ルールを理解するための麻雀用語。鳴きや役などの基礎知識を解説

2018.12.31

麻雀に興味を持ち始めた人や、まだ初心者の人は、プレイ中聞きなれない用語が出てきて戸惑うことが多いのではないでしょうか?麻雀の用語はたくさんありますが、基本的な用語がわかればルールの理解もできます。麻雀用語をわかりやすく解説しましょう。

基本的な麻雀用語

麻雀の用語はたくさんありますが、初心者はまず基本的な麻雀用語から覚えていきましょう。

ここでは、麻雀をプレイする上で最低限必要な用語を紹介します。

牌とは麻雀の駒のことで、『パイ』と読みます。大きく分けて、数牌と字牌の2つです。数牌は全27種、字牌は全7種なので全34種類あります。また、それぞれの牌は4つずつあるため、牌は全部で136枚です。

数牌3種類は、萬子(マンズ)・筒子(ピンズ)・索子(ソーズ)で、それぞれ1~9が記された牌があります。萬子の萬はお金の単位、筒子はお金の形状、そして索子は貨幣をまとめるための縄や竹を意味しています。

字牌は、風牌(フォンパイ)と三元牌(サンゲンパイ)の2つに分けられます。

風牌は東(トン)・南(ナン)・西(シャー)・北(ペー)の総称で、三元牌は白(ハク)・發(ハツ)・中(チュン)の総称です。風牌は、四喜牌(スーシーパイ)とも呼ばれます。風牌は方角、また、三元牌の白は白い肌、發は緑の黒髪、中は赤い唇の意味があります。三元牌の3つの意味は美しい女性の要素です。

親、子

4人で麻雀をするとき、各プレイヤーは、東家(トンチャ)、南家(ナンチャ)、西家(シャーチャ)、北家(ペーチャ)と呼ばれます。東家の人が、親となり、残りの3人は子です。

東家から反時計回りで、南家、西家、北家と座ります。親は固定ではなく、子が上がったときは、親は自分の右隣の人にうつります。つまり、今まで南家だった人が、今度は東家(親)となるわけです。

ただし、親が上がった場合と、親がテンパイ(あと1牌で上がれる状態)で流局(誰も上がれずに無勝負になること)した場合には、親はそのままの状態でプレイをします。このことを連荘(レンチャン)と呼びます。

ロン、ツモ

ロンとツモは、どちらも同じく上がりの種類です。ただ、上がり方の違いによって、ロンまたはツモのどちらを宣言するのか決まるのです。

テンパイの状態で他の人が捨てた牌によって役が完成して上がることを知らせるときには『ロン』と宣言します。

また、自分で山牌からツモってきた牌で上がりの形が完成した場合には『ツモ』と上がりを宣言します。

上がりとは

上がりとは、麻雀の基本の形を完成させることです。麻雀は、役を作って上りを競うゲームです。

ここでは、上がりについて解説します。

和了の形

和了(ホーラ)とは、完成した手牌を公開することです。そのため、和了=上がりを意味します。

和了の形には、いろいろありますが、最も基本的な形が雀頭+3枚1組×4です。

雀頭は、字牌でも数牌でもどちらでも同じ牌を2枚で作ります。また、3枚1組には、順子・刻子があります。

順子は、数牌での3つの連番の数字の牌を集める形です。連番でなくてはならないので、8・9・1はNGなので気をつけましょう。

刻子は、まったく同じ牌を3枚集める形です。順子と刻子をそれぞれ合わせて4組と、雀頭で和了の形の完成です。

上がりまでの流れ

上がるためには、まず、麻雀の14枚のうち、13枚をテンパイの形に持っていくことから始めましょう。

4組の組み合わせは、順子1組と刻子3組や、順子4組など決まりはありません。ただし、麻雀は役が無いと上がれません。役のどれかに当てはまるような形を1つ以上作りましょう。

残りの1枚がロンまたはツモで完成したら宣言して上がれます。

鳴きとは

鳴きとは、ポン・チー・カンなどで他人が捨てた牌を自分の牌としてもらうと宣言する行為のことで、正式名称は、副露(フーロ)です。

ここでは、鳴きについてそれぞれ解説します。

ポン

ポンとは、手牌の対子(まったく同じ牌2枚のこと)を刻子にするための鳴きのことです。

たとえば、『發』を2枚持っているとします。他のプレイヤーが發を捨てたときに、自分がポンをすると、發が3枚そろって刻子が完成します。誰が捨てた牌でも、ポンできます。

また、ポンをしてそろった刻子は、手牌の左側に表向きにして置きます。このとき、どの人からポンでもらったのかがわかるように、牌を横にして置きます。自分の左側の人からであれば左側の牌、正面の人であれば真ん中の牌、また右隣りの人からであれば右側の牌を横に倒します。

チー

チーは、順子のうち2枚持っていて、他の人が捨てた牌で順子が完成する時に使います。ただし、チーは自分の左隣の人からのみできます。

たとえば、萬子の3と4を持っている場合、左隣の人が萬子の2もしくは5を捨てたらチーをして順子を完成させられます。

チーした場合にも、完成した順子の左側の牌を横に倒して、表向きで手牌の左側におきましょう。

カン

カンとは、まったく同じ牌4枚を揃えて槓子(カンツ)を完成させる行為です。槓子には暗槓と明槓の2種類があります。カンは、誰に対しても鳴くことが可能です。

暗槓は自分でツモってできた槓子のことです。暗槓した場合には、4つの牌のうち両端の牌は裏返しにして手牌の右側に置きます。

明槓には、すでにポンをして完成した刻子に新たにもう1牌加えて槓子を完成させる加槓(カカン)と、手牌のなかの刻子があり他人が捨てた牌を『カン』と鳴いて槓子を完成させる大明槓(ダイミンカン)があります。

いずれの場合にも、どのプレイヤーからカンをしたのかがわかるように牌を倒しましょう。

役とは

先ほど紹介したように、麻雀は早く役を作って上がりを競うゲームです。最低でも1つ以上の役を作らないと、頭と4組の刻子を作っても上がれません。

また、すべての役にはつくる難易度を表す翻が定められています。

ここでは、役についての基礎知識を紹介します。

上がるために必要。暗記すると便利

麻雀の役は、一般的なルールでは約40種類あります。役の早見表などを使って暗記しておくと、役の見逃しの心配がありません。

最初から全部を丸暗記できる人はいいですが、覚えるのは大変と感じる人は頻出度の高い役から覚えていきましょう。

また、難易度が高くあまり出ない役や、普段使わない役に関しては、実践を繰り返していくことで、自然と覚えられるので心配いりません。

よく出る3つの役

初心者が、まず覚えておきたい役は『メン・タン・ピン』と呼ばれる3つの役です。メンは『立直(リーチ)』、タンは『断么九(タンヤオ)』、ピンは『平和(ピンフ)』のことです。

麻雀初心者は、まず、この3つの役を覚えておけば麻雀を楽しめます。

リーチとは、あと1牌で上がれる状態(テンパイ)であることを宣言する行為です。頭と4組の刻子のなかで役の形に当てはまっていなくても、リーチをすることで役がつくため上がれます。ただし、門前限定の役なので鳴いてしまっている場合にはリーチは使えません。

タンヤオは、1~9までの数牌のうち1と9以外の2~8の数牌のみで頭と刻子または順子をつくれば上がれます。使える牌の種類も多いうえに、途中で鳴いてもOKなので、よく使われる役です。

ピンフは、麻雀の基本形を、頭+4つの順子のみでそろえる役です。ただし、頭は役牌以外、最後の1枚の待ち牌は両面待ちと決められています。また、門前のみで成立する役なので、鳴いた場合にはピンフの役はつきません。

役満と呼ばれるハイレベルな役

麻雀の役のなかでも、最も高い得点がもらえる役が役満です。役満には翻数が無く、役満で上がった時点で、親であれば4万8000点、子であれば3万2000点がもらえます。

役満は難易度がとても高く、めったに出ることはありません。しかし、その役満のなかでも、比較的頻出度が高いと言われる役が3つあります。役満御三家と呼ばれるこの3つの役は、四暗刻(スーアンコー)・国士無双(コクシムソウ)・大三元(ダイサンゲン)です。

四暗刻は、門前のみで4つの刻子をそろえます。国士無双は、数牌の1と9、すべての種類の字牌を1枚ずつそろえ、さらにそのうちの1種類だけ2枚そろえて完成です。大三元は、三元牌を刻子もしくは槓子でそろえます。

待ちとは

役の説明でもよくつかわれる『待ち』とは、いったいどういった意味なのでしょうか?

ここでは、待ちについて解説します。

2つの意味で使われる

麻雀での役は、2つの意味があります。1つ目の意味は、あと1枚の牌で上がりが成立する形のことです。テンパイと同じ意味として使われます。

2つ目の意味は、上がりの形を完成させた最後の牌(上がり牌)のことです。

待ちの種類

一般的な待ちの種類は下記の8種類です。

待ちの種類 特徴
両面(リャンメン)待ち 連続する数字の両端に、上がり牌どちらがきても順子が完成して上がれる2枚の待ち
嵌張(カンチャン)待ち 最後の面子(順子の場合に限る)の真ん中の数字がない状態で、上がり牌が来たら順子が完成して上がれる1枚の待ち
辺張(ペンチャン)待ち 最後の面子(順子の場合に限る)の端の数字がない状態(8・9や1・2など)で、上がり牌によって 順子が完成して上がれる1枚の待ち
シャンポン待ち 対子(トイツ)が2組ある状態で、どちらかが頭、残された方が刻子となって上がれる2枚の待ち
単騎(タンキ)待ち 頭が1枚しかなく、上がり牌で頭が完成する1枚の待ち
のべ単待ち 頭が1枚のみの状態で、上がり牌どちらか一方が手牌に加われば頭と面子が完成して上がれる待ち
多面張(タメンチャン)待ち 上がり牌となる待ちが3つ以上ある形
中膨れ 連続する数字の真ん中の数字が2枚重なっている状態で、上がり牌で頭と順子が完成して上がれる1枚の待ち

ドラとは

麻雀を打っていると、『今回のドラは何?』など耳にすることも多いと思います。ドラは、固定されておらず、毎回変わります。いったいドラとは、どんなものなのでしょうか?

ここでは、ドラについて解説します。

持っているだけで得点がもらえる

ドラは、上がったときに持っているだけで1翻の役がつきます。上がった時点で完成している役の合計翻数によってもらえる点数が決められるので、ドラを持っているだけで得点が増えます。

赤ドラと呼ばれる赤い図柄の牌

ドラには、通常のドラのほかに赤ドラと呼ばれるものがあります。赤ドラの正式名称は赤牌で、一般的には 萬子・筒子・索子のそれぞれ5の図柄が赤いものを指します。

見た目は、図柄が赤いだけの違いですが、赤ドラを持って上がるだけで点数が加算されるのです。

赤ドラを1枚持っているだけで+1翻、2枚持っていれば+2翻というように、赤ドラ1枚につき、1翻ずつ加算されるため『ボーナス牌』とも呼ばれています。

点数、支払いとは

役やドラについて理解できたら、次は、それらによって決まる点数や支払いも理解する必要があります。

ここでは、点数と支払いについて紹介します。

点数が多い人が勝者

麻雀は、役を作って上がりの点数を競います。対局終了時やゲーム終了時、また、ルール違反時などの加点・減点のやり取りを繰り返しながら、最終的に点数が最も高い人が勝者です。

翻数が高い役を多くつくればつくるほど、点数は高くなります。なお、点数は、合計翻数のほかに符と組み合わせて出します。

基本点を表す符

符(フ)とは、点数の基本を表しています。点数は、符と翻数をもとに出しますが、符が基準です。点数計算に必要な合計符は下記の5つの符点を加算して出すことが可能です。

  1. 副底(フーテイ=基本符)
  2. 門前加符(メンゼンカフ) または ツモ符(ツモフ)の加符点
  3. 面子の種類の加符点
  4. 頭の種類の加符点
  5. 待ちの種類の加符点

1の副底は、20符と決められています。2~5の符点については種類によっても符点が異なるので、符計算早見表などを参考にすると良いでしょう。

点数の支払い方

一般的に、ゲーム開始時に1人2万5000点を所持し、自分の所持している点数から支払うのがルールです。

この点数の支払いに使用するのが『点棒』です。点棒は、小さく短い棒でそれぞれ1万・5000・1000・500・100の4種類の点数が記されています。メーカーによって色が異なることもありますが、点数の種類や表示方法は変わらないので、この4種類の点数を覚えておきましょう。

ゲーム中は、この点棒で点数のやり取りをします。たとえば、3900点の場合には、4000または5000点の点棒を出してお釣りを点棒でもらいます。

一般的に日常で使われる麻雀用語集

今まで紹介してきた麻雀の基本用語のほかにも、麻雀以外の場所でもよく使われる麻雀用語があります。

麻雀用語とは知らずに使っている人も多いのではないでしょうか?

ここでは、日常で使われる麻雀用語を3つ紹介します。

チョンボ

チョンボとは、麻雀で反則をしたときに使われる用語です。間違った上がりを意味する『錯和(ツァホウ)』、または、虚しい上がりを意味する『冲和(チョンフォウ)』からチョンボと呼ばれるようになりました。

チョンボには、厳しい順に罰符(バップ)・上がり放棄・供託(キョウタク)の3段階の罰則があります。場によっても、反則行為に適用される罰則は異なるので、プレイ前に確認しておきましょう。

チョンボにおける一般的な反則行為の罰則は下記の表のとおりです。

罰則 適用される反則行為 罰則内容
罰符
  • 誤ロン
  • 誤ツモ
  • ノーテンリーチ
  • 全自動卓での操作ミス
  • 牌山を崩す
満貫相当の点数の支払い、または全員に3000点を払う
上がり放棄
  • 誤副露
  • 喰い替え
  • 多牌
  • 多牌
  • 少牌
  • 先ヅモ
  • 上がり禁止
  • リーチ禁止
  • 副露禁止
  • 流局時のテンパイはノーテン扱い
供託
  • 誤副露(ただし、打牌前に気づいた場合)
  • 牌山を崩す(ただし、すぐに戻せる場合)
1000点棒を供託(次に上がった人がもらえる)

 

ワンチャンス

牌は1種類につき、まったく同じものが4枚存在します。その4枚の牌の所在がすべてはっきりとわかっている状態のことを『ノーチャンス』と呼びます。それに対して、3枚の所在が分かっているけれども残りの1枚の所在がわからないときのことを『ワンチャンス』と言います。

もしかしたら、最後の1枚が自分の手牌に来るかもしれないというわずかな可能性があるという点から、可能性は低くてもゼロではないときに、日常でもよく使われます。

安全牌

安全牌(アンゼパイ)とは、麻雀で自分が捨てても相手に絶対にロンされる心配のない牌のことです。また、ロンされる確率が低い牌のことも含め安全牌と呼ぶこともあります。

そのことから、自分にとって害も益もない、または危険性が無く扱いやすい人や物事に対して、よく使われる言葉です。

用語を知れば対戦に余裕が持てるようになる

麻雀を打っている時に、他プレイヤーが知らない用語を使っていると不安になります。また、基本的な用語はルールを知る上で最低限必要です。

よく使われる基本用語をしっかりと理解しておけば、余裕をもって対戦ができるようになり、より麻雀を楽しめることでしょう。

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