『ミリオンダラー』ってどんなカクテル?発祥や由来・作り方も解説

2020.10.16

カクテルには実は日本で生まれたものも多いのをご存知ですか?今回は日本で生まれたジンベースのショートタイプカクテル「ミリオンダラー」について、誕生の歴史や作り方をまとめてご紹介していきます。

「ミリオンダラー」とは?

「ミリオンダラー」は、ジンをベースにスイート・ベルモットの鮮やかな赤色とパイナップルジュースのトロピカルな味わいが華やかなショートタイプカクテルです。日本発祥のカクテルと言われていますが、一体どのようにして誕生したのでしょうか?

日本発祥の「横浜カクテル」

「ミリオンダラー」が誕生したのはなんと大正時代。明治時代から横浜グランドホテルの総支配人となったイギリス人のルイス・エッピンガーが、元バーテンダーの力を活かして来日してから考案したと言われています。

ルイスはこのホテルで「ミリオンダラー」を含めて2つのカクテルを考案しており、横浜グランドホテルで誕生したことから「横浜カクテル」とも呼ばれています。ピンク色の華やかな見た目と、パイナップルジュースのトロピカルな味わいが日本から世界に広まり人気になりました。

別名「100万ドル」カクテル?

「ミリオンダラー」とは日本語で「100万ドル」という意味ですが、この2つは別々のカクテルとして知られています。実は「ミリオンダラー」の誕生前からジンではなくシャンパンベースで作る「100万ドル」というカクテルが海外で誕生しており、ルイスがそれを日本でジンベースにアレンジしたものが「ミリオンダラー」だと言われています。

「ミリオンダラー」の作り方

トロピカルな味わいが魅力の「ミリオンダラー」ですが、メインの材料の他にもレモンジュースやシロップ、とろけるような舌触りを生み出す卵白などが使われています。一見難しそうに思えるカクテルですが、作り方は意外と簡単です。

材料

  • ドライ・ジン 30ml
  • パイナップルジュース 15ml
  • スイート・ベルモット 10ml
  • レモンジュース 10ml
  • グレナデン・シロップ 1tsp(ティースプーン1杯)
  • 卵白 1/2個
  • カットパイナップル(お好みで)

レシピ

  1. 全ての材料をシェイカーに入れ、しっかりと混ざるまでシェイクする。
  2. カクテルグラスに注ぎ、カットパイナップルを添える。

カクテルグラスの他に、ロックグラスに氷と一緒に注いでもOKです。

もう一つの横浜カクテル「バンブー」

ルイスが考案した2つの「横浜カクテル」。もう一つは「バンブー」と呼ばれるショートタイプの辛口カクテルです。トロピカルな「ミリオンダラー」とは正反対の、日本の竹をイメージしたワインベースのカクテルはキリリとした味わいが特徴です。

海外では食前酒として人気のカクテルですが、日本の清酒と同じ程度の度数であることから和食とも相性が良いとされています。日本にやってきた旅行者がレシピを持ち帰り、海外にも広まったと言われています。

また、ドライ・ベルモットではなくスイート・ベルモットで作る「アドニス」というカクテルのバリエーションとしても知られており、ニューヨークで人気だった「アドニス」をルイスが日本のインスピレーションを受けアレンジしたとも言われています。

材料と作り方

材料はお好きなドライシェリー45ml、ドライ・ベルモット15ml、オレンジビターズ 1dash(1ml)。材料を素早くステアして、カクテルグラスに注いで完成です。

日本から世界へと広まったカクテル

いかがでしたか?海外で親しまれていたカクテルが、アレンジされ再び日本から世界へと広まったカクテル「ミリオンダラー」。また違った味わいを持つ「バンブー」とともに、「横浜カクテル」を味わってみてはいかがでしょうか?

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