麻雀を始めたばかりの大人の男性で、役がどうしても覚えられずに困っている人はいませんか?たくさんある麻雀の役をすべて覚えるのは大変です。初心者が知っておきたいポイントとともに、役と点数の覚え方を紹介します。
麻雀の役の覚え方
一般的な麻雀の役の種類は約40種類です。初心者にとって、これらの役をすべて覚えるのは時間がかかってしまうので大変です。
ここでは、役とは何か?また初心者が押さえておきたい役の種類について解説しましょう。
役は上がるために必要
麻雀とは、上がりを競うゲームです。ただし、役が無いと上がれません。
役には、手役と状況役の2タイプがあります。上がりの形で決まるのが手役です。また、上がったときの状況で決まるのが状況役です。
まずはよく出る役から覚えていく
ただ闇雲に役を覚えるのではなく、まずはよく出る役から覚えていきましょう。
よく出る役は、麻雀の役の基本である『メン・タン・ピン』と呼ばれる3種類の役をはじめとする全5種類が挙げられます。これらの役は、初心者~上級者まで幅広いプレイヤーによく使われる役なので、まずはこれらの役から覚えていきましょう。
頻出の1翻役一覧
麻雀で最も頻出度が高い役を1翻役と呼びます。1翻役一覧は下記のとおりです。
役 | 特徴 |
リーチ | ■ メンゼンでテンパイして、リーチをかけることで成立
■ ポン・チー・カンの副露(鳴き)をした場合には、リーチは使えない |
ファンパイ | ■ 三元牌もしくは条件を満たした風牌を刻子か槓子で集める
■ 副露をしてもOK |
タンヤオ | ■ 数牌の2から8のみで、アタマと4つのメンツを完成させる |
ピンフ | ■ メンツをすべて順子で完成させる
■ アタマに役牌がつく字牌は使えない ■ 待ちの形は、両面待ちもしくは両面待ちが複合した多面張でなければならない |
メンゼンツモ | ■ 副露をせずに自分のツモだけでテンパイまでもっていき、完成したら上がりを宣言して手牌を開く
■ メンツの組み合わせや待ちの形はなんでもOK |
イッパツ | ■ リーチをしてから1巡以内にロンまたはツモがあれば成立する
■ 1巡以内に副露があった場合には消滅する |
イーペーコー | ■ 牌の種類、数の並びがまったく同じ順子を2組作れば成立する
■ 副露をしている場合には成立しない |
ホウテイロン | ■ 1局の最後に、誰かが捨てた牌(ハイテイ牌)でロン上がりする方法
■ メンツはなんでもOK ■ 副露していてもOK |
ハイテイツモ | ■ ハイテイ牌でツモ上がりする方法
■ 副露していてもテンパイしていればOK ■ メンツはなんでもOK |
リンシャンカイホー | ■ カンをしたあとのリンシャン牌(カンしたときにツモる牌)で上がる方法
■ メンツの組み合わせ、待ちの形は何でもOK |
チャンカン | ■ 誰かがポンをした牌の残りの1枚を持ってきてミンカンをしたときに、その牌が自分の上がり牌だったときにロン上がりする方法
■ メンツの組み合わせ、待ちの形は何でもOK ■ 副露してもOK |
点数の覚え方はシンプル
1翻役を覚えたら、次は点数を覚えていきましょう。点数は、役を覚えるよりも簡単です。なぜならば、点数には優先して覚えるべき点数があります。その点数さえ覚えておけば、それを基本に規則に従って計算することで、他の点数も算出できるからです。
ここでは、初心者にも簡単に覚えられるシンプルな点数の覚え方を紹介します。
親上がりの点数は1.5倍になる
点数が多い方が麻雀では勝ちですが、その点数は自分が親のときに上がると1.5倍の点数になります。
役の点数は、符点と翻数を用いて算出されます。符は20~110符を元にし、1~13までの飜数に対応した点数があり、それらの点数は親と子、また上がり方によっても異なります。
親と子、それぞれ3つずつの点数が重要
点数計算をするためには、まず親と子のそれぞれロン点での1翻30符・40符・50符の3つずつの点数を覚えましょう。点数は下記のとおりです。
符数 | 親 | 子 |
30 | 1500点 | 1000点 |
40 | 2000点 | 1300点 |
50 | 2400点 | 1600点 |
これらの6つの数字を覚えておけば、20符、25符、60符、80符、100符の点数は計算で算出できます。符を倍にし、翻数から1引いたときの点数は同じです。
たとえば、20符2翻の点数と40符1翻は同じ点数です。
ただし、例外である70符・90符・110符の点数は、規則が無いため計算では算出できませんので暗記してしまいましょう。また、70符以上は3翻~満貫になるので、とりあえずは2翻までの点数を覚えておくとよいでしょう。
符数 | 親 | 子 | |
1翻 | 70符 | 3400 | 2300 |
90符 | 4400 | 2900 | |
110符 | 5300 | 3600 | |
2翻 | 70符 | 6800 | 4500 |
90符 | 8700 | 5800 | |
110符 | 1万600 | 7100 |
役や点数は打つ回数をこなして覚えよう
打っていくうちに、次第によく使う役や点数などがわかるようになります。麻雀の役や点数を早く覚えたい人は、打つ回数を増やしましょう。
実際に人と打つのも役立ちますが、打ち牌が遅い人と対局すると1回の対局時間が30分以上かかる場合もあります。
1回の対局の時間を短く、何回も打ちたい人はコンピューター相手に対局するのも良いでしょう。
ここでは、初心者が手軽に麻雀を無料で楽しめるアプリやサイトをそれぞれ1つずつ紹介します。
おすすめのスマホ用麻雀アプリ どこでも麻雀
『どこでも麻雀』は、スマホで手軽に麻雀が楽しめるアプリです。無駄な演出などが無く、1回の対局時間も短くなっているので、シンプルに麻雀を打ちたい人におすすめです。
このアプリの最大の特徴は、役を覚えきれていない初心者でも安心して打てるように役一覧表が付いている点でしょう。
また、上がれるときには画面上に大きく『ロン』や『ツモ』などのボタンが表示されるのでプレイをしていくうちに、いろいろな役を覚えることも可能です。
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PCでコンピューター対戦が可能 麻雀Flash
『麻雀Flash』は、無料で麻雀ができるパソコンサイトです。こちらのサイトでも、初心者にわかりやすく役を一覧で解説してくれています。
スマホよりも大画面のPCで麻雀を楽しめる点と、シンプルさが特徴です。打ち方のスピードも自分で設定できるので、時間がなくてもサクッとプレイできます。
役や点数を覚えるなら実践が得策
麻雀の役はたくさんあり、点数計算に慣れるまでは時間がかかります。しかし、何回も打っていくうちに、次第に覚えていくので回数をこなしてみましょう。