麻雀の上がり方を覚えて勝利につなげよう。基本的な役や注意点も紹介

2019.01.06

老化を防止し、脳細胞を活性化させるととらえた『健康麻雀』の概念も後押しして、今や麻雀が第3次ブームの様相を呈しています。これから麻雀を始めようという人のために、麻雀というゲームの上がり方や役の基本的なもの、注意点などを解説します。

麻雀の基礎知識

麻雀は4人で麻雀卓を囲み、麻雀牌を使って役作りをして点数を競い合うゲームです。雀荘や誰かの家でプレイする場合は、4人必要となります。ゲームの場合、相手はインターネットでつながった個別の3人かコンピューターです。

麻雀は点数を競い合う卓上ゲーム

最初に、合計2万5000点分の『点棒』を各人が持ってゲームを開始します。点棒は1万点棒が1本、5000点棒が2本、1000点棒が4本、100点棒が10本というのが基本です。全自動麻雀や一部の麻雀牌セットでは、500点棒があります。

ゲームの中の最小単位を『局』と呼び、1局が終わるたびに点棒で清算します。点数を決定する要素は、上がったプレイヤーが親なのか子なのかと、手牌の役、場合によっては符の計算です。

各プレイヤーに親が一巡すると『場』は終わりです。一般的には、『東場(トンバ)』と『南場(ナンバ)』で『東南戦(トンナンセン)』もしくは『半荘(ハンチャン)』と呼ばれ、ひとつのゲーム単位とされます。

14枚の牌で完成形を目指す

ゲームは、4人が順番に『自摸(ツモ:牌山から牌を1枚持ってくること)』を繰り返しながら14枚の手牌を整えていって、誰かが上がるまで続きます。それが1局です。

基本は3枚1組が4つと2枚1組が1つ

上がるためには2つの条件があります。まず、基本的には手持ちの牌の形が4つの『面子(メンツ)』と1つの『対子(トイツ)』に整えられていないといけません。そして何らかの『役』が必要です。

面子とは3枚1組で、『順子(シュンツ:同じ種類で数字が並んでいる3枚)』と『刻子(コーツ:同じ牌が3枚)』に分けられます。

対子はどの牌でも2枚あれば成立します。『和了(ホーラ:上がり)』の形においての役割から、『雀頭(ジャントウ)』や『枕(マクラ)』とも呼ばれます。

麻雀の役とは

麻雀で上がるためには『一翻(イーハン)しばり』といって、最低でも1翻以上の『役』がないと上がれません。翻とは役の単位で、翻数が多いほど獲得できる点数が高くなります。

麻雀の役は上がる形や上がり方で決まる

麻雀の役は、ポーカーでいうワンペアやフルハウスのようなものと考えればよいでしょう。その役とは上がったときの牌の形、つまり整い方と、どのような上がり方をするかで決まります。

形とは、面子がすべて刻子であるとか、すべての面子と雀頭に『么九牌(ヤオチューハイ:数牌の1と9並びに字牌)』がからんでいるとか、そういったそれぞれの役の条件があります。

役を決める上がり方とは、門前でツモで上がるとか、『立直(リーチ)』をかけて1巡目で上がるとか、『槓(カン:同じ牌を4つ集めて、場に晒す)』をして『嶺上牌(リンシャンハイ)』をツモって上がるなどを指します。

初めに覚えたい基本形 メンタンピン

役の最も基本とされる『メンタンピン』は『門前(メンゼン)』『断么(タンヤオ)』『平和(ピンフ)』の略で、その3役を複合した上がり方を指します。門前がリーチの条件であり響きもよいからか、発祥は不明ですが昔からメンタンピンと呼ばれています。

リーチは、門前で『聴牌(テンパイ:上がるための形が整う1つ前状態)』して捨て牌を横にし、1000点棒を供託して「リーチ」と宣言すると成立します。

テンパイした13枚と上がり牌に『么九牌(ヤオチューハイ:数牌の1と9並びに字牌)』が入っていないのがタンヤオです。そして面子がすべて順子で雀頭が役牌でなく、待ちが『両面(リャンメン)待ち』なのがピンフです。

タンヤオ・ピンフでリーチ宣言するとメンタンピンになります。初心者には分かりやすく、また作りやすい役です。

麻雀の上がり方は2種類

麻雀の上がり方には、大別して「ツモ上がり」と「ロン上がり」という2種類があります。どういった違いがあるのかを、詳しく見ていきましょう。

ツモ上がり

ツモ上がりは一言でいうと、テンパイして待っていた上がり牌を、自分のツモで引き当てて上がることです。リーチをかけているかどうかは関係ありません。上がり牌をツモったら「ツモ」と発声して、手牌を倒して公開します。

ツモはそれ自体が1翻の役なので、他に役がなくても上がることができます。そこに他の役が加われば加わるだけ、翻数が上がります。リーチ・ツモやピンフ・ツモ、三暗刻(アンサンコー)・ツモなどといった具合です。

ロン上がり

ロンとは、テンパイして待っている上がり牌が対戦相手の捨て牌で登場し、それで上がることです。上がり牌が捨てられたら「ロン」と発声し、手配を倒して公開します。麻雀のひとつの醍醐味を感じる瞬間です。

ツモと同様にリーチをかけているかどうかは関係ありませんが、リーチしていないなら、他に何か役が確定していないと上がれません。そこがテンパイだけしていれば上がれるツモ上がりとは違うところです。

ロンの前に確認すべきこと

テンパイの形になっていても、上がり牌が『河(ホー:捨て牌が並べられている場所)』に出たと思ってロンをしてしまい、『チョンボ(反則)』になる場合があります。ロンをする前に確認しなければならないこととは何でしょうか。

役なしではないか

イーハンしばりにより、テンパイしても必ずしも上がれるわけではありません。ツモではなくロンで上がるときには、役が確定しているかを確認しなければなりません。

初心者がよくやるミスとして、テンパイした時点で舞い上がってしまい、役がなくリーチもしていないのに上がりの形になる牌が出て、誤ってロンをしてしまうことがあります。それはチョンボになってしまい、罰金を払うはめになります。

とにかく1翻を持っているのか、なければリーチをかけて1翻確定しているかを常に意識しないといけません。

フリテンではないか

『フリテン』をしていると、ツモ上がりはできてもロン上がりはできません。フリテンとは何かを説明しましょう。

フリテンとは自分の手牌がテンパイして、その上がり牌の一部を自分ですでに捨てている状態を指します。これも初心者がやってしまうミスのひとつです。

手役の方向性が確定する前に、手配を整理する中で捨ててしまった牌が絡んだ形のテンパイになった状態です。それが分かったのであればリーチはしないで、ひたすらツモ上がりを目指すか、オリるという選択になります。

麻雀でより早く上がるためのコツ

近代麻雀は、じっくり役作りをするよりも、スピードが重要視されます。たとえば役なしテンパイで即リーチし、一発(リーチをかけた一巡目で当たり牌が出ること)や裏ドラを期待した速攻などです。早く上がるコツを紹介しましょう。

ポン、チー、カンを活用する

ポン・チー・カンを活用するのもよいでしょう。鳴くことによって手牌がテンパイに近づくのと、ポンとカンにおいてはツモる可能性が増えるというメリットがあります。

役牌があればそれだけで上がれますし(後述)、あるいは『対々和(トイトイ:面子すべてが刻子という役)』などにも手牌次第で持っていきやすいので、鳴き方次第で早く上がることも可能です。

ただしデメリットもあります。門前でなくなってしまうので、ツモっても役にならなかったりリーチができなくなったり、役の発展の可能性が狭くなります。

東南西北のうち門風牌と場風牌は役牌になる

『字牌(ツーパイ)』の中の『白(ハク)』『發(ハツ)』『中(チュン)』の三元牌は、どれかひとつでも刻子か槓子にすれば(門前でも鳴いても)1翻の役になります。

一方、風牌は条件付きで役牌になります。場の風にあたる場合『場風牌』と、自分の風『門風牌』の場合がそうです。場が東場なら『東(トン)』を刻子か槓子で持てば(門前でも鳴いても)1翻役になります。自分の風が西だと、同様に西を刻子か槓子で持てば1翻役です。

東場で東家、つまり自風が場風と同じときに東を刻子か槓子で持てば、いわゆる『ダブ東』として2翻になります。同様に南場の南家も南を刻子か槓子で持てば『ダブ南』として2翻になります。

三元牌や場風牌・門風牌といった役牌は、鳴いて容易に1翻を獲得できるので、上がりへの特急券などとよく言われます。

強い牌を集める

強い牌とはどういう牌を指すでしょうか?それは早くテンパイの形に近づくために必要な牌のことです。

仮に一索を持っていて、次に一索を引けば雀頭になります。二索を引けば三索待ちのペンチャン、三索を引けば二索待ちのカンチャンになります。いずれも対子か『搭子(ターツ:あと一枚で順子が完成する2枚の組み合わせ)』ができてテンパイに近づきます。

すると一索が3枚、二索が4枚、三索が4枚の3種計11枚が、手牌の一索に対して受け入れ牌になります。中の数牌だともっと多く、二索と八索は4種15枚、三~七索は5種19枚で最も強い牌です。

字牌は1種類3枚で最も弱い牌になります。受け入れ牌が多いほうが強い牌となるのです。場に見えている牌(捨て牌やドラ表示牌)の状態も確認し、強い牌を集めるのが早く上がる近道のひとつです。

初心者にありがちなミスに注意

すでにいくつか述べましたが、初心者にありがちなミスは他にもいろいろあります。よくあるパターンについて見ていきましょう。

発声を間違える

ポン・チー・カンの鳴く場合やリーチ宣言、そしてロンやツモなどの発声を間違ってしまったり、不明瞭だったりすると、つまらない揉め事の原因になりかねません。

あるいは「ポン」だけでいいものを余計な言葉、たとえば「それ、こっちがポン」とか「あ、それチーね」などというのもよくありません。皆が気持ちよくプレイできるように、必要な言葉だけをはっきりと発声しましょう。

上がり牌を手牌に混ぜる

ツモ上がりのときもロン上がりのときも、手牌を公開しなければなりません。そのときには他家が分かりやすいように、きちんと『理牌(リーパイ:手牌を種類と数字順に並べること)』をしておくべきです。

そしてツモ上がりの場合は、ツモ牌を手牌から離して右端に置きましょう。初心者の場合、上がった嬉しさで、手牌の中にそれを入れ込んでしまうことがよくありますので注意が必要です。

何をツモって上がったかで、場合によっては符の計算により点数が変わってきますので、きちんとどの牌で上がったかを皆が分かるようにしましょう。

麻雀の上がり方を覚えて初心者を卒業しよう

麻雀の上がり方と、初心者が上がる場合に気を付けておくべきポイントを解説しました。麻雀は、上がることが醍醐味です。早く上がり方を覚えて、勝つ楽しさを味わい、初心者を卒業しましょう。

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