おすすめのホラー映画選。日本や海外で人気の作品とあらすじ

2018.12.27

ホラー映画には怖いとわかっているのになぜか釘付けになってしまう、不思議な魅力があります。日本でも海外でもたくさんのホラー映画が制作されており、さまざまな恐怖を味わうことができます。人気のホラー映画について、あらすじや見どころを紹介します。

自宅や映画館でホラーを観よう

人がホラー映画を観たくなる理由には、退屈しのぎやストレス発散、さらには一緒に観る人と愛を深めるためなどいろいろな理由があります。1人きりでは怖くて観られなくても、家族や恋人が一緒なら大丈夫という方も多いでしょう。

映画館で誰よりも早く新しい恐怖を体験したり、自宅で古いホラー映画をじっくり味わったりと、好きなスタイルで楽しめるのも魅力です。

人がホラー映画を観たくなる理由とは

ホラー映画は、映画のジャンルの中でも常に一定の人気を保ち続けています。制作側も、特殊メイクやCGなどを駆使した新しい恐怖体験を生み出すことに余念がありません。

しかし、なぜ怖いとわかっているものを、人はわざわざ観たくなるのでしょうか。そこには人間の脳の働きが、大きく関わっています。

恐怖に快感を覚えるなどの説がある

脳には『側坐核(そくざかく)』という、恐怖や快感の感情をつかさどる部位があります。自分の身に危険が及ぶような恐怖を感じると、この側坐核が刺激されパニック状態になります。

しかしホラー映画を観ているときは、本当に自分に危険が及ぶことはないとわかっているため、理性を保つ働きをする『前頭前皮質』がパニック状態に陥るのを止めてくれます。

すると側坐核が感じていた恐怖は、もう一方の感情である快感にすり変わってしまうのです。怖いものを見ることは、実は人間にとって快楽の1つでもあるといえます。

カップルで観るのはおすすめ?

カップルで映画を観る場合、話の内容が複雑だと画面に集中してしまい、デートという雰囲気ではなくなってしまいます。この点、ホラー映画はストーリーが単純でわかりやすいため、ときには会話を交えながら、気楽に観ることができます。

また、怖いシーンで相手の手を握ったり、抱きついたりしても不自然にならないのがホラー映画の良いところです。恋人と甘いムードになりたいときにも、ホラー映画はおすすめですよ。

日本を代表する女優が主演のホラー映画

最初に紹介したいのは、日本を代表する女優が主演をつとめているホラー映画です。どれも大女優ならではの迫真の演技が光る名作となっています。

黒い家 1999年

『黒い家』は、貴志祐介による同名ホラー小説を映画化した作品です。主演の大竹しのぶの怪演が、数あるホラー映画の中でも特筆ものと話題になりました。

保険加入者の家を訪れた際に、子どもの首つり死体に遭遇してしまった保険会社の社員は、その死に事件性を感じて調査を開始します。すると徐々に、子どもの両親の保険金をめぐる異常な行動が明らかになっていきます。

この作品には、ホラー映画につきものの心霊現象などは登場しません。しかし子どもの母親、幸子を演じる大竹しのぶの狂気をちらつかせる名演技が、どんな超常現象よりも恐ろしく、必見の仕上がりとなっています。

仄暗い水の底から 2002年

こちらは黒木瞳がホラーものに初めて挑戦した作品です。夫と離婚調停中の主人公(黒木瞳)は、娘と一緒に古いマンションに引っ越してきます。そこで誰もいないはずのフロアに人影が見えたり、天井のシミが大きくなっていったりといった怪奇現象が次々と起こるというストーリーです。

謎の雨漏りや土砂降りのシーンなど、水を随所に使っており、タイトル通り暗くジメジメした不気味さを味わうことができます。

夫が娘の親権を要求してくるという現実の不安と、怪奇現象による謎の恐怖に同時に見舞われることになった、黒木瞳の熱演も見どころとなっています。

エクステ 2007年

この映画の主演は、長いストレートヘアがトレードマークの栗山千明です。タイトルの『エクステ』とは付け毛のことで、臓器売買のため不当に殺された少女の怨念がこもる髪の毛が、エクステに姿を変え身に着けた人を死に追いやっていくストーリーとなっています。

主人公はその髪の美しさゆえに、エクステの呪いに巻き込まれていくのですが、長い黒髪の女性が絶叫するシーンはいかにもホラー映画という感じで、見ごたえ充分です。VFXを駆使した髪の毛の暴走シーンもとても印象に残ります。

絶叫レベル。実話系ホラー洋画が怖い

ホラー映画には、実話をヒントに作られた作品も多くあります。ただでさえ怖いのに、実話であるとわかれば恐怖は倍増ですね。絶叫してしまうほど怖い、実話系ホラー映画の中から、洋画を2本紹介します。

チャイルドプレイ 1988年

人形が動いたり、話したりするホラー映画は多いですが、『チャイルドプレイ』は実在の人形をもとに作られているという点で、ほかにはない特別な恐怖感を味わうことができます。

精神異常の連続殺人犯が逃亡中、刑事に射殺される直前に近くにあった人形を握りしめ、呪いの言葉をささやきます。彼の悪の魂が乗り移った人形は、次の持ち主となった子どもと母親に次々と災いをもたらしていきます。

母子はその殺人犯を射殺した刑事と協力し、何とか人形を退治することができるのですが、人形の執念深さや問答無用の残忍さに、最後まで気を抜けない展開となっています。

モデルとなったロバート人形とは

チャイルドプレイに登場する人形『チャッキー』のモデルは、フロリダに住んでいた男の子ロバートが、使用人からもらって大切にしていた人形だと言われています。

人形が来てからは、ロバートしかいないはずの寝室から2人の声が聞こえたり、部屋が散らかっているのをロバートが人形のせいにしたりといった、不思議な出来事が続きます。

ロバートの死後も、人形はフロリダの家に置かれたままでしたが、その家の新しい住人もまた不気味な声を聞いたり、人形の顔が変わっていたりといった現象に悩まされます。その後人形は博物館に引き取られ、今もガラスケースの中に保管されています。

死霊館のシスター 2018年

『死霊館』は、超常現象研究家の夫妻が体験した実際の事件を題材に制作された作品です。その後いくつかのシリーズ作品が制作されましたが、いずれも大ヒットを記録し、知らないホラー映画ファンはいないほどの有名シリーズとなりました。

最新作『死霊館のシスター』では死霊館シリーズの始まりとなる物語が描かれています。亡くなった修道女の死の真相を探るため、古い修道院へやってきた神父と見習いシスターが襲われる恐怖シーンの数々は、ホラー慣れしている人でも震え上がるほどの仕上がりです。

シリーズを観ていない人でも楽しめるほか、ずっと謎だった恐怖の原因が明かされるので、ファンも充分満足できる内容となっています。

怖すぎてYouTubeが予告動画を取り下げ

この作品の予告動画は、当初YouTubeで公開されていたのですが、その映像があまりにも怖すぎたため、苦情が殺到する事態となりました。

苦情を受けてYouTubeはその動画を取り下げ、今は観ることができません。予告動画ですらそんなに怖いのですから、本編への期待も高まるというものですね。

見たら終わる系のホラー映画

無意識に見てしまったばかりに、恐ろしい目にあってしまう『見たら終わり』なホラー映画は、避けがたい恐怖と主人公とのギリギリの攻防が見どころです。ここでは日本の超有名ホラー映画と、1980年代のアメリカが舞台の話題作を紹介します。

リング 1998年

『リング』は、現代の日本ホラー映画ブームの火付け役となった名作で、あの『貞子』を生んだことでも知られています。あるビデオを観ただけで、どんな人でも問答無用で1週間後に死んでしまうという理不尽さが、恐怖に拍車をかけています。

身近にあるテレビやビデオが死を呼ぶアイテムとして使われているため、この映画を観ているだけで、実際に呪われて死んでしまうのではと頭の片隅で思ってしまうほどのリアリティを感じます。

今ではすっかり有名になったテレビから貞子が飛び出してくるシーンも、本気で怖いと公開当時は大きな反響を呼びました。

IT それが見えたら、終わり。 2017年

スティーブン・キングのホラー小説が原作の『IT “それ”が見えたら、終わり。』は、不気味なピエロの姿や完成度の高い恐怖シーンの演出が、注目を集めました。

あるとき街にピエロ姿の悪魔『それ』が現れ、姿を見た子どもを次々にさらって殺してしまいます。主人公の弟もその餌食となりますが、『それ』の姿は子どもにしか見えないため、大人たちに助けを求めることができません。

そこで主人公の少年は、仲間と一緒に卑劣な悪魔を倒そうと立ち上がります。仲間の子どもたちは皆、クラスメートからのいじめや大人からの暴力など、悲しい悩みを抱えていました。

弱い立場に立たされるだけだった子どもたちが、恐怖を乗り越えて逆に『それ』を恐怖のどん底に陥れる、感動のラストシーンも魅力の作品です。

ドキュメンタリー調のホラー映画

あたかも現実に起きた出来事のように見せる、ドキュメンタリータッチのホラー映画は、絶妙なリアルさが特徴です。まるで自分もその場に遭遇しているような、生々しいスリルを味わうことができます。

ノロイ 2005年

どこまでが現実でどこまでが創作なのか、わからなくなるほどリアルに作られたホラー映画です。失踪した怪奇作家が残した『ノロイ』というタイトルのビデオ作品を、関係者が再編集して映画にした、という設定で話が進んでいきます。

再編集した映像の一部には、俳優やお笑いタレントを使って撮りなおしたものまであり、観ていると思わずほんとうにあった話なのでは、という恐怖感につつまれます。

ラストに登場する、失踪したとされる作家から送られてきた恐怖映像も、あまりに怖いと評判になりました。

REC 2007年

スペインで制作されたパニック系のホラー映画です。ドキュメンタリー番組のスタッフが、取材現場で遭遇した事件を手持ちのカメラで撮影したという設定で、非常に臨場感のある映像となっています。

舞台は、人間を凶暴化させるという恐ろしい病原菌が発生したアパートです。そこに取材でたまたま訪れてしまったリポーターとカメラマンが、伝染病の恐怖に巻き込まれていきます。

封鎖されてしまった狭いアパートの中で繰り広げられる惨劇に、思わず戦慄してしまうことでしょう。

グレイヴ・エンカウンターズ 2011年

予告動画の再生回数が2000万回を超えるなど、公開前から大きな注目を集めていた作品です。やらせの心霊番組を制作している、全く霊の存在を信じていないスタッフ達が、心霊スポットとして有名なロケ先で本物としか考えられない超常現象に遭遇します。

まるで大がかりなお化け屋敷に一緒に迷い込んでしまったような、新しい恐怖体験ができる作品です。

身の毛もよだつサイコホラー映画

ポルターガイストや幽霊といった見た目の怖さよりも、人の内面からにじみ出る狂気や不気味さがクセになるのが、サイコホラー映画です。アカデミー賞を受賞した世界的に有名な作品と、日本の大物映画監督が手がけた作品を紹介します。

羊たちの沈黙 1991年

アカデミー賞の主要5部門を受賞した、傑作サスペンスホラー映画です。猟奇的な連続殺人事件の捜査にあたるFBIの訓練生は、事件究明の協力を要請するため獄中の元精神科医だった殺人鬼に会いに行きます。

犯人も、捜査に協力する精神科医もサイコパスという異常な状況で起こる恐怖の数々に、まさに身の毛もよだつ思いで引き込まれます。

主演のジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスの名演がその恐怖に拍車をかけ、最初から最後までハラハラし通しの、非常に見ごたえのある作品です。

オーディション 2000年

村上龍原作の同名小説を、三池崇史監督が映画化した作品です。ストーリーは、妻に先立たれたビデオ制作会社の経営者が、オーディションにかこつけて再婚相手を探すところから始まります。

選ばれた女性は陰湿なサイコパスで、主人公の男性がじわじわといたぶられる様子が何とも言えず不気味です。

ネタバレなしで観たい衝撃結末のホラー映画

あっと驚く衝撃の結末も、ホラー映画の楽しみの1つですね。ここからは意外なラストシーンが人気のホラー映画を紹介していきます。気になる結末はぜひ、ご自身の目で確認してください。

キャビン 2012年

この映画は、大学生の仲間5人が訪れた別荘でさまざまな恐怖に襲われるという、ホラー映画ではありきたりな設定で始まります。ところがそんな序盤から一転、ストーリー後半には思いもよらない怒涛の展開が待っています。

通常のホラー映画なら、よみがえったゾンビや悪霊の襲撃を受けて、若者たちが逃げまどうというシーンを期待してしまいますが、この作品ではそんな期待や予想を完全に裏切る結末が待っています。

ライト/オフ 2016年

この映画は、動画再生サイトで驚異的な再生回数を記録した、実際の恐怖映像をもとに制作されています。電気を消すと現れる不気味な何かにおびえる弟と、弟を守るため実家に帰った姉に迫る恐怖とは一体何なのか、結末が非常に気になる作品です。

エスター 2009年

子どもを流産で亡くした悪夢とトラウマに苦しむ夫婦が、孤児院からエスターという少女を養子として迎えます。しかし可愛い外見のエスターは、実はとんでもない本性の持ち主でした。

エスターを演じた子役の演技力が素晴らしく、最後まで緊張感が途切れることなく鑑賞できる作品です。

期待の最新ホラー映画

最後に、2018年11月以降に公開予定の最新ホラー映画を紹介します。この機会に映画館の大きなスクリーンで、新しい恐怖を体験してみましょう。

2018年日本公開 ヘレディタリー/継承

2018年11月30日より公開されることが決定している新作ホラー映画です。亡くなった祖母が家族に遺した忌まわしい何かが、家族を崩壊に追い込んでいきます。

祖母から家族へと継承された正体が何かということと、受け継いだ家族のその後がとても気になりますね。

2019年日本公開 コンジアム

『コンジアム』は、韓国で大きな反響を呼んだホラー映画です。日本では2019年3月23日より、順次公開される予定です。

廃病院を舞台に若者7人が奇妙な事件に巻き込まれるストーリーは、よくある設定ですが、舞台となる病院が実在する心霊体験スポットであることから、とても現実味があり怖い作品となっています。

あまりの恐怖にあえて『怖くない』というレビューが書き込まれたり、韓国で公開後にメインキャストの1人が突然活動休止を発表したりと、話題も豊富です。

ホラー映画で非日常体験を

たった2時間ほどでいろいろな種類の恐怖を体験できるホラー映画は、平和な日常に適度な緊張感を与えてくれます。洋画や邦画を問わず、純粋に楽しめるのもホラー映画の魅力と言えるでしょう。

この記事を参考に、好みのホラー映画を見つけて非日常体験を楽しんでくださいね。

 

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