麻雀初心者を泣かせるフリテンとは何か。パターン別対処法を紹介

2018.12.19

他家の捨牌を見て「ロン!」といったにも関わらず、あがるどころか『誤ロン』としてルール違反と言われた経験のある麻雀初心者は多いのではないでしょうか。気づかない間にしてしまっているフリテンについて、その特徴と回避方法をまとめて紹介します。

麻雀初心者はほとんどがフリテンを経験?

初心者はもちろん、麻雀を打ち慣れている人もしてしまうフリテンは、勝てるはずの機会を逃してしまうので注意する必要があります。まずはフリテンについての理解を深めましょう。

フリテンだとロンあがりはできない

フリテンとは『ロンができないテンパイ(聴牌)』のことです。フリテンが成立するポイントは、後述で説明していきます。

ですが、よくあるパターンを先にあげると、自分が一巡毎に捨てた牌でテンパイに至ったときや、リーチ後にテンパイで他のプレーヤーの捨て牌を見逃したりしたときにフリテンとなります。

実は、フリテンとなること自体は上級者でもよくあることです。しかし、フリテンになっていることに気づかずにロンあがりをしようとすると、あがれないばかりか罰則があるので覚えておく必要があります。

フリテンはテンパイの状態での捨て牌、およびロン牌の見逃しに適用されるルールです。つまり対局中に待ち牌を変更すれば、フリテンは解消されます。

ロンができればあがる確率が高まる

通常は4面子+1雀頭の形が完成し、役が成立していれば、ロンであがることができます。しかし、フリテンの場合、ロンによって上がることができないため、ツモであがるしか方法はありません。

麻雀は4人で行うものなので、単純にツモよりもロンであがり牌を狙う方が確率が高いといえます。

単純な確率論的で考えるとロンであがる確率が3/4、ツモで上がる確率は1/4となり、あがれるチャンスが3分の1にまで減ってしまうので、できることなら避けたいものです。

フリテン時に気を付けたい反則行為とは

フリテンになるとあがりにくくはなりますが、それだけで罰を課されることはありません。しかし気をつけるべきことがあるので、注意点を紹介します。その前にチョンボ(反則行為)についても理解しておきましょう。

麻雀の反則行為、チョンボとは何か

チョンボとは反則行為のことで、名前は中国語の『ツァホウ(間違ってアガること)』に由来します。チョンボをすると、その内容の重要度に応じて、3段階でいずれかの罰則が課されます。

その種類は、(1)8000点の支払い、(2)1000点の支払い、(3)あがることができないあがり放棄です。

満貫罰符になる誤ロン

フリテンでロンできないことは紹介しましたが、誤ってロンしてしまうことを『誤ロン』と言い、満貫罰符という罰則が科されます。

これは、満貫ツモと同じ点数を支払うという罰です。以下のような支払いを科せられます。

  • 子が誤ロンした場合の支払い:親に4000点、子に2000点×2人
  • 親が誤ロンした場合の支払い:子に4000点×3人

誤ロンは難しいものではなく、気をつけていれば防げるミスです。フリテンにならないよう、しっかりと注意をしましょう。

フリテン以外のチョンボパターン

フリテン時の誤ロン以外にもチョンボはたくさんあります。しっかりと事前にチェックして気をつけたいものです。

以下に主なチョンボを記載しておきますので、覚えておきましょう。

  • 誤ロン、誤ツモ(罰符): ロンやツモを誤って宣言すること。
  • ノーテンリーチ(罰符): テンパイでないのに誤ってリーチすること。しかし、他家があがって、ノーテンリーチしたことが発覚しなければ対象外です。
  • 空ポン、空チー(アガり放棄または供託): 誤ってポン、チーすること。
  • 喰い替え(アガり放棄): 既に完成している順子のチーや刻子のポンをして牌を入れ替えること。
  • 多牌、少牌(アガり放棄): 手牌が規定枚数出ない場合(多かったり少なかったりする)こと。
  • 牌山を崩す(罰符またはアガり放棄または供託): 牌山を崩してしまうこと。
  • 全自動卓の操作ミス(アガり放棄): 誤操作してしまうこと。
  • 先ヅモ(アガり放棄): 他家の順番を抜かしてにツモをすること。

チョンボの罰則は、その局が終わるまで続くことが一般的です。またチョンボの扱いは、雀荘により異なる場合もありますが、マナーとして気をつけるべきです。

フリテンになる4つのケースと対処法

麻雀をするときには、なんとしてもフリテンを回避したいものです。ここからはフリテンになる主なケースを4つにしぼり、それぞれの対処法を紹介していきます。まずは捨て牌についてです。

待ち牌(両面、多面待ち)を捨てる

テンパイになったとき、あがり牌が河にある状態がフリテンです。多くは序盤に捨てていることが多いでしょう。最も多いフリテンの形がこれです。

麻雀では最終的にどういう組み合わせを作るかを考えながら、一巡ごとに不要な牌を捨てていきます。その組み合わせを変更している間に、当初想定していた形とは異なる引きを繰り返してしまい、その結果、起こってしまうのです。

ロンを避けツモであがろう

あがり牌を捨てているにもかかわらず、気づかずにロンを宣言するとチョンボとなってしまいます。

河にあるすべての牌が対象になるので、確認するのも慣れないうちは大変ですが、テンパイとなったら、必ず捨て牌をチェックするようにしましょう。

そして、ツモであがれるタイミングを待てば、チョンボを避けることができます。フリテンになっていることが分かったら手を変えて、あがる形を変更してしまう方法も考えられます。

この判断は難しいですが、他家の状況も考慮すると、ツモあがりを探るよりも有益な場合もあるでしょう。

リーチ後にフリテンになる場合と対処法

続いて、リーチ後に気をつけるべきポイントを紹介します。

リーチ宣言をしたらあがり牌を見逃さない

リーチ宣言後は、自分の捨て牌のみならず、誰かが捨てたあがり牌を一度でも見逃してしまうとフリテンになります。複雑な手になってしまい、待ちが分かりづらい場合にありがちです。

テンパイでリーチを宣告すると『立直』という役になるため、役を成立させたいときにリーチを宣言します。もちろん他の役が成立していて、無駄に他家に警戒感を与えたくない場合は宣言しなくてOKです。

ツモであがれるローカルルールもある

麻雀ではローカルルールが存在することもよくあります。事前に確認しておきましょう。

その1つが『フリテンリーチ』。フリテンとリーチが両方ある状態で、他家の打った牌があがり牌だった場合、それを見逃してもチョンボとはならないことがあります。

フリテンリーチOKであれば、あがり牌を見逃してもツモあがりが許されます。メジャールールではフリテンリーチOKの場合が多いようですが、場によって異なるため、対局前にルールをしっかり確認しておきましょう。

同巡内でフリテンになる場合と対処法

ではリーチをしなければ、フリテンを気にせずいつでもロンアガリできるのかというと、そうではありません。リーチなしのテンパイ時、同巡内で気をつけるべきポイントがあります。それは、あがり牌が捨てられたときに見逃し、ロンしなかった場合は、次の自分のツモ番が終わるまでロンできないということです。

鳴きによってツモする順番が抜かされる

見逃してロンしなかった場合といいましたが、場合によっては相手によってロンしたくないというケースもあります。

たとえば、1位の他家からロンすれば逆転できるものの、2位や3位の人からのロンでは1位になれないという場合などは、わざとアガリを見逃して、ターゲットの人からの直撃を待つことが考えられます。

初心者にはここまで考えながら対局するのは難しいですが、麻雀は早くあがることはもちろんのこと、どのような役であがるか、誰を狙うかも大切なのです。

再び自分の順番が来るのを待つ

ここまで紹介してきたように、ロンであがれるにもかかわらず、そのチャンスを逃したときは、ロンあがりをすることができません。

つまり自分がチャンスを逃したあとに、他家があがり牌を捨てたとしてもロンであがれないのです。しかしこのルールは、一巡で解消されるので、次に来る自分の順番を待ちましょう。

シャボ待ちでフリテンになる場合と対処法

シャボ待ち(正式にはシャンポン待ち)とは、テンパイであがりを待っている際の形の1つです。3つのメンツが完成していて、トイツ2組になっている場合を指します。

もうすぐあがりというタイミングですが、フリテンとならないように気をつけるべき場面でもあります。

捨て牌を見逃さない

麻雀では、どの役を成立させるかも重要です。より点数の高いものを成立させるために、あえてロンを見逃すことがありますが、注意しておきたいことがあります。

たとえばリーチをする前に見逃してしまった場合、同巡内なのでフリテンです。また、前述したように、リーチ後の見逃しもフリテンになってしまうため、要注意です。

順子や刻子だけでなく、シャボ待ちにもフリテンがあることを覚えておきましょう。

ツモが再び巡回ってくるとフリテン解消

もしリーチをする前に捨て牌を見逃した場合は、1巡して次の自分の番が回ってくればフリテンは解消されます。

役を成立させることと、ロンあがりのタイミングはトレードオフです。初心者だけの悩みではなく、麻雀が上達しても悩ましいもので、議論を呼ぶ点といえます。

これが麻雀の奥深さであり、多くの人を魅了するポイントです。難しさ の裏にある楽しさは、麻雀をプレイすればするほど分かるもの。だからこそ、誰もが陥りやすい『フリテン』にならないように、気をつけて楽しみましょう。

フリテンの回避方法を学んでゲームに勝つ

今回は、麻雀で気をつけたいフリテンについて、また罰則行為についても詳しく紹介しました。実際に牌で再現してみると、理解しやすいのですが、フリテンとなるケースや場面は、言葉ではなかなか表しにくいものです。

プレイに熱中しすぎて見逃さないように、しっかりと確認して、チョンボしないように気をつけましょう。

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