ホラー映画の2018年公開作品を厳選。あらすじや見どころを解説

2018.12.22

ホラー映画は毎年多くの新作が公開され、人気を集めています。撮影技術や上映設備の向上により、一層リアルな恐怖体験ができるようになったのもその一因です。2018年公開の最新作からおすすめのホラー映画を選りすぐり、見どころなどを紹介します。

本格音響とスクリーンでホラー映画を楽しもう

ホラー映画では、怖いシーンの迫力が最も大事なポイントです。画面いっぱいに映し出される血まみれの悪霊やゾンビ、サイコパスの不気味な表情、謎の足音や響きわたる悲鳴など、視覚と聴覚をフルに稼働させてのめり込むことができれば、観た後の満足感がまるで違うでしょう。

最近はホラー映画を満喫するのに最適な、映像や音響の設備がどんどん充実しています。映画館はもちろん、自宅でも迫力あるホラー映画を観ることができますよ。

映画館の設備がレベルアップ

2018年3月に開業した映画館『東宝シネマズ日比谷』では、最新技術の映像と音響を楽しめる設備を取り入れたことで、大きな話題となりました。

映像が壁の両端いっぱいまで届く巨大なスクリーンや、3D映像に適したパールスクリーンを導入し、角度によるゆがみや見えにくさなどを極力解消しています。

スピーカーも、巨大なスクリーンに合わせて設計された独自のものを使用しており、どの座席にも同じように迫力ある映像や音を届けることができます。

大きなスクリーンとオリジナル設計のスピーカーなら、ホラー映画の魅力を存分に引き出してくれるでしょう。今後このような映画館が増えていくことも予想され、ホラー映画の可能性がますます広がりそうです。

映画館のような迫力を自宅でも

ホームシアターがあれば、自宅でも映画館並みの迫力を楽しむことができます。映像を映し出すプロジェクターと、できるだけ大きなスクリーン、そしてスピーカーをパソコンやDVDプレーヤーにつなぐだけで完成です。

最近では置き場所を取らないスクリーンや、高音質でもスリムな形状のスピーカーが登場しており、価格も手ごろになっています。狭い部屋にも置くことができ、テレビ画面とは迫力がまるで違うので、自宅で映画を観ることが多い方にはとてもおすすめですよ。

2018年上半期公開のホラー映画

最初に、2018年の1~6月に公開された作品の中から、特徴的な3本を選んで紹介します。脚本が魅力のサイコホラー、有名ホラー映画の前日譚、変わった建物が興味深い実話ホラーの順に、見ていきましょう。

聖なる鹿殺し

第70回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した、サイコホラー映画です。家族と幸せに暮らす裕福な心臓外科医がある少年を家に招いて以来、子どもたちが突然歩けなくなったり、目から血を流したりなど次々と異変が起こり、平和な生活は一変してしまいます。

衝撃的な異変の理由が明らかになるにつれて家庭は崩壊、父親の外科医は究極の選択を迫られます。心臓外科医と少年の関係や、タイトルの『聖なる鹿殺し』の意味が非常に気になるほか、少年を演じたバリー・コーガンの怪演にも注目したい作品です。

レザーフェイス 悪魔のいけにえ

1974年に公開され、ホラー映画界に大きな影響を与えた有名な作品『悪魔のいけにえ』の前日譚です。狂気の殺人鬼『レザーフェイス』の過去と、殺人鬼となった理由が、実に44年ぶりに明かされます。

人の皮を継ぎはぎして仮面にするなど、ホラー映画特有のグロテスクなシーンがふんだんに出てくるのは前作同様に楽しめます。さらに、今回は主人公の少年が殺人鬼へと変わっていく過程も切なく描かれ、ただ怖いだけでの映画ではなくなっています。

『悪魔のいけにえ』ファンはもちろん、観ていない方でも充分に楽しめる内容です。

ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷

こちらは実話をもとに映画化された作品です。銃の開発で莫大な富を築いたウィンチェスター家の未亡人が、銃のせいで亡くなった人々の怨霊の存在を信じ込み、逃れるために屋敷の増改築を繰り返していきます。

映画の舞台となった『ウィンチェスター ハウス』は現存しており、カリフォルニア州の歴史的重要建造物に指定されています。38年間毎日増築工事を行った、未亡人の狂気を実感できる幽霊屋敷として有名で、実際に中を見学することもできます。

映画では、未亡人の精神鑑定のため屋敷を訪れた精神科医が1つの怪しい部屋を発見したところから、徐々に屋敷の謎が解き明かされていくストーリーとなっています。映画を観ると、本物のウィンチェスターハウスを見学したくなるかもしれませんね。

2018年下半期公開のホラー映画

2018年下半期にも、いくつかの話題作が登場しています。安心して怖がることができる人気ホラー映画の続編と、新しい恐怖経験ができる作品、血のつながりによって起こるのを避けられない悲劇、以上の3作品を紹介します。

ストレンジャーズ 地獄からの訪問者

実際の事件を参考に作られ話題になった『ストレンジャーズ 戦慄の訪問者』の続編です。2018年7月に『新宿シネマカリテ』の特集企画にて上映されました。

誰もいないオフシーズンのオートキャンプ場で、仮面をかぶった3人組に命を狙われる4人家族の運命を描きます。

人気がなく、助けを呼ぶこともできない場所で襲われるという、ホラー映画にありがちな設定で、ストーリーが単純なので純粋に怖がることができ、前作を観ていなくても楽しめます。

パニックになった家族がとる行動は冷静に見ると滑稽にも感じられますが、自分がもし同じような状況に遭遇したら、と考えるとやはり背筋が寒くなることでしょう。

クワイエット・プレイス

『音を立てたら、即死』という衝撃的なキャッチコピーが話題となった、新感覚のホラー映画です。何かを見たり聞いたりしたら死んでしまうという設定はこれまでにもありましたが、音をたててはいけないというのは斬新で驚かされます。

舞台は音に反応する何かに支配され、荒廃してしまった世界です。息をする音ひとつたてると即死となる理不尽な状況で、なんとか生き延びている1組の家族に、想像を超えた恐怖が襲いかかります。

音をたてないように必死に行動する登場人物を観ていると、こちらも思わず息をひそめてしまいます。うっかり音をたてようものなら周りの人からの視線が集中し、それこそ生きた心地がしないでしょう。

まるで映画の世界に入り込んだような緊張感とスリルが、この映画の最大の特徴となっています。

ヘレディタリー/継承

2018年11月30日公開の、最新ホラー映画です。亡くなった祖母が、家族に遺した何かのせいで奇妙な出来事が頻発し、家族は崩壊していきます。

『ヘレディタリー』とは、先祖代々のものや遺伝性のもののことで、この作品も、祖母から孫娘まで3代にわたり受け継がれた『何か』が、物語の重要な鍵を握っています。

血のつながりによって強制的に継承される、抗うことのできない運命は、鑑賞後もしばらくの間トラウマになってしまいそうな怖さです。

最新ホラー映画でハラハラ、ドキドキの連続を

2018年もたくさんの個性的なホラー映画が公開されました。実話に基づいたものや、前作があるものは、その歴史を振り返ってみると一層楽しめることでしょう。

また、音や遺伝といった、新しい恐怖の要素を取り入れた作品も登場しており、今後ホラー映画がどのように発展していくのかも気になります。

最新作はぜひ、大きなスクリーンや性能の良い音響設備で鑑賞し、押し寄せる恐怖体験に浸ってみてはいかがでしょうか。

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