単待ち(ノベタン)…単騎待ちの変形で、上がり牌が2つ以上ある状態。例えば「1234」など。『1』か『4』が待ちになる

この中でも特に基本となる形が、『両面待ち』です。

リーチ宣言は状況に応じて判断する

立直(リーチ)とは、テンパイ時に「リーチ」と宣言して1000点棒を供託するだけで1翻つくお得な手役です。リーチ以外に手役がなくても和了になるので大変便利ではあるものの、リーチにはメリットとデメリットが存在します。

リーチのメリットは、『和了った時にリーチという役がつく』『他家を警戒させる(足止め効果)』『一発裏ドラも期待できる』などです。

対するデメリットは、『他家が警戒するため和了りにくくなる』『待ちが悪いと和了りにくい』『手牌を変えることができなくなる』『追っかけリーチには不利』などがあります。

基本的に、早い巡目で待ちが良く、まだ他家からリーチが入っていないなら、先制リーチがセオリーです。

麻雀でよく使われる待ちの形

麻雀では、できるだけ良い待ちになるように手牌を作っていきます。ここでは、実戦でよく使われる『良い待ちの形』を見ていきましょう。

実戦で使用頻度が高い両面待ち

実戦における基本は、両面待ちを作ることです。下記の表は、和了り牌の最大枚数を基本的な待ちの形ごとにまとめたものです。

単騎待ち 両面待ち カンチャン ペンチャン シャンポン ノベタン
3枚 8枚 4枚 4枚 4枚 6枚

もちろん実戦では和了り牌の枚数は状況次第ですが、全ての牌がまだ牌山に眠っている前提で考えると、『和了りの確率は両面待ちが最も高い』と言えます。

上がる確率が高くなる複合形の多面待ち

両面待ちよりさらに良い待ちが『多面待ち』です。『多面張(タメンチャン)』とも呼ばれています。多面待ちとは、3枚以上の待ち牌があることです。多面待ちをさらに大きく分けると、下記のとおりになります。

テンパイ形の例 左記の待ち牌
3面待ち 23456 一二三中中中 東東 1、4、7
ノベタン3面待ち 1234567一二三中中中 1、4、7(雀頭待ち)
変則多面待ち 3334一二三五六七中中中 2、4、5

変則多面待ちには、この他にも「333 5 777(待ちは456)」や「2333456(待ちは1247)など様々な形があり、時には7面待ちなどの多面待ちも見られます。ちなみに7面待ちの場合、待ちは最大23枚です。

初心者は、まず3面待ちがわかるように練習をしましょう。

多面待ちで待ち牌がわからない時

見てわかるように、多面待ちは非常に形が複雑です。そのため、待ちがわからなくて和了れなかったり、待ちを見落としてフリテンになったりすることがあります。そのような状況を回避するためには、どうすれば良いでしょうか。

アンコを取り出してみる

多面待ちを理解する秘訣は、ズバリ暗刻(アンコ)です。3枚組を暗刻、または対子(雀頭)として抜いて残った牌を並べてみると、待ち牌がわかりやすくなります。具体例をいくつか表で表してみました。

具体例その1 具体例その2 具体例その3
手牌 333 44 55 4 5555 6 7 44 555 66
暗刻を抜いて残った形 333 4455 555 4567 555 44 66
暗刻を雀頭として見た残り形 33 34455 55 45 567 55 456 46
待ち 3456 3467 456

多面待ちはまだまだたくさんのパターンがあります。もしわからない時は、このようにまずは暗刻を抜いて考えてみてください。

パターンの丸暗記と反復練習

多面待ちを見つけるコツは先のとおりですが、毎回手を並べ替えていては他の人たちにも迷惑がかかりますし、多面待ちだとばらしているようなものです。実戦では、素早く待ちがわかるようにしておきましょう。

複雑な待ちが素早くわかるようになるには、実戦でよくあるパターンを丸暗記してしまうのがベターです。暗刻の抜き方で紹介した具体例は、いずれも実戦でよく見かけるパターンなので、この機会にぜひ覚えてみてください。

待ちを素早く見つけられるようになるには、何度も反復練習をすることが大切です。自宅で麻雀牌や麻雀カードを並べてみるとわかりやすいでしょう。

多面待ち当てが練習できるツール

最近では、多面待ちの練習ができるサイトやアプリも数多く出回っています。これらのツールは、外出先でちょっとした空き時間に使える点がメリットです。以下で代表的なツールを紹介します。

『多面待ちブートキャンプ』は、Webアプリケーションで動き、多面待ちが何度も練習できるツールです。多面待ち以外にも牌効率の学習ツールをはじめ、様々なツールが用意されています。

多面待ち練習ツール~多面待ちブートキャンプ|麻雀の基礎力アップ 麻雀トレーニングツール|無料麻雀ツール 点数計算ラボ

『麻雀多面張判定』は、iPhone向けのアプリです。タイムアタックモードで得点を競い合うこともできます。問題には、テンパイだけではなくノーテンの場合も含まれています。

「麻雀多面張判定」をApp Storeで

待ちの形によって加算される符とは

『符』とは、点数計算の基本となる待ちの形などによって加算される数値です。符がわからないと、自分の手が和了した時に何点になるのかわかりません。

満貫以上なら符がわからなくても役だけで点数計算できますが、毎回満貫以上の手ができるとは限りません。しかも中上級者になってくると、順位など状況に応じた手作りをするため、符の理解は不可欠です。

待ちの難易度によって2符加算される

符には以下のような要素があり、自分の手の点数は『各符を合計した数』と『翻数』で計算します。

解説
基本の符 基本となる符。副底(フーテイ)とも言う 20符
和了の形 面前で和了した場合の加算 面前ロン+10符、面前ツモ+2符
雀頭 雀頭になる牌によって符が加算される 役牌なら+2符
面子 暗刻や暗槓など、手の中にある面子によって加算 順子は+0符、その他+2~32符
待ち 待ちの形によって符を加算 +0~2符

符がつく待ちの基本形は3つ

符がつく待ちの形は『ペンチャン』『カンチャン』『タンキ』です。ノベタンもタンキ待ちのひとつなので符がつきます。加算される符は『2符』です。両面待ちの場合、待ち牌が多くて和了しやすい代わりに、和了っても符はつきません。

相手の待ち牌を読んで振り込みを回避する

麻雀は、自分以外の人たち(他家)と点数を競うゲームです。したがって麻雀で勝つためには、自分が和了るだけではなく他家の待ちを読んで振り込まないことも重要です。ここでは、他家の待ち牌を読むコツをまとめました。

捨て牌に字牌や数牌の1と9が多い時は

他家の待ち牌を読むには、まず相手の河にある捨て牌を見てみましょう。最もわかりやすいパターンが、捨て牌に字牌や数牌の1・9が多い時です。このような場合に警戒するべき手は、『平和(ピンフ)』や『タンヤオ』です。

少なくとも『ピンフ・タンヤオ』の2役はあると見ておきましょう。ドラが2~8の数牌なら特に確率は上がります。ピンフ系の手で最もよく使用される牌は、3または7になります。

3や7がよく使用される理由は、チャンタ系にもタンピン系にも使えて汎用性が高いからです。赤5入りなら、34や56など5が絡んだ面子の待ちも警戒しましょう。

捨て牌に数牌の2から8が多い時は

捨て牌に数牌の2から8が多い時は、先ほどのタンピン系とは逆に『チャンタ系』の手が揃っている傾向にあります。したがってこの場合にまず警戒したい待ちは『1・9・字牌』です。

特に場の風牌や相手の風牌は、捨て牌として出てくるまで切らないくらいの慎重さがあっても良いでしょう。仮にまだ捨て牌に特徴が出ていない序盤であったとしても、なるべく安易に切らないようにするのがセオリーです。

読めない時は捨て牌そのもので

その他にも『捨て牌の色に偏りがあったらホンイツ系』など、紹介しきれないほど多くの待ちの読み方があります。麻雀を始めて間もない人にとっては、これら全てに対応することは難しい上に、どうしても待ちが読めない場合はよくあることです。

したがって捨てる牌に悩んだ時は、相手の河に捨ててある牌そのものを捨てましょう。その時注意すべきことは、他の人が待ち牌にしている可能性があることです。

待ちの形と待ち牌のパターンを覚えて勝利へ

麻雀の待ちは、自分の待ちも相手の待ちも複雑です。ですが、待ちを制するものは麻雀を制すると言っても過言ではありません。これから待ちをしっかり学習し、勝利への切符を手にしましょう。

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