麻雀ゲームに必要なチーの基礎知識やルール。ポンやカンの手順も紹介

2018.12.16

麻雀に慣れるまでは用語やルールを覚えることができず、本当は使える戦術やルールを見逃してしまうことがあります。今回は、麻雀の基礎知識のまとめと、鳴きの中でも少し複雑な『チー』について詳しく説明します。

麻雀ゲームの流れや基本的なルール

麻雀が難しいと捉えられるのは用語の発音、ルールが多いことなどが挙げられます。まずは流れと基本的なルールをチェックしながら、用語に慣れていきましょう。

麻雀ゲームの流れ

まずは麻雀ゲームの流れを知っておく必要があります。細かなルールは気にせず、大まかな流れを把握しておきましょう。

  1. 座席と親を決める 正式にはサイコロと牌を使用して座席を決めますが、任意で好きな席を選ぶことも多いです。座席についたら点棒が25000点あるか、確認しましょう。 座席が決まったら親決めです。麻雀は4人でプレイするもので、1人が親、3人が子という役割を担います。4人のプレイヤーは東(トン)、南(ナン)、西(シャー)、北(ペー)と呼ばれ、親は東になります。親の役割は次の章で詳しく説明しますが、親から反時計回りに各プレイヤーを南、西、北と名付けます。
  2. 洗牌、牌山を作る 『洗牌(シーパイ)』とは牌をよく混ぜることです。トランプでいうシャッフルと同じ意味を持ちます。全員で洗牌したら、各プレイヤーは牌を17枚を2段に積みます。これを『牌山(ハイヤマ)』といいます。
  3. 配牌 『配牌(ハイパイ)』とは、親は14枚、子は13枚の牌をそれぞれ取ることです。これが各プレーヤーが持つ手牌です。
  4. 対局開始 いよいよ対局開始です。麻雀は牌山から1枚取り、手牌がから1枚捨てることを通じて、誰が最も早く完成形であがるかを目指すゲームです。始まりは1枚多く持っている親が1枚捨てるところから始まり、順番は反時計まわりに巡ります。
  5. 終局、点棒の授受 誰かがあがるか、牌山がなくなれば対局は終わりです。終了時点での点数を確認し、点棒を授受します。

基本的なルール

そもそも麻雀とはどのようなゲームなのでしょうか。

麻雀とは牌を1枚とって、1枚捨ててということを繰り返しながら、決められているあがりの形(4面子1雀頭)をいかに早くつくり、最終的な点数を競うゲームです。まずは基本的なルールを紹介します。

  • 人数と役割 麻雀は原則4人でプレイします。4人の中から1人が親、3人が子という役割を担います。
  • 親と子 親は子の1.5倍の得点能力を持ち、同じ親の方がより多くの得点を獲得することができます。その一方で、麻雀ではツモ(あがり牌を自分で引き当てる)であがった場合に他の3人が点数を分担して支払いますが、子があがった場合の親の支払いは子の2倍です。
  • 順番 自分が牌を1枚取って1枚捨てたら、反時計回りに回ります。
  • あがるには4面子1雀頭を揃える 4面子1雀頭とは、牌で3枚の組み合わせを4つ、2枚の組み合わせを1つ作ることです。組み合わせは2パターンあり、数字が連なる数牌(シュウパイ)を揃える場合と、同じ種類の牌を揃える場合があります。 麻雀に必要なもの一覧
  • あがる方法はロン、ツモ 4面子1雀頭まであと1枚で待っている牌を『あがり牌』といいます。あがり牌を他人が捨てた場合のあがり方が『ロンあがり』、自分の順番で自分でとった場合は『ツモあがり』といいます。
  • あがるには4面子1雀頭を揃える 4面子1雀頭とは、牌で3枚の組み合わせを4つ、2枚の組み合わせを1つ作ることです。組み合わせは2パターンあり、数字が連なる数牌(シュウパイ)を揃える場合と、同じ種類の牌を揃える場合があります。
  • あがるには役を成立させる 4面子1雀頭に加えて、『役』という条件を満たす必要があります。最低で1つ以上の役が必要で、役は全てで約40種類ほどです。

麻雀に必要なもの一覧

麻雀で使用する道具を紹介します。

  • 牌(ハイ) 麻雀で最も大切な道具といえます。さまざまな数字や記号がプリントされており、34種類136枚を使用します。
  • 麻雀卓 麻雀専用のテーブルです。最近は全自動卓と呼ばれる、牌を混ぜたり並べたりすることを、すべて自動で行ってくれるものが主流です。
  • サイコロ 親を決めたり、配牌(対局開始時に各プレイヤーが牌を取得すること)を開始する位置を決めるのに使用します。
  • 点棒(テンボウ) 麻雀は、最初に持ち点25000点で対局を開始し、終了時の点数を競います。一般的な点棒は白いもので、10000点、5000点、1000点、100点の4種類があります。
  • 起家(チーチャ)マーク 表に東、裏に南と書いてあるオレンジの板状のものです。麻雀では各プレイヤーを東西南北で呼びます。親を東とし、座席で反時計回りに南、西、北と自動的に決まります。

チーに関する基礎知識

鳴きの中で、ポンの次に頻出なのがチーです。チーをするときには、ポンとは違う条件もあるので、しっかり基礎を理解しておきましょう。

3枚の順子を作る鳴きのことをチーと呼ぶ

チーとは、順子(シュンツ。3枚の連番の数牌で揃えた面子のこと)をつくる鳴きです。塔子(ターツ。あと1枚で順子というとき)に、他家がその牌を捨てた場合に自分のものにすることができます。

他家が河に牌を置いたら、「チー」と発声することで成立します。

チーをするための条件

ただし、チーをするには条件があります。

  1. 手牌の中に塔子があること
  2. リーチを宣言していないこと
  3. 対象が自分の上家(カミチャ。左側の人)であること
  4. 最新の捨て牌であること

特に3は要注意です。ポンは誰からでもできるのに対して、チーは上家が対象です。

チーをするときの流れと注意点

いざ上家からチーするときに、どうすればいいのでしょうか。その流れと注意点を紹介します。チーは完成形に近くのを早めるかわりに、デメリットもあります。しっかり考え、鳴くべきタイミングで使いましょう。

チーをするときの流れと牌の晒し方

まず上家が捨て牌したところで、「チー」と発声します。

手牌からチーの対象の牌を晒す必要があるので、手牌の右横に手牌を並べます。そして上家の河から牌を取得し、その牌を一番左に横に倒して置きます。

仮に1〜3の牌で、もともと持っていたのが1、3とします。2を取得した場合、順番に並べずに2を左側に置きましょう。

テンパイ状態になってもリーチができない

チーだけでなく他の鳴きの場合も共通ですが、鳴くとリーチをかけつることができません。先にリーチを宣言していた場合は鳴けないので、両方を使うことはできないということです。

とにかくあがり形を作れば、役がなくてもリーチで役をつくれるという安心感があります。しかしチーをすると使えなくなってしまうので、注意しましょう。

そのためにも、1役だけでなく、複数の役をつくれるように練習したいものです。

食い下がりが起こりやすくなる

チーを含め鳴くことで欲しい牌が手に入ることはもちろん、役をつくりやすくするというメリットがあります。

たとえば数牌1種類と字牌で揃える『混一色(ホンイーソー)』という役があり、とてもなかなかつくることができないので難易度の高い役です。

ちなみに役の難易度によってレベル分けされており、混一色は3翻の役です。

鳴くことで難しい役をつくりやすくなりますが、鳴くと2翻の役となり、得点が下がることがあり、これを『食い下がり』といいます。

それでも役を成立させられるならチーした方がいいということもよくあるので、最終的にどういう形をつくりたいのか、考えながら鳴きましょう。

守備能力が低下する場合がある

チーすることで手牌のうち3枚を他家に教えることになってしまいます。1回であれば、さほど影響はないかもしれませんが、チーを含め複数回鳴いた場合、あがり牌を予想されやすくなり、ロンあがりが難しくなるのです。

チー以外にもある。鳴きの種類と特徴

『ポン』『カン』についてもチェックしておきましょう。

対子を刻子にする。ポン

ポンとは、3枚の刻子(コーツ)を揃えるために鳴くことです。2枚の種類の牌がある 対子(トイツ)の状態で、他家の捨て牌を取得することができます。

ポンするための条件は3つあります。

  1. 手牌のなかに対子があること
  2. リーチを宣言していないこと
  3. 最新の捨て牌であること

チーとの違いは、チーの対象は自分の上家(カミチャ。左側の人)のみですが、ポンは誰からでもOKです。

ポンするには、他家が捨て牌したところで、「ポン」と発声します。チーと同じように、手牌からポンの対象の牌を晒す必要があります。手牌の右横に手牌を並べて、他家の河から牌を取得して置きます。

置き方はチーと異なります。ポンは、上家から取得した場合は一番左の1枚を横向きにします。下家(右のプレイヤー)からの場合は一番右を横向きに、対面(正面のプレイヤー)からの場合は、真ん中を横向きにして置きます。

同じ牌を4枚そろえる。カン

カンとは、槓子(カンツ。4枚同じ種類の牌を揃えた面子のこと)を揃えることです。手牌に刻子がある場合、他家が捨てた牌を取得するか自分でツモることができます。

自分でツモるというところに違和感があります。しかし、カンの特徴はポン、チーとは異なる点があり、カンをすることによりドラが増えることなのです。

これはメリットになりますが、他家にとってもドラが1つ増えるので、デメリットでもありるのです。

次に、カンをするための条件は3つあります。

  1. 手牌に刻子があること
  2. 最新の捨て牌であること
  3. 1局につき4回まで(全員で)

カンするには、まず「カン」と発声して揃った槓子を表を上にして場に晒します。

そして嶺上牌(配牌を取り始めた場所の隣の4枚の牌のこと)からツモをします。4枚組の槓子を作るカンの場合は、ツモを忘れると牌が1枚足りなくなるので注意しましょう。

この後は暗槓(配牌または自分がツモをした牌のみで槓子を作ること)の場合はカンドラをめくって、打牌します。明槓(暗槓以外の手法で槓子を作ること)の場合は打牌してから、カンドラをめくります。

チーやポン、カンをすると無効になるもの

鳴くと、無効になってしまうものもあります。

対子を7組揃える。チートイツ

七対子(チートイツ)とは、対子(トイツ。同じ牌が2つ揃っている状態)を7組つくることで、2翻役です。しかし2枚1組×7の状態で鳴くと、当然ながらその形が崩れるので役もなくなってしまいます。

第1ツモであがる。チーホー

地和 (チーホー)とは、子にのみ適用される役で、配牌された13枚の牌で既にテンパイとなっていて、第1ツモであがり牌をツモしたに成立します。

しかし地和は前の人が鳴いた場合、成立しません。地和が成立するかは強運ですが、前の人が鳴いてしまうというのは不運でしかありませんね。これは防ぎようがありません。

ルールや注意点を理解してチーを極めよう

チーを含む鳴きは、いつでも使えばいいというものではありません。そのメリットとデメリットを考慮した上で鳴くと、有効です。またチーする際の流れは、きちんと確認しておきましょう。

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