麻雀で配牌するときの手順とは。悪配牌の時の対処法も解説

2018.12.24

麻雀では最初に配られる牌によって展開が大きく変わります。配牌が悪くて勝てない状態が続くと、意気消沈してしまうこともあるでしょう。しかし悪い配牌でも勝てる可能性が充分あるのが麻雀の面白いところです。配牌の手順と悪配牌への対処法を解説します。

麻雀の対局の始め方

最初に、ゲームをスタートするための準備について、確認しておきましょう。4人のプレイヤーに配る持ち点と、座席や親の決め方など配牌前の流れを紹介します。

持ち点として2万5000点を配る

麻雀では、最初に各プレイヤーに持ち点として点棒という棒状のアイテムを2万5000点分配ります。内訳は1万点棒×1、5000点棒×2、1000点棒×4、100点棒×10と決まっています。

すべてのゲームを終えた後、持ち点から3万点を引いた残りの点数でそのゲームの順位を決めます。3万点と最初の2万5000点との差額5000点はボーナスとして、1位のプレイヤーに与えられます。

このため1位になると、自分の持ち点に5000点×4人分の計2万点が加算されることになります。このボーナスは最後に清算するときに重要な意味を持ちます。最初から3万点ずつ配って、ボーナス点を加算しないというやり方もあります。

場所決め、親決めをする

プレイヤーが座る場所を決めるには、いろいろな方法があります。よく行われているのが東南西北の牌を1枚ずつ用意し、裏返して混ぜたあとに1人ずつ取っていく『つかみ取り』です。

東を取った人が仮東(カリトン)となって先に好きな場所に座り、そこから左回りに南、西、北の順で座っていきます。座ったらすべての牌を裏返してよくかき混ぜ、各自17枚を2段に重ねて34枚の『牌山(ハイヤマ)』を作ります。

次に親を決めます。まず仮東がサイコロを2個振り、出た目を仮東を起点に左回りに数えていき、あたった人が仮親(カリオヤ)となります。仮親がもう1度サイコロを振り、再び仮東から左回りに数えてあたった人が最初の親です。親は東家と呼ばれ、子は左回りに南家、西家、北家となります。

配牌のやり方

親を決めたらいよいよ配牌です。親が振ったサイコロの目を元に、牌を取り始める位置を決めます。配牌の順番や枚数、取り方について見ていきましょう。

まずは親が2つのサイコロを振る

卓の上にはプレイヤーの前に1つずつ、全部で4つの牌山ができています。まず親が2つのサイコロを振って、どの牌山から取り始めるのかを決めます。たとえばサイコロの目の合計が8の場合は、親から左回りに数えて8番目の北家(親の左隣)の前にある牌山となります。

その牌山の列を北家から見て右から数えていき、8列目のところで牌山を分け、9列目と10列目の上下2枚ずつ計4枚を、最初に取ることになります。

ちなみにサイコロの目は2から12までしかなく、プレイヤーは4人ですから、どの目が出たらどのプレイヤーにあたるのかというのは決まっています。たとえば5と9なら東、2、6、10なら南です。これを覚えておくと、ゲームを素早く始めることができます。

配牌の順番

牌は親である東家から取り始め、南家、西家、北家と左回りに順番に取っていきます。取った牌は他の人から見えないように、自分の前に立てて並べていきましょう。

このとき同じ種類の牌があればそろえておくと、わかりやすくなります。各自3回ずつ、合計12枚を取り終わったら次のステップに進みます。

12枚ずつ配牌した後の配牌の取り方

牌を12枚ずつ取ったあとは、親が2枚、子が1枚ずつ取っていきます。ただし親は1列から2枚を1度に取るのではなく、上の1枚だけを取ってから1列とばして、また上の1枚を取ります。

次に南家は、親が13枚目を取った列の下の1枚を取り、西家は親がとばした列の上の牌を、北家はその下の牌を1枚ずつ取ります。最終的に親が14枚、子が13枚となって配牌は完了です。

親は手持ちの14枚の中からいらない牌を捨て、次に南家が1枚引いて1枚捨てる、とう流れでゲームを進めていきます。

チョンチョンという名前で呼ばれることも

親が最後の2枚を上の段から取ることを、その様子から『チョンチョン』と呼ぶこともあります。対して子が最後に1枚取ることは、『チョン』と呼ばれます。

配牌中、自分の牌を確認することに夢中でどこまで取ったかわからなくなることも多いため、『チョン終わった?』などと確認することもあります。

配牌が悪い時の対処法

配牌が終わって手元に来た牌を並べていくと、すべてバラバラで上がるのが難しいのではと感じることがよくあります。このようなときは運が悪いとあきらめるのではなく、できるだけ自分に有利な方向に進めていくことが重要です。

悪い配牌でも作ることのできる役や、負けを回避する方法はないか、探ってみましょう。

配られた牌の可能性を活かす

配られた13枚のうち、せめて2枚か3枚でもそろっていれば、狙える役の幅も広がります。低い点数の役しかできなくても、上がれないよりはマシですから、少しでも上がれるように努力しましょう。

また、思い切って少ないチャンスに賭けるのもおすすめです。たとえば字牌と一九牌だけで作る『チャンタ』や『国士無双』は、難しいですが上がると非常に高得点となります。配牌が良いと逆に狙いにくいので、悪い配牌を活かすには最適な役といえるでしょう。

賢い読み方で守りに徹する

上がることにこだわらずに守り切るのも、配牌が悪いときに有効な対処法です。相手の捨てる牌をよく見て欲しがっている牌を読み、上がらせないようにすれば負けにはなりません。

誰も上がれずに終わる『流局』に持ち込んで、次のゲームで良い配牌となることを期待しましょう。

シャンテン数を意識しよう

上がるまでに必要な『向聴(シャンテン)数』を常に意識しておくことで、配牌が悪いときでも上手に対処できるようになります。シャンテン数の意味と、活用方法について見ていきましょう。

シャンテン数は何を表すか

『シャンテン数』とは、聴牌(テンパイ)になるまでに必要な牌の数のことです。テンパイとはあと1枚来れば上がれる状態のことですから、一向聴(イーシャンテン)はテンパイまであと1枚、上がるまでにあと2枚必要な状態ということになります。

三向聴(サンシャンテン)より二向聴(リャンシャンテン)、さらに一向聴とシャンテン数が下がるほどテンパイに近づきます。シャンテン数が多い状態で高い役を待つよりも、シャンテン数を減らしやすい形を作って素早く上がるという戦略もあるのです。

牌効率を上げる打牌とは

配牌が悪くても、うまくシャンテン数を減らすことができれば勝機はあります。シャンテン数を減らすには、受け入れ牌を増やして牌効率を上げることが効果的です。

受け入れ牌はテンパイに近づくために必要な牌のことで、この枚数が多いほど牌効率が良いといえます。つまり受け入れ牌が多ければシャンテン数が下がりやすくなり、早くテンパイに近づくことになります。

牌効率を上げるには、受け入れ牌を残していらない牌を捨てる『打牌(ダハイ)』が重要です。配牌と引く牌は選べませんが、打牌は自分で決めることができるので、打牌次第で牌効率を上げることができるのです。

牌効率を鍛えるアプリやツールもある

初心者のうちは、どうしても役をそろえることに集中してしまい、牌効率にまで気が回らないものです。牌効率を考えた打牌ができるようになるには、実戦経験を積むことが1番ですが、下記のようなアプリやツールを使ってトレーニングすることもできます。

「牌効率練習アプリ」- iPhone

「牌効率練習アプリ」は、18回ツモる(牌を引くこと)までにテンパイすることを目指す練習アプリです。機能はシンプルですが、空き時間に手軽に練習できます。

牌理ツール~多機能・高機能|麻雀の実力がアップする無料トレーニングツール

この麻雀トレーニングツールを使うと、受け入れ牌の種類と枚数、シャンテン数がすぐにわかります。ドラや一見受け入れ牌でも実は邪魔な牌などを取り除く機能もついているので、より実戦に近い形で練習することができます。

途中流局できる九種九牌

『途中流局』とはゲームを途中で終わらせて、最初からやり直すことです。配牌と最初に引いた牌を合わせた14枚の手牌の中に、字牌と一九牌が1枚ずつ9種類ある場合、『九種九牌』を宣言して途中流局にすることができます。

九種九牌は必ず宣言しなければいけない訳ではなく、宣言するには条件があります。宣言しなかったり、条件を満たせなかったりした場合はそのままゲームが続くので、役を狙うなどの対策をたてる必要があります。

九種九牌を宣言できる条件とは

九種九牌は、9種類の一九字牌が1枚ずつある状態のことです。たとえ9種類そろっていても、同じ一九字牌が2枚以上あると九種九牌とはいえないので注意しましょう。

また、最初の自分の順番が来る前に、他の人が鳴く(ポンやチー、カンをすること)と九種九牌を宣言することはできません。自分が親の場合は大丈夫ですが、南家以降の場合は誰かが鳴いたら、もう宣言できなくなってしまいます。

国士無双を狙うのもありだが確率は低め

九種九牌を宣言できなかったときは、役満(もっとも高得点の役)である国士無双を狙ってもよいでしょう。国士無双は13種類ある一九字牌を各1枚ずつ集め、そのうちのどれか1種類が2枚そろうことが条件です。

九種九牌の場合、すでに9種類は集まっているのであと5枚集まれば上がれるということになります。国士無双ができる確率はたいへん低いですが、通常の配牌から狙うよりは可能性が高いため、チャレンジしてみる価値はあります。

配られた牌を最大限に活用しよう

配牌が悪いと少なからずモチベーションが下がります。しかし投げやりな気分で適当にプレイしていると、勝負の流れを引き寄せることもできなくなってしまうでしょう。

麻雀では、いくら悪い配牌でも工夫次第では高得点で上がることが期待できます。配られた牌をよく見極め、少しでも自分に有利な結果となるよう最大限に活用してください。

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