最近麻雀を始めたばかりの大人の男性のなかには、点数計算で悩んでいる人も多いようです。点数一覧表もありますが、まずは役と符による点数計算方法を知ることから始めましょう。点数の基本的な仕組みと役立つツールを紹介します。
麻雀の役の点数とは
麻雀は、役を作らないと上がることができません。簡単に言えば、麻雀は『役を作って上がり、上がったときの点数を競うゲーム』です。ただし、役の組み合わせや種類によっても点数は大きく異なってきます。
ここでは、麻雀の役の点数について詳しく解説します。
役を作ると点数が入る
麻雀では、役を作るとその役の点数が入ります。役によっても完成させるための難易度が変わり、その難易度が『翻(ハン)』です。どの役にもあらかじめ翻数が決められており、その翻数によって点数が入ります。
点数を上げる方法
点数を上げるためには、『役を組み合わせること』がポイントです。1つの役だけでなく、いくつかの役をコンボするように組み合わせることで、より高得点が入ります。
点数の計算方法
麻雀の点数は、『符と翻』によって算出できます。計算方法は、意外にシンプルなので、ぜひ覚えておきましょう。
ここでは、麻雀の点数の計算方法について解説します。
まずは符計算の仕組みを知ろう
麻雀の点数計算のためには、まず、符計算の仕組みを知る必要があります。符計算とは、点数に必要な符の合計符を出す計算のことです。
符計算では、下記の5つの符の合計を足します。
- 基本符(20符)
- メンゼンロン(10符)もしくはツモ(2符)の上がり方
- メンツの種類(0~32符)
- アタマの牌の種類(0~2符)
- 待ちの種類(0~2符)
符とは、麻雀の上がり方によってはじめに付与される基本点で20点から130点まであります。
また、符は最後に合計符の1の位は切り上げられます。たとえばメンゼンツモの場合には基本点20にメンゼンツモの2点が加点され22点の場合には、30点として計算しましょう。
つまり、どのような上がり方をしたとしても、基本符20符+アガリ符(10符または2符)が加わるため、ベースとなる符は30符になると考えておきましょう。
ただし、この30符には例外もあります。それはピンフツモと七対子の場合です。ピンフツモの場合は一律20符、七対子は一律25符と決められているので注意が必要です。
親上がりの場合の計算式
親上がりの場合の計算式は下記のとおりです。
- 符×6×2の翻数乗=点数
たとえば、40符3翻の場合では40×6×2×2×2×2×2=7680と算出されますが、麻雀において10点単位は無いため下2桁は切り上げて7700点が点数です。
3翻なのになぜ2の5乗になっているのでしょうか?それは、場ゾロの2翻があるからです。場ゾロとは、上がったときに必ず付与される2翻のことです。
点数早見表では場ゾロを翻数に数えませんが、計算する時には必ず場ゾロの2翻を忘れないようにしましょう。
子上がりの場合の計算式
子上がりの場合の計算式は下記のとおりです。
- 符×4×2の翻数乗=点数
親が6をかけるのに対して、この場合には4をかけます。これは親が子の1.5倍の点数が付与されるルールがあるからです。
わかりやすく、子の場合でも40符3翻を例に挙げると、40×4×2×2×2×2×2=5120なので、下2桁を繰り上げて5200点になります。
アプリの計算機を使ってとことん練習を
自分で計算することにまだ慣れない人は、アプリの計算機を使ってみましょう。アプリの計算機を使えば、麻雀の練習がとことんできるだけでなく、使っていくうちに自然と計算方法を覚えていくはずです。
ここでは、iPhoneとAndroidのそれぞれで、おすすめの麻雀点数計算アプリ2選を紹介します。
初心者から上級者まで使える麻雀ツール
『麻雀ツール』は、初心者から上級者まで使えると大人気のアプリです。使い方はとってもシンプルで、上がった役と符数を選択入力するだけで点数を自動で計算してくれます。
初心者にとっても便利な点数一覧や役一覧の機能も搭載されているので、ちょっとした時間に役や点数を覚えるのにも役立ちます。
ただし、こちらのアプリは、iPhoneまたはiPad専用のアプリなのでAndroidでは利用できません。
麻雀これ何点?
『麻雀これ何点?』は点数計算・役一覧・得点一覧・ルール設定の4つの項目で構成された麻雀自動点数計算ツールです。
麻雀は基本ルールのほかにも、地方によってオリジナルルールがあります。そんな地方ルールも、ルール設定を利用すれば間違いなく計算ができるので便利です。
また、点数計算ができるだけでなく、役一覧・得点一覧も搭載されているので、役と点数の勉強もできます。
このアプリは、Android専用のアプリなので、iPhoneやiPadでは利用できません。
点数計算をマスターして戦術を磨こう
麻雀の点数計算は、思っているよりも難しくありません。符計算をマスターすれば、手牌の点数をより高得点にする工夫ができるようになります。
戦術を磨いて、麻雀をもっと楽しみましょう。