ビールが美味しい『グラスの選び方』とは?素材別メリットや注ぎ方も解説

2020.11.09

ビールグラスの素材や形状は、ビールの美味しさを左右します。それぞれの特徴やメリットを知り、シチュエーションに合ったアイテムを選びましょう。いつものビールをさらにおいしくする注ぎ方のポイントやおすすめの温度についても紹介します。

ビールグラスの種類を知ろう

家庭でビールを飲む時は、ビールグラスの形状にもこだわってみましょう。グラスの形状を変えるだけで、見た目だけでなく味わいや泡立ちも変わります。ビールグラスにはさまざまな形がありますが、代表的なものを見ていきましょう。

定番のビアジョッキ

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『ビアジョッキ』はビアホールや居酒屋などで使われているおなじみのビールグラスで、筒のように真っすぐな形状をしています。飲む時に自然とあごが上がり、ビールが喉にスッと流れていく爽快な感覚が味わえるでしょう。飲み口が厚いので、ビールがまろやかに感じるのもビアジョッキの特徴です。

ジョッキの取っ手や厚いガラスは、手の温度が伝わってビールがすぐにぬるくなるのを防いでくれます。容量は350~500mlが一般的なサイズとなっていますが、中には木製や金属製のジョッキもあります。

  • 商品名:東洋佐々木ガラス ビールジョッキ 500ml 日本製 食洗機対応
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膨らみが特徴のパイントグラス

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『パイントグラス』は、1パイント(568ml)の容量を持つビール専用グラスで、英国のパブなどで用いられています。形状は円錐形の先を切ったような『コニカル』と、グラスの上縁か5cmほどの部分が膨らんだ『ノニック』の2つのタイプが主流です。ノニックの膨らみは、重ねた時にグラス同士がはまりこむのを防ぐ役割があります。

手にしっくりとなじみ、ビールジョッキ同様に爽快なのどごしが味わえます。

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泡が持続するヴァイツェングラス

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『ヴァイツェングラス』はドイツの伝統的な白ビール『ヴァイツェン』を飲むのに適したグラスで、背が高く、中央部が膨らんだ『ベル型』をしているのが特徴です。傾けたグラスを垂直に戻す時、膨らみ部分でビールが渦を巻いて泡が生まれますが、この泡は、グラス内に風味や香りを閉じ込めるふたの役割を担います。見た目が美しく、風味が長く楽しめるのがヴァイツェングラスのメリットです。

容量は、500mlのビールを注ぐと泡を含めてちょうど1杯になります。

  • 商品名:シュピゲラウ(Spiegelau)ビールグラス クリア 700ml ビールクラシックス ヘーフェ・ヴァイツェン
  • 参考価格:3,040円(税込)
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素材の違いとメリットをチェック

ビールグラスの形状に続き、重視したいのが『素材』です。多くのビールグラスは『ガラス製』ですが、陶器や金属などのグラスも注目されており、それぞれに独自のメリットがあります。

スタンダードなガラス製

ビールグラスとしてよく使用されているのが『ガラス製』です。他の素材と違って、色合いや泡の立ち具合が分かるので、舌だけでなく、ビールのおいしさを目で見て味わうことができるでしょう。

ガラスは加工が容易なため、さまざまな形状や厚さのものがあります。例えば、薄く繊細なガラスのグラスは、唇に当たった時の感触が少なく、ビール本来の味わいやのどごしがダイレクトに分かります。

厚みのあるジョッキは、ビールの冷たさを逃がしにくく、最後までフレッシュなビールが味わえるでしょう。

同じガラス製であっても、背の高い細身のピルスナーグラスや丸みを帯びたヴァイツェングラスなどの種類があります。たくさんの選択肢の中から、好みや用途に合わせて選べるのもガラス製の魅力と言えるのではないでしょうか。

泡が消えにくい陶器

陶器製のビールグラスは温かみのある自然な風合いがおしゃれです。見た目の良さだけでなく、素焼きでできた表面の凹凸はきめ細やかでクリーミーな泡を作るのにおすすめです。

後ほど詳しく説明しますが、ビールにとって泡は、苦みを吸着し、鮮度や香りが発揮するのを防ぐ『ふた』のような役割をになっています。陶器製のビールグラスは他の素材よりも泡が長持ちするため、最後までおいしくビールが味わえるでしょう。

底面はざらざらした素焼きになっていることも多いですが、口の部分にはつるつるした釉薬を施すなど、ビールの泡立ちや香りなど、唇に触れた時の触感が計算されているものもあります。

保冷性に優れる金属製

金属製は、ガラスや陶器と相対して『保冷性』に優れているのがメリットです。金属製でも素材ごとに特徴が異なりますので、シーンに合わせることもポイントです。

例えば、ステンレス製は丈夫で錆びにくい上、グラスに水滴が付きにくいのがメリットです。保冷性も抜群で、キャンプやバーベキューなどのアウトドアにもおすすめとなっています。

銅製やアルミ製は、熱伝導率が高く、キンキンに冷えたビールを注ぐとあっという間にグラス全体が冷たくなります。繊細で美しい鎚目模様のデザインが多いの魅力でしょう。

見た目にも美しい銀色の錫(すず)は、高級感があり食卓をワンランク上に見せてくれます。雑味を取り除いて味をまろやかにする水質浄化作用があるため、ビール本来の繊細な味わいがしっかりと感じられるでしょう。

ビールの注ぎ方にも工夫をしよう

お店で飲む生ビールがおいしいのは、ビールサーバーの力といっても過言ではないでしょう。泡とビールの比率やクリーミーな泡立ちは素人ではなかなか真似できません。

注ぎ方のポイントを押さえて、少しでもお店のビールに近づけましょう。

さらにおいしくなる三度注ぎ

ビールの本場であるドイツやチェコでは、ビールを泡立てながらゆっくりと3回に分けて注ぐ『三度注ぎ』が用いられます。

泡がふたの代わりになって、香りや炭酸の抜けを防ぐため、フレッシュで香り高いビールが味わえるのです。どのように三度注ぎをすれば良いのか、下記の方法を見ていきましょう。

  1. グラスをテーブルに置き、底面に向かってビールをグラスの1/3まで注ぐ(途中から勢いをつけて注ぐと、グラスが泡でいっぱいになるので注意)
  2. 上部の粗い泡が消えたら、縁から泡の下にビールを注ぎ始め、グラスから1cmほど泡が盛り上がるまで注ぐ(盛り上がった泡がグラスの縁よりも下がる前に三度目のビールを注ぐ)
  3. 三度目は、泡がグラスの縁から2cmほど盛り上がるようにゆっくりと注ぐ

ビールと泡の割合

おいしいビールは、ビールと泡の割合が7:3です。泡には、香りの発揮や炭酸の抜けを防ぐ他に、ホップの苦味成分を吸着する役割があります。そのため、泡の量が極端に少ないと、液体に苦みが集中してしまうのです。

液体の上に3割の泡があることで、ビール本来の芳醇な味と香りが楽しめます。

冷やしてさらにおいしいビールを

世界にはビールを常温で飲む国も多くありますが、日本人はキンキンに冷えたビールを好みます。ビールがおいしい温度とは何度を指すのでしょうか?

ビールの適温

ビールの発酵は『上面発酵』と『下面発酵』に分けられ、それぞれの方法で作られたビールを『エール』『ラガー』と呼びます。

ラガーはすっきりとしたのどごしが特徴で、4~8℃の温度がおすすめとなっています。冷凍庫で凍る直前まで冷やす人もいますが、成分の凝固や濁りの原因になりますので、冷やしすぎにも注意が必要です。

一方、エールは芳醇な香りを持つものが多く、冷やしすぎるとせっかくの香りが感じられなくなってしまいます。10℃前後が適温となっていますので、季節によっては常温で楽しむのも良いでしょう。

泡立ちは低温の方が長持ちしますが、香り立ちは常温に近い方がしっかりと感じられます。様々な方法を試しながら、自分好みの温度を見つけましょう。

缶ビールを急速に冷やすには

買ったばかりの常温のビールを飲み頃まで冷やすとなると、冷蔵庫で約4時間はかかります。「今すぐに冷たいビールが飲みたい」という時は、氷と食塩を使いましょう。

ご存じの通り、氷と食塩は、一緒に混合することで急速に低温が得られる代表的な寒剤です。

水、氷、大さじ3杯の食塩を投入したボールの中に缶ビールを浸しておくだけで、通常の氷水よりも急速に温度が下がっていきます。あっという間に1℃を切ってしまうので、タイミングを見計らいましょう。

プレゼントにもおすすめのビールグラスを紹介

ビールのおいしさを引き立てるとっておきのビールグラスを紹介します。いつもとは雰囲気の違う高級なグラスは、ビール好きの友人や結婚祝いなどにプレゼントすると喜ばれるでしょう。

松徳硝子 うすはりグラス

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1922年創業の老舗ガラスメーカー『松徳硝子』の人気のビールグラスです。ゆるやかな曲線のフォルムは鼓(つづみ)をモチーフにしているそうで、見た目の美しさだけでなく、手に持った時のフィット感も良いものとなっています。グラスが唇に触れた時の違和感が少なく、お酒の味わいや口当たりがダイレクトに感じられるのも魅力でしょう。

木の専用箱に入った2本セットなので、結婚祝いや新築祝いのギフトにぴったりです。容量は缶ビール1本分と同量の355mlです。

  • 商品名:松徳硝子 うすはりグラス
  • 参考価格:5,880円(税込)
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バカラ ロックグラス ペア

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『バカラ』はブランス東部のロレーヌ地方から始まった世界有数のクリスタルガラスメーカーで、フランス王ルイ15世によりガラス工場設立が許可されて以来、高品質なクリスタルガラス製品を作り続けています。フランスをはじめ、多くの国の王室御用達となっており、美しい輝きの出るカッティングと透明度は、一度目にした人を虜にすると言われています。バカラのロックグラスは飲み物の味わいを引き立てる透明感と美しいフォルムが特徴です。価格は高いものとなっていますが、大切な人へのプレゼントにすると喜ばれるでしょう。

  • 商品名:バカラ ロックグラス ペア
  • 価格:4万5800円(税込)
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ビアタンブラー ステンレス

(rakuten.co.jp)

飲み物の温度をキープする真空二重構造のステンレスタンブラーです。二重構造なので表面に水滴が付かず、熱いものを入れても手にやけどをする心配がありません。見る角度によって表情が変わるダイヤカットは、美しいだけでなく持ちやすさも抜群です。ピカピカしすぎないマットな色合いは、普段の食卓はもちろん、オフィス使いやアウトドアにもおすすめです。

320mlの飲み切りサイズの他に、一回り大きい420mlサイズもあります。

  • 商品名:ビアタンブラー ステンレス(320ml)
  • 価格:2,178円(税込)
  • 楽天:商品ページ

専用のビールグラスでおいしく飲もう

ビールの美味しさは、グラス・温度・注ぎ方で決まると言っても過言ではありません。いつものコップを専用のビールグラスに変えると、見違えるほど美味しくなることもあるのです。

見た目が美しいグラスは、食卓や空間を上品に見せる効果も期待できるでしょう。

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