万年筆のペン先交換のタイミングは?大切な万年筆を使い続けるために

2018.12.27

万年筆は、使えば使うほどに自分の書き方の癖に合わせて書きやすく変化します。独特の書き味という魅力に惹きつけられ、愛用している大人の男性も少なくありません。最近、書き味が悪くなったと感じている人はいませんか?ペン先の交換について解説します。

ペン先交換の理由とタイミングとは

毎日使うことが、万年筆のケアにおいて最も大切なポイントです。しかし、毎日使っているのにもかかわらず、最近、書き味がいまいちよくないと感じている人はいませんか?

もしかしたら、そろそろ『ペン先の交換』のタイミングかもしれません。

ここではペン先交換の理由とタイミングについて解説します。

ペン先の曲がりや太さ変更など

一般的に、下記のような場合を『交換のタイミング』の目安にしましょう。

  • ペン先が曲がった
  • 太さを変更したい

万年筆で書くときには、筆圧がとても重要です。鉛筆やボールペンと同じような筆圧で書いてしまうと、万年筆のペン先が曲がってしまうからです。

ペン先には、スリットと呼ばれる部分があります。インクは、スリットを伝ってペン先、そして紙へと移動します。スリットの幅によって、インクの出具合が調整されており、書く文字の太さが決まります。

書いていて、文字がかすれる、紙に引っかかるなどのトラブルが出た場合には、ペン先交換のタイミングと考えた方がよいでしょう。

万年筆専門店のペン先交換価格例

ペン先交換は、新しい部品代と工賃が修理代としてかかります。ペン先は高価なものが多いため、大体どのくらいの修理代がかかるのか、あらかじめ目安としてわかっていると便利です。

主要メーカーのペン先修理代の例は下記のとおりです。

メーカー 修理代
モンブラン #149 1万5000円~(年代によって異なる)
モンブラン #146 1万円~(年代によって異なる)
ペリカン #400 / #100 / #140 6000~9000円
パーカー #75 4500円

あくまでも、1例なので目安として考えてください。正確な修理代を確認したい人は、自分の持っているブランドに直接問い合わせをするとよいでしょう。

国内メーカーのペン先交換

主な国内メーカーのほとんどが、ペン先交換を受け付けています。商品によっては、自分で手軽に交換できるように設計されているものもありますが、素人では行えない場合もあります。

ここでは国内メーカーのペン先交換についてそれぞれ紹介します。

パイロット

国内大手の筆記具メーカーである『パイロット』は、商品代金が500円以上の自社の筆記具のみ、有料で修理をしてくれます。

修理のときに、分解・調整を必要とする場合の万年筆の基本修理料金は、1000円プラス消費税です。このほかに部品代がかかります。ペン先交換の料金は、新規取付料金がかかります。

交換方法は、パイロット製品を取り扱っている文具店や百貨店に直接持っていく・メーカー本社に直接郵送するor持っていくのいずれかです。

  • 会社名:株式会社パイロットコーポレーション
  • 住所:〒104-8304 東京都中央区京橋2丁目17-5 兼松ビルディング別館
  • 受付時間:月~金 10:00~11:30、13:00~16:30
  • 定休日:土日祝
  • 公式HP

セーラー

国内3大万年筆メーカーの1つである『セーラー』では、自社製品の修理などのアフターサービスを、セーラー商品の取り扱い販売店、もしくは、セーラーのお客様相談室で受け付けています。公式HPにて販売店情報を確認して、最寄りの販売店まで直接問い合わせをしてみましょう。

また、公式HPの『文具商品に関する問い合わせ』からも直接メーカーに問い合わせすることも可能です。

そのほか、消費に関する問い合わせ・アフターサービスに関する問い合わせについては、フリーダイヤルのお客様相談室まで直接問い合わせてみましょう。

  • 会社名:セーラー万年筆株式会社
  • 問い合わせ先:0120-191-167
  • 受付時間:9:00~12:00、13:00〜18:00
  • 定休日:土日祝
  • 公式HP

海外ブランドのペン先交換

国内ブランドのほとんどがペン先交換を受け付けているということを紹介しましたが、『海外ブランド』の場合はどうでしょうか?

国内で販売されている海外ブランドでの、ペン先交換についてそれぞれ紹介します。

モンブラン

高級万年筆メーカーの『モンブラン』でも、修理やペン先交換を受け付けています。特に、ペン先の種類の交換希望の場合、購入日から6週間以内(限定品に関しては購入日から1年以内)であれば、無料で別のペン先に交換してくれます。ただし、オリジナルのペン先が未使用の場合に限ります。

それ以外の場合のペン先交換では、モンブランの技術者が確認し、有料と判断した場合には、事前に見積もりを知らせてくれるので安心です。国内にペン先の在庫がある場合には4~6週間程度、ドイツから取り寄せる場合にはそれよりさらに6~8週間かかります。

ペン先交換は、モンブラン正規ブティック・販売店・サービスセンターで受け付けています。公式HPの店舗検索にて最寄りの店舗を見つけられます。

  • 会社名:モンブランコンタクトセンター
  • e-mail:service@montblanc.co.jp
  • 問い合わせ先:0120-39-4810
  • 営業時間:11:00~19:00
  • 定休日:土日祝・年末年始
  • 公式HP

プラチナ

『プラチナ』でも修理・ペン先交換を受け付けています。交換を考えている人は、下記の問い合わせ先に電話してみましょう。また、その他の修理など、製品に関することも問い合わせが可能です。

  • 会社名:プラチナ万年筆株式会社
  • 問い合わせ先:03-3834-5760、0120-875-760
  • 受付時間:9:00~17:00
  • 定休日:土日祝
  • 公式HP

パーカー

『パーカー』では、購入の同メーカーの万年筆のペン先が好みに合わない場合には、モンブランと同様に、無料でペン先交換を受け付けています。ただし、こちらの場合も、ペン先が新品と同様の場合に限ります。

それ以外では、有料にて交換可能です。また、Fサイズは、原則として国内販売商品に限り、全ての製品で交換できます。

  • 会社名:パーカー
  • 問い合わせ先:0120-673-152
  • 営業時間:10:00~17:00
  • 定休日:土日祝
  • 公式HP

ラミー、ウォーターマンは問い合わせ店舗へ

海外ブランドの『ラミー』や『ウォーターマン』は、直接販売店に持ち込めばペン先交換ができます。それぞれ公式HPから店舗検索で、最寄りの販売店を確認できます。

ラミーは、ラミー製品取り扱い販売店に万年筆と一緒に保証書も持っていきましょう。

また、ウォーターマンではペン先以外の部品は販売していません。ただし修理受付はしているので問い合わせてみましょう。

 

  • ブランド名:ウォーターマン
  • 公式HP

ペン先交換はプロに任せて安心

ペン先交換は、素人では難しいタイプも多くあります。自分で行うのではなく、プロに任せるようにしましょう。

ほとんどの国内外の主要メーカーでは、ペン先交換を受け付けています。メーカーに依頼するのが1番安心です。

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