麻雀のプロになるには団体への加入が必要。特徴や流れを紹介

2019.01.06

テレビ放送や動画配信などで麻雀士が対局している様子が放送されますが、麻雀のプロ雀士とはどのような人なのでしょうか。プロの定義や、プロになるために必要なこと、また各プロ団体の特徴をまとめてチェックしてみましょう。

そもそも麻雀のプロの定義とは

人気の麻雀マンガの映画化の影響もあり、麻雀を趣味で始める人も増えているようです。そんな人たちをも魅了する麻雀のプロとはどのようなものでしょうか。紹介していきます。

麻雀が強いだけではプロになれない?

プロ雀士とはいうものの、麻雀が強ければなれるというわけではありません。麻雀が強いことはもちろんのこと、特別な共通試験があるわけではないので、さまざまな要素が求められます。

たとえばマナーや牌さばきの良さ、ギャンブルではない麻雀の魅力や楽しさを伝えること、また根拠をもって打ち、見ている人を納得させられることなどです。

麻雀が強く、マナーが良く、見ている人を楽しませることができる雀士が、プロなのです。

プロ団体に所属する必要がある

先ほど紹介したような基準を満たしているかを、判断するのが競技団体です。競技麻雀のプロ団体が、試験などを行い誰をプロと認めるかを判断しています。プロ団体は2018年時点で、11団体が存在します。

プロ雀士の主な活動内容と収入

人気の麻雀マンガの映画化もあり、プロ雀士の注目度が高まっています。

プロ雀士の主な活動は、基本的には所属団体のリーグ戦、また所属団体や他団体開催のオープン戦などのさまざまな大会へ参加することがあります。

大会がない時間については、雀士によって違いますが、一流プロにもなるとテレビや動画配信の対局に出演します。

また、トップのプロの場合は年収は、1000万円を超えると言われていますが、トップではなくても、対局に出演するクラスのプロ雀士の年収は約600万円程度です。

しかし多くのプロ雀士はメディア出演などなく、雀荘で一般の人と麻雀を打つという仕事をしています。ここでは勝てば良いということではなく、『お客さんを楽しませる』ということがとても大切です。

しかし、負ければ自分の給料は減ってしまうため、勝つことが求められますが、強引な勝ち方をしてしまうと、お客さんは楽しくありません。雀荘に切れくれなくなってしまうことを回避するためにも、プロ雀士はマナーが問われるのです。

プロ団体に加入するには

プロ団体に所属するためには、どのような方法があるのか確認してみましょう。

団体ごとの試験や面接を受ける必要がある

競技麻雀のプロ団体に所属するには、各団体が行う試験に合格する必要があります。

先ほど紹介したような基準を満たすことが条件ですが、試験内容は団体によってさまざまです。筆記テスト、実技テスト、面接で試験をすることが多いようです。

団体によっては一定期間を通して雀力をチェックし、スキルがある基準ラインに達すればやっと試験を受けられるという仕組みの場合もあります。

プロ団体を選ぶ際のポイント

団体によって、思想が異なります。たとえばプロ雀士に求める優先順位が『強さ』なのか、それよりもスマートに打つ『マナー』なのか、人を説得する上でも大切な『知識』なのかなど、特徴が大きく異なります。

プロ団体を選ぶ際には団体の特徴や、所属しているプロの特徴をしっかりと見定めましょう。

主なプロ団体の特徴や試験の流れ

実際にイメージしやすいように、主要な3つのプロ団体について紹介します。

第1回プロ団体戦優勝 日本プロ麻雀連盟

日本プロ麻雀連盟は1981年に設立され、その歴史から最も大きく老舗の団体です。麻雀界のスターである小島武夫さんや二階堂姉妹をはじめ、著名なプロ雀士もたくさん所属しています。

YouTubeやニコニコ動画のチャンネルも持っており、インターネット上でのプロモーションにも積極的です。

プロテストの合否は3回の試験を通して審査されます。まず1次選考は書類審査で、履歴書、住民票、写真。そして麻雀歴などを記入するプロ試験申込書を提出します。

2次選考は筆記試験、面接、実戦対局などで行われます。過去の筆記試験は実際にホームページで確認することができるので、ぜひチェックしてみてください。

プロテスト/当連盟について/日本プロ麻雀連盟

2次選考通過者は『計5回の第3次試験を行い、プロとしての適正を見極める』とされており、その詳細は公表されていません。

業界ナンバー2 日本プロ麻雀協会

日本プロ麻雀連盟に続く大手団体とされるのが、日本プロ麻雀協会です。2001年に創設された比較的新しい団体で、大手ながらも麻雀界では珍しいとされるルールが採用されていることでも知られ、新進気鋭のプロ団体です。

プロテストは履歴書を送付すると、受験のための資料が発送され、その後に筆記試験(論述、麻雀問題、一般教養)、面接、実技を通して行われます。

詳細は公表されていませんが、筆記試験の過去問は公表されています。

日本プロ麻雀協会 プロテスト概要

2016年に誕生 OUTREACH

麻雀がマンガや映画の題材となるなど世の中の注目が増す中で、2016年に新たなプロ団体が生まれました。それがOUTREACHです。

OUTREACHではAプロ、Bプロと契約を2段階に設定し、Aプロはいわゆる著名雀士で、すでに麻雀のみで食べていけるような人が対象です。

Bプロは月々一定の契約料を支払う代わりに、団体を支援するチェーン店『ZOO』でゲストとして打つことを条件にしています。他のアルバイトなどをせず、麻雀に集中できる環境が整えられているといえるでしょう。

プロテストは複雑で、まず面接と筆記試験による1次選考が行われ、それに合格すると認定選手(研修生)として活動することができます。

プロを目指す場合は団体に対し、理念と規約に沿って活動することを宣誓し、改めて面接、筆記試験が行われます。これに合格すれば実技試験に進み、ここを突破してはじめてプロになるのです。

新しい団体とはいえ、プロ認定はとても厳しい世界です。

社会人・学生プロ選手 | OUTREACH

各団体によって方針やルールは異なる

競技麻雀のプロについてまとめましたが、その特徴や採用する麻雀ルール、プロテストからも分かるように、それぞれ文化が異なります。

プロとしての活動を目指す雀士は、ぜひ各団体の方針をしっかりと見極めて応募する必要があるでしょう。

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