麻雀の役満の種類と出やすさを解説。組み合わせの条件や注意点

2018.12.18

麻雀が好きな大人の男性は、役満を出したいと思っている人も多いのではないでしょうか?高得点なだけに、難易度も高い役満ですが、いくつかの種類があり種類によっても出やすさが異なります。役満の種類や条件について解説します。

麻雀の役満とは

麻雀には、約40種類もの役があり、難易度によって翻が決められています。そのなかでも、得点が最も高い役が『役満』です。

ここでは、役の点数計算に必要な符計算など、細かい計算をすべて取っ払った麻雀の最高得点である役満について解説します。

最高点の役で、どんでん返しを狙える

役満は、最高点の役なので、難易度が簡単で、初心者でも作りやすい1範の役に比べると、30倍以上の得点差があり、もし自分が最下位だったとしても、役満を出せばどんでん返しも狙えます。

得点が高いということは難易度も高く、頻出度もかなり少ないです。そのため、最初から役満を狙っている人はあまりいません。

しかし、絶対に役満が作れないということではないので、しっかりと役満の種類と条件を頭に入れておけば、手牌の役満フラグを見逃さずに済みます。

親と子の点数はこんなに高い

役満の最高得点は、子の点数が3万2000点です。また、親は子の1.5倍の点数になるため、4万8000点にもなります。

仮に持ち点がギリギリまでなくなっていたとしても、役満を上がるだけで一発逆転も夢ではありません。最後の最後まで大逆転のチャンスがある役満は、麻雀のロマンを象徴する存在ともいえます。

役満の中で最も出る確率の高い役は?

いくつかある役満の種類の中でも、最も出る確率が高い役はどんな役でしょうか?少しでも出やすい役満であれば、ぜひ挑戦してみたいものです。

また、出やすい役満を知っておくことで、自分で狙えるようになるだけでなく、他プレーヤーが狙っていることを知ったときの防御にも役立ちます。

ここでは、最も出る確率の高い役満を紹介します。

暗刻を4つそろえる四暗刻

役満のなかで、最も頻出度が高く、上がりやすいと言われている役が『四暗刻(スーアンコー)』です。

四暗刻は、門前(鳴かないこと)で面子を全て4組の暗刻(3つの同じ牌から成る面子のこと)でそろえて成立する役です。すべて刻子で作られる四暗刻の待ちの形は、騎乗待ちもしくはシャンポン待ちになります。

簡単に出るわけではない

なぜ四暗刻が役満なのかというと、それば刻子を4つもそろえることはとても難しいからです。

ある程度のスピードも必要ですが、スピードだけではありません。刻子を4つそろえようとしても、『他の人が先に上がってしまったら…』などの不安がつきまといます。

手牌に対子や刻子がたくさんあると、ついトイトイ(鳴きOKで4つの刻子を作る2翻役)や、三暗刻(3つの刻子を作り、残りの1組は鳴きOKの2翻役)で早く上がってしまおうかな?と考えてしまうこともあるでしょう。

四暗刻を成立させるには、役満のチャンスを必ずモノにするという強い精神力も必要となります。

出やすいと言われる役満はあと2つ

役満のなかでも、最も頻出度が高い四暗刻のほかにも、あと2つ比較的頻出度が高いと言われている役があります。

ここでは、その2つの役に関して紹介しましょう。

国士無双

『国士無双(コクシムソウ)』は、麻雀を打っている人ならば、またそうでない人も、誰もが1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

麻雀のアガリの基本形は、4つの面子と雀頭を作ります。しかし、国士無双は、その麻雀の基本形から全く外れた形の役です。

全7種類ある字牌、そして数牌の1と9をそれぞれ1牌ずつ集めます。さらにそれらの集めた牌のどれかを対子にすれば成立します。使える牌の種類が多いことから、出やすい役満と言われています。なお、国士無双で鳴きはできません。

バラバラの字牌と、一般に使いづらいといわれる1・9牌をすべて集めた「ダメな手牌の集大成」が一転して『最強の役』になるというのは、なんともロマンのある話です。

大三元

『大三元(ダイサンゲン)』は、四暗刻・国士無双に並んで『役満御三家(出やすい役満3種類の呼び名)』の1つです。

役の作り方は、三元牌のすべての種類の牌を、刻子または槓子でそろえます。鳴いてもOKなうえに、役満の中では使う牌の種類が最も少ないので、作りやすい役満とも言われています。しかし、注意しなければならない点があります。

責任払いに注意

大三元には、他の役満ではあまり見られない『包則(パオ)』という責任払いのルールがあります。3つの三元牌のうち、2つをポンして完成させている人に、3つ目の三元牌をポンさせた人に発生するペナルティーのことです。

そのプレーヤーが大三元で上がった場合には、点数を支払う義務が生じます。プレーヤーに振り込んだ場合もしくはツモ上がりされた場合には、全額支払わなければなりません。

また、誰か他のプレーヤーが振り込んだとしても、最後のポンをさせて大三元の成立を手助けした責任として半額を支払います。

その他の主な役満の種類

一般的なルールでの役満は全部で12種類あります。先に紹介した役満御三家を除いた役満のなかで、頻出度の比較的高い役満3種類を紹介します。

緑一色

『緑一色(リューイーソー)』は、その名前のとおり緑色の牌だけを使って面子をそろえる見た目が美しい役満です。使える牌は發、2~4・6・8のソーズと全6種類に限られます。

全ての手配の面子を緑色の牌でそろえれば成立します。緑色の牌であればOKなのですが、ルールによっては發を使用しなくてはならないケースもあるのでプレイする前に確認しておきましょう。

字一色

『字一色(ツーイーソー)』も、名前のとおり字牌のみでそろえる役満です。字牌は、三元牌と風牌の全部で28枚ありますが、そのうちの半分の14枚をそろえなくてはなりません。

字一色は、字牌を1雀頭4面子で集める方法と7組の対子で集める七対子の形の2種類あります。

鳴きがOKな字一色ですが、字牌は基本的に序盤で捨てられていく可能性が高いため、中盤から狙っていくのは難しいです。配牌の時点で字一色を狙えるかどうかを判断したほうがよいでしょう。

清老頭

『清老頭(チンロウトウ)』は、すべての面子と頭を数牌の1・9牌だけでそろえる役満です。老頭牌(ロウトウハイ)と呼ばれる数牌の1・9牌だけを使って作る役なので清老頭と名付けられました。

使える牌は、マンズ・ピンズ・ソーズの1・9牌の全6種類のみです。字牌が1面子でも入ると役満ではなく、4翻の『混老頭(ホンロウトウ)』に下がってしまうので注意しましょう。

順子で集めることができないので、必然的に刻子で集めなくてはなりません。鳴きがOKなので、門前ですべて集める必要はありませんが、あまり鳴いていると狙いがばれてしまう可能性も高くなります。

難易度最高レベルの役

役満のなかでも、最も頻出度が低いと言われる役が4種類あります。これらの役は、長年麻雀を打ってきた人でも遭遇したことが無いとも言われることから、難易度が非常に高いことがわかります。

難易度が高すぎて狙う人が少なく、実力はほとんど関係ありません。しかし、運よく配牌に恵まれた場合には、狙えるチャンスを逃してしまわないように頭に入れておきましょう!

ここでは、難易度最高レベルの役満である九蓮宝燈・天和・地和・四槓子の4種類を紹介します。

出したら死ぬ、とまで例えられるレア度

『出したら死ぬ』とまで例えられているほどのレアな役満が2種類あります。出現率は0.0005%以下とも言われ、まず出ないと考えてよいでしょう。

1つ目のレアな役満は、九蓮宝燈(チューレンポウトウ)です。マンズ・ピンズ・ソーズの数牌どれか1種類で1の刻子1組と2~8までの牌をそれぞれ1つずつ、9の刻子1組をそろえ、最後に1~8までの数牌のうちどれか1つを組合せて作る役です。役満の王様とも呼ばれています。

2つ目のレアな役満は、天和(テンホー)です。親のときでないと成立しない役で、配牌の時点ですでに上がりの形ができていれば成立します。役の中でも最も頻出度が低く、伝説の役と呼ばれています。天和で上がるのは、実力とは全く関係なく、運がよいとしか言いようがありません。

地和、四槓子も激レア

出したら死ぬとまで例えられる役満の王様・九蓮宝燈と伝説の役・天和のほかに、地和(チーホー)と四槓子(スーカンツ)もレア度が高い役満です。

天和は、親のときのみチャンスがある役です。しかし、地和は子のときにチャンスがある役のことです。子は、配牌の時点で13枚しか牌が無いため、最初の自摸(第1ツモ)で14枚そろったときに上がりの形になっていれば成立します。しかし、その前に誰かの鳴きが入ってしまうと、不成立となります。

四槓子は、役満の中でも九蓮宝燈に次いで難易度が高い役です。鳴きのカンを4回行って、4組の槓子を作ることで成立します。4組の槓子の作り方は、鳴いて他プレーヤーからもらっても、ツモで集めてもどちらでもOKです。ただし、カンは1局のなかで、全プレーヤー合わせて4回までと決まっているので注意しましょう。

役満の複合とは

役満がもし、2組できた場合などは、役満は複合できるのでしょうか?公式には、役満が最も高い点数(上限)と決められています。そのため、上がった時点で2つ以上の役満が同時に作れたとしても、役満としての点数しかもらえません。

しかし、役満の複合を認めている場も存在します。認めている場においては、上がった時点で役満が2つ以上作れたとき、完成した役満の数×点数(親なら4万8000点、子なら3万2000点)の点数がもらえます。

ここでは、役満の複合について解説します。

一部の雀荘やオンラインゲームで認められている

公式には認められていませんが、一部の地域の雀荘では、役満の複合を認めているところもあります。また、最近では『役満の複合あり』を取り入れたオンラインゲームも出てきました。

いずれの場合においても、場によって決まりが異なることもあるので、プレイする前に、ルールを確認しましょう。

ダブル役満

『ダブル役満』とは、上がった時点で役満が同時に2つ作れている、または特定の条件下で役満を上がったときに成立していることです。

たとえば、發3枚・白3枚・中3枚をそれぞれ手牌に抱えながら、もう1つの刻子と雀頭をもって門前で上がったとしましょう。この場合、『四暗刻』と『大三元』が両方成立していることになります。このように、2つの役満が重なって成立している状態を『ダブル役満』といいます。

ダブル役満が認められるルールの場合、点数は単純に倍になります。子は6万4千点、親ならばなんと9万6千点になりますから、これはほぼ勝利を手中に収めたといっていいでしょう。

また、役満が2つ成立していなくても、ダブル役満と認められる場合もあります。『四喜和(スーシーホー)』と呼ばれる大四喜や四槓子の2つの役はとても難しい役なので、単独でもダブル役満とされることもあります。

そのほか特定の条件をクリアしていれば、認められるパターンもあります。特定の条件には、下記のものが挙げられます。

条件
四暗刻単騎(スーアンコウタンキ) 四暗刻で頭を単騎待ちで上がる
国士無双(コクシムソウ)13面待ち 国士無双で手牌13枚のうちどれかで上がる
純正九蓮宝燈(ジュンセイチューレンポウトウ) 九蓮宝燈を9面待ちで上がる
發なし緑一色(ハツナシリューイーソー) 發を含まない緑一色で上がる

ただし、ダブル役満が認められるからと言って、上記のすべてが認められるとは限らず、ハウスルールや仲間内でのルールによって違うので、事前に確認してください。

トリプル役満

『トリプル役満』は、役満を3つ同時に作って上がることです。

ダブル役満で紹介したように、『四暗刻』はさまざまな役満と組合せることができるため、トリプル役満の成立には必須と考えておきましょう。

ローカルルールである数え役満

役満を組合せるなどの以外にも、ローカルルールと呼ばれる一部で取り入れられている決まりがあります。

ここでは、『数え役満』について解説しましょう。

小さな役を複合して13翻になった場合

数え役満は、役満でなくても役を組み合わせた翻数が『13翻以上』になった場合、役満と同じ点数が与えられることです。

難しい役満が出なくても、比較的出しやすい小さな役を複数つくって、翻数が13以上になれば役満と同じ点数がもらえます。一発逆転のチャンスも大いにあります。

ただし、数え役満の場合、最高得点は役満の点数と決まりがあるので、ダブル役満やトリプル役満はありません。13翻以上はいくつであっても、役満の点数のみが付与されます。

また、13翻には場ゾロ(どんな上がりであっても必ず付与される2翻のこと)は含まれませんので注意しましょう。

ドラや、出しやすいリーチで稼ぐのもあり

数え役満は、役満で上がったときの翻数が13翻以上であっても、役満とは複合されないため、数え役満とはならず、役満での上がりとして計算されます。

比較的簡単に作れる小さな役をいくつが完成させる数え役満は、役満よりも簡単そうに思われますが、実は、役をたくさん成立させることも役満同様にとても難しいことなのです。

数え役満を成立させる場合、多くは『ドラ』が活用されていることが多いです。ドラは場の状況によっては最大で8種類まで増えますので、これをうまく使えば数え役満も夢ではありません。また、『リーチ』で翻数を稼ぎつつ、裏ドラを狙うこともポイントの1つです。

ローカル役満と呼ばれるマイナーな役

麻雀の役は、一般的なルールのもとでは全部で37種類あります。しかし、そのほかにも一部の限定された場所でのみ採用され、公式の場ではあまり出番のないローカル役と呼ばれる役も多数存在します。

ここでは、ローカル役のなかで最高点数のローカル役満について紹介します。

最もよく知られているのは大車輪

あまり聞いたことがないローカル役のなかでも、比較的よく知られているローカル役満が『大車輪(ダイシャリン)』です。

オンラインゲームや公式な場などでは使えない役ですが、親しい仲間内との麻雀では、この役を使って楽しめるため知っておいて損はありません。

大車輪とは、ピンズの2~8を七対子の形で完成させれば成立するローカル役満のことです。門前のみでそろえなければならないので、難易度はとても高いです。

小車輪、四連刻などが採用されることは少ない

ローカル役満には、有名な大車輪のほか大車輪に関連した『小車輪』、同色の刻子を4連続の数牌でそろえる『四連刻』などいくつかあります。

しかし、それぞれの場の取り決めで作られているローカル役満ゆえに、点数や定義の揺れが生じています。

ローカル役は、あくまでもローカルで麻雀を楽しむための役であり、麻雀プロ団体などの公式の場で採用されていないので、知名度はあまり高くありません。

これらの理由もあり、一部のローカル役を採用している麻雀オンラインゲームや雀荘においても、大車輪はOKでも小車輪や四連刻などのローカル役はNGなところがほとんどです。

もし、小車輪や四連刻などのローカルルールで遊ぶときには、点数や定義についてお互いに確認をすることが大切です。

役満のチャンスは見逃し注意

一般的なルールでの役満は全部で12種類あり、そのほかにもローカル役満なども存在しています。まずは、基本の役満12種類のなかでも出やすい役満御三家を覚えておきましょう。

役満は、実力に関係なく運だけで巡り合える可能性もあります。事前に役満のいろいろな種類について知っておくだけで、役満のチャンスを見逃すことがなくなるでしょう。

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