パチンコの換金率の計算方法。仕組と調べ方を知り楽しく遊ぶポイント

2019.01.03

パチンコ店は「遊技場」でありゲームセンターと同じ部類に属します。しかし実際は全パチンコ店で(厳密には店外の別の場所で)出玉を換金できます。どんな仕組みでどういう計算で換金できるのか、楽しく遊ぶための情報を解説していきましょう。

パチンコの換金率の仕組みと計算方法

本来遊技場であるパチンコは、プレイヤーにとってどのような方法で出玉を換金できるのでしょう。その仕組みと計算方法を見ていきましょう。

換金率の等価と非等価の違い

まず「等価」と「非等価」についてお話しします。パチンコ店は客に基本的に1玉4円で玉を貸します。中には違う設定もあるので区別するために「4円パチンコ」「4パチ」とも呼ばれます。

換金率はパチンコ店ごとに異なる

換金率は地域や店によって異なります。都道府県別に大枠の方向性があり、都心部の方式が地方都市に波及するような流れがあります。

ただし「等価県」の中にも「非等価店」が存在することもありますし、その逆もあるのです。

換金率自体は店がそれぞれ決めていいので、そのエリアの市場環境で各店独自に決めるのです。

そして、パチンコ店はそれを公表しないことになっていますが、それは換金システム自体を認めないスタンスということでしょう。

換金率はどうやって計算するのか?

換金率はどのように計算すればよいのでしょうか?実例を挙げて説明しましょう。

4円パチンコで出玉1000玉の場合

基本的な4円パチンコ、つまり1玉が4円の場合には1000円で250玉借りることができます。それで遊んだ結果が1000玉に増えたとしましょう。

換金して4000円になれば1玉あたり4円になるので「等価」です。その店は「等価店」ということになります。

同じ条件で換金額が3600円になった場合はどうでしょう?1玉あたり3.6円なので「非等価」であり、その店は「非等価店」になります。

非等価店でも店によって3.2~3.8円ぐらいの幅があります。換金率は下記の式で計算できます。

換金率(1玉の交換額)=交換金額÷出玉数

パチンコ店の換金率を確認する方法

通っているパチンコ店の換金率は、知っている方がよいでしょう。それによって後で述べるように遊び方も変わってきます。その店の換金率を確認する方法をいくつか紹介しましょう。

換金率を店員さんへの聞く時のコツ

前述の通り店側は換金率に対して「知らぬ存ぜぬ」のスタンスです。ところが、一見矛盾するようですが店員さんに直接聞くという方法があります。

とはいっても真正面から聞いたらはぐらかされますので、聞き方のコツを覚えておきましょう。

出玉はパチンコ店でひとまず「特殊景品」と呼ばれるものに交換されます。それをパチンコ店の近くに存在する「景品交換所」(一応パチンコ店とは無関係というスタンス)に持っていくと現金と交換してくれます。

この特殊景品はおおむね大中小の3種類が用意されています。金額は地域によって違いますが、東京都内を例にとると大5500円・中1500円・小1000円です。

大景品が1375玉であれば「5500円÷1375玉=4円」なので、そこは等価店です。それが1550玉なら「5500円÷1550玉=3.55円」なので、非等価店ということです。

店員さんに「大(中あるいは小)景品の交換は玉いくつですか?」と聞けばたいてい教えてくれます。あくまでパチンコ店内の質問だからです。

コツとしては換金と紐づけされるような聞き方を避けて、パチンコ店のルールを質問するのです。

ネットで調べたり他の客に聞いてみる

ネット上で、パチンコ店ごとの換金率の検索ができるサイトもいくつかあります。すべての店をカバーできないかも知れませんが、有名店ならたいてい分かるでしょう。

また、その店の常連客っぽいひとに聞いてみるのも一案です。できるだけ負けが込んでなさそうなゆったりと打っている人や、機嫌がよさそうな人を選べば教えてもらえることが多いでしょう。

換金率は自分で推定することも可能

自らの出玉で得た換金額から推定することもできます。ジェットカウンター から出されたレシートに記載されている玉数で交換金額を割ると、1玉あたりの換金額が出ます。

ただし店が決めている交換最低額(500円程度)未満の玉数は記載されずにお菓子とかジュースなどで調節されます。よって厳密には少しずれますが、近い率は想定できます。

また、「特殊景品交換枚数表記」がレジに掲げられている店もあります。どの景品が何玉で交換できるのかが分かる表です。店によって違いますが基本的に「大景品」「中景品」「小景品」ごとに交換玉数が表記されています。

たいていは大景品5500円、中景品1500円、小景品1000円だと想定できますので、交換玉数で割れば換金率が推定できます。

換金率の違いによる遊び方のポイント

換金率の違いに応じて遊び方を変えた方が、損をしないで楽しく遊べると言います。それぞれの店のタイプに合った遊び方を見ていきましょう。

等価店は換金率変更のリスクを考慮

「等価店」は出玉の交換自体での「損」は発生しません。あくまで出玉の良しあしだけが反映されます。ですから「貯玉」(会員カードを作って玉を預ける行為)をする意味はありません。その都度精算すればいいのです。

むしろ「貯玉」をするとリスクが発生します。というのはパチンコ店の換金率というのは固定的なものではなくて、ある日突然、変更される可能性があるからです。

事実、予告もなく等価店が非等価店になったことがまれにあります。そうなったときに貯玉をしていると、それだけで損をするため注意が必要です。それを考えれば、やはり等価店で貯玉をするのは、考えものでしょう。

非等価店は貯玉をするのがおすすめ

一方、非等価店は換金する時点で損が発生します。つまり交換すればするほど、どんどん損が増すのです。よって非等価店に通う場合は毎回精算せずに、できるだけ貯玉をしておくのが得策です。

現金化したいときでも、次回プレイが楽しめるぐらいの玉数は預けておいたほうがよいでしょう。そうすれば次回来店時には、現金投資を避けつつプレイが続行できるのです。

また、勝っているからと言ってしょっちゅう換金すると、一回一回の損は少なくても年単位で考えれば結構な損失になるかも知れませんので、要注意です。

出玉の換金率変更で今後どう変わるのか?

現在のパチンコ換金率は等価から非等価に大きくシフトしつつあります。古き良き時代、換金率は1玉2.5円でした。

店側は玉を貸した時点で4割もの粗利があるので、気前よく出玉率を上げて客にも喜んでもらいながら店も潤う時代だったのです。

しかし近年、連チャン機の登場以降はパチンコ店は射幸心をあおることでパチンコブームを盛り上げました。楽しむ遊技から勝負へと様相が変わったのです。

パチンコ店の換金率変更の背景

客の勝つことへの欲求と店側の利潤追求が見事に絡み合って交換率は等価に向かい、一時期大半のパチンコ店が等価店となりました。

射幸性を保つために大勝した客の状態を見せる必要もあり、かといって交換の差益がない設定なので勝つ時は大きく、負ける時も大きく、1人が大勝5人が負けというバランスがパチンコ店の標準になったのです。

一方パチンコブームの過熱によるパチンコ依存症や多重債務、自己破産、パチンコ店駐車場での子供の事故等の社会問題も起きました。カジノ法制化絡みもあってギャンブル依存症対策が推進されていくことになります。

規制によってパチンコ遊技機自体の持つ射幸性が大きく抑えられ、パチンコ店にとっては利益が出にくい「遊ぶ遊技機」での営業を余儀なくされたのです。

勝負するパチンコから遊ぶパチンコへ

全国的なパチンコ換金率の変更は、大枠前述のような背景で進んでいます。「遊ぶ遊技機」によって、勝ち負けよりもパチンコそのものを楽しむ「遊ぶパチンコ」への流れが主流になっていくでしょう。

非等価だからと言って決して店だけが潤うという構図ではありません。客は出玉の快感をそこそこ味わいながら、大負けを心配せずに遊技を楽しみ、店にお金を落としていくのです。

ある意味、古き良き店と客の関係とも通ずるものがあります。

換金率の計算方法を知りパチンコを楽しむ

2018年の規定改正によって、パチンコ店は生き延びるためにより一層「遊ぶパチンコ」への志向性を強めていくことになるでしょう。そういう現状を理解して換金率の何たるか知った上で、損を避けながら悠々とパチンコを楽しみたいものです。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME