パチンコは機種も専門用語も多く、初めて遊ぶ時には不安を感じることもありますよね。初心者でも安心して遊べるように、パチンコの金額設定の仕組みや換金率、おすすめの機種はもちろん、はまりすぎないために、やめ時の心得もまとめました。
まずはお店選びから
同じパチンコ店でも、お店によって機種も換金率も異なります。客層が初心者等のライト層か、上級者なのかによって、店側も特徴を変えているのです。
初心者向けの台を揃え、換金率も設定している店舗を選ぶと良いでしょう。
初心者は1円パチンコがおすすめ
パチンコは1玉いくらで借りられるかで、種類が異なります。少額であるほどリスクが低いため、初心者が楽しむのに向いているといえるでしょう。
1円パチンコは、俗に『1パチ』と呼ばれています。負けても勝っても金額の移動が少なく、店舗も良く見かけるので、初心者が練習するにはおすすめです。
逆に、『4パチ』と呼ばれている4円パチンコは、1玉4円という金額が設定されています。勝った時のリターンが大きくなる分、負けたときのダメージも大きくなるのです。
換金率は事前に確認
玉を借りるときも換金するときも価値が同じ場合を『等価交換』と呼びます。ですが、換金率は店舗によって異なるため、事前に確認が必要です。
例えば1玉4円で借りた玉が、換金時3円の価値に下がっていたら、何となく損をしているように思えますが、実は一概にそうとは言い切れません。
高い換金率の店舗では、釘が締められており、大当たりを引く確率が下げられています。
逆に低い換金率の店舗では、釘の間隔が空いており、大当たりを引くチャンスが高くなっていることが多いのです。
そのため、「自分は初心者だから、釘が甘めで当たりやすい台で楽しみたい。一度当たったときの気分を味わってみたい」という人は、換金率が低い店舗を選ぶのもひとつの方法と言えます。
ちなみに、換金率はあくまでもお金と引き換えたときに適用されます。一部の例外を除き、景品と交換する場合は借りた時の玉の価値のままです。
初心者は機種選びも重要
初心者がいきなり難易度の高い機種に手を出すと、痛い目を見がちです。パチンコには機種ごとにどんな違いがあるのか、機種によって要注意な『潜伏確変』とはなにか、確認しましょう。
デジパチとハネ物の違い
デジパチとは、コンピューターによって大当たりなどの抽選が行われるものです。今や、1つの店舗のホールにある80%から90%の台はデジパチとなっています。
ハネ物とは、穴に玉が入ると一瞬だけ開く仕組みとなっている部分を、ハネと呼ぶことからその名がつけられました。
ハネの開いたところをめがけて玉を通し、さらにVゾーンという穴に玉を入れれば大当たり、というアナログパチンコです。
ハネ物は釘の調整や台の微妙な傾き、玉をはじく力加減で、当たりの出方が変わるため、ある程度パチンコを打ちなれている、上級者向けの機種です。
デジパチは、ボーダーラインという判断基準があり、知識があれば「その台を平均で何回まわせば、収支がプラスになるか」を見極めることができます。
そのため、初心者であればデジパチの方がおすすめです。
潜伏確変がある機種には注意
潜伏確変とは、画面にも変わった演出はないのに、台の中では確変状態になっているものを指します。
通常は確変状態の間は、大当たりを引く確率が高い状態になり、電チューサポートにより玉を消費せずに遊ぶことができるのです。
電チューとは、電動チューリップの略です。
電チューサポートは、スタートチャッカーの真下にある、チューリップのような形の部分『チューリップ』が開いた状態になり、台を回すのをサポートしてくれます。
この電チューサポートが無いと、本当は確変状態になっているのに判断がつかず、気づかずに途中でやめてしまう、ということが良くあるのです。
潜伏確変は、セグという画面の下部分に、一瞬だけ出る表示を見て判断することが出来ますが、どちらにしても初心者には難易度が高いため、避けた方が無難でしょう。
甘デジについて知ろう
デジパチは、大当たりが出る確率ごとに分けて名称がつけられています。
大当たりを体験してパチンコの面白さを知るためにも、初心者は甘デジと呼ばれる機種を選ぶのがおすすめです。
大当たりの確率が高い
甘デジは、大当たりまでの可能性が甘いデジパチを意味します。
多くの台が、99回程度回せば、1回は大当たりが期待できるという高い確率が魅力ですが、出玉数が少なめという特徴があるのです。
リスクが小さく、遊びやすいため遊パチとも呼ばれる甘デジは、大当たりを体験してみたい、という人にはぴったりです。
MAX、ミドル、ライトミドルとの差
MAXは、大当たりの確率が1/390程度と低いかわりに、出玉数が多くなるため、勝った時の見返りが大きいというメリットがあります。
MAX機種は2017年度に、大当たりの確率上限を1/320までとする規制が入ってしまったことで、今ではお目にかかれない機種となってしまいました。
今では1/319の確率を持つ、ミドルタイプが実質のMAX機種ともいえるでしょう。
ミドルタイプは、甘デジとMAXの中間的な確率です。大当たりの確率は1/300前後となっています。
ライトミドルタイプは、大当たりの確率が1/150~1/299程度であり、ミドルタイプよりもさらに甘デジに近い機種と言えるでしょう。
この確率による機種表記は、店舗によって異なります。同じ確率でも、ミドルタイプと呼ぶ店もあれば、ライトミドルとする店舗もあるため、完全に線引きするのは難しいのです。
初心者には海物語がおすすめ
海物語は、初心者にもおすすめの甘デジです。初心者は、遊び方が分かりやすく、ローリスクローリターンの機種を選ぶのがポイントといえます。
最初に難易度の高い機種を選ぶと痛い目を見やすい、というのももちろんですが、いきなり大きく勝ってしまうのも問題です。
最初のうちに、高額が動く機種で大当たりしてしまうと、金銭感覚もがマヒしてしまい、継続して楽しめなくなってしまいます。
まずは海物語で、パチンコの楽しさを知りましょう。この機種がなぜおすすめなのか、解説していきます。
演出がシンプルでわかりやすい
海物語のポイントは、演出や大当たりが初心者でも分かりやすいところです。
潜伏確変もなく、特殊なシステムもないので混乱することはありません。数字や絵柄が揃えば当たり、という単純なルールです。
他の機種で打つ時にも役立つ
海物語で遊べば、パチンコの基本的なことは一通り知ることができます。期待値のとり方や玉の動きの見かた、出玉の把握の仕方などの勉強は、他の機種で遊ぶときにも役立つのです。
パチンコ初心者への注意点
せっかくパチンコを楽しむのであれば、いきなり店舗に飛び込んで台に座るのはもったいないことです。
少しでも大当たりを体験できる可能性を高めるため、事前に機種情報を調べておくことをおすすめします。
また、最初のうちから、のめり込みすぎないようにやめ時の目安も知っておきましょう。
打つ前に機種情報を把握する
まずは打つ前に、機種情報を把握する必要があります。潜伏確変があるか、特殊な演出があるか、などは、その機種をはじめて打つときには特に確認したいポイントです。
よく分からないままにとりあえず打ってしまうと、痛い目を見ただけで終わってしまうことが多いでしょう。
今は事前にネットでいくらでも調べることが出来る環境です。自分が打つ予定の機種の情報を確認し、特に潜伏確変のタイミングや、機種の特徴はおさえておくと良いでしょう。
せっかくチャンスが巡ってきていたのに、演出にも気づかずに席を立ってしまった…なんてことも防げます。
やめ時も大事
やめ時の見極めは、パチンコを楽しむためにも大切なことです。
粘りすぎて負けがこんでしまったり、逆に早くやめすぎてせっかくのチャンスを逃したり、どちらのケースもある分、いつがやめ時かは難しい問題です。
人間としての欲も絡むと、どうしても理性的に判断できないこともあります。パチンコは確率論の遊びなので、ある程度数字を使った判断はできるでしょう。
設定を確認し、ボーダーラインを下回る台になっていたり、打ってみても回転数が低い、当たらないと感じたりした時には、一つのやめ時と判断できます。
確率変動中でなければ、実質パチンコはいつをやめ時にしても同じなのです。
回転数が平均の70%まで落ちてしまったらやめる、座った台の期待値が無ければやめる、などの自分のやめ時ルールを決めておきましょう。
パチンコは無理のない範囲で楽しもう
初心者がパチンコをするにあたって、機種や換金率、おすすめの台についてまとめましたが、最も大切なのは、無理なく楽しむことです。
勝つために理論も台の知識も入れたのに勝てない、と熱くなりすぎず、あくまでゲームとして楽しむのが、パチンコとの良い付き合い方でしょう。