ヨガの種類と特徴を知ろう。男性におすすめのヨガとは?

2019.01.03

長い歴史を持つヨガにはさまざまな種類があり、難易度や得られる効果が違います。このためヨガを始める前には、自分のレベルや目的にマッチした種類を見極める必要があります。ヨガの主な種類と特徴、男性におすすめのヨガの選び方を解説します。

ヨガの種類の違いと選び方

運動不足解消や肩こりの改善、リラックス、ダイエットなどヨガを始める目的は人によって違います。また、体の柔らかさや基礎体力といった、身体能力のレベルも人それぞれです。

このため目的や体力に合った種類のヨガを選ばないとついていけなかったり、思うような効果が得られなかったりと、満足できない結果になってしまいかねません。そうならないように、まずはヨガの種類と選び方について確認しておきましょう。

難易度や目的で選ぶ

一見どれも同じように思えるヨガですが、実際は初心者向けのベーシックなものから動きの激しい上級者向けのものまで、さまざまな難易度に分けられます。また、期待する効果によっても、選ぶべきヨガの種類は変わります。

健康に良さそうだから、とりあえずヨガを始めてみたいという場合は、初心者向けの『ハタヨガ』や『陰ヨガ』がおすすめです。ここでしっかりヨガの基本を理解し、慣れてきたら次のステップへ進むとよいでしょう。

初心者が始めやすい ハタヨガ

ハタヨガは、数あるヨガの流派の元となっているといわれる、ベーシックなヨガです。いわゆるヨガのイメージに、最も近いものと言えるでしょう。ちなみに『ハタ』とは、サンスクリット語で太陽と月という意味で、陰と陽、男と女など相対するものの象徴です。

ハタヨガは、こうした相対するものを結びつけ調和させることを主目的としています。呼吸に合わせてゆっくり身体を動かしていくスタイルで、初めての方でもついていきやすいヨガです。

人間がリラックス状態のときに無意識に行っている腹式呼吸を意識して行うのがポイントです。深い鼻呼吸を意識することで精神が安定し、より深くリラックスできるようになります。

リラックス効果に期待 陰ヨガ

陰ヨガは筋肉の緊張を緩め、体の奥深くまでじわじわとほぐしていくことに働きかけるスタイルのヨガです。ひとつのポーズを数分間キープするのが特徴ですが、ポーズ自体はシンプルで、座ったり横になったりしたまま行います。

また、ハタヨガと同じく深い呼吸をしながらゆっくり動くことで、高いリラックス効果が得られると言われています。運動から遠ざかっている方や、高齢者におすすめすることがあります。

運動量多めのヨガ

ゆっくりした動きが苦手な方や、運動不足を解消したい方、もっと体力をつけたいという方には運動量の多いヨガがおすすめです。筋力アップやダイエット効果も期待できると言われる、パワフルなタイプのヨガを紹介します。

体を鍛えられる アシュタンガヨガ

アーサナと言われるヨガの基本ポーズを、順番に流れるように行っていく『アシュタンガヨガ』は、運動量の多いヨガとされています。飛んだり走ったりするようなスポーツと違って地味な動きに見えますが、じわじわと効いてきます。

ハードな動きで体を鍛えられるだけでなく、多くのカロリーを消費するためダイエット効果も期待できるかもしれません。また、スピーディーにポーズを変えなければならないため集中力が高まり、ヨガ特有の深い呼吸法によって精神状態も安定へと導きます。

心身の鍛錬に大きな効果を得られるヨガですが、難易度が高く基本のポーズを全く知らないとついていくのも難しいため、ハタヨガや陰ヨガを経験してから始めるのがおすすめです。

連続してポーズをとる パワーヨガ

『パワーヨガ』は、アシュタンガヨガをベースにアメリカで考案された、現代的なスタイルのヨガです。動きのあるポーズと静止するポーズを連続して行うことで、無理なく筋力や基礎代謝を高めていきます。

アシュタンガヨガを始めとする古典的なヨガでは、肉体と精神の修行を並行して行うという考え方が基本ですが、パワーヨガは精神部分をそぎ落とし、肉体の鍛錬に特化した合理的な動きが特徴です。

エクササイズ感覚で始めることができるので、アシュタンガヨガよりも敷居が低く、日本でも人気のヨガとなっています。

激しい呼吸法を取り入れる クンダリーニヨガ

『クンダリーニヨガ』の特徴は、『火の呼吸』と呼ばれる素早い腹式呼吸です。ゆっくりと呼吸をしてリラックスするハタヨガなどの呼吸法と違って、素早くたくさんの酸素を体内に取りこんでいきます。

この呼吸法をしながらポーズをとることで、有酸素運動と同じような効果が得られ、効率的にインナーマッスルを鍛えたり、脂肪を燃焼させたりすることにつながるのです。

ただし激しいスポーツをするのと同じくらい体力を消耗しますので、空腹時や食後すぐに行ったり、体調の悪いときに無理をしたりすることは避けましょう。

汗を流す系のヨガ

どこにいても快適な温度が保たれる現代社会では、汗をかく機会がめっきり減っています。このため体温調節が上手にできず、体調を崩してしまう方もたくさんいます。だからといって、急に運動を始めるというのも簡単なことではないでしょう。

そんなときは、無理なくたっぷり汗を流せる『ホットヨガ』や『岩盤ヨガ』を試してみましょう。エアコンに頼りきりの夏はもちろん、乾燥や冷えが気になる冬にもおすすめです。

湿度の高い室内で行う ホットヨガ

スタジオによっても多少は異なりますが、室温38℃、湿度65%という高温多湿な室内で行うのがホットヨガです。もっとも汗をかきやすい環境で、ゆったりと動きながらダイエットや美肌の効果を引き出します。

ホットヨガは女性向けのイメージがありますが、温まることで筋肉を伸ばしやすくなると言われているので、筋肉が多く体の硬い男性にもおすすめできます。

遠赤外線効果で体を温める 岩盤ヨガ

岩盤ヨガもホットヨガ同様、体が温まり血流がよくなった状態で行うため、通常の状態で行うよりも効果が高まると言われています。岩盤が放射する遠赤外線のおかげで体の芯から温まり、汗と一緒に老廃物も流れて行くような感覚をお楽しみください。

高温のサウナで我慢して汗をかくより、岩盤ヨガはリラックスしながらもたくさんの汗をかけますよ。

ヒーリング系のヨガ

体を鍛えたり汗をかいたりするより、精神的なストレスの解消を目的にするなら、癒されるタイプのヨガがおすすめです。

心を落ち着かせることで体も正常に機能する方向に近づき、日々の活力にもつながっていくでしょう。人間関係に疲れたり、旅に出たくなったりしたときにもおすすめです。

自分の内面と向き合う クリパルヨガ

サンスクリット語で『慈しみ』という意味の『クリパルヨガ』は、心理セラピーのような側面を持つヨガです。決められたポーズをきちんととることよりも、そのポーズをしている今の自分の心理状態と向き合うことを重視します。

自分と向き合う体験を重ねることで、自分だけでなく他人への理解も深まり、人間関係にもいい影響があるかもしれません。

ハワイの音楽を聴きながら ハワイアンヨガ

『ハワイアンヨガ』は、ハワイの太陽や自然をイメージしながら行うリラクゼーションを目的としたヨガです。ゆったりしたハワイアンミュージックを聴きながら、深い呼吸を行い、無理なく体を伸ばしていきます。

目を閉じればハワイの輝く太陽や青い海、草花などが目に浮かび、幸せな気持ちになれそうです。

ほかにもクンダリーニヨガの火の呼吸を取り入れた『アロハヨガ』や、フラダンスの動きとミックスさせた『フラヨガ』など、さまざまなスタイルがあります。

補助道具を使用するヨガ

ヨガのポーズには、日常生活では行うことがない独特の動きが多く、体が硬い方や関節を痛めている方には難しく感じることもあります。上手くポーズをとれないと、効果が出ないのではと不安に思ってしまいますね。

しかし最近では、補助道具を使って行う簡単なヨガも増えてきました。こうした、誰でも気軽にチャレンジできるタイプのヨガを3種類紹介します。

無理なく姿勢を正せる アイアンガーヨガ

『アイアンガーヨガ』では、『プロップス』と呼ばれる補助道具を使用します。プロップスにはパイプ椅子やブロック、ベルトなどがあり、個人の状態に合わせて適切なものを選びます。

たとえば前屈して床に手をつけるポーズのとき、床に手が届かない方には手の位置にブロックを置いて、床の代わりにします。また、足腰が辛くて立っていられない場合は、椅子に座ってポーズを行っても大丈夫です。

このように、プロップスが正しいポーズを作る手助けをしてくれますので、体が硬い人や足腰が悪い人でも様子を見ながら続けることができます。

心身の悩みを改善 リストラティブヨガ

『リストラティブヨガ』も、いろいろなプロップスを用いて行うヨガです。心地よさを感じる程度の負荷をかけながら、ゆっくりとポーズをとることで心身をリラックスさせることが目的となっています。

リストラティブヨガでは、ボルスターと呼ばれる円柱形のクッションや毛布を体の下に置いたり、サンドバッグを体に乗せたりして、内臓や背骨をじっくり刺激していきます。プロップスを使うことで体に余計な力をいれる必要がなくなり、リラックスした状態をキープできます。

横になってポーズをとっているだけで筋肉がゆるみ、肩こりや姿勢のゆがみなども徐々に改善の方向に向かうと言われています。

布を用いてポーズを楽に ハンモックヨガ

『ハンモックヨガ』は、布に体をあずけることで楽にポーズをとることができるヨガです。『エアリアルヨガ』や『フライングヨガ』と呼ばれることもあります。

天井からぶらさがったハンモックのような大きな布に入るので、重力から解放され体が軽く感じられます。布に包まれて安心した気持ちになれるのもポイントです。

インパクトのある見た目でテレビ番組などで紹介されることも多く、数あるヨガの中でも最近注目を集めています。

続けたくなるヨガを見つけよう

同じヨガでも動きの激しさやポーズのとり方が違い、いろいろな種類が存在します。特定の場所や道具を使用するタイプもあり、目移りしてしまいますね。

ただし、どんな種類を選ぶにしても、深い呼吸を意識して、楽しみながら長く続けられることが大切です。興味のあるヨガをいくつか体験し、自分に合ったヨガを見つけてください。

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